【おことわり】

こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。

ラストまでの完全ネタバレです。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『猟罪図鑑 ~見えない肖像画~

 猎罪图鉴(獵罪圖鑑) / Under the Skin 

 2022年(中国)3/6~ 3/16, 2022

 45分×全20話 

 脚本: Jia Dong Yan、 Wu Yao

    演出: Xing Jian Jun

 

前記事未読の方は、こちらから

#19-1

 

 #EP19-2


~北江分局 沈翊の部屋~

 

作画台に座り、ふ~っと息を吐くと、鉛筆を手に持つ沈翊。

 

杜城<俺は、Mの死に一切関わっていない。真相を突きとめてくれ>

目を閉じ、集中する沈翊。

 

いきなり、猛然と絵を描き始める沈翊。

 

うはは!!なんだ、コレ!

ホテルのロビーに入ってきたところから始まってる!Σ(゚Д゚)

 

遠目に見ると、杜城のシルエットがちょっと、ゴルゴ13っぽい(笑)

劇画調だからだろうね(笑)

 

木炭をポキッと半分に折って、

二本遣いするとか、思えば、いろんな画材で楽しませてくれました(笑)

 

沈翊:9月16日の夜、杜城は約束の時間に輝格ホテルにやってきた。ホテルの正面玄関から入った杜城は、エスカレーターで4階に上がり、

廊下を歩いていたんだ。

 

↓ここ好きなの!!

実際の現場の手すりとか、エスカレーターとかのラインが、沈翊の絵とそのまま、つながってるところ。

 

沈翊:そこで、大きな物音が聞こえたんだ。Mが、上から階下に落ちていくのが見えた。


沈翊:見上げると、6階に人影が見え、下りてこようとしているようだった。杜城は5階にむけてエスカレーターを駆け上り、彼を捕まえようとしたが、

その途中、5階の非常通路に人影が入っていくのが見えた。
そこで、杜城は、4階に飛び降り、非常階段で彼を阻止しようとしたんだ。



杜城ってば、ホントに、沈翊から愛されてるよね!

飛び降りた時、戦隊ヒーローがシュタっと、華麗に着地を決めたみたいに描いてあげてる(笑)

たしかに、これ↓を

正面から書いたら、↑の絵に近いかもしれないけど、これはほんの一瞬で、杜城本人の話の再現(本人自己申告)では、

こんなふうに、すぐによろけてしまって、着地失敗だったけどね。(笑)

 

ま、どうぜ、実際の映像なんて存在しないんだし、杜城は、みんなのヒーローなんだもの、これくらいいいよね(笑)

 

沈翊:非常通路に入ると、降りてきた男は、明らかに周俊だった。

 

沈翊:杜城は、彼の行く手を阻もうとしたが、周俊は、杜城を追い払おうとして、3階へ飛び降り・・・、そこで、更に、杜城が追いかけた。
なんとか2階で、追いついた杜城を、周俊は階段から突き落とそうとしたんだ。

 

沈翊:奴は、2階の非常扉から脱出。杜城も追いかけ続けた。

ここも、現場と絵がちゃんと合わせてあるでしょ。

 

沈翊:二階の吹き抜け廊下で、二人は激しい格闘を繰り広げた。杜城も、周俊に反撃した。杜城は鉄格子に押しつけられ、そこで、蹴り倒された。



沈翊:その時、周俊は杜城と向き合う位置に立っていた。奴の右隣にあったガラスの仕切りに、彼の横顔が映っていた。


その横顔は、ガラスの斜面の上にある監視カメラにとらえられていた。


沈翊の指が、自分が描いた絵の最後の一枚・・・監視カメラを指さす。


 

沈翊「つまり、この監視カメラに映っていたのは杜城であるはずがない」

じゃん!!

絵描き探偵さんが、絵巻物ならぬ紙芝居と共に、ケレン味たっぷりに、謎解きしてみせました。

 

映像がない代わりに、何百枚もの絵コンテを壁に貼りだし、チーム杜城のメンバーに、あの晩の杜城や、犯人の動きを余すところなく、披露して見せた沈翊。

 

出来は圧巻ですが、さすがに、客観性にはかけるかな?(苦笑)
 

でも、そこは、杜城Loveな仲間たち。

ロンユエ「素晴らしい!」

拍手しちゃうロンユエたち。
イェン「よくやったぞ、沈翊」

ハン「やっぱり、あの映像は改ざんされているに違いないと思ってた~~」
フォン「だから、城隊が殺人犯のはずがないって言っただろう」

沈翊「その通りだ。Mを殺した真犯人は周俊だ」

自分の絵の中の周俊を指し示す沈翊。

 

渋い顔の路海洲。

路海洲「確かに、君の推論は素晴らしい。だが、これは、杜城の主観的な証言と君の推測に基づいたものに過ぎない。決定的な証拠とは考えられない
 

ですよねぇ~~!

