後半は、新しい事件に突入!

 

 

【おことわり】

こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。

ラストまでの完全ネタバレです。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『猟罪図鑑 ~見えない肖像画~

 猎罪图鉴(獵罪圖鑑) / Under the Skin 

 2022年(中国)3/6~ 3/16, 2022

 45分×全20話 

 脚本: Jia Dong Yan、 Wu Yao

    演出: Xing Jian Jun

 

前記事未読の方は、こちらから

#11-1 #11-2

 

 

 #EP11-3

 

~北江分局 応接室~

 

送還されてきた女性、蔡曼妮さんと面談することになった杜城たち。

 

蔡曼妮「この何年もの間、毎日毎日、心に誓ってました。いつの日か国に戻り、全てをお話して、他の人たちのことも救い出したい、と」

涙ながらに、訴える蔡曼妮。

 

賀虹の写真を見せる沈翊。

沈翊「この女性を見たことがありますか?」

 

口をぐっと結んだまま、何度も小刻みに頷く蔡曼妮。

おお、賀虹を知っている人がいた!

 

その目に涙があふれ、思い出すだけでも耐えきれない様子で顔を下に向けてしまう。

 

~回想~

誘拐され、疲れ切ったように床に横になっている蔡曼妮。

当然、周囲にも、誘拐された女性が数名いて、啜り泣いている中で、賀虹もぐったりと壁に寄りかかっている。

 

船倉に閉じ込められていた様子。

 

組織の人間が船に近づいてくる。

男三人、そして、赤いハイヒールを履いた女性一人。

 

突然、船倉の扉が開き、明るさに目を背ける、誘拐されてきた女性たち。

 

身ぎれいな女性が自分たちを見下ろしている。

ああ、本当に、沈翊が描いた絵の通りの顔だ。

 

これが、整形前のMなのね。

 

扉が開けられたことに気づいた賀虹(本物)が慌てて立ち上がり、「お願いです。帰らせてください」と懇願する。

 

屈強な男たちによって、甲板に引きずり出された賀虹。

賀虹「お願いします。どうか、帰らせてください!!」

そのまま、男たちに倒され、仰向けにされた賀虹の、ふっくらとしたお腹が目立つ。

他の女性たちも、助けて、と言いながら立ち上がるも、男たちに「黙れ」と恫喝されてしまう。

 

賀虹「お腹に子供がいるんです」

必死になって泣きながら訴える賀虹の涙を手でぬぐうM。

 

賀虹「お願いです・・どうか家に帰らせて・・」

冷たい顔で自分を見下ろしている女性に向かって、懇願する賀虹。

 

Mの手がゆっくりと、賀虹のお腹に移って行き、ひと撫でしたところで、無情にも、手下の男たちが連れていってしまう。

 

賀虹の悲痛な叫び声が響き渡るのを黙って聞いているM。

 

男性「時間だぞ」

M「わかってる」

男性「あの女に同情してるのか?」

ん?この男って・・・ムーウェイ? 

いやぁ、初見で気づかれた方、尊敬いたします。

私、ここ、完全に見落としてましたよ!! 

キャプチャーするまで気づかなかった。

こいつも、組織の一人だったの?? 

Σ(゚Д゚)

だから、Mと一緒に逃げて、一緒に住んでたの?

 

やだわ~~~、もしかして、今までの認識間違ってた?

