クリスマスの夕方、練習終わってジムでストレッチしてる時に河内プロと話す機会がありました。


河内プロはこれまで8年くらいに渡ってイップスの症状があり、それを克服してきた選手。


イップスという症状は、僕自身も正確に分かっていないし、最近使われ方がかなり広く、

ジュニア選手などは暫く調子が悪く、感覚が無くなるのを言い訳のようにイップスと言ってしまったり、

精神的な緊張から来るものをイップスと考えてしまったり、

誤解、誤用されているようには感じています。


僕自身も、イップスは何かトラウマのような出来事など精神的な要因、ストレスがきっかけで身体が思うように動かなくなるものだと考えていました。


が、河内プロに話を聞いてみると、

実際はそうした精神的な要因より、

何の前触れもなく突然、純粋に物理的に身体が自分が思ったのと全然違う変な動きをしてしまうようになる、違う動きをしようとしても出来なくなってしまう症状のようです。

(おそらく、特定の状況でどこかの筋肉が意思と関係なく収縮してしまう?症状なのでしょうか)


イメージと現実の動きの違い、というのは誰しもあると思いますが、

いくら違う動きをしようと思っても、その動きから抜け出せないようなものをイップスというようです。


河内プロはある時サーブの動作で、友達から指摘された言葉で、自分がやっていると思っていた動きと実際の動きが全然ズレてしまっていることに気づき、

それがイップスのきっかけになったそうです。


具体的にはテニスになると上げたくても肩が上がらなくなってしまう症状で、

それがサーブからストロークにも広がり、イップスの症状がどんどん悪化していき、

バックハンド以外は殆どまともに身体が動かなくなってしまったという話でした。


河内プロの凄かったのは、

そこで、イップスを治すためにどうすれば良いか、という試行錯誤、取り組みを何年にも渡って取り組み続けたこと。


僕はイップスになったことはないですが、

競技を始めたのが非常に遅かったからか、運動の神経が全く繋がっておらず、

例えば手首を曲げないことだけに集中しても手首が曲がってしまう、

ラケットを下げないことだけを意識してもラケットが地面につく程下がってしまう、

というように自分の思うように身体が動かせない、

その動きに身体が吸い込まれていくかのように、どうしても妙な動きになってしまう、

という問題に10年も悩みました。


今も治ってはいないし、おそらく修正できないものですが、

それをある程度機能的にするのに、どれ程時間がかかり苦労したか、

それはよく分かっています。

イップスであるなら更に、その苦しみは遥かに強かっただろうと察します。


その苦しみを数年間、

全然良くならない、戻るようになる気配すらない中でずっと続けてきた努力、

この状況で絶望や焦りといった感情に走るのではなく、冷静さを保って、

思い通りに動かなくなった腕をどう対処するか?

に目を向けられたこと、

この状況で出来ることに集中し、解決するために必要なことをひたすら積み重ねる河内プロの力、努力、メンタリティは並外れたものだと思います。


多分、プロであっても、多くの選手が諦める可能性がある壁だったと思いますが、

おそらく河内プロの真面目さが、この積み重ねを可能にしたのだと思います。


河内プロも、イップスになりやすい性格はあると思うと話していて、

真面目すぎたり、繊細、神経質な人が陥りやすい症状ですが、

その性質は強みでもあり、その性質のお陰で戻ってきたのだと思います。



こうした症状の科学的な解決方法は基本的にしっかり見つかっておらず、

医者や専門家に聞いても、根本的な答えは返ってきません。


興味深かったのは、そこで河内プロが、人に頼るのではなく自分で試行錯誤しながら解決の道を一歩ずつ見つけていったことでした。

自分の動画を見て、自分の感覚と現実の違いを繰り返しチェックして分析することで少しずつ、そのギャップを埋める、

という、とても客観的な手法を取ったそうです。

気にしてしまうから見ない方がいい、というような精神的な方向ではなく、こうした複雑で難しい問題に対しても、分析の目を持ったことは印象的でした。


動画で自分の感覚と現実のギャップを確認するのは僕も普段から行っていて、ものすごく効果的だと感じていたことで、

河内プロの話を聞いてまた確信が持てました。



そうして一つずつ、解決に向けて試行錯誤している中、イップス克服に向けて大きな転換点があったそうです。


それは、今まで腕が下がってしまうのを上げようとしてきたけど、

そもそも絶対上げる必要があるのか?ならいっそ下げたまま打ってしまおう、と思って、腕が下がったまま打ってみたこと。


下げたところで打っているうち、

これでも打てるんだ、ということが分かり、そこから、

少し上げる、もう少し上げる、という動作が出来るようになっていったのだそうです。


前提になっている常識を疑ってみること、とても大事なことだと思います。


そのきっかけから更に数年をかけ、今の状況まで戻してきた河内プロ。

あるところで、もう(イップスに)戻ることはない、と感じられるようになり、

今は、むしろどんどん良くなっていく自分の伸び代が見えているようです。


当時何も見えなかった中で、ここまで続けられた原動力になっているのは結局テニスへの思いや愛。

テニスだけで生きていくと決めた人達。

テニスにそれだけの覚悟をしていて、その覚悟をするくらいテニスが好きなのだと感じました。


今となっては、その壁を乗り越えたのが河内プロの武器になっています。

この経験をした河内プロは、様々な困難を解決する術を身につけているし、

また他の人のより多くの苦しみを理解できる選手。

イップスを乗り換えた選手として、イップスで悩む多くの人達を助けることも出来る、そんな他の選手にはない価値を持っている河内プロ。


関西人で僕の○ゲを毎日イジってきますが、

素晴らしい選手なので、是非応援してみてください😉


選手として忙しいと思いますが、

イップスに苦しみながら、本気で直したいと思っている方も、相談したら助けてくれるかもしれないですよ😊


河内プロ、貴重な話ありがとう。

素敵な時間でした。





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