(3話も最後なんで)ちょっとだけ長くなっちゃいます。

 

 

【おことわり】

Youtube版を貼り付けておきますが、今回のUncut版は、Youtube版の+15分くらいの内容になってます。。。

全部の比較はしませんが、書きたいことが、Uncutに関わる場合は、ちょっとだけ補足するかもしれません。

 

ラストまでの完全ネタバレです。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『Love Sick 2024』

 ชุลมุนกางเกงน้ำเงิน

 2024年(Thailand)9/14~ 12/22, 2024

 44分×全15話  / Uncut版 75

 原作:Indrytimes(Original)

   制作:Channel 9

 演出:"Cheewin" Thanamin Wongskulphat

 対象年齢:13歳以上 ๑๓+  ※Uncut版 18歳以上 ๑๘+

 

Love Sick #3 

 

~ビーチ~

はい、来ました!

ここは、夜の海。← どうしても『悲しい色やね -OSAKA BAY BLUES-』が思い浮かぶのは、どうなん?(笑)

  

“♪にじむ街の灯を二人見ていた”

 

ビーチを前にして、語らう二人です。

Phun「覚えてる? 2年前、こんなふうに、一緒に海を見に来ただろ」

 

やっぱり、あの冒頭のエピソードは大事だったみたいです。でした!

 

Noh「いつだっけ?」

しっかり忘れてる(笑)

 

Phun「僕の誕生日に・・」

 

少し考えるNoh。

思い出しました。

 

Noh「お前、あんなの、一緒に来たとか言えるか?」

強めに主張するNoh。(笑)

 

どう考えても、あれは、自分が海を見ていたら、Phunがあとからやってきた・・ですもんね。

 

いいんです、何を言われようとも、Phunにとっては、Nohと一緒に見た海という大切な思い出だから。

 

Noh「・・・おい! たしか、あそこだったよな? あそこが、俺がお前に会ったところだろ」

突堤の場所は覚えてました。

でかした、でかした! ちょっとだけ、面目躍如です。

 

Noh「だろ?」

Phun「ん・・・」

Nohが覚えていたことが嬉しくて、そっと目を閉じて、その後、なんども小さく頷くPhun。

 

Noh「げっ、すっげぇ、偶然じゃん」

 

いやいや、Phunにしたら、Nohと一緒に来たい場所・・・となれば、ここでなければ・・だったはず。

 

Phun「君が書いたあの、空の写真、まだ、持ってるよ」

 

Noh「・・・・・・・」

驚きから

嬉しそうな破顔へと、す~~っと変化していくNohの表情。

Noh「ずいぶん、義理堅い奴だな」

 

Nohに関する想いはそんなもんじゃありません。

ようやく明かされる真実。

一気に遡り、全然覚えてないNohに、いろいろと思い出させていくの。

ここから、ちょっと涙。。。

 

Phun「僕たちが最初に話をしたのが、いつだったか、覚えてる?」

Noh「・・・唐揚げ屋の列に俺が割り込んだ時? たしか、ป.4(小4)だったよな」

首をふるPhun。

Phun「違うよ」

更に考えるNoh。

Noh「それか・・・俺がボールを蹴って、Phunに当てた時か?」

それも違います。

Noh「じゃ、いつ?」

しかたない、とため息をつくPhun。

 

Phun「ป.2の時、綱引き大会で・・」

そう言われて、急に、記憶が蘇ったNoh。

 

Noh「おお、あれな、俺とお前が転んじゃって、保健室に運ばれた時だよな?」

うん、と頷くPhun。

 

Noh「なんだよ・・」

忘れてた自分に対して、ちょっと悔しそう(笑)

 

次の質問です。

 

Phun「僕たちが最初に、お互いのラインを交換(追加)したのはいつだったか、覚えてる?」 

またまた難問です。

首を振るNoh。

Phun「ป.5の時・・・一緒に学芸会に出ることになった時だよ」

 