 

M「ただ、あの当時、私が彼女みたいだったら、1月半ばの海に投げ込まれていただろうなって考えていただけ」

 

それは、Mも、誘拐されてきた女性の一人だった、ということを意味してるし、好きで、組織の幹部をしてるわけじゃない、とも取れる。

・・・そして、ムーウェイの口ぶりは、そんなMの気持ちを知ってるって感じがします。

 

自分がムーウェイに気づかなかったから言うわけじゃないけど、これはなかなか、一筋縄ではいかない設定だ。

 

 

~杜城のジープ 車内~

解放された蔡曼妮さんから、いろいろ事情を聞きだした後の杜城たち。

お、エライ、エライ。

今日は寝てないよ、沈翊。← それだけで褒められる子。(苦笑)

 

杜城「Mは、誘拐した女性たちを海外に移送したり、監督する役目を担う、組織の中心人物だったようだな。(本物の)賀虹は、彼らに捕まえられた時、妊娠していた。働けない妊婦は、人身売買において、価値は低い」

 

やるせない思いの沈翊。

沈翊「さきほどの被害者は、彼女が賀虹を最後に見たのは船の上だった、と証言した。車に移された時、賀虹はもういなかった、と。」

杜城「Mが彼女を連れ去ったってことだろうな」

 

沈翊「組織の中核メンバーだったあの女は、組織を裏切り、(匿った賀虹に極秘で出産させ、その顔を奪い)賀虹に成り代わり、彼女の娘を育てる人生を選んだ。つまり・・」

杜城「本物の賀虹は、もう何年も前に・・・」

 

目を閉じ、失意のこもったため息をつく沈翊。

 

沈翊「これで、また、手がかりを失ってしまった・・・」

 

 

~海辺の廃屋~

 

暗闇に立つ廃墟。

ちょっと見えにくいかな。

 

テラスから、真っ暗な海を見ているM。

 

~回想~

 

M「私なら、あなたの子供を助けてあげられるわ。でもね、引き換えに、あなたも私になにかを差し出さないとね・・・」

 

別室に捕らえられた賀虹に、外から囁くM。

賀虹「なんでも・・・なんでもします・・・」

 

・・・こうして、Mは、賀虹になって、身を隠して生きてきたのに、とうとう、組織に見つかってしまった。

それが、例の、樹の下にいたフードの男。

 

暗い眼をして、当時のことを思い出しているM。

 

~北江分局 モニタールーム~

 

手がかりは途絶えたと言ったものの、人間の痕跡を全く消し去ることは、この現代では難しくなってるようで・・・

 

フォン「7月5日の、連花通りの監視カメラの映像です」

 

背中を向けて、歩いていた黒い服の女性が、振り返る。

 

その顔は、賀虹の顔をしたM。
 

よく見ようと、身体を起こす杜城。

 

映像内では、そのまま、歩き出す女性。

 

杜城「半月前か・・・」

フォン「はい・・」

杜城「もう一度、見せてくれ」

 

Mが振り返ったところで、一時停止する。

 

杜城「Mは、監視カメラに気づいたな。もう二度と、ここには現れることはない・・」

 

・・・ということで、Mの足取りは途絶え、この事件に関しては一旦、ここまで。 

 

【フライングネタバレ】再び、Mが姿を現すまで、しばし・・・時間が空きます。

 

さて、

雰囲気ガラリと変わりまして・・・

新しい事件です。

 

 

 

~高層マンション群~

エレベーターに乗って、上階まで行こうとしている作業服姿の男性の後ろ姿から始まります。

 

あ、段ボール箱の荷物を小脇に抱えているのをみると、宅配便業者の人っぽい。

でも、頑として、顔を映さないところが、怪しげ満載。

 

ある部屋の前で、立ち止まり、ノックする。

中から「どなた?」と声がして、「お届け物です」と答えた男。

 

住人の女性が、ドアを開ける前に、のぞき窓から、確認すると、確かに、荷物と伝票になにか記載する男性の姿が見える。

 

普通にドアを開ける女性。

 

そこで、はじめて、男の顔が明らかに。

 

男「久しぶりだな」

そういうと、住人の女性の首を押さえつけ、無理やり、部屋の中に押し入る男。

 

・・・・その後、同じ部屋内ですが、時間経過ありです。

 

