ヒプノセラピーは「催眠状態」で行うセラピーですが、
(「ヒプノ」は日本語で「催眠」意味)
それは、
顕在意識が弱まり、
潜在意識が優位になっている状態です。
*顕在意識
意識の表面にある、
理性や論理的な思考などを司る意識
*潜在意識
感情や感性、記憶などを司り、
顕在意識の奥にある、意識できない意識(無意識)
子供の頃はみんな催眠状態で生きてますし、
日常でも、映画を観ていて集中してその世界に入り込んでいたり、
スポーツで「ゾーン」に入っているという時は、
同じような状態になっています。
スポーツや何かに集中した状態で入る「ゾーン」状態は、
無意識で無心で、集中していて、
ものすごくいいパフォーマンスができている
というような状態といえます。
まさに、
頭であれこれ考えていない
=理性が邪魔してない
=(催眠状態と同じ)顕在意識が弱まっている状態で、
潜在意識の中に植え込まれている
技術や体の動き、これまで練習や積み重ねてきたもの(記憶)が、
発揮されているのです。
潜在意識には、これまでの記憶が全て入っているので、
潜在意識の世界にどっぷり入ることで、
これまでやってきたこと、身につけた技術や学んだことの成果が、
いかんなく発揮されるのです。
「ゾーン」状態は最もそれができている状態ということですが、
「ゾーン」ではなくても、
プロのスポーツ選手や、本気でスポーツをやっている方、
楽器の演奏、歌やダンス、芸術的なことなど、
練習や訓練よって技術を身に付け、
それを、パフォーマンスやつくりだすものとして出していくようなものやことは
全て潜在意識で行っているものなのです。
逆に言うと、
その状態(催眠状態)になることで、
プロレベルであったり、ある程度のレベルのことができるということです。
スポーツでいえば、
顕在意識(理性)で考えていたら、
瞬時の思考や判断、そして体の動きが間に合いません。
潜在意識が優位の状態で、無意識に動けるからこそ、
体に刻まれた記憶を再現することもできるのです。
アートの分野でも、
おそらくあれこれ理性で考えているというよりは、
感性を使い、(感性は潜在意識が司ります)
無心で、集中して、
かいたり、つくったり、表現しているのだと思います。
「催眠」というと、理解しにくいものですが、
スポーツやアートなどを考えみると、
それを行っている時、
いい状態でできている時は、「催眠状態」である
と理解していただければと思います。
“あれは催眠状態だったのか”
そんな風に腑に落ちた方は、
ヒプノセラピーでも安心して催眠状態になることができますよ
love,peace&hope