Noh「うおぉ~、思い出したよ。あれ、台本がクソ長かったんだよな。2時間くらい、お前に懇願したのを覚えてるよ。永遠みたいに時間がかかった・・」

 

それほど、仲はよくないと思っていたけれど、考えてみれば、そこそこ接点があったんだな・・と思い直したNoh。

 

Noh「・・・なんで、こんなに全部、よく覚えているんだ?」

当然、思いついた疑問を、Phunに訊ねてみるNoh。

 

Phun「君だったからじゃないかな。」

 

じっと、Phunを見つめるNoh。

 

Phun「・・・最初から、君のことが好きだったんだと思う」

 

はじめて明かされたPhunの想いを知って、普通なら、驚きというか、衝撃を受けるはずなのに、ただ、黙って、Phunの顔を見つめるだけのNoh。

そんな昔から、自分とのあれこれを全て覚えているPhunの言葉は、決して、作り事でも、大袈裟でもなくて、おそらく、その通りなんだろう、と自然に受け止めることができたからなのかな。

 

Phunの告白に、「だったら、なんで、Aimと付き合ってるの?」と、これまでにないくらい真剣に問うNoh。

もしかして、Phunに付き合ってる人がいる・・ってことを気にして、ブレーキをかけてるのは、誰よりも、Noh自身なのかもしれないよね。

 

Phunも、それは、自問自答してました。

私だけが、「???」だったわけじゃないんだ。

 

ちょっとだけ、唇を歪めるPhun。

Phun「わからないんだ。たぶん、みんなが、彼女とならお似合いだって言ったからかな」

Yuriが話していたとおりのことを答えるPhun。

 

Noh「・・・・・・・」

 

Phun「君に付き合ってほしいと頼んだ時、Paengのせいじゃなかったとしたらどうする?」

ぐっと、間合いを詰めるPhun。

 

Noh「え?」

それには、さすがに、小さく驚くNoh。

 

Phun「あの時は、ただ、君とどれだけ親しくなれるか、知りたかったんだ。ただの友達でいることに、どれくらい耐えられるのか・・」

 

Noh「それで?」

 

 

結果は、見てのとおり。

Phun「君のことを、本気で好きになった」

もう、淡い初恋には戻れない。。

 

その告白は、今のNohにとっては、なにより嬉しい言葉で、胸が一杯でなにも言えなくなる。

 

目の前の人が、誰よりも、愛しい。。。

はっきりと、そう語ってます。

 

Phun「僕は最低なクソ野郎で、自己中だ。他の人のことなんて全然考えてない」

自虐的な言葉を並べ立てるPhun。

 

ここで、Nohのターン。

 

Noh「Phun、いいか、よく聞け。俺は、誰に対しても友好的に見えるかもしれないけど、誰とでも親しくなるわけじゃない。俺にキスしようとしてきた時、俺、引き離さなかっただろ。お前がクソ野郎なら、俺だってクソ野郎だよ。 だって、俺もお前のことが好きだから・・・

ようやく、Nohも、その言葉を伝えることができました。

 

Nohの告白に、静かに目を閉じ、嬉しさを噛みしめるPhun。

どれだけ、ガチガチに自分の思いに鍵をかけ、縛り付けてきたか・・・。

 

だけど、Nohの話には、続きがある。

 

一番言わなきゃならないことを言いだすときのNohの表情に、既にぎゅん。えーん

Noh「でも、ここらで十分だよな。」

 

ああ・・・そういうことか、と、目を閉じるPhun。

 

Noh「ここで、手に入れたもの全部、ここに残していこう。わかったか?」

 

ほらね、やっぱりそうだった。

 

“♪さよならをみんな ここに捨てに来るから”

 

考えて考えて、考えたうえで、それしかないとわかっていても、全然納得できなくて・・・。

 

ここはさすがに、微かに頷くPhunに同化して、自分が代わって号泣したい。

 

 

海にむかって、「俺、おまえのことが好きだ~~~」と絶叫するNoh。

 

やばい!!どうしよう。

ものすごい青春が始まっちゃった!!

