気づけば、5月も終わりました。

早い! Σ(゚Д゚)

 

こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。視聴しながら生じた疑問の考察やら、内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。

ラストまでの完全ネタバレです。

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

シグナル  시그널 英題:Signal

 (tvN Jan 22, 2016 - Mar 12, 2016 1時間15分×全16話)

対象:15歳以上

脚本:Kim Eun Hee

演出:Kim Won Suk

 

※このドラマは、犯罪を扱うという特性上、登場人物がエピソード毎にたくさん出てくること、1話完結ではないこと、現在・過去の描写が頻繁に入れ替わる、など、通常の筋追いでは、わかりにくい部分もあるため、補足も兼ねて、びびの独断で、人名や、人間関係など、ドラマよりも先に、リマインドしたり、説明をする場合があります。

極力、ドラマ上、「なるほど!! この人がこういう立ち位置だったのね」という謎解き部分の醍醐味が損なわれることのないように工夫したいとは思いますが、なにぶん、整合性を取り切れない箇所もでてきそうな気がします。

余計、わかりにくくなったりしたら、ほんと、申し訳ないです。

 

前記事をお読みでない方は、さきに、こちらからお読みください。

#7-1 #7-2 #7-3

 

【Episode 7-4】

 

過去 1995年

 

そして

再び、路上練習。

 

スヒョン「見つけました!」

とりあえず、数件分の、条件に該当する電話番号と、その所有者と住所を一覧にしたものをジェハンに見せるスヒョン。

 

真剣に見入ってるジェハンを見て、やった!が顔に出ちゃってるスヒョン。

 

スヒョン「末尾2桁の違う100件の電話番号のうち、実際に居住していると判明したのが24件。それらの中で、20代女性も住んでいるのは、5件だけでした。」

前のページをめくり、自分が指示した通り、こつこつやり遂げたのを確認したジェハン。

 

ちょっと得意げに、髪を耳にかけるポーズをしてしまうところが可愛いじゃん。

掌の脇が、鉛筆の煤だらけなのもね。(笑)爆笑

 手ぐらい洗おうよ😂

 

お・・・得意げなスヒョンを見ても、なにも言わなかったよ、ジェハン。(笑)

やっぱり、コイツ、刑事やりたいんじゃんって視線を向けてます。

 

スヒョンのメモを無造作に破り取る。← ジェハンのガサツさも、スヒョンにはモシッタなのよ(笑)

 

ジェハンの「だったら、町へ繰り出してみるか?」の言葉に、目を丸くするスヒョン。

スヒョン「私がですか?」

ジェハン「おい、ハンドル、ハンドル!!」

 

今回は、路肩にむけてつっこむところだったのを、慌てて、車線に戻すスヒョン。

 

ジェハン「まっすぐ前見て運転しろ!」

スヒョン「はい」

やる気に満ちてます。。

 

実際に、リストアップされた5件の家を回って、確認をとるってことのようです。

 

何軒目なのかな?

すっかり、日も落ちて、暗くなってました。

署に戻らなくてもいいのかな(笑)

マスコットガールが消えて、大騒ぎになってないかな?(笑)

 

ジェハン「おい、お前はそのまま、車に乗ってろ」

スヒョン「私が見つけたんです。探し出した人の顔を見てみたいんです。」

 

スヒョンの言葉ではなく、該当の家を見たジェハンの表情が一瞬曇る。

そのまま、歩き出すジェハンと、後ろをひょこひょことついていくひよっこ🐥


該当の住所の家には・・謹弔と書かれた提灯が下がっていました。

住所は合ってます。

 

スヒョン「でも、一体、誰を探しているんでですか?」

家の中に入っていくジェハンと、あとに続くスヒョン。

 

葬儀中でしたが、

特に弔問客もなく、家族が祭壇の脇に座っていました。

 

ジェハンを出迎えた男性・・・は

20年後、未解決捜査班を訪れたキム・ミンソンさんでした。

 

黙って会釈したジェハンも、遺影を見た瞬間、宝石店のCCTVで見た女性だと気づきました。

 

