実は、易経には、八卦を使った占いというのは載っていません。
オリジナルには八卦占いというのはないわけです。
易システムの本体は八卦を二つ組み合わせた六四卦です。
いきなり六四卦にいってもいいのですが、
まずはこのシステムの扱いに慣れてもらうために、
八卦で占いをやってみよう!
と、こういうわけです。
八卦が判れば、六四卦の理解も、
いきなり六四卦に接するよりも、
格段にスムースにいきます。
記録には残っていませんが、歴史的な経緯からいって
最初に八卦が開発されて、それだけでシステムが使われていたであろう、
ということを何かの本で読んだことがあります。