どんどん、続きをすすめていきます。
こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。視聴しながら生じた疑問の考察やら、内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。
ラストまでの完全ネタバレです。
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
シグナル 시그널 英題:Signal
(tvN Jan 22, 2016 - Mar 12, 2016 1時間15分×全16話)
対象:15歳以上
脚本:Kim Eun Hee
演出:Kim Won Suk
※このドラマは、犯罪を扱うという特性上、登場人物がエピソード毎にたくさん出てくること、1話完結ではないこと、現在・過去の描写が頻繁に入れ替わる、など、通常の筋追いでは、わかりにくい部分もあるため、補足も兼ねて、びびの独断で、人名や、人間関係など、ドラマよりも先に、リマインドしたり、説明をする場合があります。
極力、ドラマ上、「なるほど!! この人がこういう立ち位置だったのね」という謎解き部分の醍醐味が損なわれることのないように工夫したいとは思いますが、なにぶん、整合性を取り切れない箇所もでてきそうな気がします。
余計、わかりにくくなったりしたら、ほんと、申し訳ないです。
前記事をお読みでない方は、さきに、こちらからお読みください。
【Episode 8-2】
現在
~病院~
ロビーに駆けこんできたスヒョンを迎えるケチョル。
ケチョル「なんで、シン・ダヘの母親なんかに会いたがるんだ?」
スヒョン「まだ、集中治療室なの?」
ケチョル「ああ、回復中だが、数日は、見守る必要があるらしい」
スヒョン「移植手術はいつ行われたの?」
ケチョル「6日前だが、集中治療室への面会は禁止されてるぞ。俺ですら、顔を見てないんだ」
スヒョン「私が会いたいのは、シン・ダヘの母親じゃない」
病棟の看護師に案内されるスヒョンたち。
看護師「118号室でしたら、あちらです」
急ぎむかった先の118号室から出てきたのは、シン・ダヘの姉でした。
脚を止める三者。
動揺を隠しつつ、病室のドアを後ろ手で閉めるダヘの姉。
姉「どうして、こちらにいらしたのですか?」
スヒョン「それは、私が、シン・チャンヘさんにお伺いすべきでしょう。どうして、こちらにいらっしゃるんですか? こちらの部屋に、あなたのお母さまへの臓器提供者の方がいらっしゃることはわかっています」
え・・そうなのか?と、スヒョンを見るケチョル。
姉「・・・・・・・」
お姉ちゃん、顔色悪いよ。
スヒョン「感謝を言うために、いらしたのですか?それとも・・死んだと思われている妹さんに会いに来られたのですか?」
ケチョル、スヒョンの言った言葉の意味を考えております。。
姉「・・・・・・」
スヒョン「脳死状態の人ではなく、生きている人から臓器提供を受ける場合、提供するのは、大抵、家族です。あなたも試してみましたね。でも、検査の結果は芳しくなく、それに、過去に患った病気のせいで、上手く適合しなかったんですね。」
もう、調べはついているようです。
姉「どうか、おかえりください」
スヒョン「ですが、その後、臓器提供者が現れた。はるばるドイツから・・」
姉「お願いです。。このとおりですから・・・」
すがるように、声を絞り出す姉。
スヒョン「検査の結果、血液も適合し、全てがぴったりでした。まるで、生物学的な家族の一員かのように。。どうすれば、そういうことが起きるのでしょうか?」
姉「・・・・・・」
スヒョン「6日前、その人は、あなたのお母様に自分の肝臓を提供し、今、そちらの部屋で休んでいられるんでしょう。そのドナー、キム・ジスさんは・・・20年間、死者として生きてきた、あなたの実の妹の・・シン・ダヘさんですね」
目の前にいる刑事には、もう、すべてわかっているんだ、と思い、何も言葉を発することができなくなってしまった姉が目を閉じる。
それを見たケチョルが、そのまま、前に進み出て118号室の扉を開ける。
