少しずつ終盤に近付きつつある、と実感してます。
【おことわり】
こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。
ラストまでの完全ネタバレです。
なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。![]()
『猟罪図鑑 ~見えない肖像画~』
猎罪图鉴(獵罪圖鑑) / Under the Skin
2022年(中国)3/6~ 3/16, 2022
45分×全20話
脚本: Jia Dong Yan、 Wu Yao
演出: Xing Jian Jun
前記事未読の方は、こちらから
#EP18-3
~埠頭の先の小さな漁村~
Mの潜伏先は、(杜城の思惑どおり)すぐに発見されることとなり・・・。
路海洲、フォン、沈翊、杜城・・と順番に建物の中に入ってきました。
テーブルの上の、食べっぱなしの様子に注目する路海洲。
ちらり、と、杜城を見るも、
特になにも言わず、部屋の中を見回しているだけ。
杜城は、ここの光景を一度見てるからね。
路海洲「鑑識班をここに来るように伝えてくれ。DNAを採取し、Mの痕跡かどうか確認しよう。」
刑事「はい、わかりました」
隣の部屋に移動してきた沈翊。
戸棚のガラス扉に挟まれた写真に気づく。← 杜城が前もって、挟んでた写真です。
沈翊が気づいたことに、気づいて、
またしても、素知らぬ風を装う杜城。
凝視したまま、動かない沈翊に気づいたのか、フォンがそれに反応し、先にガラス戸から抜き取る。
フォン「こいつは誰だ?」
手を延ばそうとした杜城に先んじて、路海洲が写真を取り上げる。
実際には、これが杜城の狙い。
杜城自身はなるべく、この証拠に関連しないほうがいいから。
でも、それを変だと思う人がいる。
いつもは、証拠一つだって、捜査の主導権を誰かに渡すような人じゃないから。
路海洲「(フォンに)局に持ち帰って調べてくれ」
路海洲から指示され、杜城にどうします?と目で訊ねるフォン。
あくまでも、指令系統は杜城から、という基本を守るフォン。
頷く杜城。
そのまま、写真を受け取ると、出ていくフォン。
その後も、ふらふらと、家の中を見て歩く杜城を、じっと目で追ってる路海洲。
視線を追うだけで、ピリピリします。
~北江分局 会議室~
フォン「鑑識班の検査結果によると、Mがその村の小屋に住んでいたのは確実です。Mの家で発見された写真に写っている男が判明しました。氏名は周俊、男性、41歳。」
ここで、囚人服姿の写真にスライドさせるフォン。
フォン「22歳の時、傷害罪(中国での罪状だと、故意傷害罪)で3年間服役していました。出所後、1年間、運送会社で運転手として働いていたが、後に、そこは解雇され、無職でした。2016年に河間図書館が完成、そこに応募し、現在も勤務しています。 捜査の結果、彼の社会的経歴はMとは全く関係はなし。Mがこの図書館に来た形跡もありませんでした。他に、数日間にわたる、彼の、図書館における出退勤記録と居場所の痕跡を確認したところ、9月16日の夜から17日当日まで、彼が図書館にいたことは確認が取れました。犯行に及ぶ時間はなかった模様です。
なぜMの自宅に、彼の写真があったのか、に関して、現時点では、合理的な説明はついていません」
長台詞、お疲れ様。
しかし、周俊の経歴、ツッコミどころ満載。3年服役後、1年就労したのち、無職になって10年。それで、新設の図書館にすんなり就職?
