おおお、とうとう8話もラストです。

視聴者的には、ここまでの流れ(大どんでん返しは既に出てしまったし・・・ニヤリ)があるので、終結部分にさほど意外性はないかもしれませんが、なにせ、“大盗事件” は5話からの長きに渡るボリューミーな事件だったので、ソフトランディングが必要だったのかもしれません。

それに、ドラマ全体で考えれば、まだ、見せられていない手の内があり、『シグナル』後半戦の闇に向けて、舵が切られた感じがします。

 

こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。視聴しながら生じた疑問の考察やら、内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。

ラストまでの完全ネタバレです。

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

シグナル  시그널 英題:Signal

 (tvN Jan 22, 2016 - Mar 12, 2016 1時間15分×全16話)

対象:15歳以上

脚本:Kim Eun Hee

演出:Kim Won Suk

 

※このドラマは、犯罪を扱うという特性上、登場人物がエピソード毎にたくさん出てくること、1話完結ではないこと、現在・過去の描写が頻繁に入れ替わる、など、通常の筋追いでは、わかりにくい部分もあるため、補足も兼ねて、びびの独断で、人名や、人間関係など、ドラマよりも先に、リマインドしたり、説明をする場合があります。

極力、ドラマ上、「なるほど!! この人がこういう立ち位置だったのね」という謎解き部分の醍醐味が損なわれることのないように工夫したいとは思いますが、なにぶん、整合性を取り切れない箇所もでてきそうな気がします。

余計、わかりにくくなったりしたら、ほんと、申し訳ないです。

 

前記事をお読みでない方は、さきに、こちらからお読みください。

#8-1 #8-2 #8-3

 

【Episode 8-4】

 

現在

 

~取調室~

 

ヘヨン「あなたが何を聞いたのか知りませんが、これがオリジナルのファイルです。この録音により、録音された場所がシン・ダヘさんの家であることが確認されました。」

 

開き直るセギュ。

 

セギュ「だからなんだ? どうだっていうんだ?」

ヘヨン「ここからは・・・あの家で、あなたが何をしたのか、あなたが供述する番です。」

 

セギュ、余裕なく、目を見開き、激しい動揺を見せてます。

 

その時、入室してきたホンギを見て、小さく頷くヘヨン。

 

この先は、モニタールームのボムジュも、アン・チスも、セギュも、どういう展開になるのか、まったくわかっていません。

 

頬に傷をうけたスヒョンが、ゆっくりと、車いすを押して入ってきました。

 

ダヘでした。

伏し目がちだったダヘが涙をにじませながら、セギュと視線を合わせました。

 

最初は誰だか、わからなかったセギュも、これ以上ないくらい、目を見開き、

椅子から転げ落ちるように、立ち上がると、部屋の隅まで飛び下がりました。

完全に、恐怖の表情です。

 

セギュ「お前・・・お前がどうして・・・・」

動揺し、無様に震えながら、ダヘに指さすセギュを、にらみつけるスヒョン、ホンギ。

 

さてお待ちかね。(笑)

 

ここで、さきほど、ダヘが何者かに拉致られたと知ったスヒョンが病院の地下駐車場に降りてきたところからの再現です。


~再現~

 

地下駐車場にたどり着き、周囲を見回したものの、それらしき車や人影はなく・・・と思ったところに、背後から、男性看護師が現れ、床に突き飛ばされるスヒョン。

 

躊躇なく、スヒョンを痛めつけてくる男。

 

これ、ボムジュ(+アン・チス)とセギュの密談から考えて、どう考えても、目撃者をどうこうしろ、と言われたボムジュの仕業じゃん。

(現役警察官とかでないことを祈るなりよ)

 

車のボンネットに押し付けられ、首を絞められるスヒョン。

 

スヒョンもやられっぱなしじゃないものの、ボムジュが送り込んだ刺客もそれなりに強い。

 

その時、後部座席に乗せられたダヘが、窓をドンドンと叩いているのに気づき、

一瞬の隙が出来たスヒョン。

コンクリートの柱に激しく打ち付けられ、そのまま、車に叩きつけられる。

フロントガラスにひびが入るほどの衝撃で、全身打撲に切り傷も負っている。

 

