更科@梶原 | ぼくはグラスのふちをまわる

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昭和40年代の思い出や、酒場についてゆる~く語ります。

 

鎌倉の奥座敷?

 

 

鎌倉の僻地?

 

すごく良い環境ではありますが、なにしろ鎌倉駅へのアクセスが非常に悪い場所ですが閑静な住宅街です。

 

そんな梶原地区の住宅街の一角に奇跡のように存在するお蕎麦屋さんです。

何故にこんなところまで遠征したのかというと、いつものごとくこちらの方の過去記事が強烈にインプリントされていたからであります。

 

鎌倉は三方を山で囲まれて南は相模湾にに面していて北側、西側、東側のいずれからも市街に入ろうとすると鎌倉七口という切り通しを通る必要があり今でもその名残から週末は渋滞必至なのです。
そんなわけで私は昔から車での抜け道を探す事を半分趣味にして鎌倉の街を徘徊していました。
あまりにも狭小な道、行き止まりの道が多いので、最初の頃はバイクで走って、車が通行可能か調査しました。
なにしろ幅2mで対面通行とか普通なので予備知識も無く侵入したらとても怖いことになりますからね。
でも最近はカーナビ信奉者なのか、馬鹿でかいSUVとかアルファードとかが無遠慮に侵入して来る上にローカルルールを無視して身動きとれなくなっていたりします(笑)
 
閑話休題
 
そうですここ更科の前の道も鎌倉武士の監視をかいくぐって市街に入れる抜け道として私は日々利用しているのです。
 
しかし何故今まで訪問できなかったのかと言いますと、この近辺にはコインパーキング皆無、路駐はいくらでもできますが、コンプライアンス上それはできませんので訪問の機会を得なかったのです(バス停はあります)
 
ところが偶然信号待ちでなんとなく右手を見ると

 

800m先P有り・・・👀

 

なんで今まで気がつかなかったのか己のうかつさにしばし呆然(笑)

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ひっそりとお向かいの歯科医院の駐車場内に二台分存在していました。

 

そんなわけで入店を誓ってから早7年、勇躍のれんをくぐらせていただきました!

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店内は照明はついているものの薄暗い、しかしそれがまた実に静謐で居心地が良い。

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小上がりも良い雰囲気ですが、一人なのでテレビに向かって着席しました。

先ほど静謐な店内と書きましたが、絶賛テレビ視聴中です(笑)image

この白いタイル貼りの手洗いが今はやりのおしゃれカフェみたいで素敵です。

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この重厚なテーブル、いや卓越した卓、そう蕎麦卓と呼びたい!

 

こちらで頼むのはもう既にカレー丼一択しかありません。

 

だがしかし、「ちょっ待てよ!」キムタク風(古っ!)

 

私以外お客のいない開店早々の店内でしばし懊悩する。

 

カレー丼にたぬきそば(食べきれなかったらどうしよう)

 

初見だからやはりもりそば(朝昼兼帯なのでもう少し腹に響くのが欲しい)

 

ここはカツ丼セットなのか・・・。

 

やっぱりカレーを希求する・・・。

 

懊悩することしばし(約1分です)

 

「すいません、カレーそばお願いします」

 

ということでカレーそばと致しました(完璧だ完璧過ぎる!)

 

待つことしばし

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熱々のカレーそばが到着しました。

 

実はこの日も白いシャツだったのですが、車にトラブルがあった時用にトランクに常備している紺色のTシャツに抜かりなく着替えていたのです。

 

これでカレー汁の飛沫問題は解決です(笑)

 

それにしてもここのカレーはマグマのごとく熱い!

 

着丼してからも時折底からボコリと泡が湧き上がってくるのだ!

 

うかつに食べるとやけど必至ですが、カレーそばはこうでなくてはなりません。

 

熱い、熱いが旨い額に汗が噴き出る、そして合間に飲む氷水が甘露!

 

女将さんが銀色のポットに氷水が入っていると教えてくれたので心置きなく飲めるのも嬉しい。

 

カレーそばを心ゆくまで堪能した!

 

結論から言いますと、そばの量は結構ありますが、これならカレー丼とたぬきそば余裕です!

 

まだまだ気になるセットとかもあるので再訪必至というかコインパーキング代がいらないので毎週末通ってしまいそうな・・・。

こうなると春日野更科ルーティンも(笑)

 

そんな極上カレーそばを堪能した後は

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再開された野村総研跡地に

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何故に寄贈された時点で保存しなかったのか

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ここまで荒廃してしまうと補修するのに莫大なお金がかかります。

故に放置なんでしょうけれど、本当にmottainaiこれに尽きます!

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それでは写真も撮ったので麓に下ってから秘密の抜け道を使って鎌倉市街に潜入します!