じっと聞いていた杜城。
みな、誰もなにも言わず。
路海洲「杜隊・・彼の動機は今のところ不確定で、犯行時刻のアリバイもあって・・・」
まだ、話しの途中なのに「私には私なりの考えがあってのことです」と遮り、
チームに対しては「周俊を調べるぞ!」と、それだけ言うと、会議室を出て行ってしまう。
自動的に、捜査会議は解散。
路海洲「沈先生は、残ってください」
そう言われて、そのまま、席に残る沈翊。
フォンが出て行って、二人になってから、話し始める路海洲。
路海洲「君も、この決断はあまりにも性急すぎると思わないか?」
沈翊「・・・・・・」
路海洲「それとも、彼は以前からあんな感じだったのか?」
自分に聞けば答えると思ったから、残したのだ・・・と、沈翊だったらわかるでしょうね。
そこまで、問題視するような事態ではないという雰囲気を醸し出しながら、微笑んでみせる沈翊。
沈翊「・・・なにはともあれ、新しい容疑者が出てきたんですから、戻って、過去の捜査分も調べなおしてみますよ」
立ち上がる沈翊。
それで、納得するような路海洲ではないけどね。
沈翊の態度もまた、腑に落ちないって感じかな。
路海洲「輝格ホテルの監視カメラのことを言っているのか?」
立ち止まり、小さく頷く沈翊。
これを聞く路海洲も、あながちバカじゃないってことですね。
~モニタールーム~
そんなことになっているなどとは、夢にも思ってないハンちゃんが、お菓子をつまんだり、コーヒーを飲んだししながら、例のホテルの映像をチェックしているよ。
でもね、伊達に、この子はこういう映像をたくさん見てきたわけじゃないし、そこはプロだからね、気付いてしまったの。
なにか、反射して映っているものがあることに。
どんどんズームしていくハン。
なにか映ってる!
~河間図書館~
ここが、周俊の勤務先の図書館です。
オシャレな造りの図書館だこと。
天井が鏡貼りになってる。
貸出した本を書棚に戻すためのカートを押している、この男性が、周俊かな。
耳にイヤフォンをしてる。
周辺を本を読んでいるふりをしながら、杜城やフォンたち捜査員が張っている。
よし、行くぞ、という合図代わりなのか、本を書棚に戻した杜城のあとに続くフォン。
坦々とカートの中の本を書棚に戻していく周俊。
間合いを詰めていく杜城たち。
ふと気配を感じたのか、立ち止まった周俊。
気付かれたか、と、さりげなくごまかすフォン。
でも、周俊が気にしたのは、図書館内の壁に貼ってあった、銅城社代表の、陳舟のポスターが少しだけめくれていたところでした。
丁寧に、貼り付けなおす周俊。
風体はあまり、聡明っぽい印象は受け難いですが、← 失礼!🙊
わりと細かいところに気がつく人間だって感じがします。
再び、歩き出した周俊を見て、無線で、「準備しろ」と捜査員たちに指示を出す杜城。
図書館の一画のオープンスペースでは、その陳舟が、大型のスクリーンを使って、説明会(?)らしきものを開催している。

陳舟「银鹰・・このソフトウェアはより高度な情報セキュリティシステムを搭載しています。もう情報漏洩は、いまや過去の遺物であり、なんの憂いも必要なくなります。
数日後、当社銅城は北江最大のネットワークプロバイダーと協力協定を締結する予定となっています。これにより、银鹰システムがすべての携帯電話に標準装備される予定です。」
例のパーティーで、杜傾(杜城の姉ちゃん)が引き合わせた銅城社の陳舟。
でも、なんで、図書館なんかで説明会みたいのやってるのかな?
この図書館のシステムも銅城が請け負ってるから?
カートを押しながら、館内を歩く周俊のまえに、警察バッジをみせ、立ちはだかる杜城・・・とフォン。
立ち止まり、耳元のイヤフォンを外す周俊。
背後からも、取り囲むように、警察官たちが挟みうち。
~聴取室隣のモニタールーム~
ガラス越しに、聴取室にいる周俊の姿が見えてます。
フォン「城隊・・あらゆる手段を講じ、かなり長時間、彼を尋問しましたが、奴は何も言わず、黙秘です。もう、拘留時間ギリギリの24時間が迫っています。」
十何時間にもわたる取り調べの様子はカットされたんですね。
聴取室内で、対応していた路海洲も立ち上がり、部屋から出てくる。
それを受けて、ヘッドフォンを外す杜城。
モニタールームに入ってきた路海洲。