応戦につぐ応戦。

 

それでも、最後には、消火器で男の頭を強打し、

ダヘのもとにむかう。

 

そのまま、車に飛び乗り、すんでのところで、男を引き離すことに成功。

 

~取調室~

 

そして、今に至る。。。というわけです。

 

セギュ「お前・・・いや、どうしてお前が・・・」

 

動揺しきってるセギュを、冷たく見据えているスヒョンたち。

幽霊でもみたかのように動揺しているセギュの様子を不思議そうに見ているボムジュ。

 

セギュ「お前・・・死んだはずだろ。殺したのは俺なんだぞ・・・

 

小さく首を横に振ると、「いいえ、あなたが殺したのは、キム・ジヘなの」と、きっぱりと断言するダヘ。

 

セギュにしてみたら、誰だ、それ?状態です。

 

呆然とするのは、セギュだけじゃなく、ボムジュも一緒です。

 

立ち上がるヘヨン。

ヘヨン「ありがとうございました。あなたは、ご自身で殺人を認めてくださった。我々は、黙秘権と弁護士への相談権について、事前に伝えてましたからね、あなたの供述は、合法以外、何物でもないと言えますよね。」

 

セギュ「一体、どういうことだ? こんなことしていいと思ってるのか!(怒)」

怒鳴りだしたセギュに怯えるダヘ。

 

完全に詰んだと、わかっているからこそ、パイプ椅子を投げつけるなど、暴れ狂うセギュ。

 

さらに怯えるダヘ。

 

ヘヨンに掴みかかるセギュ。

セギュ「この野郎! 一体、どういうつもりだ? おまえごときが、俺にこんなことしていいと思ってるの? はぁ?

ヘヨンを殴るセギュ。

それだけに飽き足らず、テーブルにあったノートパソコンも破壊する。

セギュ「こんなもの、消せ!!」

 

椅子を振り上げ、ヘヨンに襲い掛かるセギュを、ホンギとスヒョンが前後から押さえつける。

 

セギュ「ちくしょう! 放せ!!」

 

スヒョン「ハン・セギュ氏、公共器物損壊、及び、侮辱、暴行、拘束への抵抗などの公務執行妨害、そして、1995年に発生した殺人事件において、あなたを逮捕します。あなたには、黙秘権があり、弁護士選任権があります。」

罪状多いな。

 

手錠をかけられても、暴れる勢いは止まらないセギュ。

部屋の隅で、恐怖でうずくまっているダヘ。

 

ははは・・と嗤いながら、「おまえら、俺にこんなことして無事だと思うのか?」と悪態をつく。

セギュ「お前ら、全員、殺してやる。殺してやるからな!! 死ね!! お前ら全員!! 俺が誰だかわかってるのか!? 全員、ぶっ殺してやる!!」

 

ホンギに押さえつけられたセギュが消えていきました。

 

震えるダヘの傍に寄りそうスヒョン。

 

そして・・・こちらを見ているであろうボムジュにむけて、ガラス窓を凝視するヘヨン。

あなたが裏で動いていたことなど、すべて、わかっているとでも、言いたげです。

 

悔しそうなボムジュが見えているがごとく、黙って、部屋を出ていくヘヨン。

 

ダヘの泣き声が響く中、お前がいながら、なんでこんなことになった・・と、隣のアン・チスを睨むボムジュ。

 

半狂乱のセギュを見送りながら、ジェハンが言い放った言葉を思い出しているヘヨン。

 

ジェハン<でも、もし、誰かが犯罪を犯したら、どれだけ彼らが大金を持っていたとしても、その罪を償わせなければならないじゃないですか。そのためにこそ、俺たち警察がいるんじゃないですか!!