部屋の中には、ベッドに座った状態で、本を読んでいる女性の姿が。。
ベッド脇の柵に取り付けられた名札に書かれた患者の氏名は、キム・ジヘ。
ケチョルに続くように、部屋に入ってきたスヒョン。
いきなり入室してきたケチョルやスヒョンを、ぴんと来ていないような表情で見つめている。
スヒョンも、ベッドサイドの名札をちらりと見てから、「ようやくお会いできましたね、キム・ジヘさん、いえ・・・シン・ダヘさんとお呼びすべきですね」と話しかける。
シン・ダヘの名を聞き、くっと背筋に力を込めるダヘ。
部屋の外では、姉が目を閉じている。。
~病室~
そのまま、その場で、事情をきくことになり、ベッドサイドに腰掛けるスヒョン。
窓のほうに顔を背けているダヘ。
姉も、こんなことになり、うつむき、黙り込んでいる。
痺れをきらしたケチョルが「ああ・・・なんとか言ったらどうですか?一体、どういうことなのか、聞いてるんですよ? え?」と迫っても、頑なに口を開かないダヘ。
スヒョン「20年前に亡くなった方は、キム・ジヘさんなんですね? どうやって、身分を入れ替えたんですか?」
ダヘ「・・・・・・・」
答えないダヘ。
前のめりになり、「20年前に一体なにがあったんですか?」と訊ねるスヒョン。
ダヘを見る姉。
スヒョン「何も隠さず、正直に話してください」
もうこれ以上は無理だ、というように、目をつぶったまま、何度も小さく頷くダヘ。
ダヘ「すべては・・・私のせいだったんです」
~回想 セギュの別荘~
仲間の家から取り返したビデオを見ながら、酒を飲んでいるセギュ。
リビングの入口に立ったまま、背を向けているダヘ。
セギュ「お、来たか? こっちにこい」
ダヘ「ビデオをください」
笑い出すセギュ。
セギュ「なんでだよ? 俺がこれを公表するかもって怖がってるのか?」
振り向き、泣きながら抗議するダヘ。
ダヘ「それを渡してくれるっていうから、ここに来たんです。早く渡してください!」
すごい剣幕のダヘに、「ああ、わかった、わかった、ちゃんと渡すって言ったじゃないか! だから、こっちにこい!」
立ち上がり、ダヘをソファへと引きずるセギュ。
セギュ「俺がこれを手に入れるのにどれだけ大変だったか・・、少なくとも、お前も見なきゃだろ ほら、見てみろよ、な?」目をぎゅっとつぶって耐えるダヘ。
セギュ「なんだよ? 面白くないか?」
ただただ、声を殺して泣き続けるダヘに、「じゃ、もっといいものをみせてやろうか?」と、ダヘを引きずって、ガレージに向かう。
セギュ「来いよ、こっちにこいって! いいから、これ(カバー)をどけてみろ。ほら、いいか、お前に見せてやる。な、お前に見せるものがあるって言っただろ?」
トランクを開けるセギュ。
すっかり、気が大きくなっています。
嗤いながら、ボストンバックのチャックを開け、盗品を手に取ったセギュ。
わけがわからず、泣きながら怯えるだけのダヘ。
セギュ「ほら、見てみろ。なぁ、ちゃんと見ろよ」
ダヘの目の前に、盗品をかざしてみせるセギュ。
現在⇔過去と20年の時をまたいで、物議を醸しだしている"ダイヤモッコリ(다이아의목걸이)"です。
息をとめ、見入ってしまうダヘに、
「な、すごいだろ? お前みたいな底辺にいる奴、今までに、こんなの見たことないだろ?」と気分は高揚するセギュ。
セギュ「ああ、あいつら、これが無くなった時のあいつらの顔が見れなくて、残念だよ」
セギュは、金の力でどうにかなる女じゃないダヘの反応が新鮮で、それを屈服させようと躍起になっている。
しかも、今回の件で、つるんでいた幼馴染4人のうち、一番年上だったにも関わらず、本当の意味では、リーダーでもなんでもなかった、と思い知らされたばかり。。
いみじくも、ジェハンやヘヨンが言ったとおり、コンプレックスの塊のような、世間知らずで傲慢で孤独な、ちいさなねずみ🐭でした。
リビングに戻ってきて、酔っぱらって寝てしまったセギュを、
じっと見つめるダヘ。
一人、ガレージというか、さきほどの物置に戻ってくると、
