がん 癌 ガン 「食道がん」との遭遇 一念庵 陽春 -2ページ目

同室の人たち 7月12日(火)

今日は風呂に入ったことだけがイベントだった。

明日の判決待ちだ。


自分のことは他に何も無いので、同室の人たちを紹介して見よう。現在6人部屋に5人入

っている。皆、食道がんである。(ここ、大阪狭山市の近畿大学医学部付属病院の食道がん外科は最近有名らしい。私と同じ95病棟には数十人の患者が入院している。多分皆がんではないだろうか。)

さて、同部屋の人たちだが、私以外は4人とも再入院である。うち一人だけ手術無しで、放射線と抗がん剤で治療されている。この人が一番元気そうだ。二人目の方はステントを入れている。今回の入院で入れたのか、広げたのか判らない。医師、看護師以外とはしゃべらない、寡黙な人だ。毎晩痰が絡んで苦しそうである。後2人は転移再発かなぁ、食道、リンパ腺、胆のうまで切って(半年以上1年以内)一度は退院されているが、調子が悪くなって再入院。。。同部屋の4人を含めこの病棟全体でも、私(40歳)が一番若いようだ。

私以外に40台に見える人は12人しかいない。。。はぁ。。。    

判決日決定 7月11日(月)

治療方針を伝えてもらう日時が決まった。 13日(水)の午後4時ごろだ。

この時間に妻も同席するようにとのことである。その後、23日の外泊許可ももらった。

遅くとも16日(土)の午前中には麻酔科の診察があるので病院に戻ってくるようにとのことである。

さて、どんな判決が下るのだろうか。予想は、即手術。5年後の生存率50%ぐらいだろうか。。。

退屈な日々 7月10日(日)

腹部のエコーも終わりもう暫くは検査も無い。後は判定待ちである。

その判定は、月、火、水のうちのいずれかにはと言う事だ。長いなぁ。。。

初診が27日、30日に入院までは早かったが、その後が遅い。大学病院だなぁと納得させられた次第である。検査一つも順番待ちだ。あと、手術も順番待ち。その前の治療方針決定から家族への通知も時間がかる。。。


2泊ぐらいは外泊しても良いようなので、釣りか温泉にでも行こうかとも思う。手術後は体力も落ちるしすぐに今まで道理の活動は無理だろうから、チャンスかな。

食事も痛み止めを飲んでいれば、カロリーメイトやかゆや、ベビーフードなら食べられる。

ビールも飲みたいなぁ。

気管支鏡検査 7月8日

追加された気管支鏡検査を受けた。 食道からの転移を見るための検査と言うことであったが、結果はまだ聞いていない。ただ、少し赤くなっている部分があったので生検の為の採取はしたとのことである。手術できればいいのだが、、、


結局今日の所はまだ治療方針は決定していない。明日、教授回診があるのでその時に少しでも判るかも知れない。後、腹部エコー追加が追加された。


まな板の上の鯉 状態である。 上手いこと行って即手術になっても19日以降なので、

来週中に一度外泊許可もらって、一度家に帰ろう。EO64PHSの一種、プロバイダ込みのIN接続サービス)手続き中で、いまだ病院からはネットに繋げないでいる。メールもいやになるほど溜まっているだろう。転送の段取りするのも面倒そうだ、どうしようかな

バリウム検査と医療保険 7月7日(木)

今日はバリウムを飲んだ。以前受けた人間ドックのときとは違い、のどの様子も見るためにバリウムを一度に飲むのではなく、何度にも分けて飲んだので、意外と楽であった。また、以前検査受けた時から10年近く過ぎていることもあってか、バリウムの白い液体自体美味しくなったのかなとまで思った。 とりあえず、無事終了。

明日は、気管支鏡検査か。。。

また今日は、妻の仕事休みの日で、病院に来てくれた。国保や、共済、入院保険などの手続きなど、ほとんど任せきりである。当然、2人の子供の世話から、毎日の生活まで全て妻に頼っている状態だ、私は病院のベットで寝ているだけなのに。。。ありがとう。

保険に関連して、まず初めに数年前に事業に失敗して、現在はっきり言って貧乏である。親戚、友人、知人からの借金に追われ、国保保険料も滞納中。生命保険なんかとっくに解約、何とか生協の共済に入っていただけだった。それが、40を前にして、何とかアリコの入院保険に入ったのが今回がんの診断を受ける数週間前という、幸運なのか、不運なのか判らないところである。しかし、請求を出してみないと保障を受けれるかどうかまだ確定していない。 保険は一つの賭けだが、今回ばかりは後悔している。月2万ほどの掛け金だった生命保険を続けていれば、がん特約から入院保障、当然死亡保険までほぼ完璧にフォロー出来ていただけに悔やまれる。子供の学資保険も解約した後だ。これも続けていれば万が一のときでも少しは役に立ったのにと悔やんでいるが、その保険料が払えなかったのだからどうしようもない。 救いは、知り合いが市役所に顔が効いて、国保の高額医療費の支給を受けれるように、手続きに骨折ってくれて何とかOKを貰えた事だ。

みなさん、保険は大切ですね。最低限の保障は掛けときましょう。

借金は待ってもらってでも、健康保険は払いましょう。