いきなり、警察の鑑識作業の様子が映し出される。

胸にナイフが突き刺さったまま、床に横たわる先ほどの男を前にして、しゃがんでいるのはロンユエ。

そこへ、杜城や沈翊たち刑警隊の一行も到着。

 

ロンユエの隣にしゃがむ杜城。

ロンユエ「計三回の刺し傷、そのうちの1回が心臓に達しているわ。出血性ショックで、ほぼ即死状態ね」

 

一方、部屋の中をゆっくり見回っている沈翊。

 

ふと気づくと、飾られていたポスターの隅に、

ポラロイドで写されたような顔写真が目立たないように挟まれている。

 

杜城「通報者はどこだ?」

ロンユエ「キッチンよ」

 

キッチンの片隅に、両肘をかかえ、座り込んでいる女性。

ショックで呆然としている女性に向けて、「この部屋の住人?」と訊ねる沈翊。

頷く女性。

 

杜城「あの被害者とあなたの関係は?」

なにげないツーショットですけど、当然のごとくって感じで画角に収まってて、これもまた、いい感じなんです。

 

女性「・・・・・夫です。名前は、趙明哲(チャオ・ミンジョー)・・・・私が殺しました」

新たな事件は、殺人事件でした。

 

~北江分局 聴取室~

 

早速、連行されてきた女性。

 

ハン「名前は?」

女性「陳秋雯(チェン・チウウェン)」

ハン「年齢は?」

女性「32歳」

 

身分証を手にしている杜城。

杜城「本当の名前は、周雲意(ジョウ・ユンイー)となっている・・・陳秋雯は仮名だな」

小さく頷き、認める周雲意。

 

身分を買ったわけじゃないのかな?

IDで管理されている国で、本名を隠して生きていくのは大変だよね。

 

杜城「なぜ、自分の夫を殺したんだ?」

 

しばらく間をあけてから、「生きるために・・・です」と答える陳秋雯。

 

ん? それはどういう意味だ? と、問いかける目をする杜城。

 

黙って、自分のシャツの袖をまくり上げ、二の腕をさらす陳秋雯。

そこには、くっきりと、広範囲にわたる傷や暴行のあとが残されていました。

 

 

陳秋雯「すべて、彼にやられました」

 

 

~回想~

 

そこからは、もう、ひどいDVシーンが続きます。

完全に、眼がいっちゃってる趙明哲。

自分の手でたたいたり、殴ったりするだけじゃ飽き足らず、傍にあったガラスの灰皿で殴りつけてる。

薬をやってるわけじゃなさそうだけど、違う意味で、危ないね。

 

 

陳秋雯結婚後、1週間で始まりました。最初は平手打ちでした。」

 

本性表わすの、早!!

確かに、部屋のドアに付けられた「囍(双喜)」の文字が、結婚直後だってことを物語ってます。

 

そのうち、殴られたり、蹴られたりするようになっていって・・・腕や肋骨を骨折させられ、当然、離婚しようと考えました。でも、彼からは、離婚なんてしようとしたら殺してやる、と言われました

 

密かに、逃げようとした陳秋雯。

タクシーにスーツケースを載せようとしたところで、趙明哲に見つかり、失敗。

趙明哲「どこにいくつもりだ?」

 

陳秋雯<彼なら、本当にやるだろう、と、私にはわかってました>

 

そのまま、家に連れ戻さた陳秋雯。

 

趙明哲「逃げようとしたな! 思い知らせてやる!!」

 

ぐったりと気を失うまで、ひどい殴る蹴るの暴行を受けたのち、

 

寝室には部屋の外から鍵を掛けられ、

監禁される周雲意。

なんとか身体を起こし、部屋を出ようとしたとき、鍵がかかっているのに気づき、漠然とする。

 

DV加害者の大部分が、外面がよく、きちんと日常生活を送り、怪しまれることが少ないように、趙明哲もまた、身なりもちゃんとしているし、仕事にも行ってるらしい。

(その割に、相手が逃亡しようとしてることは気づいて仕事を抜けてくるとか、敏感なところもあって、始末におえない)

