とても癒される映画だった。
登場人物達のセリフがいずれも温かい。
青森の中学を卒業して京都の花街に舞妓見習いに入るものの、
舞妓に向かないと舞の師匠から宣告され、
まかないさん(置き屋の台所担当)に転向する主人公キヨ。
お前、手から何か出てるのと違うか??キヨが握ったおにぎりのあまりの美味しさに、周囲の大人が呟く。
深刻な場面も彼女の天然的な明るさと前向きな思考で和やかになる。
目に見えない大きなモノを持っている主人公の少女キヨ。
キヨの明るく天然の思考に私もこんなふうになれたらと思ってしまう。
主人公の料理シーンも絶妙で美味しそうだった。
毎年お邪魔している祇園の街並みや路地のシーンが沢山出てくるのも見所だった。
恒例の春の京都が待ち遠しい。