両極端な恋、二連発。。
【おことわり】
こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。
ラストまでの完全ネタバレです。
なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『Great Men Academy』
Great Men Academy สุภาพบุรุษสุดที่เลิฟ 愛すべき最強紳士
2019年(Thailand)Feb.6~ Jul.5
75分×全8話
制作:ナダオバンコク・LINE Thailand
脚本: Waewan Hongwiwat、Wanwaew Hongwiwat
演出:“Wan”Wannwaew Hongwiwat、“Waew” Waewwan Hongvivatana
対象年齢:13歳以上 ๑๓+
Great Men Academy
EP5 Part3
~305号室(Love(♂)とMeanの部屋~
目が覚めたLove(♂)
大きく伸びをして、隣をみると、すでに、Meanのベッドは空でした。
なにげなく、スマホを見たLove(♂)
Mean:話したいことがあるから、この前と同じ店で会いたい
スマホの画面に出ている通知を見て、頭を抱えるLove(♂)
Love(♂)「お~~~い!」
無理、今は、物理的に無理!!
~アイスクリームショップ~
アイスを食べながら、深刻そうに考え込んでるMean。
ここで、視聴者的には、女子に戻れないLove(♂)がそのまま現れるのか、とドキドキしながら、店の前の通りを注目していたところ、そこを通り過ぎたのは・・・Vierでした。
あ・・Sean(Rose)が話してたデートか。。← Vierに、デートのつもりがあるかどうか、真意は読めませんけどね。
片や、車をとめて、ミラーで化粧を気にするRose様は、完全にデートのつもりでしょう。
車から降りたRose。。
うわ、気合入ってんなぁ・・・
店の前に立っているVierを見て、
微笑むRose。
Rose「Vier!!」
小さく手を振りながら現れたRoseをみて、お・・となるVier。
Vier「行こうか・・」
Rose「うん」
Vierの腕に手に沿え、歩く姿は、普通にカップルに見えるけど、
でも、どんなに楽しそうにしてても、なぜか、そこはかとなく感じるテイストの違い?
ある程度、二人の状況を知っているから、そう見えているだけかもしれないけど。。
学校とは違って、Vierを独占できて、はしゃぐRoseの気持ちもわからんではないけどね。。
そんなふうに、街ブラデートを楽しんだあと・・・あたりはすっかり、暗くなり、オシャレなカフェに入ってきた二人。
Rose「素敵なプレゼント、買うために来てくれてありがとう」
Vier「週末は、ゲーム三昧なだけなの、知ってるだろ。
そこに、ケーキが一つ運ばれてきました。
Vier「これ、君が注文したのか? 俺に? でも、一体、いつ?」
いたずらっぽく笑うRose。
Vier「最近、小麦菓子がお気に入りだって、どうして知ってるんだ?」
そりゃ、普段はSeanとして、ベッタリ一緒ですもんね。
見た感じ、全粒粉のケーキっぽく見えるけど、違うかな? 以前は食べなかったって意味よね。
Rose「みんなだって変わるわよ。・・・さぁ、食べさせてあげる」
ケーキを切ろうとしたRoseの手から、フォークを取り上げるVier。
Vier「自分でやるよ」
美味しそうに食べるVierを見て、顔は微笑んでいるものの・・・
内心は違うよね?
Rose「この間あったときより、今日はなんだか、幸せそうにみえるわね。一緒に素敵な時間を過ごせて、本当に幸せだわ」
満面の笑みを浮かべるRoseを見て、逆に、Vierは複雑そう。
少なくとも、100%の同意には見えません。
その時、何気なく、外を見ると、
表通りを走ってきたLove(♂)が、段差に躓くのが見える。
あはは・・ドラマの神様、やるなぁ。。 ← 全面的に肯定してるわけではないのだよ。
恥ずかしそうに、キョロキョロと周囲を見回すLove(♂)を見て、思わず笑ってしまうVier。
Vierの視線を追うように、自分も窓の外を見るRose(Sean)
なんで、あの子が?
