『いつかの少年…』 -20ページ目

かおりちゃん。





午前3時をまわっております。
明日ってか、今日も牧草を返さなければなりません。肩が張って参りますわ。あぁ、腰もツラい。朝から頑張ろうかと思います。


最近、自分でばっか髪を切っている。おかげで後ろが段々だ。しょうがない。何事もDIY精神が大事なんだ。
どうせね、僕ごときカッコよく生まれたわけでもないんだから、お洒落したって、美容室行ってかっけー頭にしたって元が悪いから、たいした意味ないわけ。DIYで十分。どうせ女の子にモテないんだし、たとえカッコよくなったとしてモテるようになっても、容姿だけ見て寄ってくるような人はこっちからお断りだ。偉そうなこと言ってるけどね。本当はもしもそんなことにでもなったとしたら、めっちゃ嬉しいくせにね。
夏はビーサン、ジャージ、Tシャツでいいのさ。近所の商店やガス屋さんとかの粗品のタオルなんかもあればベター。首に巻くなり、頭に被って縛るなり、コーディネートは自由さ。これでうだるような暑さの中、軽トラを窓全開で走らせりゃ、完全に夏の男。
エアコンガンガン効いた、レゲェとかの音が聞こえてくるようなチャラい奴等なんかよりも、理想の夏ファッションでトラック転がしてるような奴の方が断然カッコいい。俺が女の子だったら求婚してしまうだろう。


所詮、これは僕の価値観。
現実はヒドいもんさ。
窓全開、サンルーフ全開の強化クラッチ&車高調入ったシルビアでパンクを大熱唱してるような暑苦しい奴のとこには、結局女の子は寄ってこないのが現実なんだ。はぁ。


かおりちゃんに会いたい。
僕の頭の中にしか存在しないかおりちゃん。かおりちゃんはこんな僕を見てなにを思うだろう。こんな僕を受け入れてくれるのだろうか。目を見て話してくれるのかな。こんなに醜いぼくだから。





続・出会いと別れ。

どんなに想っても、どうにもならないことが世の中にはある。むしろどうにもならないことの方が多いんじゃないかって思う。でも、だからって諦めるんじゃない。どうにもならないのは百も承知で、それでも悪足掻きしたい。僕はそうゆう無駄なことが多い人間だと思う。めんどくさがりなくせに、なにつけあがったことヌかしてるんだって感じですがね。


空が明るくなってきた。なんか嫌になっちゃうな。夜からとっても蒸し暑くて、体が汗でべたついて、寝れなさに拍車がかかる。


僕の心の中は引っ掛かることだらけ。


僕は人を傷付けて苦しめた。
あのとき彼女はなにを思ったろう。僕を恨んだのかな。
あれからもう3年にもなる。
今彼女はどう思ってるんだろう。あのときのことを。


きっとそれでよかったんだと思う。じゃきゃもっとツラいことになってたんじゃないか。今となっては顔も見れないけれども、泣き顔なんてもう見たくない。全部俺が悪いのに勝手なこと言ってる。でも、人が悲しむ顔なんかやっぱり見たくないんだ。


傷付けられるのもツラいけど、傷付けるのも同じようにツラいんだって教わった。もう同じことはあってはならない。


明るい未来はやってくるのか。




出会いと別れ。





「君はウチの娘を大事にしてくれるのかい?」

「ハイ、大事にします!」

「わかった…」


ホントそんな感じだった。ドラマとかでよくあるそんなセリフを初めて共感できたんだ。

"お義父さん"の立場を…。


私の"娘"がお嫁に行きます。婿は非常に頼りないので、かなり心配ですが。もしかしたら小さな箱に入った、変わり果てた姿の"娘"を見る羽目になるかも知れません。それくらいの勢いで頼りないですが、私がズバズバしゃしゃり出て大事にさせようかと思っております。


決断の理由は、このままウチにいるよりもお嫁に行った方が幸せなんじゃないかと思ったからです。


もしもなんか嫌なことされたらいつでも戻っておいで。君には帰る場所があるんだから。

サヨナラ、イチサン。


ホント、自分でも頭おかしんじゃないかと思うけど、たかだかイチサンがお嫁に行くことになったくらいで、娘の結婚を認めた"お義父さん"の気分が物凄い分かったよ。


不安だらけだけど…。