結婚しようとする相手が自分が描く未来像と一緒に歩める人かどうか。
結婚は相手が好きだからする…確かにそうなのだ。
しかし好きだから結婚するは些か危険である。
しかし20代の頃に自分が望む将来像が見えている人はそんなに多くはないのではないだろうか。
私自身がそうだったからだ。
仕事を持ちながら経済的に自立して自ら人生を選択しながら自分らしく生きたい。
それが私の譲れない人生上のバックボーンだった。
若い頃それは明確ではなかった。
20代の頃、好きな人と一緒になり子供を産み育てる事が、女として一人前であり、最大の幸せという世の中の価値観だった。
そのプレッシャーたるや半端なかった。
それが私の心眼を曇らせていたのだと思う。
特に女性がそんな自分でいるためには、今の日本の社会体制下での結婚は、仕事をすることとは両立しにくい。
結婚後は圧倒的に女性側にのみ人生上の判断を迫られる場面が大きいからだ。
特に仕事を持ち続けたい女性にはなおさらである。
結婚に伴い働き続けるのかどうか?働き方は?子供はいつ?
そして女性側に重くのしかかる家事育児。
私も仕事を続き結婚し子育てしてきたが、はっきりそう実感している。
全てにおいてではないけど、仕事を続けたい場合において、結婚は人生の足かせになるとさえ感じる瞬間もある。
そして、そんな生きにくさが結婚しにくさから少子化の原因にも繋がっているとみて間違いない。