イベントの楽しみ方 | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

3連休も終わりますねえ。皆様はどこかへお出かけされたんでしょうか。
どこを向いても渋滞渋滞。
スーパーに買い物に行けば、増税前の駆け込み消費とやらでレジが長蛇の列。
おばあさんが、自分の持てる範囲をはるかに越えた量を買い込んでよろよろしてたり。
なんとなく、「トイレットペーパーの買いだめ」現象を思い出しました。
なんかあると、わっと買いだめに走るのは、日本人の特徴なんですかね。よくわかりませんが。

うちは4月から給料が下がると言われているので、ほんとならまあ、買いだめに狂奔したほうがいいんでしょうが、なんかそれもまたしんどく。
消費を減らせばいいんでないかい? ちょっとした贅沢をやめればいいんでないかい? などと低空飛行な発想にひたっております。

これで配偶者控除が廃止されたら、ほんとに、ものを買うのをうんと手控えなくちゃいけませんな。「働けばいい」って簡単に言いますけど、現実には新卒でさえ就職難であえいでいるご時世、家族の縛りのきつい主婦がどんな仕事にありつけるものやら。
上の方の階層にいる人やら、マスコミ、文化活動などで生活できてる人は、仕事なんてその辺にいくらも落ちてるもんだし、職が見つからないという人は、適性なんて贅沢を言うんじゃない、と思ってるんじゃないですかね。
あの「贅沢を言わなければ仕事はいくらもある」という幻想は、たぶんはるか昔に終わった夢だと思います。
今だと、下手にブラック企業に入っちゃうと、早々と死んだりしますからね。
そうしろって言ってんのかしら。まさかね(笑)


私の身近にも、見つける仕事見つける仕事全部、まっくろくろすけなブラック企業、という男の子がいます。まあそれは見事なくらい、ブラックで、毎回体がボロボロになるほどこき使われて雀の涙ほどの給料しかもらえてない。もともと使い潰す気しか持ってないとか、労働環境という発想そのものがないとか、そんなところばっかりですわ。
もっと良い条件のところへ行きたくても、採用されなかったら行けませんからねえ。
このあたりの矛盾というか、やりきれなさを見るにつけ、ああ偉い人はお気楽なことを言うもんだとしみじみ思うわけです。


……おっと、つい愚痴に走って、話が横にそれてしまいました。
今日はこんな愚痴を書くつもりじゃなかったんですが(/ω\)

そうじゃなくて、春になるとたくさんのイベントが開催されますが、それをどうやって楽しんだらいいのか、について書いてみたいと思うのです。
折しも、浜名湖周辺で、「花博」が開幕しました。
今は浜松フラワーパークかな。
4月になれば、ガーデンパークの方も開幕するらしいです。
地元の新聞では連日のようにそのニュースを取り上げています。
21日のオープンのときは、まだ花が咲きそろっていないにも関わらず、たくさんの人が訪れたそう。みんなお花見るの好きなんですね。

こういうイベントって、実際には何をどのようにして楽しめばいいんでしょうか。
昔、大阪だったかで花博が開催されたときに行ったことがあるんですけど、あの時もちょっと途方に暮れた記憶があります。
お花は確かにたくさん咲いててきれいでした。で?って感じ。
広い広い会場内を歩きまわって、いろんな花を見て「ああ、きれいね」って言って、で?
そこがよくわからないんですよ。
浜名湖花博も、写真でみるとかなり素晴らしい光景を見ることが出来そうです。
花が咲きそろったらさぞや美しいことでしょう。

でも。
私はそれをどう楽しんだらいいのかわかりません。
実は、実際に目の前で見ると、それをうまく脳内で処理できないんですね。どうでもいいような枯れた花やゴミや、整備が行き届いていないところばっかり目についてしまったり。
あるいは、あまりにも多くの色彩があふれているので、ハレーションを起こしたようになって、何がなにやらわからなくなってしまう。
それよりもむしろ、一定の取捨選択の結果切り取られた映像や写真の方が、安心して見ていられる気がします。

