ひょんなところで | ぼくは占い師じゃない

ぼくは占い師じゃない

易経という中国の古典、ウラナイの書を使いやすく再解釈して私家版・易経をつくろう! というブログ……だったんですが、最近はネタ切れで迷走中。

私事ですが……って書き出しもヘンですね。
これ、ブログだもん。
全部私事です。
 
この四月から学生になりました。
専門学校ですが。
易占の専門学校……ではありません。
 
それで、20年以上ぶりの入学式とか、
あとまあ、お酒大好きなもんで、
花見とかあって、ちょっと更新をサボったりして。
細く長く……を目指していますので、
こういうことはちょくちょくあるかもしれませんが、
とにかく続けます。
 
ええと、その学校の「校歌」というのがあって、
その2番になるんですが、
冒頭に「沢山咸」というコトバがでてきて、
ちょっと「おっ」と思いました。
 
「沢山咸」。
 
「たくざんかん」と読みます。
 
なんだと思います?
ここまで読んでこられた方は、
沢が八卦の兌(だ:コード番号2)で、
山が八卦の艮(ごん:コード番号7)であることには
すぐ気がつかれたと思います。
 
易システムの本体は、
八卦をふたつ組み合わせた六四卦であるということは
3月25日のログにも書きましたが、
これを大成卦といいます。
 
「沢山咸」というのはこの大成卦のひとつで、
上の八卦が「兌」、
下の八卦が「艮」の、大成卦です(図を見てね)。


 たくざんかん

意味は「陰陽の二要素がお互いに感応しあう」ということですが、
まあ、打てば響く、というか、相思相愛というか、
非常に感度の高い様子を示した卦ですね。
結婚なんかには大変よろしい、といわれます。
 
「沢山」は「わあ、いっぱい!」ではなくて、
上の八卦が「兌」で、下の八卦が「艮」であることを示す、
記憶の補助のための符牒で、末尾の「咸」が、この大成卦の名前です。
もともとの易経には、この名前(卦名)しか乗っていません。
 
さて、ぼくの出席番号なんですが、27番でした……
 
沢山咸のコード番号そのもの。
いや、ウソじゃないです。
作ってもいません。
 
関心を持って観察していると、
よくあるんですってば、こういうことは。