 

 〜署内廊下〜

その後・・・ダヘが部屋から出てくるのを待ちわびているキム・ミンソンの姿が映し出されました。

 

ダヘの車いすを押していたスヒョンが、ミンソンに気づき、足を止める。

 

ミンソンと目があったダヘ。

万感の想いで、ダヘに近寄ろうとするミンソン。

 

とてもあわせる顔がないと言うように、その視線を避けるように、身体を斜めに向け、視線をさけるダヘ。

そんなダヘの肩に、やさしく手を置くスヒョン。

 

その場から少しだけ離れるスヒョンとヘヨン。

 

車いすのダヘに視線を合わせるように、しゃがむミンソン。

 

何も言葉を発することなく、ただ、手を重ねるのみ。

それでも伝わるものが、そこには確かにあるのです。

ダヘもただ、泣くのみ。

何度も何度も、頷きながら、ミンソンが、ダヘを抱き寄せる。

ダヘ「ごめんなさい・・」

 

そんな二人の様子を、じっと見てしまうスヒョン。

 

~回想~

2000年 8月3日、スヒョンがチニャン署に赴任してきた晩。

 

ジェハン「週末かそこらまでには(この事件を)解決させなきゃならないと思ってる」

ジェハン「終わらせるよ。そうしたら、また話そう」

 

スヒョン「・・・・・」

目を見開き、固まったままのスヒョン。

そう言うと、スヒョンの肩にポン、と触れて、出ていくジェハン。

 

振り返り、ジェハンの後ろ姿を見つめるスヒョン。

#1-2

 

一日たりとも忘れたことのないあの日のことを、どうしても思い出さずにはいられず、涙が勝手に込み上げてくるスヒョン。

ただ、固く抱きしめあう恋人たちを残し、そこから立ち去っていく。

そんなスヒョンを目で追うヘヨン。

 

なんか、いろいろ切ない。。

 

ダヘとミンソンのほうを見て、スヒョンと同じようにその場から離れるヘヨン。

 

~病室~

その後、病院に戻ったダヘに、話を聞きに行ったヘヨン。

 

点滴を受けているダヘ。

 

ダヘ「ダイヤのネックレスですか?」

ヘヨン「ええ。なぜ、ハン・セギュはそこまでして、ネックレスを取り戻したかったのでしょうか?」

ダヘ「ネックレスのケースの中に、フロッピーディスクが入ってました。」

ヘヨン「フロッピーディスクですか?」

 

宝石店に売りに行った際、ケースの中にあったフロッピーディスクを店主に指摘され、自分のバッグにしまったダヘ。(#7-3)

 

ヘヨン「それ、今でもお持ちですか?」

ダヘ「いいえ、随分前に、刑事さんにお渡ししました」

ヘヨン「刑事さんですか?」

 

~回想~

おお、公衆電話だ。

(韓国の人が日本で、街中の公衆電話やポストを見ると、「日本では、まだ使っているんですか?」と驚くのをよくYoutubeで見かけます。)

 

ダヘ<ジヘのパスポートを取りに、ジヘの家に行ったんです。その時、電話がかかってきました>

 

ダヘ「もしもし」

ジェハン「もしもし。私は、ソウル警察庁の強力班のイ・ジェハン警査です。キム・ジヘさんはいらっしゃいますか?」

ダヘ「ええ。どんな御用でしょうか?」

ジェハン「シン・ダヘさんをご存じですよね?」

ダヘ「はい」

ジェハン「もしかして、シン・ダヘさんが残していったものなどありませんか? フロッピーディスクかなにかのような・・・」

ダヘ「いいえ、何もありません」

冷たくそう言い切り、電話を切るダヘ。

ジェハン「あの・・もしもし?」

諦めないジェハン。

再度、掛けなおしても電話にでません。

家まで行ってみますが、誰も出てきません。

ジェハン「どなたかいらっしゃいませんか?」

 

仕方なく、ジヘの家をあとにすると、近所のアジュンマたちがたむろってます(笑)

そこで、そのアジュンマたちに、ジヘの写真を見せるジェハン。

ジェハン「すみません。この女性がこのすぐ向こうに住んでいると思うんですが、ご存じですか?」

 