そして、BGMは、やはり、『One Day  Years from now

 

Phun「俺も、お前が好きだ!!」

Noh「お前って、超絶、イケメン~~~!!」

Phun「お前は、超可愛い~~~! すっごく優しい!!!」

Noh「お前、最高にいい奴!! ミスターパーフェクトだよ!! 腕の中はあったかいし、すっごくいい匂いだぁ~~~~!!!お前といると、すっごくドキドキする!!

このフレーズ、お気に入り。引用率高かったな。ニコニコ

 

Phun「すっごく可愛い~~! 料理だってうまい!! どうすれば、好きにならずにいられる?」

 

ここで、ちょっと疑問が浮かぶNoh。(笑)

Noh「だったら、なんで、あんなにタレをぶっかけたんだ?」

 

あはは、また、その話か(笑)

 

Phun「そ・・・それは・・・しょっぱいのが好きだから」

Noh「おい、クソPhun。お前、俺に嘘ついたのか?」

Phun「ホントだってば!」

Noh「嘘つき!!」

Phun「違うよ、嘘じゃないって」

 

心で泣きながら、ふざけ合う二人。

 

Noh「お前みたいな嘘つき、海に飛び込んじゃえ!」

Phun「君からお先にどうぞ」

Noh「いかないね。濡れちゃうじゃん」

 

お互い、我慢しきれない涙がぽろぽろ零れ落ちているのに、なるべく明るく明るくしながら、海を見つめる二人。

 

自分たちで、自分たちの気持ちに終止符を打つ・・・潮騒と感情の波が寄せては返し・・・。

 

♪河はいくつもこの街流れ

恋や夢のかけら

みんな海に流してく

 

第1話冒頭に、このバンセーンの海で、この物語を始めた意味が秀逸すぎて、言葉がありません。

 

 

 

~学校~

朝です。

すでに、みんな通学してきてる時間帯なのに、こんな目立つところに、車とめて大丈夫なのかな。

助手席には、ぐっすり眠るNoh。

 

あ、もしかしたら、海から、まっすぐ、ここに来たのかな。この駐車場にとめて、一睡もせずに、Phunは、Nohの寝顔をみつめていたのかな。

私の妄想も、だいぶ、勢いがついてきたかも。。

 

できるだけ長く、Nohを寝かせたままにしておきたかったのは確かだよね。

 

それでも、気配を感じ、目を覚ますNoh。

 

一夜限りの夢のような時間が終わってしまいました。

 

Noh「俺、行くよ」

本当は、ここで、Noh自身、自分でパーカーを脱ごうとして、手をかけてるんだよね。

 

Phun「あ、ちょっと待って・・」

 

最後に、自分の手で、パーカーを脱がせようとするPhun。

手を延ばされただけで、少し身構えちゃうNohだけど、Phunから目を離せない。

 

ああ、どっちも、涙と想いがあふれる寸前。

この時間が永遠に続くことはないんだよね。

 

“♪泣いたらあかん 泣いたら

切なくなるだけ”

 

Nohが脱いだばかりのパーカーを、そのまま、胸にかかえるPhun。

 

Phun「生徒会室に、予備の制服が置いてあるよ。それ、着ていいよ。」

Noh「Okay」

しばしの沈黙のあと・・・

Noh「じゃ・・俺・・・こんどこそ、行くよ」

 

Phunは、明らかに、行ってほしくないの。

 

ここはもう、「お互いのためにもちゃんとしよう」という意地と、自分自身の根幹を支える「筋(すじ)」を通す性格だけで、無理やり、自分から車を降りるNoh。

 

足取りの重いこと、重いこと。。

ゆっくりと、運転席のほうに回ってくると、「バイバイ」と手を振りました。

 

 

背中を向け、まっすぐ、顔をあげたNoh。

 

ぐっと、一歩を踏み出す時の、力の入れ具合に泣けます。

 

歩き出したNoh。

 

Nohを背中を目で追うPhun。

パーカーを抱えたままです。

 

