易システムのルール | ぼくは占い師じゃない

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易経という中国の古典、ウラナイの書を使いやすく再解釈して私家版・易経をつくろう! というブログ……だったんですが、最近はネタ切れで迷走中。

さてお話を、陰と陽のペア、四つの組み合わせのお話に戻します。

カンタンにふりかえっておきますと、
YES(純陽)NO(純陰)だけではチョット表現力が足りないので
間にいくつか段階を設けたのでした。

[(1)陰中の陰]:陰だけ。純陰。
[(2)陰中の陽]:陰の中の陽のきざし。
やがて陰と陽の状態は逆転。
[(3)陽中の陽]:陽だけ。純陽。
[(4)陽中の陰]:陽の中の陰のきざし。
……

このあとはどうなるんでしょう?

実は、
やがて陽と陰の状態は逆転して、
(1)へもどるのです。

つまり、(1)と(4)は「はじめ」と「おわり」ではなく、
ウロボロスのようにつながっていて、
永遠に変化し続ける一連のプロセスの中の一ステップに過ぎないとうことです。
これに関連して、易システムにはいくつかの原則があります。

[ルールその1]:ものごとのはそれがいかに複雑に見えても、その基本は単純(陰と陽みたいに)。

[ルールその2]:陰は陽へ、陽は陰へ、変わってしまう。
       そういう可能性を「常に」はらんでいる。
       つまり、ある一定の状態のまま、
       変化しないものはなにひとつとして、「ない。」

[ルールその3]:「変化し続ける」というその法則自体は、変化しない。

このシステムをを使うときはこのルールをいつもどこかアタマのスミにでも置いといてください。