八卦シリーズ6/8:八卦における人物のイミ | ぼくは占い師じゃない

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易経という中国の古典、ウラナイの書を使いやすく再解釈して私家版・易経をつくろう! というブログ……だったんですが、最近はネタ切れで迷走中。

坎。
水です。
陰にはさまれて真ん中に陽があるカタチから、
真心といったイミもある。
水はどんな器に入れられても、
そのカタチに従うから、
真心があるとされる、という観方もあります。
穴、落ち込むというイミも別にあります。

でもいままでの説明で一番腑におちないのは、
(3)人物のとこじゃないでしょうか。

すべて陽のコード番号:1、乾がお父さん。
すべて陰のコード番号:8、坤(後述)がお母さん。
結局、その間の2から7までの6つの八卦は、
お父さんとお母さんの子供たちというわけです。

八卦はそれぞれ、陰または陽3つの線(爻)からできていますが、
人物に関しては、陰と陽で少ない方の爻に着目して意味づけされています。
この坎の場合は、陽爻ひとつに陰爻二つですから、
真ん中の陽爻に着目するわけです。

長男でも末っ子でもない、真ん中にいる男(陽)。
だから「中男」ってわけです。

この陽爻が一番下の段にいくと、上から、





となって、
これは、最初に生まれた男の子、つまり長男をあらわします。
すでに説明しました、コード番号:4、「震」の卦です。

同様に、この陽爻が一番上の段にいくと、上から、





となって、
これは、最後に生まれた男の子、つまり末っ子をあらわします。
つぎに説明します、コード番号:5、「艮」の卦です。
そうです、
爻は、下から数えていきます。

-----------------------キリトリ線----------------------------
(1)コード番号:6
(2)総合:水。まごころ、苦労/困難、縁の下の力持ち
(3)人物:中男(年齢または位が中ほどの男)
(4)身体の部分:耳
(5)数字:一、六
(6)季節:冬
(7)色:黒、白
(8)味:塩辛