ウラナイのタイプ | ぼくは占い師じゃない

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易経という中国の古典、ウラナイの書を使いやすく再解釈して私家版・易経をつくろう! というブログ……だったんですが、最近はネタ切れで迷走中。

ウラナイにはいろんなタイプがあります。

たとえば、非常に長いスパン(一年、十年、あるいはその人の一生)をみるのを得意とするもの。
占星術や、算命(推命)などはこれにあたると思います。
一方、比較的短いスパンをみるものにカード占いや、ルーンのようなものがあります。

易システムは後者に当たるタイプのもので、
どちらかというと日常的な決断や、
ちょっとしたことなどにも向いているように思います。

なにからきざしを読み取るか、ということでもいろんなタイプがあります。
その人の誕生日を含む暦をベースにするもの。
人相・手相などその人の身体的特徴をベースにするもの。
カード、コイン、ダイスなど、「偶然性」を利用するもの。

易システムは最後のタイプなわけです。
「」をつけましたが、この「グーゼン」といういう言葉がクセモノでして。
なんかこー、「グーゼン」というとものすごくいい加減な感じがするわけですね。
いきあたりばったりというか、タマタマ~っていうか、
あてにならんゼぇ、ってことです。

「そう。その通りだ。サイの目や、コインの裏表には後にも先にも偶然以上のイミがあるわけないだろ。いまさらナニ言ってんだ」

と、ゆるぎない確信をもっておっしゃる向きにとっては、
残念ながら、易システムは利用するにはあまり向いていないシステムかもしれません。

いや、まて、グーゼンとはいっても……
なんかあるかも……

心の隅のそのかすかなちらつき(フラート)が、易システムへの招待状です。