20年後のミンソンが、男性の刑事さんと一緒にいらした際に、お会いしたことがある、と、スヒョンに説明したのは、この時のことを言っていたんですね。

ここで、関係性が繋がりました。

 

 

現在 2015年

 

話しを終えたミンソン。

 

ミンソン「よろしくお願いします」

丁寧に頭を下げて、帰っていきました。

 

ケチョル「はぁ、年寄りでもないのに・・・」

ホンギ「最近では、若い人でも、アルツハイマー型認知症にかかるらしいですよ」

ケチョル「らしいな。うちらは、どこかいい病院かなにかを探してやるべきだよな」

完全に妄想扱いです。

 

ミンソンが置いて行った名刺をじっと見ているスヒョン。

(www.photodh.comは残念ながら無効です。真顔

 

スヒョン「確かに、写真は、彼の昔の婚約者にとてもよく似ていたわ」

ホンギ「写真の、アングルや光加減によって、全くの別人が、同じように見えることだってありますよ」

ケチョル「もちろん、それだけじゃない。20年も一人の人を忘れられないっていうのも、どうなんだ? ありえないだろ・・。金を持ち逃げされた以外、そんなはずあるか!」

スヒョン「忘れられないのかもしれない・・・」

実感こもってます。

 

黙ったまま、スヒョンの様子を窺うヘヨン。

ミンソンの話では、ジェハンとスヒョンが一緒だったと言ってたし、どうも、さっきから、スヒョンの様子が気になるのね。

 

ホンギ「それはないでしょう。人間は、常に出会いがあれば、別れもあるんですから

なんだか、妙に達観してるホンギ。

 

ヘヨン「・・・・・」

ホンギに対しても、答えません。

 

なんか、わたし、変なこといいましたか?って感じのホンギ。

 

ケチョル「おい、そういうこと言うな。」

ホンギ「え?」

ケチョル「お前もだぞ」

スヒョンを指さすケチョル。

スヒョン「なによ?」

 

ケチョル「この事件の話だよ。俺は反対だ」

ホンギ「私もです。死体は、すでに火葬されています。科学的な証拠が一切、残ってませんし・・」

その通りだ、と相槌を打つケチョル。

 

スヒョン「写真が撮られたカフェに証拠があるかもしれない」

すでに、スヒョン、やるモードです(笑)

 

ヘヨンは、いち早く、それに気づいて、ああ、やっぱりな・・・って感じね。

 

ケチョル「なんで、お前はまた、そんなことを言いだすんだよ~~」

ホンギ「(カフェなんて)毎日、どのくらいの人が出入りするのか、考えてもみてくださいよ。とても、証拠なんて残ってるとは思えません」

 

なにか考えているようなスヒョン。

 

スヒョン「(自分で)確認してみるまでは、なにもわからない」

 

ケチョル「ああ、もういい、もういい。他人の色恋なんて気にせず、オ・デヤン事件に取り掛かろうぜ。これこそ、真の未解決事件だぞ」

あはは、出た!オ・デヤン事件(笑)

 

それにしても、一切、一言も口をきかず、みんなの言うことを聞いているだけのヘヨンのことも気にかかる。

 

スヒョン「もし、彼の言うことが正しければ、湖で発見された遺体は、身元不明の遺体ってことになる。それだって、十分、未解決事件となりうるわ」

うちで扱うのに、なんの文句があるって言うのよ!ってオーラと圧がすごい。(笑)

 

ケチョル「はぁ~~、(こいつ)何を言ってもだめだ」

ホンギ「パク・ヘヨン警衛はどう思います? 反対ですよね?」

やっと、気にしてくれたよ(笑)

 

ケチョル「当然、そうに決まってる。最近の若いもんは、そういう一途な愛とかいう話には興味ないんだよ」

 

ヘヨン「そのイ・ジェハン刑事とは、どうやって知り合ったんですか?」

今までの話題とは全然、かけ離れた質問を投げかけるヘヨン。(笑)

 

スヒョン「・・・・なぜ、私の先輩に関心を持つの?」

 

ヘヨン「先輩なんですか?」

アン・チス以外にも、こんなに身近に、ジェハンの知り合いが傍にいたんだ、と気づいたヘヨン。

 

