先日のような旅とは打って変わって、舞台は東北へ。3月まで遡ります。
関空から朝のピーチで仙台へひとっ飛び。
仙台空港鉄道で東北本線の名取まで出ます。せっかくなので途中下車。
駅前のサッポロビール仙台工場。次の電車までビール園の片隅の小さな神社でゆっくりしました。
そのまま東北本線を北上、仙台駅で仙山線に乗り換えて山形県を目指します。
終点の一つ手前、奥羽本線北山形駅に到着。
仙山線は全列車が山形駅を発着していますが、降りることはそうそうなさそうなので敢えてここで下車。
駅前にはしょん便小僧?
北山形は左沢線の起点駅です。元々左沢線に乗るという軽い気持ちで企画した今回の旅ですが、果たして…
北山形駅は山形新幹線のルート上にあるため奥羽本線の線路の幅は在来線より広いです。
しかし左沢線とこれまで乗ってきた仙山線を山形駅に乗り入れさせるため、(元々の)在来線用の線路も残っており、全国でも珍しい駅となっています。
さて、左沢線に乗り、終点の左沢を目指します。
左沢駅は山形県大江町の中心駅です。
少しだけ予習をしたところ、何もしないで折り返すにはあまりに勿体ない素敵な場所だということが分かりました。
駅舎も大江町商工会が併設されている味のあるもので、列車の待ち時間をゆったりと過ごせます。
まずは第一の目的地へ。
大江町は日本三大急流の最上川に沿う町です。感のよい方はピンときたかもしれません。
そう、社会現象にもなったNHK連続テレビ小説『おしん』の序盤の「筏下りのシーン」のロケ地です。
1月に徳島が舞台の朝ドラのロケ地に足を運んだ筆者は、朝ドラ好きとしてこの場所は外せないと思いこの旅の決行に至りました。
まだまだ時間はあるので、コミュニティバスに乗って中心街方面へ。
歴史民俗資料館前の食堂でお昼ごはん。
駅に向かって歩き出すと、巨海院という寺がありました。
左沢駅まで戻りました。まだ帰りません。
眺めで知られる楯山公園まで行ってみます!
空、最上川、山々、そして雪が織りなす眺め。
夏もまた別の魅力を放つ景色なのでしょう。
全く期待を裏切らない絶景でした。これだけのために来る価値は充分ありますよ!
麓からも撮ってみました。
さよなら最上川。
鉄道に興味を持たなければ決して来ることのなかった大江町。
暖かい季節にまた訪れたいものです。とても充実した時間をありがとうございました。