ああ、この子ね、肌の白い子よねと写真を受け取るアジュンマ1。

ちゃっかり、椅子に腰かけながら「そうです、そうです」と話を合わせるジェハン。

「最近、見てないわよね」

「最近、見てない? それっていつ頃からですか?」

「そうね、つい最近ってわけじゃないわね。」

「さぁ、わからないけど。最近じゃないってことくらいかしら」

アジュンマ2やアジュンマ3も似たりよったりの認識です。

 

その様子を、ジヘの家にパスポートを取りにきたダヘが見つけて、慌てて、物陰に隠れる。

 

「この子、ソウルで女優になろうとしてるって思ってたわ」

「じゃ、行ったり来たりですか? それで、皆さん方は、ここ1週間くらい、見かけてないと。。」

 

 

そこまで聞いていたヘヨン。

ヘヨン「もしかして、その刑事の名前は・・・」

ダヘ「覚えていません。ただ、ソウル警察の強力班の方だということだけ、覚えています。それで、その住所宛に送ったんです」

 

ヘヨン「警察署の住所宛に送ったんですか?」

ダヘ「ええ。もし、そのディスクを持っていたら、ずっと、その刑事さんに追いかけ続けられるような気がしたんです。それで、郵便でディスクを送ったんです」

うん、いい勘してるね(笑)

 

ヘヨン「・・・・・・」

ヘヨンとしては、複雑です。

この2015年において、現物を手に入れることはできなくなりました。

びび:なりました・・・なのかな?ニヤリ

 

過去

 

〜強力班オフィス〜

ジェハンの机の上に置かれた郵便物を、チェックしながら、一つの封筒を取り上げたのは

キム・ボムジュでした。

 

その様子を目撃していたスヒョン。

その時は、なにか変だと思いながら、声を掛けず。

 

ボムジュ、女性文字の封筒を手に取っています。

 

しばらくして、ジェハンが戻ってきて、机の上の郵便物を確認し、「(俺宛に)送られてくるものがあるはずなんだ」と言いながら、周囲を探し始めるものの、時すでに遅し。

ダヘから、郵便で送ったことを聞いていたのかな。

 

さすが、ジョンジェ、さりげなく視線を、ボムジュのほうに向ける。

 

誰がなにをしたのか、すぐに気づき、

持っていた封筒の一塊を机に叩きつけるジェハン。

 

ボムジュが座る席に歩いていくと、テーブルの上には、開封された封筒がわざと置かれていました。

当然、封筒の中は空っぽです。

 

ボムジュの手には、フロッピーディスク。。

 

ジェハン「うわ~~、こんな大胆な泥棒がいるんですかね? こんなに刑事が一杯いるなかで、人のものに手をつけるとは・・!」

ボムジュ「ああ、いいところに来た。お前のことを探してたんだ。挨拶しろ。こちら、中央検察庁の事務所からいらした担当者の方たちだ。」

 

そう言うと、名刺を出してくる担当官。

担当官「特別検察チームのオ・ソンジュンです。チニャン汚職事件の捜査中、こちらに重要な証拠があると聞き、出向いてきました。あなたは、このディスクをどのような経緯で知ったのですか?

 

ボムジュ「ここにあっても必要ないものだろ? どうして、検察に申し出て、協力しようとしないんだ? この手がかりを得るために、相当苦労したんだろ。この功績は認められてしかるべきだよなぁ」

平然と宣うボムジュ。

 

完全に、してやられました。

 

 

別日

~ボムジュの自宅前~

自宅から出てきたボムジュの手は、新聞が。。。

 

ハニャン大橋事故 セガン建設に汚職捜査

 

ニヤリ、と嗤うボムジュ。

 

そこに、猛スピードで突っ込んでくるジェハンの車。

慌てて、路上駐車していた車のボンネットに飛びのくボムジュ。

 

急停止するジェハン。

ボムジュ「何してる! この野郎! お前、気でも狂ったか?」

 

ジェハン「そういうあんたは、何してるんだ?」

怒鳴り返すジェハン。

 

ジェハン「聞いたところによると、チャン議員、チェンシン日報とハニャングループは、つながってるそうだな。最も多く(賄賂を)受け取っていた人間が全員いなくなっちまった。 なんだこれは? セガン建設の汚職だと?