そう言うと思いました。

沈翊「ですが、僕は、この推論は正しいと思っています。なぜなら、これはすべて、僕の杜城への絶対的信頼という前提に基づくものだからです」

ちょっと待った!

その自信満々な結論と、なぜなら、と続く説明に、まるで関係性がないと言うか、単なるお気持ち表明なだけのような気もするが。(苦笑)

 

まぁ、実際のところ、この画は、何一つ映像がない中で、皆の前で釈明すら出来ない杜城の証言をわかりやすく可視化しただけでなく、杜城が停職になり、動揺しているフォンたち捜査員へのサジェスチョン(示唆)が主だったわけなのでまさに、自分が出来ることで、みんなの士気を高め、今後の捜査の方向性を示したってことなんでしょうね。

 

フォン「俺も、城隊のことを絶対に信じてます」
ロンユエ「私もです」
ハン「私もです」
間髪入れずに、口を揃える女性陣。

 

ほら、スポ根青春ドラマみたいなノリになってきちゃった。

フォン「城隊の汚名を晴らすためにも、すぐにでも周俊を拘束すべきです」

 

沈翊「路隊・・僕らは、あなたの命令に従います。指示してください」

全員の眼が、路海洲に注がれる。

 

ここも流れが変わった。

 

路海洲「まず、周俊を拘束してこよう。 私が、城隊と話をしてみる」


全員「「「「了解!!!」」」

 

 

~聴取室~

すでに、椅子に座っている杜城。

 

路海洲が入ってくる。

路海洲「久しぶり」

杜城「いつもこの部屋に入っていたが、こちら側に座るのは初めてだ。なんだか変な感じだ」

 

微笑む路海洲。

路海洲「話してもらうよ、Mの死について・・」

杜城「・・あんたはどう思ってる?」

路海洲「君は、レイ隊長の仇を討つために、Mを殺し、彼女の日記を奪った。そして真実を隠蔽するために証拠を隠蔽した。」


杜城「もし、自分が国際人身売買組織を背後で操る黒幕だったとしたら・・・実に賢く頭も回り、事業も順調だった。だが、7年前、警察に見つかってしまい、その警察官を殺さなければならなくなった。」

いきなり、主語なく、語り始めた杜城。

 

路海洲「・・・・・?」


杜城「その後、警察の厳重な包囲網の下、今度は、組織の中心メンバーが機密文書を持って姿を消した。その文書は、組織にとって、とても重要なもので、失うことは致命的だった。そのせいで、組織を解体せざるを得なかった。だが、文書のことは、心の中にずっと巣食っていた。最近になって、その裏切り者を見つけた。そして、あろうことか、その裏切り者が警官に近づこうとしていることに気づいた。一体、心の中でどう感じる?」


路海洲「如芒在背(落ち着かなかっただろうな)」

※如芒在背・・・棘が背中に刺さったように不安に思う、落ち着かない。


杜城「まさに!!」

オーバーリアクション気味に熱を入れて話し続ける杜城。

 

杜城「“なぜ、警官なんかに近づくんだ?” “組織のファイルを警察に渡すんだろうか?” “警察があのファイルを手に入れたら・・・俺の身はどうなる?” “だめだ! 裏切り者とその警官を排除しなければならない”」

 

杜城の芝居じみた熱弁の意図がわかってきた路海洲。

だって、さっき、沈翊が同じ手を使ってました(笑)

あちらは、芝居は芝居でも、紙芝居でしたけどね。

 

ここは、乗っかってあげるべきだと思いますよ。ニヤリ

路海洲「そいつが裏切り者を排除したいのは理解できる。だが、なぜ、警官まで排除しようとするんだ?あまりにも愚かじゃないか」

杜城「なぜだ?」

追い打ちをかける杜城。


路海洲「そりゃ、警官を殺したりすれば、より多くの警官が捜査に導入されることになる」

ヤブヘビじゃないか?