路海洲「あと残り、3時間もないが、奴は、“知りません、わかりません”以外、何も言わない。これでは、続けていくことは難しいぞ。 いずれにせよ、時間が来たら、奴を解放しないわけにはいかない」
杜城「私がやります」
イスから立ち上がり、部屋を出ていく杜城。
代わりに、モニター前に座る路海洲。
~聴取室~
入ってくるなり、席に座らず、周俊の前に立つ杜城。
微動だにしない周俊。
いきなり、ライトを周俊の顔にむける杜城。
うわ、なんか懐かしい。
昔(昭和40年代とか50年代くらいの)の刑事ドラマみたいだ(笑)
眩しそうに、顔を歪め、手錠をはめられた手で遮る周俊。
杜城「少し話そうか・・」
周俊「で、で、電気を消してもらえますか?」
杜城「ずいぶん長い間、ここにいたが、“知らない”しか言えないんじゃなかったのか?」
ライトを元の位置に戻す杜城。
杜城「今の気分はどうだ? 疲れてるか? 人は疲れるとミスをするもんなんだ。違うか?」
少し、緊張したように見える周俊。
そんな周俊の顔前に、近寄る杜城。
杜城「誰かに、警察との付き合い方を教えられたようだな?」
周俊「・・・・・・・」
杜城「普通の人間は、こんなふうに警察に聞かれたら、肯定なり否定なり、返事を返すもんなんだよ。だが、お前はいつも黙っている。それは、何かを隠してるってことだ」
自分の手から、あの時、Mの手から奪還したボタンを、ほんの一瞬だけ、さりげなくテーブルに落し、
すぐに手の下に隠す杜城。
たぶん、モニタールームからは見えてないと思うし、杜城自身の身体が死角になって録画にも残ってないと思う。
さすがに、それを見て、杜城の顔を見る周俊。

杜城「俺に会ったことあるだろ?」
ほとんど、呟きのようだけど、これは聞かれてもいいのか。
周俊「いいえ」
杜城「あの女が、あそこに行くとどうしてわかった?」
周俊「わかりません」
杜城「お前は、彼女を尾けてた」
周俊「いいえ」
杜城「俺は、お前の顔と記憶を照らし合わせた。おまえがあの時の男だ。(ここで声を大きくする)お前がMを殺したんだ」
周俊「やってない」
少しだけ、口角をあげる杜城。
杜城「今のは質問じゃないから、答える必要はないぞ」
明らかに、このやりとり、路海洲に聞かれてもかまわない、と思ってるってことだよね。
周俊「図書館には、たくさんの監視カメラがある。」← 自分のアリバイは、完璧だと思ってるのね。

今更、そんなことを聞きたいわけじゃない杜城。
杜城「自分の計画が完璧だと思うなよ。Mが残した手がかりは、おまえが思っている以上にたくさんあるんだ」
周俊「私は、毎日図書館で忙しく働いているだけだ」
杜城「お前は、Mの事件だけでなく、他の殺人にも関わっている。お前の人生は一見、潔白に見えるが、それは、誰かが裏でもみ消しているからだ!」
周俊「そんなの知らない!」
興奮して言い返す周俊。
気付けば、杜城が取り調べに立ってから、随分、周俊が喋るようになってます。
杜城「そいつは誰だ?」
周俊「あんたらで調べればいいだろ・・」

周俊の首元を締めあげる杜城。
うわ、ヤバイ!と、
すぐさま、ヘッドフォンを外し、隣の聴取室に駆け付けるフォン。
杜城「もちろん、そうするさ。だが、これだけは言っておくぞ。今度ばかりは、誰もお前を助けたりできない、とな」
一足先に、予備についていた刑事が、引きはがそうとするも、杜城の力には敵わない。
刑事「城隊!!」
なんとか、周俊から手を話す杜城。
杜城「奴は助けたりしない。お前も、Mと同じ目に合うんだぞ!」
叫び狂ってる杜城を、駆け付けたフォンと刑事とで共に腕を押さえつけ、聴取室から半ば強引に引きずりだす。
杜城「お前も、捨て駒だ!!」
路海洲もヘッドフォンを外し、今のやり取りの意味を考えている。
廊下に出された杜城。
悔しさに、壁を叩きつける。
一体、どうしちゃったんだ、と、心配そうなフォン。
路海洲もモニター室から廊下に出てきました。
そりゃ、みんなは、どれだけ、この周俊の取り調べに、杜城が賭けていたのか、知らないから無理はない。
でも、私は、杜城に代わって泣いてあげたい。
路海洲「彼が、事件に関わっていると、どうして断言できるんだ?」
息を整えながら、ようやく、身体を起こし、壁を背にして立つ杜城。
路海洲「我々は、Mの潜伏場所で奴の写真を見つけたというだけで、Mを殺した犯人の特徴が奴に似てるかどうかなんて誰も掴んでないんだぞ」
杜城「俺の作り話だよ。奴に真実を言わせるための・・・」
