6月1日発売だった「エリザベート」20周年プログラム
もちろん発売当日にポチッとして到着を心からお待ちしておりました
「エリザベート」は1996年宝塚雪組公演が日本初上演でした。(トップスター一路真輝さんのサヨナラ公演でした)
その当時は宝塚にハマっていたので、友達のお母様にチケットを取っていただいて(元々友人のお母様がお好きで一路さんのファンクラブに入っていらっしゃいました)、観に行きました。
上演当時は全編歌のみであること、宝塚のトップスターが「死」を演じることに対しての賛否がありましたが、幕が開けると雪組の底力を感じ、素晴らしい舞台でした。一路さんのトートがとても素敵でした。
ストーリー、音楽どれをとっても素晴らしくてすぐに3時間分の歌詞を全部覚えました(あの頃はとっても若かったw)
(社会人になってからウィーンへ行き、オリジナル版のエリザベートを観ることができて感動しました)
その後、星組でも上演されそちらも観に行きました。娘役トップスターでサヨナラ公演だった白城あやかさんが本当に美しくて、歴代のエリザベートの中で不動のNo1です
その後、宝塚を退団された一路真輝さんが今度はエリザベートを演じられるということで、初演のチケットを取りました。(今から思うと簡単に取れましたね~)
せっかく東京へ行くんだから、マチソワ両方観ようと思ってチケットを取りました。マチネは内野聖陽さんトート(歌を聴いてひっくり返った・・・)
ひたすら一路さんしか見ませんでした
そしてソワレのトートは山口祐一郎さん
トートが降臨するとサッと劇場の空気が変わり、祐一郎さんトート閣下がシシィ(エリザベートの愛称)を誘惑しているけれど、同時に劇場の空気や観客の心を自在に操っている祐一郎さんに翻弄され、気が付いたらカーテンコールになっていました。(内容は全く覚えていない・・・)
カーテンコールでの祐一郎さんの晴れやかな笑顔を見て一気に堕ちました
舞台の幕が下りても、なんだか腰が抜けてしまったような感じでしばらく席を立つことができないほどの衝撃でした。(その時は出待ちもしていなかった・・・)
「生」の世界も「死」の世界も神羅万象の全てを司り、自分の掌の上で自由に操り、絶対的な帝王として君臨している様が本当に素晴らしかったです。
あれから20年経ちました。祐一郎さんも2012年まで演じられ、祐一郎さんが出演されなくなってからは観ることがなくなってしまいました。
今年は20周年ということで、かつてのキャストが出演するイベントがあるといいなと思っていましたが、肝心の一路さんのスケジュールも祐一郎さんのスケジュールも空いていなかったので「ないな」と思っていました。
結局、コロナのおかげで20周年の公演自体が休演となってしまい、出演される予定だった方々やファンの方々は本当に残念だったと思います。
その中で発売された記念プログラム。今回は2020年のキャスト版プログラムと20周年版プログラムがそれぞれ発売。私は後者のみ購入しました。
20年間の思いを馳せながら届いたプログラムを読み、祐一郎さんのクレバーな文章(初演当時の社会情勢からハプスブルグ家の歴史、そして未来を自分の言葉で紡いでいく文章です)を読んでいたら…
母から電話…
ちゃんと出ましたよ(後で電話頂戴ねって私が言ったんだし…)
電話を切ってから続きを読んで、大事にしまいました。
もうすぐ子供たちが帰ってくるので、現実に戻ります