坎。水です。
陰にはさまれて真ん中に陽があるカタチから、
真心といったイミもある。
水はどんな器に入れられても、
そのカタチに従うから、
真心があるとされる、という観方もあります。
穴、落ち込むというイミも別にあります。
でもいままでの説明で一番腑におちないのは、
(3)人物のとこじゃないでしょうか。
すべて陽のコード番号:1、乾がお父さん。
すべて陰のコード番号:8、坤(後述)がお母さん。
結局、その間の2から7までの6つの八卦は、
お父さんとお母さんの子供たちというわけです。
八卦はそれぞれ、陰または陽3つの線(爻)からできていますが、
人物に関しては、陰と陽で少ない方の爻に着目して意味づけされています。
この坎の場合は、陽爻ひとつに陰爻二つですから、
真ん中の陽爻に着目するわけです。
長男でも末っ子でもない、真ん中にいる男(陽)。
だから「中男」ってわけです。
この陽爻が一番下の段にいくと、上から、
陰
陰
陽
となって、
これは、最初に生まれた男の子、つまり長男をあらわします。
すでに説明しました、コード番号:4、「震」の卦です。
同様に、この陽爻が一番上の段にいくと、上から、
陽
陰
陰
となって、
これは、最後に生まれた男の子、つまり末っ子をあらわします。
つぎに説明します、コード番号:5、「艮」の卦です。
そうです、
爻は、下から数えていきます。
-----------------------キリトリ線----------------------------
(1)コード番号:6
(2)総合:水。まごころ、苦労/困難、縁の下の力持ち
(3)人物:中男(年齢または位が中ほどの男)
(4)身体の部分:耳
(5)数字:一、六
(6)季節:冬
(7)色:黒、白
(8)味:塩辛