スヒョン「昔、一緒に働いていたことがある」

ジェハンの個人調査書の経歴を思い出すヘヨン。

 

ヘヨン「どうして、彼女の葬式に出向いたんですか?」

スヒョン「私に尋問する気?」

ヘヨン「この事件のために、聞いてるんですよ。どうして、シン・ダヘさんの家に行ったんですか?」

 

ホンギ「そりゃ、捜査のために決まってるんじゃないですか? そうでしょ?」

スヒョン「詳しいことはわからないけど、盗品を探しているとかって、先輩は言ってた」

ヘヨン「盗品? どういったものか、聞いたりしましたか?」

突っ込んで訊ねるヘヨンを見据えるスヒョン。

スヒョン「蒼いダイヤを探してるって言ってたわ

ヘヨンの反応を探り探り、答えていくスヒョン。

 

ここで、ヘヨンの脳裏に、最後の交信(← ヘヨンはそのつもりでいる)の際に話していたジェハンの言葉が蘇るのです。

 

ジェハン<盗品が行方不明なんです。ダイヤのネックレスです。それには・・・より大きな問題が含まれていたんですよ。

#7-2

 

ヘヨン:イ・ジェハン刑事は、一人で、盗品を追い続けていたんだ。この事件は・・・ハン・セギュに関係しているんだ。

愕然となるヘヨン。

 

ヘヨン「・・・・・・・」

 

それは、"大盗事件"が終結してなかったことを意味していました。

 

ケチョル「あ~~、イライラさせやがる。なんで、そんなに、質問ばっかするんだよ」

 

ヘヨン「もしかして、それって、ハン・セギュが真犯人として逮捕されたあとでしたか?」← また、質問を重ねてきました(笑)

頭の中も、胸の中も、ジェハンのことで一杯です。

やばい! 『裏窓』が私を呼び始めた(笑)

なんかねぇ、禁断症状っぽいのが出始めた感ありよ。🤭

 

話を元に戻します。

 

 

スヒョン「・・・・そうよ」

 

ケチョル「つまり、お前は、この事件をやらないってことだよな?」

ヘヨン「・・・・・」

 

その時、突然ですが、ウィギョンが「掃除しま~す」と小さく呟きながら、後ろを通り過ぎました。

 

ヘヨン「・・・やりましょう」

この意志を固めた顔・・・いいわぁ。

 

無言で、椅子に寄りかかり、天を仰ぐケチョル。

じっと腕組みをしながら、ヘヨンを見ているスヒョン。

 

ヘヨン「多数決取りましょうか? 賛成」

ケチョル「俺は反対!!」

ホンギ「私も反対ですね・・」

スヒョン「私は賛成」

 

ケチョル「ほら、2対2だ。はい、決まり」

 

ウィギョン「あの・・・僕も賛成に入れてもいいですか?」

伏兵現る!(笑)

 

ケチョル「誰が、参加しろって言った?(怒)」

スヒョン「この子だってチョモ(半人前)じゃない。つまり、2.5対2よ」

しめしめ・・・と嬉しそうに、茶碗をもって、出ていくウィギョン(笑)

 

スヒョン「じゃ、私は人に会ってくるから、あんたたちは、証拠を集めてに行って。あと、シン・ダヘの銀行口座やクレジットカードの記録もね。(ヘヨンに)ちょっと来なさい」

面貸せ、って意味ですね(笑)

 

ま、当然と言えば当然ですが、ヘヨンはイマイチわかってない感じです。

 

今朝、いみじくも、アン・チスが、スヒョンにあれこれ話したことや、捨てたはずの無線機を見つけられたことなど、ヘヨンは知りませんからね。

 

ケチョル「おい、ファン・ウィギョン、お前、こっちこい!なんで、あんな余計なことした?」

ウィギョン「すいませ~ん」

爆笑爆笑爆笑爆笑爆笑

 

~廊下~

ヘヨン「どうかしました?」

スヒョン「秘密を持った人間とは働けないって言ったわよね。だから、本当のことを話しなさい。」

ヘヨン「あ~~、また、それですか・・」

若干、大袈裟に呆れたように演技してみせるヘヨン。

 