杜城「だったら、どうすべきだ?」
 

路海洲「そんなの簡単だ。裏切り者を排除して、警官に罪を着せればいい

あっ・・・

はい! お見事(笑)

 

だろう?

それが、今回の事件の真相だ。

目で語る杜城。



さすが、北江分局が誇る王牌刑警だな。

笑みをもらす路海洲。


 

路海洲「なかなか面白い物語だったな・・・」

まんま、と乗せられたよ。


杜城「だが、その物語を終わらせるのは、俺じゃない」

路海洲を見据える杜城。

 

杜城「・・・あんただ」

 

路海洲「・・・・・」

もう、頭のどこかではわかってるんじゃないの?

 

ここ、最後に、ペンをトン・・と紙に押し付け、ひっこめた風に見えるんだよね。(ペン先を上にして持っているので、たぶんそうだと思います)

悔しさ半分、気持ちのどこかで、杜城の話を納得せざるを得ないような・・・まるで自分が抱いていた疑いを考え直すべきか、と思い始めたようなしぐさでした。

 

ちょうど、その頃、外の世界では・・・同時進行で、周俊の二度目の拘束にむけて、動きだしてました。

 

~周俊の部屋~

 

ベッドに座り、なにかを燃やしている周俊。

証拠隠滅?

 

あ、破りとってきたMの日記や、Mが持ってたリストとか?

 

~周俊の回想~

 

拉致されてきた女性たちがたくさん閉じ込められている。

白い服の女性・・・Mだね。

 

売買する女性たちを選別し、指さす周俊。

 

女性「私に選ばせて。私、本当に死にたくないの」

どこに隠し持っていたのか、ナイフを周俊の首に突きつけ、訴える女性。


リストの中の、“秦念初(チン・ニエンチュー)”・・・その横に、Mと大きく書かれることになり、それが、Mの誕生


その後・・・

“?(疑問符)”<Mと穆薇(ムーウェイ)を見つけた。すぐに処理しろ>
殺害を命じられた周俊。
 

 

~河間図書館~


大型モニターに、陳舟のスピーチ映像が流され続けている。

 

陳舟<ユーザー一人ひとりにワンストップのセキュリティ管理サービスを提供いたします。>

 

沈翊やフォンを筆頭に、周俊を逮捕するため、向かう北江分局刑警隊。

 

この図書館は、銅城社の傘下なの?

これ、銅城の大々的なコマーシャルみたいなものでしょ?

 


~聴取室~
杜城「俺を内部捜査するために、この北江分局に来たんだろ?」

路海洲「君に関する密告のコピーを受けとったんだ」

 

そう言うと、実際の音声を流して聞かせる路海洲。

 

ーどこに逃げても、必ず私のことを見つけ出すのね。

ーお前は、俺の同僚を殺したんだぞ。お前のことも殺してやるからな。
ーチャンスをちょうだい。私は生きたいの。


~河間図書館~
 

陳舟<銅城社の使命は、北江市全体の情報を鉄壁の防御で守ることです。>

この流され続けているスピーチの中に、Mが聞いた“銅墻鉄壁”の言葉が入ってる。。。

 

図書館内部を進み、陳舟のポスターの前を通りすぎ、どんどん奥に入っていくフォンたち。

 

~周俊の部屋~

家というか、図書館の一画に、部屋があるのかな?

“疑問符”から、表の顔として、図書館勤務の仕事をあてがわれていたわけね。

 

ずっと、紙類を燃やし続けている周俊。

 

その時、周俊のデスクトップから、セキュリティーソフトのアイコンが自動的に消える。

 

当然、炎と向き合っている周俊は気づいていない。

 

 

~聴取室~

 

杜城「これはMとの通話記録だ」

 

一枚の紙を路海洲に差し出す杜城。

(記憶を頼りに)会話を全部書き起こしたものを持参してきたのね。

 

手に取り、目を通す路海洲。


杜城「今、再生された録音の単語は、すべてここから検索できる。この録音は、いわゆる編集されたものだ」

 

ちゃんと調べれば、わかると思うのよ。

切り貼りした音声なんて。

杜城「路隊。俺こそが、その罠に嵌められた警官なんだ」

 

相手が一枚も二枚も上の中で、決定的な証拠がないなりに、出来る限りの対抗手段を講じてきた杜城が、潔白を主張する。

 