ボムジュ「なんのことやら、さっぱりわからんな。あのディスクには、セガンに関する情報のみが入ってたんだ。」

ジェハン「絶対、それだけじゃなかったはずだ。あんたが、全部消したんだ!! まるで、飼い主に尻尾を振る猟犬みたいにな!」

 

大当たり!

ジェハンの言う通り、ジェハンが来る前に、セガン建設以外のフォルダを消していくボムジュ。

 

くぅ~~、懐かしいクラッシック画面!

1995当時は当然クラッシックじゃなくて、現役バリバリだけど(笑)

でも、私は、Windows3.1のデザインが可愛いのになぁと思ってました。

 

ボムジュ「それで、その猟犬に噛まれた気分はどうだ? これで、目が覚めたんじゃないのか?」

ジェハン「・・・・・」

 

ボムジュ「気に入らなきゃ、消えろ。俺は、おまえみたいな奴に用はない」

この二人の反目が、解消するとはとても思えないです。

 

出かけようとするボムジュ。

 

ジェハン「一般公務員としてスタートして、今や、その年ですでに、班長(課長)ですよね。いやぁ、ずいぶん うまい選択をしてこられたに違いない。この家をみてくださいよ。 なんてすばらしい。おいくらくらいしたんですか? 刑事の給料じゃ、とてもこんな家は買えませんよ。

ボムジュ「・・・・・」

ジェハン「俺はどこにも行きませんよ。警察の顔に泥を塗った犬野郎を叩き潰すまでは・・死んでも離れません。俺が勝つか、それとも、犬野郎が勝つか、見ててください」

 

自分の車に乗り込むと、急加速で走り去るジェハン。

 

この人に、同情する部分が一つでもあれば、また、見方が違ったのかな。

 

 

現在

 

~局長室~

ノックをして入ってきたアン・チスにむかって、茶碗を投げつけるボムジュ。

 

かろうじて、避けたアン・チス。

 

ボムジュ「あのチームがあんな勝手な真似をしてる間、お前は何をやってたんだ?!(怒)」

チスを張り飛ばすボムジュ。

ボムジュ「俺を失脚させるために、わざとこんなことをしたのか?」

アン・チス「・・・・・・」

そうできればどんなに良いでしょう。 

 

非常にまずいことになってるのは、この顔を見れば

よくわかります。

 

ボムジュにとって、あんなセギュなんて小物、どうでもいいんです。

ただ、いろいろとつながってるから、ややこしいんです。

 

ボムジュ「お前は、インジュみたいな小さな町に押し込められていた、ただのちっぽけな男だったんだ。お前を連れ出してやったのが俺だってこと、忘れるなよ

 

フライングネタバレ・・その選択しかなかった当時のアン・チスにちょっとだけ同情してます。ちょっとだけ。。

 

ボムジュ「パク・ヘヨンの件はどうなった? 少しでも疑わしいところはあったのか?」

 

疑わしいと言えば、ヘヨンの手で捨てられたジェハンの無線機が疑わしいのですが、

20年も昔の、ただのぶっ壊れた無線機が何に結びつくのか、さっぱりわかりません。

 

アン・チス「いいえ・・・なにもおかしなところなどありませんでした」

 

ボムジュ「あいつが・・・もし、イ・ジェハンに起きたことを少しでも嗅ぎまわりはじめたら、すぐさま、切り捨てろ! あの事件の真相が明らかになれば、おまえは最悪の立場になるんだぞ。わかったか?」

 

アン・チス「・・・・・・」

ぎゅっと唇を噛みしめてるアン・チス。

この人のみじめさは・・・もう、どうにもならないんだろうか。

 

~焼肉屋~

 

事件解決を祝って、4人で会食です(笑)

チームの発足式とかもやるような雰囲気じゃなかったし、たぶん、はじめてだね(笑)

 

ああ、スヒョンの頬の傷が痛々しい。

きっと、見えてないところはあざだらけだよね。

 

突然、取調室での、セギュとダヘのやりとりの様子を再現しはじめるケチョル。

ダヘの声色やしぐさまで再現してるけど、あれ、ケチョルいなかったよね?(笑)

 