スヒョン「あんた、イ・ジェハン先輩のこと、どうして知ってるの?」

ヘヨン「・・・・・」

一瞬だけ、迷いながらも、やはり言えない・・ヘヨン。

 

振り返り、「言ったじゃないですか。私の知ってる人と同じ名前だって」

スヒョン「・・・・・・」

そんな話を誰が信じると思う?という顔で、ヘヨンを見続けてます。

 

ヘヨン「亡くなった方の家族に会いにいこうとしているんだ、と思ってましたよ。私は、当時の事件担当者の刑事に会いにいけばいいんですよね? じゃ、向かいますね。また、あとで・・。ちゃんと食事してくださいよ」

逃げられた・・というか、あえて逃がした!!

 

アン・チス<俺に聞いてきたんだ、チニョン署強力班にいたイ・ジェハン刑事をしっているか、ってな>

 

絶対、なにかある・・と確信してるね。

 

~ミガン警察署~

当時の事件担当者をたずねてきたヘヨン。

ヘヨン「変死事件を扱った刑事さんだと伺ったんですが・・」

刑事「どういう御用件でいらしたんですか?」

ヘヨン「当時の捜査資料を受け取ったのですが、少し疑問がありまして・・遺体を見つけたのは漁師で、その遺体は、ポケットにあった財布に入っていた身分証に寄って特定されたのことですよね・・」

刑事「おっしゃるとおりです」

ヘヨン「遺体の状態は、かなり悪くなっていたに違いありません。ご家族は、どうやって、それが自分の家族だと確信できたんでしょうか。」

刑事「着ていた服や、遺体と共に発見されたものを見て、彼女の所持品だと言ってました。」

ヘヨン「ですが、理解できない部分があるんです。シン・ダヘさんの家はソウル市内でした。1時間半くらい離れています。パジャマの上に上着を着て、ここまで来たってことなんでしょうか?」

資料には、発見当時、身に着けていた衣服の写真画像も載っていました。

 

刑事「その通りです。私もその点はひっかかりました。自殺者ではないのかもしれない、と考えたんです。だからこそ、解剖するよう、要請したんですが、ご家族が断固として反対されたんですよ。

ヘヨン「ご家族がですか?」

あまりに意外だったのか、聞き返すヘヨン。

 

~カフェ~

スヒョンは、単独で、シン・ダヘの姉と会っています。

スヒョン「お母さまのお世話をなされている、と伺いました」

姉「ええ」

言葉少なな姉。

スヒョン「実は、お母さまにもお会いしたいんです。お宅にお伺いしようかと・・」

姉「母はとても病気が重く、病院におります」

スヒョン「それでは・・・病院にお邪魔してもよろしいですか?」

姉「残念ですが、本当に状態が悪くて、ICUに入っているんです」

 

ああ、と小さく頷くスヒョン。

これはもう、この姉に話を聞くよりほかはない、ということです。

 

スヒョン「シン・ダヘさんのご遺体を確認された方だそうですね。それが、妹さんだとどのようにして、確信されたんですか?」

 

今頃、なぜ、そんなことを・・と、明らかに顔に出ています。

「身長や髪の長さとか、妹と同じでした。服もあの子のものを着てましたし・・」と答える姉。

スヒョン「もしかして・・シン・ダヘさんの持ち物をなにかお持ちですか?」

少しためらう姉。

姉「いいえ、全て燃やしました。」

スヒョン「え? 持っていらしたものを全て燃やしたんですか?」

さすがに聞き直すスヒョン。

 

姉「ええ・・母には、あまりにも辛すぎることでしたので・・・お役に立てなくて申し訳ありません

 

うわぁ、けんもほろろ。。。

このお姉さん、別に、表立って拒否してるってわけじゃないけれど、どこか、協力的じゃないというか・・・それに、いくら、身近に置いておくには辛すぎるといって、亡くなった家族の遺品を全て燃やしてしまう、など、違和感ありまくりです。。

 

