恒例の4月の京都。
今年は子供の受験と入学があり桜の時期は見送り、この時期となった。
仕事をおわして空港に向かい京都着23時。
定宿がご主人の高齢化で廃業。
新たに宿を探さねばならなかった。
ビジネスホテルや観光向けの宿は好みではない。
生涯に1、2度ではなく年1、2回は京都に行くので高級宿でなくても良い。
地元の街中に溶け込んだ味のある民宿が好みである。
自分で布団を引いて寝るような宿である。
かと言って放っておいてくれる宿だとなお嬉しい。
そんな民宿もご主人達の高齢化が著しい。
子供さん世代は後を継がずサラリーマンである。
京都に通うようになり10年以上になるが定宿の廃業は2軒目である。
新しく宿を探すのも一苦労である。
自分が求める目的、予算、雰囲気、設備、合致する宿はなかなか無い。
そんな思いでようやく今回の宿を探し当てた。
近くに銭湯もあるし美味しい食べ物屋さんもある。
そして歴史的な場所も。
感覚は時空を超える。
歴史上の人物が日々生活し歩いた場所。
そんな空間に身を置くことが何よりも楽しみである。