気づけば、子ども達は「お客さん」からキャンプを創る「主役」になっている/事業責任者 息子 | *aichikara blog*

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当法人は学生と社会人が協同し、
多世代との交流の中で共に成長できる活動を行っている社会貢献団体です。

こんにちは!
昨年12月に開催した子どもリフレッシュキャンプ2019 vol.16が終了してから、1週間がたちました。
 
キャンプ期間中、このブログでは子ども達の笑顔や成長の様子をお届けしてきました。
思い切り笑って、ケンカして泣いて、たくさん食べて。スタッフも子ども達も一緒に成長した6日間。そんな日々を支えていたのは、多くのスタッフ達です。
 
スタッフがどんなことを考え、感じて、キャンプに臨んだのか。今日からは、そんなスタッフのブログをお届けします。
1人目は、キャンプ事業責任者の息子です。
 
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「子ども達はなぜ何度もこのキャンプに足を運んでくれるのだろうか?」
 
16回目のキャンプ、私にとって14回目のキャンプを終え、年末年始を実家・福島で過ごす中、振り返りをしている時に改めて考えたことです。
 
ありがたいことに、当団体のキャンプには何度も参加してくれる子どもが大勢います。今回参加した多くの子ども達は、夏のキャンプにも参加してくれた子ども達です。

中には、小学校低学年時から参加し続けて来年から中学生になる子や、中学生になり部活など忙しい日々にも関わらずキャンプに参加してくれる子もいます。
 
クリスマスや年末は家族行事も多く忙しくなり、むしろ親子一緒に過ごしたいと思うような時期かと思います。それでも、このキャンプの参加を選んでもらえる。嬉しいことではありますが、一方で「なんでだろう」と考えることがあります。


キャンプ中、子ども達からは「おもしろい!」「楽しい!」「帰りたくない!」との声をたくさんもらいます。何がおもしろく、楽しい、帰りたくないと思わせるのだろうか。
 
これまでのキャンプの経験も踏まえ考えた時、答えの1つだと思えることは、「子ども達は『お客さん』から段々とこのキャンプを創る『主役』に変化していく」ということです。
 
初めは緊張していて物静かな子ども達も、時間が経つにつれ少しずつ自分を表現し始めます。そして、スタッフは子ども達と本気で向き合います。共に感じ、考え、悩み、答えを探したりします。
 
一方で、スタッフは子どものふとした発言や行動から教えられたりします。自分を顧みるきっかけをもらったりします。元気や勇気をもらったりもします。
 
キャンプ中、子どもとスタッフは年齢の差を超え、共に食を囲み、笑い、泣いて、時には思いっきりふざけます。良くも悪くもお家ではできないような経験が味わえます。
 
安心して「自分」が表現でき、周りが受け入れてくれる。
キャンプにおいて1人ひとりにスポットが当たり、キャンプが自分事になる。
気づけば、子ども達は「お客さん」からキャンプを創る「主役」になっている。
 
 
この循環が子ども達の「面白さ」や「楽しさ」を引き出し、「また参加したい!」といった強い気持ちの芽生えに繋がっていくのだろうと思っています。
 
 
改めて、この度の子どもリフレッシュキャンプ 2019 vol.16開催にあたり、加子母の皆さまをはじめ当団体及びキャンプ事業を応援してくださる数多くの皆さまのお力添えを頂きまして、厚く御礼を申しあげます。
子ども達にこのような機会を提供できますのも、ひとえに皆様のお支えがあってはじめてできることです。
 
今後も皆様のお力添えを頂き、子ども達の笑顔と成長に繋がる事業を展開してまいりたく存じます。
引き続き、ご支援、ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。