路海洲「・・・・・・・」

 

~周俊の部屋~

拳銃を構え、ドアを蹴破ったフォン。

 

机の前に伏して動かない周俊に、声を掛ける。

 

フォン「周俊!」

ゆっくりと、背後に回り込み、首元で脈を確認するフォン。

 

フォン「死んでるぞ」

沈翊「・・・・・・」

衝撃を受ける沈翊。


フォン「鑑識に連絡しろ」
外の刑事たちに指示するフォン。
 

~聴取室~

 

路海洲のスマホに着信。

 

路海洲が外に出てる間に、落ち着かないようにずっと指を動かしている杜城。

 

電話に出たはずの路海洲がすぐ戻ってきた。

 

路海洲「周俊が死んでいた」

 

杜城「・・・・・」

 

また、先を越された。

 

~周俊の部屋~

白い布をかけられ、運びだされていく周俊の遺体。

パソコンや、ベッド周辺を調べている鑑識。

フォン「変な死に方だよな。遺体には、なんの損傷もなかった」

缶の中の燃えカスを見つめる沈翊。

沈翊「周俊は、犯罪組織に繋がる証拠を処分したに違いない・・・」


ため息をつくフォン。

フォン「今となっては、Mが、伝えたかったことはわからなくなったわけだ。」

 

悔しさに、口許を歪める沈翊。

 

~北江分局 モニタールーム~

ハン「周俊のコンピューターの中のファイルはすべて強制的に削除されてました。これらは、私達が、その中の一部をかろうじて復元したものです」

 

フォンと沈翊に説明していくハン。

ハン「この動画は、7年前に人身売買組織に、誘拐され、売買された被害者たちに関するものです」
当時の映像が映し出される。


ハン「他には、周俊がMを追跡した記録や、Mの死亡現場の写真・・・それから、7年前に殺害されたレイ隊長の写真もありました」

さすがに、7年前のことを口にする時、沈翊の様子を窺うハン。

 

じっと画面を見ている沈翊。



フォン「こんなの、偶々なんてことあるか? 俺たちが、手がかりを掴めば、誰かが死ぬ」

そこに、ロンユエ登場。
ロンユエ「死因が分かった。光過敏性てんかん発作よ」

 

報告書のファイルを沈翊に渡すロンユエ。

 

沈翊「光過敏性てんかん?」


聞きなれない病名に、聞き返す沈翊。

 

ロンユエ「光過敏性てんかんは、光源刺激、閃光刺激、その他の視覚刺激によって引き起こされるもので、被害者の脳神経に痙攣反応が見られたわ。つまり、強い閃光が当たっている最中、もしくは、閃光が当たった後に発作を起こし、その後死亡したってことね」

 

沈翊「・・・・」

そんなことがあるのか、と衝撃を受ける沈翊。

 

ここで切ります。

 

★『猟罪図鑑』Ep.19-2 雑感★ 
 

最初に、沈翊が現場で、動きを付けたとき、約束してたのが5階だったから、周俊がMを襲ったのも5階だと思いこんでて、そこからスタートしたので、途中、階数が合わなくて、おかしいなぁ、と思ってたんですよね(笑)

 

紙芝居扱いしてごめんね、沈翊。

ただ、路海洲の言う通り、さすがに、証拠にはならんわな。

でも、いいの。

突然、杜城が停職処分になって、殺人容疑だなんて言われて、なにが起きたのか、わからずにいたみんなの不安が、これで、一気に可視化されて、解消したんだもん。

チームが一丸となれば、万々歳よ。

沈翊は、自分だけで孤軍奮闘する気なんてないから。← 別に、杜城のことを根に持っているわけではないよ(笑)

 

しかし、沈翊の描く杜城が、途中途中、実際の映像より、ちょっとカッコいい動きを付けてて、笑っちゃった。

やっぱり、好きだわ、乙女な沈翊(笑)

 

沈翊はものすごい枚数の絵を紙芝居仕立てで準備してくるし、他の捜査員は青春ドラマの仲間役みたいだし、聴取室では、杜城が芝居口調たっぷりな供述でやりたい放題だし、北江分局の独特な捜査の進め方と圧の強さについていけてない路海洲がちょっと気の毒(笑)

 

 

★『猟罪図鑑』Ep.19-2に続く★