親不知を抜く話 後半 | 市川愛ブログ 葬儀相談員の日々

親不知を抜く話 後半

昨日の 続き。




2月6日14時30分


私は市立病院の診察室にいました。


親不知を引っこ抜く手術を受けるためです。




診察台に案内され、


「さすが地元の歯科医院とは設備が違うな~」


と感心していたところ、


器具を置くトレーの上に、歯医者で見慣れない道具を見つけました。






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木槌です。






なにに使うかだいたい見当がつくでしょ?


緊張から言葉も出ず凝視していると、


先生から



「あ、これね。木槌」


「これで親不知を割るんですよ」


「市川さんにもね、お手伝いしてもらいますから
 あとでよろしくお願いしますね」



というお言葉。




ノミと木槌で歯を割るんだって。

まるで大工さんみたいねニコニコ




・・・・さて、いよいよ麻酔に入ります 注射注射注射


ですよねー、麻酔しないと痛いものねー。


いやいやいやビックリマーク
その麻酔がめちゃくちゃ痛い!!






「チクッとしますよ~」


いやいやいやビックリマーク
チクッとしてからズブズブ差し込んでるから!!





痛すぎて、急な動悸で心臓がバクバクして、手足の指先が冷たくなっていくのです雪の結晶



程なくして、はぐきがボワ~~~~っとする、

あの麻酔の感覚になって、いよいよオペ開始オペです。




ここで歯科助手の方がひとこと、


「目を閉じましょうね~」

というので、仕方なく目を閉じます。



あ、カチャカチャいってる。

あ、歯ぐき切られてる?


と思っていたら、



「はい!じゃあ手伝っていただきますね~」


との声が。




※お手伝いとは…


左手をグーにして、アゴに添え、右手を左手の肘に添えて支える状態を指します。




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こんな感じです。





そんで、親不知にノミが添えられ、


「はい叩きまーす」


の掛け声でスタート…


ガーン!ガーン!ガーン!
ガンガンガン!


ガーン!ガーン!ガーン!
ガンガンガン!


ガーン!ガーン!ガーン!
ガンガンガン!




「お手伝い上手ですよ~」




ガーン!ガーン!ガーン!
ガンガンガン!


ガーン!ガーン!ガーン!
ガンガンガン!



「もう少しですよ~」



ガーン!ガーン!ガーン!
ガンガンガン!


ガーン!ガーン!ガーン!
ガンガンガン!


ガーン!ガーン!ガーン!
ガンガンガン!



ガンガンガンガンガンガン!





「はいよく頑張りました~」




衝撃が頭蓋骨に響くけど、痛みはそんなでもなかった。

でも正直、気持ち悪くなりました・・・ガーン


助手さんが「ご気分はどうですか~?」って聞いてくれるけど、


「気持ち悪いです・・・」なんて言ったら永遠に終わらないでしょ?


我慢しましたよ。





で、これで無事に割れたと思うでしょ?


甘いんだな、これが。




ここからが、悪夢のキィーンタイムの幕開けだったのです。




ギュイーーーーーーーン
ギュイーーーーーーーン
ギュイーーーーーーーン


※歯を切断しているらしく、焦げ臭い。




ガキッ!メキメキッ!


※ペンチでけっこう力任せに引っこ抜こうとしている。
 この時、すでにけっこうな鈍痛が。




「だめか… 削りますね」(恐らくアゴを)




ギュイーーーーーーーーン
ギュインギュイン
ギュイーーーーーーーーーーン


ガキッ!メキメキッ!メキメキッ!
ガガッ!メキメキッ!メキメキッ!


※どんどん痛みが増してきている。
 麻酔が切れ始めていたのかもねかお




「アガッ…!!」(とうとう耐え切れなかった)




「あ、痛かったですか。麻酔追加しますね」




……!!!麻酔が痛いんだって~!!!(心の声)




ガキッ!メキメキッ!メキメキッ!




こんなのが50分間続きました。



そのあと、2針縫合してもらい、
上の歯も抜き(これは15分くらいで抜けた)歯歯



「お疲れ様でした~」ということで、抜いた歯(ちまみれ)を見ながら解説が。




「これがこうで・・・

こう合わさって生えて・・・

あれ?」先生が「あれ?」って言った・・・)



割れた下の歯をパズルみたいに合わせている先生。

どうもパズルのピースが足りないらしいのです・・・ガーン




「ちょっと見せて下さいね~」

って、縫ったばかりのところを開けて、確認する先生…ガーン




あ、ありますねー。根っこが残ってます。確認して良かった」


え~~~~~!!ショック!!!




もう一回麻酔してガキメリやって根っこを取り出して縫合して・・・ようやく終了~ショック!




もう放心状態です。

手足がガクガクして、病院の精算機にお金を入れるのも大変でした~¥




経験された方は分かると思うけど、


親不知抜くときってけっこう粗雑に扱われるから、


気持ちがペッコペコに凹むんですよね。




帰ってすぐに横になって、ご飯も食べる気にならなかったので、そのまんま寝ました。


その翌日に、この写真のようなナス顔なすが完熟したというわけです。



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これが、親不知を抜くまでの顛末です。


思い返せば、去年の秋に歯ぐきが腫れたのが、すべての始まり。


言われるがままに受診し続けたらこうなったショック!


というお話でした。




でも、抜いて良かったと思います。


歯は健康のカナメとも言うみたいだし。




しかし、まだ生えていない右の親不知が、

今後どんな生え方をしてこようとも、二度と抜くことはありませんDASH!DASH!DASH!







そういえば、ここ3年間、
毎年冬に痛い思いしてるなーガーン


2010年冬 やけど
http://ameblo.jp/ichikawaai/entry-10429237830.html


2011年冬 こっせつ
http://ameblo.jp/ichikawaai/entry-10809532628.html


来年は痛いのもうやだなーしょぼん


皆さんも気をつけてねパー