目を見張るRose。
Vier「まったく・・なんて、ドジな奴だ」
言葉とは裏腹に、とても優しい視線を向けているVier。
視線を感じたのか、見上げたLove(♂)が二人に気づく。
ここね、最初は、Vierを見て、照れくさそうにしてるけど、
次の視線は、Roseを見て、顔が強張ってる。。
きっと、キツイ顔で見下ろしてたんだろうね。
あ、やっぱり。
軽く会釈すると、ピューと走り去るLove(♂)
そのまま、Vierに視線を向けるRose。
Love(♂)が走って行く先まで、ずっと目で追っているVier。
Rose「Vier・・」
ん?と、視線を戻すVier。
Rose「こんな風に、私たちが一緒に会ってて、あなた、幸せ?」
Vier「そのつもりでいるけど・・・、なんで、そうじゃない(って思う)んだ?」
Rose「・・・・・・・」
じっと、Vierを見つめているRose。
私以外の人を見つめてるくせに、幸せだなんて言わないで!
特に気にする風でもなく、ケーキを食べるVier。
Rose「聞きたいことがあるの・・・」
すでに、雰囲気がちょっと固め。
手を止めるVier。
Rose「Vier・・・もう一度、私たち、付き合い始めることってできたりする・・?」
Vier「・・・・・・」
Rose「私たち、お互い、好意をもっているのに、どうして、それができないの?」
表情が冴えなくなり、そのまま、フォークをおいてしまうVier。
Vier「Rose・・・悪いけど・・・前にも言ったとおり・・俺にはできない。自分の決断は・・変わらないと思う。それなのに、どうして、また、この話をしなきゃならないんだ?」
必死に、気持ちをこらえながら、冷静に話をしようとするRose。
Rose「そうね、これを聞くのは二度目よね、でも、あなたの気持ちが背を向けていないことも知ってるわ。 もう一度、このことを考えてみることはできない?」
うんざりだ、とでもいうように、椅子の背にもたれるVier。
ああ、この態度・・・人への思いが冷める時って、潮が引くより早いって本当だよね。
Vier「その時期は・・自分が決める」
Rose「私が悪かったって、わかってる・・でも、私ほど、Vierを理解できる人はいないわ」
このVierの表情が読み取れないRoseじゃないと思うんだけど、どうして、こんな風に無理強いするのかな。
それだけ、焦ってる?
Rose「もう、私を好きでいることを止めたいと思ってる? どこかへ行くのを待ってる? それとも・・自分のことだけが大事で留学した私のこと、腹を立ててるの? あなたが望んでいることを教えて・・」
Vier「今すぐには答えられないから、この話はやめよう。今は、こうして、俺たちが友人でいられるのが、気に入ってるんだ。気楽にやっていこう、いいだろ?」
そんな言葉では、とても納得できないRose。
ちらり、と、Vierのブレスレットに視線を向ける。
Rose「Vier・・だったら、最後の質問に答えて・・」
Vier「・・・・・」
Rose「私への好意がないのに、どうして、まだ、このブレスレットを身に着けているの?」
Roseの視線を追い、自分の手首のブレスレットに目を落とすVier。
Vier「おい、勘違いしないでくれ。これは、ただ、Seanが付けてくれたから、そのまま、身に着けてるだけで、それ以外、なにも意味なんてない。(君が好きだという)俺の気持ちからしてることじゃないんだ・・もし・・誤解させてしまったのなら・・悪かった」
Rose「・・・・・・・」
普通ならね、こんなふうに、自分の感情の赴くまま、墓穴を掘るようなことはしない。
一度、別れた二人の復縁は、ただでさえ、立ち位置が違っているのだから。
でも、Roseは、別に、Vierを手に入れるために、賢い方法を選ぶつもりすらないのね。
Rose「だったら・・・それ、返して!」
目に涙を浮かべているRoseを見て、え・・・と、わけがわからないVier。
それでも、自分にむけて、手を差し出しているRoseが・・・冗談で言ってるわけではないことくらい、わかる。
