笑うしかない | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

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いいねえ、このブログネタ。
非常にシンプル。非常に単純明快。そして、どーでもいい(笑)

楽しいことはいつもある、と思って生きたほうがいいんだろうな、ということくらいは知ってる。
(元歌は「哀しいことは~」だけども)
毎日の生活の中で、ほんの些細なことでも楽しんでいられたら、きっととても幸せな人生なんだろうなと思う。
できれば私もそういうふうに人生を捉えていきたいなとは思ってる。

今年の夏は、とんでもない暑さだった。
なんて楽しいんだろう。こんな未曽有の暑さなんて、めったに体験できないぞ、とか。

残暑が続くという予報だったけど、9月になったら、すとんと切り落とすように秋になった。
日中の暑さはまだ残ってはいるけど、あれは夏の暑さじゃない。名残の暑さだ。
そして空を見上げれば、すっと澄ましかえった青空が、突き抜けるような青さで広がっている。
あんなにベタベタとまとわりついていた湿気がどこかへ消えて、今日の湿度計は、信じられないような数字を示していた。

きらめくような風、こぼれる日差し。青い空白い雲。平和な世界。

平和な世界?

そう、私の周りはとても平和。申し訳なくて、身が縮むような気がするくらい平和。
ワーキングマザーへの差別も、発達障害をはじめとするさまざまな障害に関する苦悩も、男女差別も、劣悪な労働環境も、どれもみな、私は当事者になれない。
もやもやする思いはたくさんあるけれども、どれひとつとして当事者ではないから、モノを言う権利がない。

もやもや。

もやもや。




人が作ったフィクションの世界に浸っている時だけが、やっと「楽しい」と認定できる時間。
そこから現実に帰ってくると、「自分には何も生み出せない」という苦痛が待ってる。
ずっとずっと、他になんにもしないで、他の人が作り上げた素晴らしいフィクションの世界で遊んでいたい。そんな逃避願望が日増しに募る。


こうやって、ブログに文字を書き連ねている、今この瞬間は、たぶん、「楽しい」

何か文字を書き連ねたいのに、何か文章を綴りたいのに、その中身が見当たらない。
衝動だけを抱えて、おろおろと立ちすくむ日々。


楽しい?