 

仕事から帰ると、真っ先に、監禁部屋(寝室)の鍵をあけて、陳秋雯の様子を見にやってくる。

ベッドにいない陳秋雯に気づき、部屋の中を見て回る趙明哲。

 

チャンスは、この、ただ一度限り。

この隙を狙うしかない、と陳秋雯は、覚悟を決めていたのね。

固い台座の銅像のようなものを握りしめて、

趙明哲の背後から後頭部を一撃する。

 

気を失った趙明哲を残し、着の身着のまま、普段、使っているバッグだけを持ち、逃亡した陳秋雯。

 

そんな彼女がたどりついたのは、北江港ターミナル。

 

 

陳秋雯「そんなふうにして、北江に逃げてきて、陳秋雯という新しい名前を手に入れました。それまで使っていたスマホは捨て、あえて誰とも連絡を取らないようにしました。その時は、これで、新しい街で、新しい名前と共に新しく生活が始められる、と思いました

 

 

壮絶な逃亡劇を黙って聞いている杜城とハン。

 

 

陳秋雯「そんなふうにして、4年経ちました。でも、彼はやってきたんです。私のことを探し出したんです」

 

 

ハン「つまり、趙明哲があなたを探し出し、あなたを連れ戻そうとしたから、彼を攻撃したと言ってるんですか」

 

首を横にふる陳秋雯。

 

 

陳秋雯「彼は、私を連れ戻しにきたんじゃありません。私を殺しに来たんです

 

 

~回想~

部屋のドアをあけ、そこに立っていたのが、趙明哲だとわかった陳秋雯、慌てて、ドアを閉めようとしたものの、男の力には敵わず、首を締めあげられ、部屋の中に押し込められてしまう。

 

そのまま、テーブルに押し付けられ、暴れもがく陳秋雯。

 

趙明哲「もし、また逃げ出そうなんてしたら、殺してやるって言ったよな?」

陳秋雯の首にかけた手に、全身の力を込めてくる趙明哲。

 

脅しじゃなくて、本気で殺そうとしている明確な殺意だ。

 

やはり、この男は、4年経っても何も変わっていないし、この先も変わらない。

どんなに逃げても、こいつが生きている限り、この苦しみから解放されることはない。

 

必死に、バタバタと手足を動かしながら、テーブルの上にあった、果物かごからナイフを手に取り、夢中で、趙明哲の身体に突き立てる。

 

陳秋雯から離れ、後ろに下がった趙明哲の動きが一旦止まり、

 

血の付いた自分の手をじっと見たのち、

再び、よろよろと陳秋雯に向かって前進してくる。

 

ナイフを握りしめたままだった陳秋雯が再び、恐怖に駆られて、悲鳴をあげながら、趙明哲の腹にナイフを突き立てる。

そのまま、後ろの壁に押し当てても、それでも、まだ、陳秋雯の首を絞めてこようとする趙明哲。

ネバーエンディングな殺意が怖すぎる!

 

最後、陳秋雯が渾身の力で、ナイフを引き抜き、そして、もう一突き。

 

ようやく、床に崩れ落ちる趙明哲。

 

震えながら、泣き出す陳秋雯。

 

 

陳秋雯「・・・落ち着くまで、かなり長い時間がかかりましたが、その後、警察に通報しました。でも、彼は、もう死んでいたんです。私が殺しました」

 

泣き出し、顔を伏せる陳秋雯。

 

素直に認める陳秋雯を、なんともいたたまれないという表情で見ている杜城。

女性の涙というものに、本能的に、眼を背けてしまうのは、杜城が紳士だからかしら。

 

顔をあげた陳秋雯。

 

 

陳秋雯「あの・・・刑事さん・・・わたしのしたことは、正当防衛になりますか?」

 

 

この流れで、それを口にするのは・・・どうなんだろう?