トランクをあけ、盗品の入った(← 当然、ダヘはまさかこれが盗品だとは思ってなかったわけですが)ボストンバックから、さきほどのネックレスの箱を取り出す。
ダヘ「あの時は、このネックレスさえあれば、私のみじめな人生から抜け出せると感じました。救いの手(頼みの綱=동아줄)のように見えたのです。 ・・・その直後、ハン・セギュは窃盗容疑で逮捕されました。私も逮捕されるのではないか、と怯えました。毎日、地獄のようでした。それから、ハン・セギュが釈放されたという記事を見ました。そして・・あの日、ハン・セギュがうちに電話してきたんです」
怯えて部屋の中に引きこもっていたダヘの元に、一本の電話がかかってくる。
出るなり、「お前だな? お前が俺のものを盗ったんだ! お前ごときがよくも俺のものを盗んだりできたものだな? いいか、俺がまだ、人間らしいうちにとっとと返すんだ」とダヘを脅してくるセギュ。
ダヘ「いやです」
セギュ「え?」
ダヘ「あなたの顔なんて二度と見たくありません」
セギュ「なんだと?」
ダヘ「私も悪いことをしたとわかってます。だから、明日には、警察に自首しにいくつもりです」
セギュ「何言ってんだ? 死にたいのか? おい!!」
ダヘ「二度と連絡してこないで!」
身の危険を感じてるのは、ダヘ以上のセギュが、わ~わ~わめいている中、電話を切るダヘ。
ダヘ「その晩・・・ハン・セギュが家にやってきたんです」
~ルームサロン~
ルームサロンに女性を呼んで、酔っぱらっているセギュ。
そこに入ってきたのは、ヘヨン。
ヘヨン「ハン・セギュ弁護士さんですか?」
薄目をあけて、だれなのか、確認しようとするセギュ。
ヘヨン「あんた、ホントに創造性に欠けてるんだな。遊び方が20年前とちっとも変ってない」
誰だ、こいつ・・・と酔った頭で思い出そうとしてるセギュですが、ヘヨンとは面識ないです。
店の従業員が「申し訳ありません」と、ヘヨンを連れ出そうとすると、「放せよ!」と払いのけるヘヨン。
ヘヨン「20年前、シン・ダヘに盗られた盗品、覚えてますよね? サファイヤのネックレス・・・」
セギュ「・・・・・・」
ヘヨン「まだ、続けますか? みんなに聞かれてもいいんですか?」
仕方なく、隣の女に「出ていけ」と告げるセギュ。
おとなしく部屋から出ていく連中。
二人きりになったヘヨンとセギュ。
持ってきた缶の飲み物を飲み干すヘヨン。
これ、コーン茶でいいんだよね?
全画面にしたら、オクススって縦に書いてあるのがうっすら見えます。
あえて、入れてきてるみたいに見えるんだけど、今後の展開で、なにか、関連性あるんだっけ? ← ああ、完全に忘れてるなぁ。。(苦笑)
セギュ「お前、誰だ?」
ヘヨン「ソウル中央署 未解決捜査班の、パク・ヘヨンです。我々は、20年前の、シン・ダヘさんの自殺について捜査しているんですが・・あ、自殺じゃないな、殺人だった・・自殺じゃなく、殺人事件と呼びますね」
名刺をポンと、セギュに投げ渡し、ソファに腰を下ろすヘヨン。
ヘヨン「再捜査をしてみたんです。被害者は、パジャマだったことから見ても、犯行場所はおそらく彼女の自宅だ。犯行時刻は夜。強盗や事故死であれば、犯人は遺体を処分するのにそれほど苦労しなかったはずだ。だが、犯人は被害者と面識があり、知り合いだった。」
話しながら、テーブルの上に置かれたグラスや器を動かしながら、上手くセギュの集中力をコントロールしていくヘヨン。
セギュ「一体、ここに何しにきた?」
ヘヨン「最後まで聞いてくださいよ。犯人は、シン・ダヘの死を自殺に偽装しようとして、パジャマの上に着せた上着のポケットに 身分証を入れた。そもそも、それが圧倒的に注意力が欠落してたんですよ。」
きっと、ウンジなら「この犯人はアマチュアだよ」と一刀両断したことでしょう。
ヘヨン「犯人は、麻薬かアルコールのせいで、正常な判断ができなかったのかもしれない。そのせいで、きっと判断力を失ってた可能性が高い。・・・ところで、当時、あなたは麻薬を常用してましたよね?」
一貫して、セギュへの挑発を重ねていくヘヨン。
セギュ「お前、一体・・・」