零れ落ちそうで、零れ落ちないRoseの涙。。
力強く、さぁ・・と強制するその瞳は、グズグズしがちな、Vierを急き立てる。
ブレスレットを外すと、Roseの手にそれを載せるVier。
握りしめるRose。
Rose「Vier、もし、私たちが(以前の)思い出から立ち直れた時・・もう一度、やり直すチャンスがあるかもしれない・・」
Roseにも、言えないことはあるのです。
そういうと、席を立つRose。
Vier「ちょっと・・・Rose!」
Vierに背を向けたとたん・・限界だったRoseの目から、涙が零れ落ちる。
場面、代わります。
~アイスクリームショップ~
一方、待ちつかれたように、ただ、座ってるMeanの前には・・アイスのカップが3個。
店の前では、なかなか入る勇気が出ないLove(♂)
それでも、意を決して、店の中に足を踏み入れる。
Love(♂)に気づいたMean。
Mean「Love・・・どうして、Mhonは一緒に来なかったんだ?」
ゆっくりと、Meanの前に腰掛けるLove(♂)
Love(♂)「ごめん、Mean、Loveは、僕と一緒に来られなかったんだ」
俯くMean。
Mean「知ってる? 昨日・・僕たちがSom(幽霊)の話を聞いた時、僕、彼女のこと、理解できたように思えたんだ」
うん、100%完全一致だったもんね。
Love(♂)「Mean・・・」
きつくにらまれ、言葉を飲み込むLove(♂)
Love(♂)「もし、君が僕のことを友達だと思うなら、なんでも言ってくれよ」
Mean「Love・・僕らは学校で出会ったよね、君のこと、友人だと思っていたのに・・Mhonのことはどうなの? 彼女はどこにいるんだ? どうして、答えてくれないんだ? どうして、こなかったんだ?」
Love(♂)「・・・・・・」
Mean「彼女は、僕のラインを読んでるのに、どうして、返してくれないんだ? たしかに、僕は・・他の男子みたいに、イケメンでも、金持ちでもなくて、ぜんぜん、いい男じゃないってわかってるよ」
そういうことじゃないんだ・・・と、言いたいけど、言えないLove(♂)
何も答えないLove(♂)にイラつき、立ち上がるMean。
Mean「理由を教えてくれよ!」
Meanが真剣なのは、わかってるんです。
泣きそうになるLove(♂)
心を鬼にして、立ち上がると・・・「ああ、そのとおりだよ!」と大声で言い返す。
Love(♂)「お前は、妹のタイプじゃないんだ。・・・俺の妹はお前のことなんて好きじゃない」
Mean「・・・・・・」
Love(♂)「Mhonはお前に興味ないんだ・・だから・・お前に会いたくないんだよ」
涙こそこぼれてませんが、Loveの心のうちは、土砂降りです。
うなだれるMean。
涙がこぼれそうです。
Love(♂)「あいつの状況も理解してやってくれよ、お前のこと、傷つけたくなかったんだ・・これで、わかったか?」
なにも答えず、イスをふっとばしたまま、店を出ていくMean
Loveとしては、一人残されたまま、ここで号泣したいところですが、そうも言ってられません。
友人のLove(♂)として・・「Mean・・」と言いながら、走って追いかけていきました。。
その場に残された3個のカップが・・・涙を誘います。
Meanは・・・朝から、ずっとここで、Loveを待ち続けていたのだから。。
Great Men Academy
EP5 Part4
さて、翌日かな。
~寮のトイレ~
手を洗っているLove(♂)
はい、来ました!! Seanの恰好をしたRose様です。。← 別に扮装してるわけではないんだけどね。。
振り返ったLove(♂)・・なぜか、ぐんぐん、追い立てられ、気づけば、トイレの隅っこでした。
Love(♂)「P’Sean、どうして、こんなことを・・・」
Sean「知ってるんだ・・・君が女だってことを」
Love(♂)「・・・・・」
Sean「そして、P’Vierの心を手に入れようとして、この学校に来たことも・・」
たしかに、当初はね。
でも、今、それ、情報が古くなりました。
