久しぶりの投稿になりました
昨年末からレコードプレイヤーを買い替えたいと思っていたところ
箱に傷があるということで、アウトレット価格になっていたもので思わずポチっ!
現在のプレイヤーは、ELACのMIRACORD60
サイズがコンパクトなことと、デザインが気に入って選択したのですが
ハウリングに弱いことがネックになっていました。
我が家の床はフローリングなのですが、少し緩く、歩いただけでも出音に影響が出ていました。
オーディオボードを敷いたりソルボセインを挟んでみたりといろいろ試行錯誤を繰り返したのですが
なかなかスッキリしない。といったところだったので、少々お値打ちだったアウトレット品に飛びついたわけです。
さて、まずはデザインですが、シックでシンプルな色と形ですが
よく見ると、トップ面が各コーナーに向かってほんのわずかにテーパー状になっており、
四隅のアールと相まって現代的なデザインかと感じています。
また、インシュレーターは、大きくインパクトがありますが、
上部が鏡面、下部が梨地に塗装されており高級感があります。
音質面では、ELACとの比較ですが、ハウリングマージンがかなりアップしました。
比較的大きな音量で聞くことが多いのですが、一気に改善しました。
ボディを指で叩いたとき、ELACではボンボンといった響きですが、DENONではコンコンとなります。
箱ボディとソリッドな筐体の違いがストレートに表れています。
静かにクリアになり、アタック感も向上、また各楽器の分離など、
よく聞く言葉で表現するならば、SNと分解能がアップしたとでも言うのでしょうか。
操作面では、ダイレクトドライブのため、1秒ほどで正規回転数に達し、停止も速いので盤の交換がスムースに行えます。
停止後も静かに回転を続けるテーブルを眺めるのもいいのですが・・・。
秀逸なのが、アームの高さ調整機能です。
レバー操作に多少重さはありますが、再生中であってもスムーズに高さを調整することができます。
残念なことが1点、アームリフターが好きになれません。
操作レバーがリフター部分から離れており、なんらかのリンクを介しているからか、レバー操作の感触が滑らかでありません。少し引っかかる感じもあり、レバー自体も細く繊細なので余計にそう感じるのかもしれません。
私は日常的にリフターを使うのですが、使わない方も多いようですから、実際には気にならない方も多いと思います。
機能的には、スタートボタンなどの操作は迷いもなくスムーズに行え、すぐに慣れます。
ゴム製のマットは5ミリほどの分厚いもので、ターンテーブル上面もフラットなので、マットの交換に支障はありません。
オーバーハングゲージが付属しており、カートリッジの位置決めも簡単です。これは秀逸な付属品です。
EP盤のアダプターは194gあり、スタビライザーとしても利用できます。これもいいです。
レコードプレーヤーの比較試聴などのチャンスもなく、コストパフォーマンスについて総評する立場にありませんが、音楽を楽しむアイテムとして満足を得られる製品であると感じています。