ヘヨン「ああ、それから・・この手の犯罪では、その人物がよく知っていると思われる場所に、遺体を遺棄されることが多いですよ。あなたの別宅の近くとか・・・たとえば、ミガン湖のような・・」
最後、カランとグラスに氷を落とし込む。
はは・・と乾いた笑いを浮かべてますが、内心は腸が煮えくり返っているセギュ。
セギュ「今、俺を脅かしているのか?」
ヘヨン「いいえ、ただ、事実を言ったまでですよ。この事件は、まったく捜査されていなくて、解剖もなしに、自殺として処理されたんです。検察もそれほど気にすることなく、終了させてしまったようです。ああ、とても自分の息子を殺人犯にさせるわけにはいかない検事長様でしたら、そうするかもしれませんよね。」
セギュ「・・・・・・」
黙ってしまったセギュを見て、ふっとほくそ笑みながら、立ち上がり、更に、セギュとの距離を縮め、近くに座るヘヨン。
ヘヨン「あなたは、銀の匙を咥えて生まれてきて、常に、お父上の地位に依存してきた。金をばらまき、女性に性的暴行を加えるなんて・・ああ、マジで気分悪いし、最悪ですが、(百歩譲って)そこは見て見ぬふりをしましょう」
決して、見て見ぬふりなんかしないくせに、一応、ロックを作りながら、譲歩したような口ぶりです。
ヘヨン「ビデオを取り返すために、友人宅に強盗に入ったり、他人の人生を台無しにしたっていう事実だって・・・気がおかしくなりそうなくらい腹立たしいんだ。でも、まぁ、"だからって俺になにができる"と、そう言えるかもしれない。」
なんだか、自虐も入れてきたなぁ。
ヘヨン「でもね・・・人を殺したらだめだろ」
ここだけは、恐ろしいほど、声を低くして、本気のトーンを見せるヘヨン。
ヘヨンが会話しながら、自分で作っていた水割りに口を付けようとした時、「だったらどうする?」と開き直ってみせるセギュ。
所詮、お前に何ができる・・と言わんばかりです。
セギュ「ああ、俺が殺したよ。あの雌犬は自分の立場もわきまえず、俺のものに触れたんだ。だから、殺してやった」
ヘヨンのグラスを奪い取るセギュ。
セギュ「で、どうするつもりだ?」
過去
~ダヘの自宅~
夜中、勝手に、ダヘの部屋に侵入してきたセギュ。
まぁ、すでに、世間を騒がせた、れっきとした窃盗犯だからね。
万能鍵くらい持ってるか。。。
かなり大きな袋?みたいなものを部屋の隅に置くセギュ。
ベッドに寝ている人影を確認し、すぐさま、馬乗りになると、全体重をかけ、布団の上から首元を圧迫していく。
暴れていた声が次第に弱くなっていく。
セギュ「お前ごときが、なんで、俺のものに手をつけた?」
馬乗りになったまま、押さえつけ、窒息させようとしているセギュを、真っ暗なキッチンの冷蔵庫の陰から、見ている女性。
ダヘでした。
~ダヘの病室~
あの晩、なにがあったのかを、スヒョンに供述するダヘ。
ダヘ「見ているしかできませんでした。止めることが出来なかったんです。いえ、ただ、怖くて怖くてたまりませんでした。もし、あそこから出たら、私も殺される、と思いました。すごく怖くて・・動けませんでした」
ダヘの言葉に、どこか矛盾はないか、注意深く聞いているスヒョン。
ダヘの告白を辛そうに聞きながら、妹の手を握る姉。
ダヘ「そのあと、私は母の自宅に向かい、そこに隠れていました。ですが、その時、警察から連絡がありました。私が死んだと言ってました。・・・その時、決心したんです、キム・ジヘとして生きていくことを・・」
何も言わずに、ただ、ダヘを見つめているスヒョン。
~ルームサロン~
セギュ「どうした? 俺を逮捕するつもりか?」
ヘヨン「・・・・・」
セギュ「俺は、弁護士だぞ。この国のトップの弁護士事務所、HK法律事務所の弁護士だ。黙秘権・・弁護士を選ぶ権利・・お前はそれらを事前に伝えていない。つまり、俺の(さっきの)自白は、法的な効力はないんだ」
ヘヨン「・・・・・」
悔しそうにセギュを睨むヘヨン。
とはいえ、これは、見せかけです。
スヒョンに言われたとおり、まだ、セギュが殺人を犯したという証拠は何一つないわけで、逮捕することはできないってわかってるからに決まってます(苦笑)
