☆内容☆
あ、あのこわい話!や、あ、昔きいた気になる話はこれだったのかーーという発見に満ちた、江戸の不思議な都市伝説を収集した決定版。ハーンの題材になった「茶碗の中の顔」、各地に分布する飴買い女の幽霊、ご存じ本所七不思議、都市民俗学テーマの「池袋の女」など、有名なものから珍しいものまで、土地の記憶の収覧。


女性の恨みで人が死ぬっていうのが多すぎるよ!(笑)どれだけ怖いと思われてたのか…ひっくり返せばそれだけ女性が恨みを持つような状況が多かったってことかなぁ。

あと、吝嗇=蛇って図式!これは面白かった、蛇のイメージなのかー。
池袋の女も興味深かったけど、出身地がそこだからって怖がられた人もいたのかしら…理不尽(笑)氏子を守る氏神さまはありがたいけど、怪奇現象はちょっとなぁ。なんて。

今の時代に通じるものもあって、面白い一冊でした。


125『江戸の都市伝説 怪談奇談集』志村有弘
河出文庫

★ストーリー★
妖物が歌ったのは李白の「清平調詞」であり、約六十年前、玄宗皇帝の前で楊貴妃の美しさを讃えた詩であった。白居易という役人から示唆され、一連の怪事は安禄山の乱での貴妃の悲劇の死に端を発すると看破した空海は、その墓がある馬嵬駅に赴く。墓前には白居易ーー後の大詩人・白楽天が。彼は空海に、詩作に関する悩みを打ち明けるのだった。


どんどん話が壮大なことになってきた…。楊貴妃は名前はもちろん知ってるけど、歴史をちゃんと知っていたわけではないので、どのような最期を迎えたなど、初めて知りました…。で、こういう歴史につきもの、実は楊貴妃生きていた説!おまけに日本に来ていた!面白いですよね、歴史って。絶対こういうのが出てくるもんなぁ。

そんな面白さも学びつつ、事件はますます混迷化していくわけで。真犯人も目的もさっぱり分からないので、早く続きを読まなくては!


124『沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二』夢枕獏
徳間文庫

☆ストーリー☆
ハイランド王国の冬。王家が認める、幸福をもたらす砂糖菓子の作り手=銀砂糖師を目指す少女・アンは、宿代にも事欠く貧乏っぷり。子爵のヒューに才能を買われ、城で修行しないかと誘われるけど、自分の力でがんばるため断ることに。そんなとき、フィラックスを治めるアルバーン公爵が、望み通りの砂糖菓子を作った者に破格の報酬を出すと知り……!? 大反響を呼んだ、第7回小説大賞受賞作、待望の第二弾!!


はー…お金があったら全巻揃えるのに!シャルがたまらんのは前回と変わらず…というかパワーアップしている気がします(笑)ここでそんなことずるい!というようなことを、狙わずにするから…。

個人的に、「あなたの愛してると私の愛してるは違う」という言葉にああー!となりました。これはシャルが過去に言われた言葉なのですが、これがまた切なくて。読了後、友達とこの場面についてひとしきり語りました(笑)

アンの頑張ってる姿に胸を打たれ、アルバーン公爵の想いに涙し…そして、ジョナス。そろそろ誰か奴を殴ってくれないかなぁ…ほんと憎い、あいつ(-_- )かわいそうだな、とも思いますが。

もー、3巻を読むのが今から楽しみです!アンには幸せになってもらいたい…出来ればシャルと一緒に( ´艸`)


123『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と青の公爵』三川みり
角川ビーンズ文庫