最近は花を見るのも好きになってきたので、行ってみたいな、とは思うんですが、同時に「行ってどうするの?」という気持ちも湧いてきます。
夫や息子はまったくそういうものに興味がないので一緒には行かないでしょう。とすると私が単独で行く? うーん。元気があるときなら、とりあえず行って、会場をぐるっと見て回って「きれいだった!」でよしかもしれません。

そう、花博はまだ、「花を見る」という明確な目的があるからいいんです。
私が、自分自身として花と向き合う、というのが重要になるからです。そこに他人の干渉は存在しません。
そうじゃなくて、どう関わればいいのかよくわからないイベントが困るんですよね。

現在実行委員として参加している、「ストリートフェスティバルインシズオカ」もそうでした。
音楽とアートのお祭り、ということでなんか楽しそうだなとは思うんですが、いざ行ってみると何をしていいのかわからない。たくさんのブースが並んでいて、いろんな作品が展示されているんですが、それを美術館のように鑑賞するだけでいいのか、やはり何かしら購入しないといけないのかが曖昧なんですね。別に買わなきゃいけないなんて決まりはないんですけど、買わないで見ているだけでいられるほど根性が座ってないので(笑)
買わないのに見てる、という状態に自分自身が耐えられずに、結局通りをすーっと歩き抜けただけで終わってしまったこともあります。
音楽ブースで演奏しているのも、なんか立ち止まることに遠慮があって、すーっと通り過ぎながら聞いたり。ほんとは立ち止まって聞くのが一番いいんですよ。なのにそれができない。

だから実行委員会に参加したのです。ちゃんと目的があって、存在理由があればそこにいられるのですから。お客としてだと、なんか居づらいなと思ってしまうんですね。

昨日、今日と、その青葉シンボルロードで、SBSラジオのイベントが行われていました。
昨日は、コンドルズの近藤さんが指導してフラッシュモブをやったんじゃないかな。新聞にそういうスケジュールが出ていました。
今日は次課長などのお笑い芸人さんが来てライブしてたはず。
他にもいろんな企画が行われたようです。

これにね、行こうかなとちょっと思ってたんですよ。
お天気も上々、気温もまずまずで、まったくおでかけ日和だったじゃないですか。
でも、行きませんでした。
今日はまあ体調不良ということもあったのでしょうがないっちゃあしょうがないんですけど。

「行ってどうするんだ?」って思っちゃったんですよね。
うまくその場の雰囲気に溶け込めるならいいんですけど、なぜかいつも勝手にアウェイ感を感じてしまう。自分がそこにいていい気がしないんですわ。
これが、最初から目的のある、参加型のイベントならいいんですよ。そこにいる理由がちゃんとあるから。
「芝居を観に行く」とか「映画を観に行く」などのように、初めから目的がはっきりしている場合は何も迷いません。
「ワークショップに参加する」でもそう。することが決まってて、自分がそこにいることに正当な理由があるなら何も困らないし、むしろ積極的に交流を図ることすらできたりします。

でもそうじゃないときはからっきしダメなんですねえ。
特に、飲食ブースが苦手。
ああいう、イベント時の飲食ブースは、一人の時はまったく近寄りません。
お店に入るのはまだできるんですけどね。外で、っていうのは全然ダメです。
お酒も飲めないので、さらに用なし。
でも、イベントにおいて飲食ブースってけっこう大きな位置を占めてますよね。
静岡の秋のイベントである大道芸ワールドカップでもそうです。
あれがほんとに苦手。

でも、飲食ブースを外すと、他に何するの?っていうくらいすることが減るんですよね。
うーむ。

イベントってどうやって楽しんだらいいんですかね。
それとも、行かなきゃいいのかな? 今まではそう思って、まったく足を向けませんでしたが。
一人での楽しみ方を、なんとか開発したいなと思ってるんですよ。
人と行くのは楽しいとは思うんですけど、ちとハードルが高いんですよね。どういう相手と行くかってすごく重要でしょう?
なので、まずは一人での楽しみ方を身につけたいと。
あ、そうか、外での飲食ができるようにするのが最初かな(笑)
うーん。それもまたハードル高ししょぼん



春の3連休は、うちで、がっつりお片づけをしてました。
それはそれで大変充実した時間だったので満足してます。
新生活が始まるつもりになれるしね~チョキ