片付けはパズルに似てる | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

予定通り、しまむらにて春服を購入しました。

その前に本屋へ行ったんですよ。
新聞広告で、米澤穂信さんの新刊が出てることに気づいたので。
最初はそれだけ買うつもりで行きました。

ところが、ですよ。
米澤穂信さん以外にも、たくさん新刊が出てるじゃないですか。
その本屋へ行くのは久しぶりだったもんですからねえ。うっかりしてる間に、たくさん刊行されてました。

備忘録的に列挙しておきます。

米澤穂信「満願」
朝井リョウ「スペードの3」
石持浅海「二歩前を歩く」
桂望実「我慢ならない女」
乾ルカ「願いながら、祈りながら」
加藤シゲアキ「Burn」
月刊「ドラマ」

以上、単行本6冊、月刊誌1冊で、諭吉くんが旅立っていきました((>д<))
しかし、どの作家さんも外せない方たちばかりなので、これはもう致し方ない。
それに、本代はあんまり惜しいと思わないんですよね。

そのあと、しまむらに行きました。
スカート、ロングカーディガン、トップス3枚くらい、あと春物の靴1足。
まあこれで当分春はしのげるのではないかと思われます。
しかし、服を買うと気持ちが消耗しますな。本代よりちょっと安いくらいだったんですけど、ものすごく浪費した気分になります。無駄遣いしちゃったなあと思ってしまう。


その気分に囚われるとどん底まで持ってかれるのはわかってますので、家に帰って、その代償行為に着手しました。
そう、断捨離。いらない服を片付けて、ついでにクローゼットをきれいにしようと思ったのです。

うちは、作り付けのクローゼットが各部屋にあります。これ、便利なんですけど、収納形式が限定されるという特徴があるんですね。
しかも、引き出しが少なくて、お店の陳列棚のように棚が作ってあるのです。
だから、そこに直接洋服を置いてしまうとぐしゃぐしゃになってしまいます。そのため、カゴをいくつか用意して、それに服を入れる方式をとっています。

何回か、整理はしてきてるんですが、それでも毎日の着替えでだんだん散らかってきます。
めんどくさくて適当に突っ込んだりしてるともうわやくちゃ。
それをいったん全部取り出し、もう着ない服を断腸の思いでビニール袋に詰め込み、あれこれと服の入れ替えをしました。
これをこっちに入れて、あれをあっちに入れて、これはどこへ入れようか……。
部屋中に引っ張りだした洋服やらカゴやらで、一度は足の踏み場もなくなりましたが、根気よく作業を続けているうちに、なんとかきれいに片付きました。

そのときに思ったんですよね。こういう片付けとか、模様替えってパズルに似てるなって。
正方形の枠の中でピースを移動させるタイプのパズル。
うまくカチッとハマった時には何物にも代えがたい快感が生じます。
3時間くらい、黙々と片付けていたので、腰は痛いし、足もじんじんしてるし、指先はホコリやらなにやらでガサガサなんですけど、大変清々しい気持ちでおります。
この達成感が好きなんですよねえ。


ここ最近、在庫整理やら、棚卸し的な作業をすることが多くて、自分がけっこうそういう作業に向いてるというか、好きなんだなということに気づきました。
初めはものすごくめんどくさいし、億劫なんですけど、やり始めたらもう、ドーパミン出まくり(笑) 
終わった時の快感たるや、計り知れません。

アパートに住んでる時は、部屋の用途が限定されていないために、模様替えをする余地がたくさんありました。
しかし、家を建ててしまうと、その楽しみが減ってしまったんですよね。部屋の用途をある程度決めて建てるものですから。
その分、ちょこちょことした片付けで、ちょっとだけ目先を変えるようにしています。


あー、しかし、半日使ったなあ。
充実した休日でありました。満足。p(^-^)q