ケチョル「あ~~、そのやり取りを見逃しすなんて、俺としたことが信じられん」

ホンギ「ヒョンが、逃げ出したんじゃないですか」

そうだったんだ。(笑)

 

ケチョル「うるさい、うるさい! なぁ、やっぱりうちのチームはエースだよな。"京畿南部連続殺人事件"を解決して、我が国の法の王子、ハン・セギュまで逮捕したんだからな。逮捕してやったぜ!!」

浮かれまくってるケチョル。

 

ホンギ「エースの会食なんですから、もう一つくらいお代わりしてもいいですよね?」

 

ふたりして、腕組みしながら、下を向くスヒョンとヘヨン。

ここだけ見てると、マジで盛り上げたくなってくる恋愛脳。

 

ケチョル「一つと言わず、もっとたくさんだ! イモ、こっち来て。これ、もっとください。ここには何度もきてて、常連なんだからさ」

 

スヒョンの頬の傷を気にするヘヨン。

 

酒をつごうとするケチョルに、「ああ、もう十分よ。私、これから戻って、書類つくらないと」と断りを入れるスヒョン。

ケチョル「なんで、お前は、そう雰囲気を盛りさげるようなことを言うんだよ。チーム長様、どうか、このチームが楽しくやれるように協力してくださいよ」

スヒョン「それは、先輩におまかせしますよ、みんな、もっと飲んで、あとでしっかり休んでね」

そう言って、席を立ちかけると、ヘヨンも一緒に立ち上がる。

ヘヨン「ああ、わかりました、わかりましたよ。書類は俺がやっておきます。」

 

そのまま、スヒョンを座らせると、「皆さんはもっと楽しんでから、おうちにお帰りください。(スヒョンに)顔に軟膏塗っといたほうがいいですよ」と言い残すヘヨン。

最後まではっきりいわず、ゴニョゴニョとフェードアウトとか、もう!!

こういうの、いくつになっても、キュンキュンしちゃう(笑)

 

ああ、ヘヨン→スヒョンライン、キャンペーンやっちゃおうかな。(笑)

リアタイで筋追いしてたら、絶対、やってた(笑)

だって、私、ジェハン⇔スヒョンライン推しなんだもの。

敵に塩をおくるみたいになるの、どうかなって思うじゃん(笑)

 

かっこよく去っていくヘヨンを「ほ~~~」と言いながら、見送るケチョルとホンギ。

 

ケチョル「考えてみれば、あいつもそう悪い奴じゃないよな? (大声で)会計までしてってくれたら、もっといいんだけどなぁ~~」

笑い出す一同。

 

ここでの時間軸では、例の、"大盗事件"がらみで、スヒョンは死んでないし、捜査報告書を渡してあげる、とか、ヘヨンとケチョルとの目立ったやり取りとかはないはずなんだけど、徐々に・・って感じなんだろうね。

 

~未解決捜査班~

 

戻ってきた早々、PCに向かうヘヨン。

 

でも、ふと手を止め、引き出しをあけると・・・そこには、使いかけの軟膏が。。

ほら、ほらね。

これ、絶対、私に、キャンペーンやれって言ってるでしょ、制作陣(笑)← 言ってません!!

 

どうせ、自分じゃ塗らないだろうな、これ、渡しに店に戻ろうか・・・とかまで、考えてみたものの、

あ、いつもながら、紺字は私の捏造です(笑)


確かに、言葉には出してませんがそんなことは、ラブコメ的展開にすると、そうなるでしょ(笑)


「いや・・・(それはないな)」とばかりに、

引き出しにしまいなおすヘヨン。

うん、やっぱり、ラブコメだ。爆笑

今までのやり取りでも、実は、ラブコメ味あったよね。気付いてたけど、ちょっと無視してたとこ、あったな(笑)


言い方を変えれば、ジェハンとヘヨンがつながったのは、事件解決を願うジェハンの意志だけに非ず、なのかもしれません。

 

それなりに真面目に、報告書作成に取り組んでいた時、ふと、耳に、ジジジと聞きなれた音が飛び込んできて、手を止めるヘヨン。

 

