京都の最大の目的は花街である。
長い耐震改修が終わり5.6年ぶりの祇園甲部歌舞連場。
究極の和の世界、そして日本最高レベルのおもてなし。
私はそんな世界に憧れてやまない。
大好きな三味線の音色と目の前で見られるプロの舞。
毎年新調される衣装。
約1か月間毎日毎日3公演するので裾が擦り切れてしまうため衣装はその年限りらしい。
若い舞妓さん達の舞は華やかであり
プログラム後半のベテランの芸妓さん達の舞は表現力溢れ美しさは感動的である。
若さが重んじられるのではなく経験豊かで技量高いベテランが重んじられる世界。
舞台のセンターに立つのは若く華やかな舞妓さんではなく経験豊かなベテランの芸妓さんである。
若さで優遇され許されるのとは真逆な世界である。
個人の権利が重んじられる時代にあるなかで
無くなりつつある道理が生きている世界でもある。
決してきれいなことばかりではないだろうけど。
をどりの後は花街へ。
芸舞妓さんに会いにいつもの場所に向かう。
これがあるからこそ長い冬も与えられた役割も頑張ることが出来る。