育休中の学びとは | 自立そして50代からの挑戦

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大学卒業後30年間男性が多い組織で働いてきました。その中で感じたこと気づいたことを書いています。あとは趣味、旅行、読書などについて書いています。職場でや人間関係の悩みなどでお話ししたい方はご連絡ください。

育休中の学びを後押しするなんて余計なお世話であってそっとしていて欲しい。



そもそも育休は育児をするための休暇である。



育休中に勉強が可能な人は少数派ではないだろうか。



TOEICの受講仲間には育休中の方が居た。



大変な努力家であり3ヶ月で約300点スコアを伸ばされていた。



復職後に海外事業で働きたい目標があったこと、そして学習時間捻出への執念と努力は凄まじいものがあったからだ。



それは誰にでも出来ることではない。



ご本人の能力や努力はさることながら、ご家族の理解、子供さんの体調などなど、様々な要因が後押しして成し遂げられた事だと思う。



十数年前の私自身の育休中は、慣れない赤子の世話で精一杯であり、一日中家に子供と2人きりでいることによる精神的モヤモヤが半端なかった。



到底勉強どころではなかった。



しかし、考えようによっては育休中は強い目標がある女性にとっては、まとまった時間が取れる絶好のチャンスとも言える。



しかし強い目標があるにせよ、育休中に勉強に当てられる精神状態と体調、家族の理解がある人は少数派ではないだろうか。



だから育休中に勉強したい人を後押しするなどとは言わないでそっとして欲しい。



そして、育休中に勉強した人、それを成し遂げた人を事例として取り上げたり、モデルにしたりしないで欲しいと思う。



特に第一子の育休中は赤子という未知の生物がいる異次元の世界へ放り込まれるのである。



育休中は母親にとって難儀な時期でもある。



学びを考えられる人は少数派だし実行に移せる人はさらに少数派だろう。



本人の意志とは関係なく勉強しないと復職が厳しいような環境、その方が問題ではないだろうか。