セギュ「不公平だと思うなら、捜査を続ければいい。俺を捕まえることなどできないだろうがね。俺には常に、逃げ道があるんだよ。韓国はいい国だ。」
嗤いだすヘヨン。
ヘヨン「さすが、我が国最高峰の弁護士事務所の弁護士さんともなると、違いますね。あんたの脳には、ゴミが一杯詰まってるようだ。」
セギュ「なんだと?」
ヘヨン「あんたは、父親のコネをつかって、パートナー弁護士になれた。だが、あんたは、ここ数年、勝率ゼロらしいな」
※雇われ弁護士ではなく、経営権も決定権も所持している弁護士。
ヘヨン「割り当てられたいくつかの事件を台無しにした後、もうどんな事件さえ、回ってこないそうじゃないか!」
アメリカの弁護士ドラマとか見てると、そのあたり、すっごくシビアだよねぇ(笑)
ドン、とテーブルを叩くセギュ。
あ・・・(察し)
こんなわかりやすい図星ある?(笑)
セギュ「こいつ!」
ヘヨン「あんたの、そのくだらない脳みそで、あんたの立場を守り切るための準備をしておくがいい。たとえ、解雇されようとも、お前を殺人罪で放り出してやるからな!」
並々ならぬ覚悟です。
首に青筋立てて、ガシャ~ンと、アイスペールを倒し、部屋を出ていくヘヨン。
ヘヨンがいなくなった後、テーブルの上のものをめちゃめちゃに払いのけるセギュ。
よく見る奴。。。
ここで、切りますね。
★『シグナル』EP.8-2 雑感★
女優になりたい、という夢に向かって、前向きに、ひたむきにがんばっているつもりでも、どんどん疲弊していく日々。
気が付けば、金持ち男の相手に差し出され、録画までされてしまって・・・こんなものが世の中に出回ったら、と考えると、恐ろしくてたまらない。
セギュが卑劣で、クズ野郎だということは大前提だけど、普通に考えて、"ビデオを渡してやる"と言われたからと言って、レイプされた相手のもとに一人でのこのこ出かけていくというのは、さすがにどうなんだろうか。
寝入ってしまったセギュをみて、肝心のビデオを持ち去ることは頭によぎらなかったのかどうか、その部分は定かじゃありませんが、それほどまでに、ダイヤの誘惑は、強烈だったんでしょうか。
ふと魔がさす・・・
そんな言葉で片付けていいものかどうか・・・少し迷います。
ダヘが、見るからにだまされやすくて・・・っていうタイプだったら、そこまでは思わないのかもしれないけど、"The 不運"だけでは片づけられない何かが、この子にもあったような気がするんです。
それとも、ここに出ていないだけで、もっとひどい交換条件を出されたのかな。
まぁ、今更と言えば今更なんですが。。
あんなふうにトランクに、無造作に置かれていたものに、そこまでの価値があるなんて思っていなかったダヘにとって、宝石店で提示された金額は、青天の霹靂だったでしょうね。
セギュにいたっては・・・なにかと言えば、「감히(カミ・・よくも、お前ごときが)」を連発してますけど、学生時代も、現在も、そこまで、みんなからひれ伏されるような身分でも立場でもないように思えるんですけど、そこんとこ、どうなの?って感じです(苦笑)
どうしても、財閥の御曹司をヒエラルキーのトップに据えたがる悪い癖が出てしまう(笑)
でも、確かに、テヨン中等高等学校が『相続者たち』の帝国高校みたいな学校だったと考えると、セギュは、≪お金より名誉を大事にする法曹界、医学界、学者、政治家の2世、3世集団の名誉相続者集団≫に属するんだと思うんだけど、ああ、検察総長の息子と考えたら、私のハヌリが演じたヒョシンのポジションなのか。
そう考えると・・・理不尽なプレッシャーをかけ続けられているうちに、歪んでしまった感は否めないか。。
だけど、当然ですが、同情は一切しません。
ちなみに、検索ついでに、ウリシク(パク・ヒョンシク)の演じた自由人チョ・ミョンスくんは、"韓国最高のローファーム、スンリの代表弁護士の息子"っていうことなので、クラスメートの親たちの裁判沙汰は裏の裏まで知っているという立場でした。
弁護士になってからのセギュの立場は、おして知るべし。
いや、あくまでも、個人差というものが大きく、セギュがクズであることに変わりなしです。