杜城も、いつもみたいに、それを決めるのは裁判所だ、とは言わなかったね。

 

実際には「私、罪になるんでしょうか?」くらいのニュアンスなのかもしれないし、いや、この供述通りならその言葉が出てきてもおかしくないかも・・という感じもするけど、この時の杜城、ちょっとだけ、違和感を持ったような気がするな。

刑事の勘ってやつかな?

 

~北江分局 刑警隊~

 

杜城「被害者の家族が到着したら、まず、司法解剖に同意し、サインしてもらえ。鑑識にも報告書を依頼しろ」

署員に命じる杜城。

 

掛かってきた電話に出ると、張局長からでした。

杜城「爆弾事件についての情報ならまとめましたから、すぐ、お持ちしますよ」

あら、別の事件も抱えて、忙しい。

 

その時、ハンが「城隊・・・被害者の家族だという女性が来てますが、解剖を拒否すると言ってます」と報告に来る。

 

その場にいた沈翊、杜城の忙しさは十分承知してます。

沈翊「先に(局長のところに)行ってきなよ、僕が、李晗と一緒に対応しておくから・・・」

 

黙って頷く杜城。

いい連携が取れてきたって感じです。

 

もちろん、沈翊も暇だったわけじゃなく、そもそも、自分の部屋じゃなくて、こっちのチームのブースにいたのだって、「そこの部分、注意してね」って、他の署員にアドバイスしたりしてたからなんですけどね。

沈翊の名誉のために、書き添えておきます。(笑)

 

 

ここで切ります。

 

★『猟罪図鑑』Ep.11-3 雑感★ 
 

Mのことは、まだまだヴェールに隠された謎の女って感じです。

 

ムーウェイも一緒に、組織から足抜けしたってことでいいのよね?

モラハラは、二人で作り上げた設定?

さすがに、それは、ちょっと無理があるよなぁ。

整形したMと一緒に逃げたはいいものの、逃亡生活に疲れ、地味な生活を送り続けているうちに、耐えきれなくなって、だんだん、おかしくなってきたとか?

 

組織に見つかったのは、いつ頃だったのかな。

 

ムーウェイって、あんまりドラマ上、そこまで重要な人物として扱われていないけど、もともと、ムーウェイの特徴的な生活ぶりや、小安に与えたストレスが、沈翊のアンテナにひっかかり、謎多き血縁関係やら楚天啓なんていう小悪党まで絡んできて、単なる失踪事件から、闇の組織につながっていったわけで、そう考えると、取っ掛かりになった人だよね。

 

あとで、そのへんの経緯とか、出てくるんだっけ?

ああ、忘れてる。。。(笑)

 

基本、このドラマ、途中から、私の視聴意識は、ぶっちゃけ、杜城と沈翊のシーンに、BLフィルターつけるのに忙しかったからかな。(笑)

 

 

というわけで、新事件。

 

これはこれは、モラハラなんて言葉が生ぬるい、本格的なDVシーン。

ああ、胸糞悪い。

 

結婚後1週間って、周雲意に落ち度があったわけじゃなく、とにかく支配下に置く相手を物色していたDV型ストーカー気質の男(趙明哲)に、たまたまロックオンされた悲劇。

 

時間をおけば、恐怖で精神も身体も動かなくなってしまっただろうから、この段階で逃げたのは正解だったけど、4年かぁ。

なんで、被害を受け続けた方の人生がねじ曲がるんだろう。

 

このドラマで起こる事件は、タイトル通り「Under the Skin」なわけだから、真相は、目に見える表面的な部分だけじゃないのは当然なんだけど、世の中には気づかれていないだけで、きっかけさえあれば、簡単にスイッチ入るDV気質が起こす「殺人未遂」の日常が存在するって、それも恐ろしい話だ。

 

★『猟罪図鑑』Ep.11-4に続く★