アップデートしてください。(苦笑)
Love(♂)「P’Sean、なにを言ってるんですか? 僕は男だし・・P’Vierのことなんて好きじゃありません」
Sean「おい、他の奴は騙せても・・・俺には無理だ」
ふと、湖に急いで向かおうとした時、寮の下で、Seanに会ったことを思い出したLove(♂)
~回想 #2-3~
湖に向けて、寮を抜け出そうとしたところで、Seanと遭遇。
こんな時間にどこに行く、と聞かれ、なにも答えられずに、絶対絶命の大ピンチをむかえたLove(♂)
Love(♂)「ああ・・・あの・・・」
困り切ってる様子のLove(♂)を見て、
Sean「・・行きなよ。P’Goodには言うつもりないから。もう遅いから、気を付けて」
優しい言葉をかけ、なぜか、そのまま、立ち去るSean。
Love(♂)「ありがとうございます」
時計を見ると、11:39
ここから湖までは、20分。。
Love(♂)「シーア!」
Love(♂)の走り去る音をきき、振り返るSean。
Seanがなぜ、Love(♂)を見逃がしたのか。。。
それがわかるのは、もう少し後のお話しです。
・・・と上記で書いたとおり、すでに、Seanが、Love(♂)と同じ、女性が変身した姿だということは明らかにされました。
今回の回想シーンの中で、新たに、Seanが、湖に向かうようなそぶりを見せているので、
おそらく、Love(♂)のあとを付けて、実際に変身するところを確かめたんだ、と思われます。
Love(♂)「証拠もないのに、僕を男じゃないとか・・からかわないでください」
抵抗を試みるLove(♂)
そんなLove(♂)に業を煮やしたのか、ため息をつき、怖い顔でにらみつけるSean。
急に、近づいたかと思ったら、Love(♂)になにかを飲ませる。
Love(♂)「P’・・一体、何を飲ませるんですか?」
変化しないLove(♂)の姿を見て、うろたえるSean。
Sean「ま、まさか・・女子に戻れるチャンスを失った・・なんて言うなよ、それで、男の身体のままでいるだなんて・・・」
Love(♂)「どうして、P’が、そんなこと知ってるんですか?」
Sean「なぜなら・・・ユニコーンの願いの条件について知ってるからだ」
そういうと、手に持っていた小瓶のキャップをあけ、液体を飲むSean。
Love(♂)が息を呑んでみている前で、Roseに戻るSean。
Love(♂)「P’Rose・・・」
そう呟くだけで精一杯なLove(♂)
Rose「そう、Roseよ」
衝撃・・・
Love(♂)「だったら・・・P’も、ユニコーンに願い事をきいてもらったんですか?」
一旦、ここで切ります。
★『Great Men Academy』Ep.05-3&4 雑感★
Love(♂)の、この間のガラスに突進にしろ、今日の盛大なずっこけにしろ、もしかして、すごく罪作りだったのかもしれませんが、Vierにとっては、結果オーライだったのかもね。
Loveには嫌われてしまったのに、逆に、Loveに心を開き始めてる。
時間やタイミング、それらが、ほんの少しずれただけで、運命は変わってしまう。
人の心に、絶対・・はないからね。
だから、Roseは、諦めない。
生半可な想いじゃないことだけはわかります。
このドラマ、BLの体をなしているものの、基本は、男女の恋愛模様なので、BLドラマとして考えると、恋愛観は通常とは異なるんだと思うんです。
Roseが見せるこんな強い情念・・学園BLモノでそうそうお目にかかれない(笑)
さて、Meanに対しては、気の毒としかいいようがないけれど、一目ぼれしたLoveの幻影に恋してるようなもので、何一つ、Loveのことはわかってないわけで・・・。
それをここから知ろうとしてる段階で、ぶった切られたようなものだもんね。
恋に恋した自分に失恋?
とりあえず、Loveの性格を考えると、よく頑張りました。
そんなLoveですが、今度は、Seanの秘密を知らされることに・・・。
毎度毎度、大変です。
★『Great Men Academy』Ep.05-5に続く★