スヒョン「・・・・・・・」


~未解決捜査班~

署に戻ってきてから、話をするヘヨンとスヒョン。

 

ヘヨン「自殺じゃありませんね。自殺場所のほとんどは、(本人にとって)意味のある場所、もしくは、身近な場所です。ですが、シン・ダヘとミガン市は何の関連もありません。さらに言えば、もし彼女が(自分で)自殺しようとして湖に行ったのだとしたら、無意識ではなく、前もって計画されていたはずです。ですが、彼女は、パジャマの上に上着を羽織っていました。そんなこと、ありえません。」

 

無言で報告書に目を通しているスヒョン。

 

ヘヨン「誰かが・・・シン・ダヘを殺してしまった誰かが、自殺に見せかけた可能性が高いですね。家族についてもです。担当刑事が、解剖を要請したのに、断固として反対した。間違いなく、なにかを隠しているようです

スヒョンも概ね、そんな印象を抱いているはず。

 

そこに、スヒョンへ電話です。

 

スヒョン「なにか見つかった?」

 

~カフェ~

カフェに証拠を採取しに行ったホンギからでした。

 

ホンギ「テーブル、イス、ドアノブまで至る所を確認しました。指紋が何重にも重なり合ってしまって、とても、発見には至りません。」

ふふふ、『推理の女王』なら、重なり合った指紋も分離しちゃうファンチーム長がいるのに(笑)

 

ホンギ「だから、言ったじゃないですか。ここでは何も見つけられませんよって」

ちょっとイラついてます。

 

打つ手なし。。なのかな?

 

過去

 

~ハン検事長の別荘~

 

管理人がスーツケースのようなものを持って出てきたところに、

(もしかして、解雇されたとか?)

 

待ち構えていたかのように現れたジェハン。

 

管理人「どうしていらしたんですか? なにか御用でも?」

ジェハン「・・・・・・」

管理人「ああもう、だから、盗品がここにあるかどうかなんて、本当に知らなかったって言ったじゃないですか」

 

その件じゃありません。

 

シン・ダヘの写真を見せるジェハン。

ジェハン「この女性、知ってますよね?」

目を反らす管理人。

 

ジェハン「ハン・セギュとはどういう関係なんですか? ハン・セギュが盗んだ品物をこの女性が持ってたんですよ。彼女、この別荘にも出入りしてたんでしょ? 恋人だったんですか?」

矢継ぎ早に訊ねるジェハン。

 

管理人「あのガキ(セギュ)は、完全に遊び人でしたよ。恋人なんかであるものですか。ただの、遊び相手ですよ」

 

管理人の証言に基づき、再現された別荘の様子が映し出される。

 

 

 

〜別荘〜

夜更け、仲間と共に酔っ払い、女たちと大騒ぎに興じるセギュ。仲間というのは、幼馴染のバカ息子たちです。部屋の中は、メチャクチャ。

 

 

一応、時系列的には、"大盗事件"の前からこんな状態だった様子です。

 

 

 

管理人「あいつらが来ると、別荘中を汚すんですよ。毎回毎回あいつらの後始末をさせられたあとは、ホント、具合が悪くなるほどでしたよ。」

それでも、雇われてる以上、我慢してたってことですね。

 

ジェハン「その後、彼女が来た事はありましたか? "大盗事件"のあとも、盗品はしばらくここにあったはずだ

 

管理人「一度、一人で来たことがありましたよ」

ジェハン「一人で?」

 

別荘の中を、引き出しからなにから、必死に家探しして、ダイヤのネックレスを手に取ったシン・ダヘ。

ここ、よ~く見返したら、セギュの赤い車のトランクを開けて、取り出してた。。。

 

ジェハン:その際、シン・ダヘは、盗品を盗みだしたに違いない。

 

(ダヘにも)どこか、後ろ暗いことがある、と思ったのは、当たってました。

もちろん、それなりの理由はあったのですが、それはまた、後々明らかになります。

 

  

現在

 

~カフェ~

ぼ~~っと椅子に腰かけてるホンギ。

たぶん、言われたとおり、ちゃんとテーブルやらなにやら、指紋撮りまくったんだと思うよ(笑)

疲れちゃったんだよね?