それどころか、「パク警衛ニム? 私です。イ・ジェハンです」というジェハンの声まで聞こえてきました。

ヘヨン「!!!」

 

でも、はっきりではなく、くぐもった感じです。

 

なんとなく、その音を頼りに立ち上がったヘヨン。

 

そう、時間も、Just 23:23です。

 

タイミングよく、なのか、悪くなのか、ここで、アン・チスが階段を昇ってくる様子が映り込むのです。

あ、チスの回想が入るんだ。

 

~回想~

15年前のあの日・・・8月3日の晩です。

落ち葉を踏みしめつつ、ジェハンを追って、森の中に進んできたアン・チス。

(すみません。ここ、映像では、意図的に、顔を映してないんですが、アン・チス以外、誰がいるっていうんでしょう。)

 

腹部を撃たれて、苦しそうに、無線でヘヨンと喋っていたジェハンが、その足音に気づき、「過去は変えられます」とヘヨンに注意喚起する。

 

ジェハン「決して諦めないでください」

そう言うと、岩の裏に、無線機を隠すジェハン。

 

覚悟を決めたジェハンのもとに、ゆっくりと近づいてきたアン・チス。

その手には、拳銃が握られている。

 

そういうことか、ふっと笑うジェハンに、

銃口を向けるアン・チス。

 

命乞いも、恨み言も、文句も何一つ言わず、無言でアン・チスを見据えるジェハン。

 

涙、涙、涙。。えーん

 

アン・チスがかまわず引き金を引くと、そのまま、倒れるジェハン。

 

アン・チスの顔がアップになりました。

 

今まで、ジェハンが撃たれたことは、無線機からの銃声などでも、想像にかたくないことではありましたが、はじめて、撃った場面が流れました。

 

階段の踊り場の窓ガラスに映るアン・チスの目に、涙が滲んでいます。

 

~広域捜査課のフロア~

ゆっくりと、音のするほうに進んでいくヘヨン。

 

どんどん大きくなっていきます。

 

アン・チスのデスクのところまで来て、音はひときわ大きくなりました。

 

その間、部屋に向かってくるアン・チス。

 

引き出しを開けると、電源が入った無線機が入ってました。

思わず、取り出すヘヨン。

 

ヘヨン「なぜ、これが・・・ここに?」

 

その時、「パク・ヘヨン・・・」と声をかけるアン・チス。

 

ええっと、無線機に電源が入ってる事、アン・チスは気づいてるのかな?

 

他のことはどうでもいいとは言わないが、今のところ、それが最も気になる~~~っていうところで、8話ラストです。

 

★『シグナル』EP.8-4 雑感★

 

残念ながら、"大盗事件"については、ここで一旦終了です。

一旦・・・というのは、これがまた、別の形で復活するというか、いや、"大盗事件"の形で復活するわけではなく、別の線で結びつくというか・・・なにしろ、このドラマは、時空を超えるので。。

 

(オーディション前日)泊まりにきたというだけで巻き込まれてしまったキム・ジヘさんのことを考えれば、ダヘの罪は、決して軽くないということは確かです。

 

とは言っても、この後のことは、描かれてはいませんが、(自分が)殺されるかもしれない恐怖のなか、犯罪を止めなかったという理由で、実際に、裁かれることはないでしょう。

殺されるかもしれないというのが大袈裟ではなくて、セギュに殺意があったことは明白なので。。

宝石の窃盗に関しても、結局、セギュが持って帰ってしまったわけだし、

 

このドラマで、ちょっと気になることがあるとしたら、なんの罪もない人より、「だって、そうするしか他にしょうがなかったんだもん」的な人に対して、どうも正当性を持たせようとするという傾向にあるというか、その先を追及したり、描写しないんですよね。

遡れば、ジェハンの、"京畿南部連続殺人事件"の真犯人のジニョンをビルから突き落としたこととかもそれに該当するような気がします。

 

とは言うものの、このドラマ、見てると、どんどん次から次へと、大事件が勃発するので、意識は自然とそちらにむいてしまうんですよねぇ。。。

 

★『シグナル』EP.9-1に続く★