通り過ぎた季節 | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう


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青春とは通りすぎてから初めてわかるもの。

高校の卒業アルバムの編集後記に書いてあった言葉がとても印象的でした。
渦中にいるとわからないもの、それが青春。

青春時代とは、自分のことがよくわからなくてじたばたあがく時代。時には自意識過剰になって、まわりを振り回してみたり、自己憐憫の泥沼に陥ったり、自分の感情がコントロールできなくてグチャグチャになったり。

小説やドラマの設定でよくある「タイムスリップ」なら、そういう恥ずかしい時代に戻ってなんとか取り繕うこともできるかもしれませんねえ。

そういうものを全部ひっくるめて、「ああ、若かったな、懐かしいな」と後ろを振り向いたとき、そのときが青春の終わりなのかもしれません。


そういう、ある意味生物学的な青春とは別に、精神的な青春は、これは年齢を問わないんじゃないでしょうか。
成熟できない、とネガティブに見る人もいるんでしょうが、常に好奇心に満ち溢れ、失敗を恐れず、周りの目もあまり気にしないで、自分のやりたいこと、気になったことに挑戦する。
そういう人はずっと青春を送っていると言えるでしょう。

この自分の定義によれば、私は今もまだ青春のまっただ中と言えますな。
というか、ここ数年で、まるで羽化した蝉のように、力いっぱい鳴きまくっております。
今日ちょっと知り合いと話していたときに、私が現在関わっていること、やってることのあまりの多さに驚かれ、「ちょっと書き出してみたら」と言われました。
で、書き出してみたところ、数ヶ月に一度のものや、今年度限りの活動も含めて14の活動が同時進行していることに気が付きました。

そのほとんどが、演劇や読み聞かせ関連のもので、あとはちょっと子どもに関するもの(役員とか)。子ども関連はまあしょうがないんですが、それ以外は、所属する集団こそバラバラでも、内容には通じるものがあるんですね。
小説、シナリオ、演劇、朗読、読み聞かせ、ストーリーテリング、紙芝居。
みんな何かしら表現するものばかりです。
結局、私はこういうことがやりたかったんだな、と思うんです。なんだかんだ言い訳してごまかしてきましたが、どうしてもここに戻ってきてしまう。
才能なんてないし、向いてないかもしれないんですけど、どうしてもやめられない。あきらめきれない。そういう愚かさって、まさに青春って感じじゃないですか?(笑)


というわけで、青春時代は10代から20代半ばと、まさに「今」ですね。