グラデーションをつけてみよう(その2/3) | ぼくは占い師じゃない

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易経という中国の古典、ウラナイの書を使いやすく再解釈して私家版・易経をつくろう! というブログ……だったんですが、最近はネタ切れで迷走中。

昔の人が考えた、陰陽を二つ組み合わせたパターンは、こんな具合です。

[(1)陰中の陰]:陰だけ。純粋に「陰」です。陰の極地です。年老いた陰、老陰ともいいます。「陽」の要素はカケラもありません(潜在しているのですがあらわれていない)。
[(2)陰中の陽]:老陰のような状態はいつまでもつづきません。陰の中にチラリと陽のきざしが見えた状態。

やがて陰と陽の状態は逆転し、こんどは陽が旺盛になってきます。

[(3)陽中の陽]:陽だけ。純粋に「陽」。陰が旺盛なときと同様、老陽ともいいます。
[(4)陽中の陰]:そして、その陽の中に今度は陰のきざしが見えた状態。

やがて陰と陽の状態は逆転し、こんどは陰が旺盛になってきます。

ちょっと抽象的でしょうか?

たとえば季節でいうとこんな感じ。

[(1)陰中の陰]:冬;生き物の活動は最小限度。省エネモードです。
[(2)陰中の陽]:春;寒さの中にも生命の活動が始まります。
[(3)陽中の陽]:夏;生命活動MAX。
[(4)陽中の陰]:秋;夏のなごりの中にも冬のきざしが。生き物たちは省エネモードに入る準備をします。

最近は地球温暖化の影響で季節もこの限りではなくなってきているようですし、都市生活者というイキモノにはあてはまらないかもしれませんが、イメージはつかんでいただけるかと思います。