平成29年5月22日 三遊亭兼好独演会 人形町噺し問屋 その71 日本橋劇場
開場時間に着いたが､待ち行列ができていないし､ロビーにも人が溢れていない。
ホールの中も空っぽ。いつもの大混雑がウソのよう。
目の前を行ったり来たりしているじゃんけんさんに今日はやるのと聞けば、今日は上がらせてもらいます、と｡
席に着いて､座ろうとしたらけん玉さんが隣のaakaさんのところに。
二つ目昇進の確認をしたら10月1日の寄席からだと言う。
周りの皆さんにも､忘れないでと声を掛けて行った。
周りの席は､aataさんが珍しく前にいた以外はいつのもの顔ぶれだが､後方を見回すと空席がある。
何かあったのか､他に強烈な催事があるのかと､もっぱら開演前の話題｡
三遊亭兼好
あいさつ。
季節の移り変わりの手順を踏まなくなっている、冬が終わって急に夏がきている､と｡
夏が始まった辺りが一番危ないので気を付けて､我々は皆さんだけが頼りだから、と｡
会心の高座や名人に近づけた噺ができたなんてどうでも良く、一番大事なのはお客さんがここへたどり着いたということ､と｡
プログラムにも書いたがアマリリスの球根2つと､花がいっぱい付く苗を育てている、と｡
簡単かと思ったが、水のやり過ぎで弱ってきていて難しいものだ、と｡
名前をつけたら良いと教わってアマちゃんとリリイちゃん､マーガレットの方は最初から瀕死の状態だったのでシオレちゃんと付けて可愛がっている､と｡
花はともかく人間の名前はちゃんと付けた方が良いらしい、と｡
ある大学の研究では､良いとか悪いとかではなく名前に人生が引きずられることがあるという、と｡
例えば強とつけると体が大きければ合うが､細かったら違うという意識があってストレスになるという、と｡
周りの人も名前と合っていたらコミュニケーションしやすいが､違うとコミュニケーションにストレスが掛かるらしい､と｡
合った名前を付けた方が良いといっても難しい､頭が良くなって欲しい強くなって欲しいという名前を付けてしまう､と｡
名前に体は近づかない､美しいとつければ美しくならないのは､周りを見ればわかること、と｡
芸名も小三治､馬風や雲助一門､白酒と龍玉､馬石は合っていて良いと､イメージと風貌を｡
名前と違っていて親しみやすいこともあると､芸者の名前の小さん､百栄や白鳥のイメージ違いと｡
最寄りの町屋の自慢は焼場と路面電車｡路面電車の愛称が東京さくらトラムになった､と｡
ピントこない､なんでこんな名前を付けちゃったのか､子供に好かれるのだったらチンチン電車が一番良い､と｡
府中のNPOが小惑星を見付けて付けた名前が武蔵野府中｡らしくない､と｡
山口組､､､関係者はいませんか､､､命を懸けて話す内容ではない、と｡
分裂、我々は分裂に敏感､規制されて大変だが､と名前の色々。
五代目円楽一門会､小さい協会らしい名前｡来年は大きい名前､元祖落語協会にしようかと、と｡
そうしたら落語協会は本家落語協会に､芸協は味自慢落語協会に､立川流は仁侠立川流､と｡
落語家も増えてきて昔ながらの良い名前も減ってきてしまって､しかも長生きで､と｡
良い名前があったら教えて欲しい、と｡
三遊亭じゃんけん
注意事項から寄り合い酒。
三遊亭兼好
弟子二人色々違いはあるが全く違うのは自己評価で､一番弟子は評価が低くて二番弟子はやたらと評価が高いと､本人たちの言を真似して｡
自己評価が合う人はなかなかいないが､いる､と｡
皇室の眞子様の婚約の相手の話から趣味の話に｡
趣味は釣りと､釣り好きの師匠方の色んな話から野ざらし。
仲入り｡
∞の出前で予約｡
ダメジャン小出
いつもの。
三遊亭兼好
ダメジャン小出先生､普通は15分くらいだが、1時間半くらいの独演会を長くやっている、素晴らしい､と｡
百川､立派な懐石料理屋､番付に載ったりペリーに食事を出しているという､いつも聴くところから。
百川茂左衛門､変わった人だったと､普段聞かない内容｡
料理の出る順番､甘いものから出て風呂に入ってから酒料理になる｡
江戸の高級料理屋はドンチャン騒ぎは出来なかったがここだけはできた。
養子を貰ったが絵が上手なので後を継がせなかった｡
四神剣の説明から百川｡
久し振りの日本橋劇場の兼好落語。
面白かった。