 

シン・ダヘが座っていたとされる席の周囲を見て回るヘヨンとスヒョン。

 

ああ、あのあと、署からカフェにやってきたのね。

 

ヘヨン「全部、チェックしたんですよね?」

ホンギ「テーブルから、椅子4脚、床の塵までチェックしましたよ!」

明らかに、スヒョンに不満方々、アピールしてます(笑)

ホンギ「・・・でも、なにもありませんでした」

 

自分の目で確かめるまでは・・・という口癖ではありますが、さすがに、スヒョンも無言です。

その時、何気なく、店の本棚に目を止めるスヒョン。

 

ひと際目立つドイツ語で書かれた青い背表紙。

Ursprung des deutschen Trauerspiels

〈ドイツ悲劇の根源〉 

ダヘssi、ドイツ語、原書読めちゃうの。

 

最近、撮られたシン・ダヘの、なにか、青い本を読んでいるような窓辺の写真を

思い出すスヒョン。

 

自分の指紋がつかないように、ハンカチ越しに持ち上げるスヒョン。

 

スヒョン「(店員さんに)すみません、こちらは、このカフェのものですか?」

店員「いいえ、お客様がお忘れになったものです。あ、そうでした。そちらに座っていらした女性が残していかれたものです」

 

ミンソンの姿を見て、慌てて、店を出て行ったために、忘れていったのでしょう。

 

すぐさま、指紋を採取し始めるホンギ。

 

照合してる間、ドキドキする(笑)

 

PCを反対側に向け、照合結果をスヒョンたちに見せるホンギ。

 

ヘヨン「・・・(ミンソンssiの)言ってたことは正しかった」

 

住民番号に紐づけられた登録指紋は・・・シン・ダヘのものでした。

 

湖で亡くなったシン・ダヘだと言われた遺体は、指紋が検出できなかった・・ということですね。

 

過去

 

~車中~

 

シン・ダヘの写真を見ているジェハン。

 

ジェハン「この女が、事件のすべての手がかりを握ってる」

 

現在

 

ミンソンと目が合い、慌てて、逃げ去るシン・ダヘの怯えたような、どこか辛そうな顔。

 

一致した指紋。

 

スヒョン「シン・ダヘは・・・死んではいなかった」

 

なんと、たった一日で、急展開!!

 

顔を見合わせるスヒョンとヘヨン。

 

そして・・・その、シン・ダヘが、再び、1995年で孤独に闘い続けているジェハンと 現在を結びつけることになるのです。

 

7話は、ここで終わりです。

 

★『シグナル』EP.7-4 雑感★

 

本来ならは、逮捕されるはずがなかったハン・セギュを逮捕したことで、違う時間軸に移行した結果、その後、おおもとの1995年では、釈放されたギョンテが復讐殺人を犯したため、シン・ドンフンが死亡したり、肝心の汚職の証拠が含まれた盗品がダヘによって持ち出されていた、など、かなり変化が生じ、その流れで、現在(2015)で、スヒョンの死が回避された・・・ということになったわけですね。

 

"大盗事件"ver.2の幕開けって感じです。

 

ヘヨンにとっては、あんな冷たい態度で、ジェハンを袖にしたにも関わらず、← びびにかかれば、何でもかんでも、すぐ、BL風に見立てられる説(笑)

その後も、コツコツと盗品探しを続けていたのだ、と、別ルートで気づかされ・・胸にこみ上げてきちゃってます。

 

もう、ジェハンに対しても、無線機に対しても、「제발, 돌아와주세요.(お願い、戻ってきて~~)」状態でしょう。

 

それにしても、1話1話、濃ゆいのです。

70分弱・・・一つの事件を何話かにかけてますが、決して、薄目に引き延ばしてるなんてことはなく、煮詰めに煮詰めて、詰め込んでくれてます。

 

8話も・・・これまた、かなり動きがありますが、ヘヨンとジェハンとスヒョンの三人の相関図を俯瞰でみると、まだまだって感じで、気を持たせられます。

 

★『シグナル』EP.8-1に続く★