本日のすごい人 | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

小僧を連れて、ジャスコのゲームコーナーへ。

UFOキャッチャーやメダルゲームがひしめく中、隅の方にぽつんと、「太鼓の達人」

目の端でなんとなくとらえていたら、若いおにいちゃんが近づいて行った。

中学3年か、高校1年か。線の細い、色の白い男の子。

「そういえば、さっきもやってたなあ」と思う。一番むずかしいレベルのやつを、目にもとまらぬ早業で叩いていたぞ。


「太鼓の達人」て、そういう子いるよね。太鼓だけじゃなく、ポップンとか、ドラムとかその手のゲームの達人て、ある種名人級。どれだけやりこんでるんだろう、と思う。

かっこいいけどね。


ちらちらと、横目で見てた。

そしたら彼は、細長い布の袋を取り出した。かちかちと、木の当たる音がする。

「ん?もしや? でも、まさか・・・」

そのまさかでした。

Myバチ。ゲームに備え付けのものより、一回り細く、やや短め。

軽く握って、ゲーム開始。

・・・・・・・・信じられない速さで太鼓を叩いている。心の中で拍手クラッカー



私は初めてこういう人(Myバチ持参でゲームする)を見たんですが、これって普通なの? 達人になるとこうなるんでしょうか。


それとも、

彼がどこかの団体で実際に太鼓を叩いていて、息抜きというか、練習というかそんな感じで「太鼓の達人」をやっていたのか。


ミステリアスな、出来事でした。