あくまでも、捜査テクニックの一環みたいに言ってるけど、さすがに無理があるよなぁ。
杜城「残り時間はどれくらいだ?」
フォン「20分もありません・・・」
がっくりと俯く杜城。
路海洲と杜城を交互に見るフォン。
さすがに、フォンだって、杜城がいつもと違うってことくらいわかります。
フォン「時間が来たら、彼を釈放すべきでしょうか?」
杜城の指示に従うという意思表示だけど、迷って、路海洲のほうも見ちゃう。
ここらへんの描き方の段階がいいよね。
黙って俯いていた杜城が
なにかを思いついた様子で、一言。
杜城「釈放しよう」
フォン「は?」
いいんですか、のニュアンス、たっぷりです。
杜城「俺が、奴を送っていく」
~河間図書館~
本当に、ジープで送ってきたよ。
先に建物内に入った周俊を追いかけてきた杜城。
杜城「周俊・・・」
振り返る周俊。
周俊「・・・刑事さん」
警戒するよね。
杜城「この近くにトイレはあるかな?」
さっきとは打って変わって、別人のように微笑んだりしてます。
周俊「ご案内しますよ、さぁ、こちらです」
杜城「ああ・・」
連れ立って歩く姿を、上部の監視カメラがとらえている。
この杜城の動きもなにか意味がありますね。
~北江分局 モニタールーム~
ハンが路海洲に説明をしている。
ハン「この監視カメラの角度的には、実際に犯行が起こった現場の状況を映像でとらえるのは難しいんです。でも、2日間かけて、じっくりと確認しました。そして、ようやく、人が映っているのを発見しました。ここです」
モニターを指さすハン。
ああ、隣に、沈翊もいるんだね。
ハン「ここに、人間が反射してるんです」
路海洲が、顔を近づけても、まったくわかりません。
普通はそんなものです。
画面を凝視している沈翊。
さらに、普通レベルの映像では、判然としないものまで可視化できてしまう沈翊の目にかかれば、これがどんな風に見えるのか、今、知るのが怖いくらいだよ。
路海洲「ビデオの鮮明度を上げてもらえるかな?」
ハン「何度か試してみましたが、これ以上は無理です。ですが、おそらくこれが容疑者だと思われます」
路海洲「こうしたらどうだろうか?技術協力をしてくれる第三者機関として、ネットワークセキュリティ会社をいくつか知っている。彼らのソフトウェアを使えば、ビデオの鮮明度を上げることができるだろう。彼らに頼んでみよう」
スマホを取り出した路海洲に、
ハンも、それがいい、と頷いてます。
路海洲「いや、彼らのソフトでも判明するはずだ」
(人間の力より)機械の力を過信しているというわけではなく、この程度なら機械に任せても・・って感じに聞こえます。
おそらく、以前、沈翊が、銅城のシステムで出来なかったことをやってのけたことも十分わかってて、わざわざ君がやるまでもない・・って言うニュアンスも含んでますね。
沈翊「どうぞ、路隊長は彼らに依頼なさってみてください。僕は、自分の筆しか信じないんです」

もう、この言い方が・・・たとえ、システム会社が、誰の顔を描き出したとしても・・・って予防線を張ってるみたいに聞こえてしまう。
沈翊「僕は僕のやり方で、殺人犯を見つけます」
ここで切ります。
★『猟罪図鑑』Ep.18-3 雑感★
みんなして、視線が交差するもんだから、大変なの。
重要なのは、杜城と沈翊の間だけど、今のところ、路海洲の動向も無視しがたい。
警察幹部でも立ち位置がそのまま、警察側とは限らないのが、刑事ものの醍醐味だったりしますからね。
・・・と言っても、そこまで、複雑な裏があるわけではなく、全ては、杜城が沈翊に対して、なにも言わないから起きている事態なので、おそらく、イライラしてる方もたくさんいると思うんです。
私も初見時、本当にそうでした。
沈翊にまで隠す理由がわからん、と。![]()
一応、次の#18-4で明らかになるので、しばしの我慢なんですが、明らかになったからといって、ああ、そうだったのか、という納得が得られるのか・・というのはまた別問題ですからね。
(含みのある言い方(笑))
なるべく、理解してあげたいとは思いますが、私の雑感がどうなるのか、自分でも楽しみです。
★『猟罪図鑑』Ep.18-4続く★









































































