八卦シリーズ5/8:易システムのシンボリズム | ぼくは占い師じゃない

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易経という中国の古典、ウラナイの書を使いやすく再解釈して私家版・易経をつくろう! というブログ……だったんですが、最近はネタ切れで迷走中。

さて、巽。
風です。
吹き渉る風。
そっと入ってくるすきま風から、
アラシまで。

ところで毎回載せている以下のリストの「(4)身体の部分」で、
なぜ、風が「股」なんでしょう。
ちょっと想像つきませんよね。

風にマタで……マタに風が吹く…
わーった!ノーパンだぁ!

連想としては上出来ですが、この場合はちがいます。
上の図を見ていただければ判ると思いますが、
この巽のシンボルは上から、

陽(つながった線)
陽(つながった線)
陰(きれた線)

となってまして、一番下の切れた線(陰)のところが、
二股に分かれたように見えます。
だから、「股」。
ようするに八卦の記号「みたまんま」からつけたイミなんですね。
前回の「震」では「(4)身体の部分」は「足」となっていますが、
これは、震の「動く」というイミ自体からきているイミです。

このように、易システムでは柔軟に、
自由に連想して意味づけされています。
「(2)総合」における基本の意味さえ外さなければ、
自由に解釈してもよい、ということでもあります
(と、ぼくは思っています)。

なお、(5)数字、(6)季節、(7)色、(8)味はそのかぎりではなく、
こちらは五行学説と結びついて、機械的に導かれたイミです。

じゃ、「(3)人物」はどうやってイミづけられたのか。

そのへんは、次回に書きたいと思います。

-----------------------キリトリ線----------------------------
(1)コード番号:5
(2)総合:風。風のたより、うわさ、ジプシー
(3)人物:長女(年齢または位が上の女)
(4)身体の部分:股
(5)数字:三、八
(6)季節:春
(7)色:青、碧、緑
(8)味:酸味