このまま、一生、会えないわけじゃないけれど、「好きだ」という気持ちを手放すということは、それに匹敵するくらいの別れです。

 

そんな二人の気持ちが、“One day years from now”の曲と共に、私になだれ込んでくるんです。

泣泣泣泣泣

これは、もう、涙とキュンの条件反射だわ。

 

 

しかし、そんな別れの余韻はどこへやら・・・。

Ohm「あれ・・Nohじゃないか? 一体、誰の車に乗ってきたんだ?」

見つかっちゃいました。

となりのRot-Kengが、よく見ようと、そちらに向かった時、「おい、Noh!!」と大声で、Nohを捕まえるOhm。

 

Ohm「なんで、今日は、こんな朝早くに来たんだよ?」

Noh「放せよ、なにすんだよ、おまえら!」

Ohm「夜更かししたか、それとも寝てないか、だな?」

 

すると、Rot-Kengが驚愕の一言。

Rot-Keng「お前、Phunと来たんだろ?」

Ohm「はぁ?」

なんで、そんなにびっくりすんのよ?
 
Noh「なんで、わかった?」
Ohm「はぁ?」
今度は、Nohにむけての「はぁ?」です。
 
Rot-Keng「議員用のステッカーが貼られたグレイのベンツだぞ。あれ、Phunの家の車じゃないのか?」
Nohの頬をさらっと触るRot-Keng。
まさか、そんなところで、バレるとは・・・。
 
Ohm「シーア、お前、マジで、Phunの熱狂的な追っかけかよ?」
Rot-Keng「俺、パパラッチみたいなもんだからな」
自分で認めたRot-Keng。
Ohm「観察力、はんぱねぇな」
サムズアップするRot-Keng。

Phunと来たことを否定できずに、苦虫を噛みしめてるNoh。
 

Ohm「おい、Noh!」

くんくんと、Nohのシャツの匂いを嗅ぐOhm。

Ohm「お前、なんか、しょっぱい匂いがしないか?」

Noh「なにが、しょっぱいだよ! ばか!」

動物並みに、匂いを嗅ぐOhm。

Rot-Keng「おい、Noh、なんで、お前、砂だらけなんだ?」

 

Noh「なんだよ?」

Ohm「潮臭い? 砂だらけ?」

Noh「やめろって! よく聞け! しょっぱくないし、砂だらけでもない、お前には関係ない! わかったか」

そう言って、駆け出していくNoh。

追いかけるOhmとRot-Keng。

 

一方、いまだ、立ち去れないPhun。

こんなPhunの姿、見てらんないわ。

 

~修道院高校~

その後、やっと、Aimの電話にも出たPhun。

Aim「もしもし、Phun? どうしたの? どこに行ってたの?」

Phun<ごめん。すこし、考えたいことがあってさ・・でも、もう大丈夫だよ。本当にごめん>

Aim「それならいいの。次からは、ちゃんと教えてくれる?」

Phun<うん。今日は、迎えにいくから、新しく出来たカフェに行ってみようか>

Aim「うん、行きましょう」

 

電話で、デートの約束をしてるらしいAimの様子を、図書館で本を読んでるふりをしながら、耳ダンボで聞いているNanやJeen、Yuriたちのなかで、Leeだけが、表情硬いの。

Leeが、Aimを好きなのは、確実っぽいな。

好きなのは、好きなんだけど、ここで、Leeは決意を固めたのかな。

 

~フライデーカレッジ 教室~

クラスの優等生Kengが、試験前の公開授業をしてくれてるけど、たぶん、もう無理だよ。

誰も答えられないじゃん。爆笑

・・・と思ったら、手を挙げたPalm。

Palm「俺が答えてやる。答えは・・・ランブータンだ!」

タイ語で、ンゴ(เงาะ)です。

ちなみに、バカは、こっちのโง่ ンゴーです(笑)

 

Keng「おい、集中しろよ。もう時間ないんだぞ」

Dong「お前の質問は、先生のより難しいんだよ」

頷く一同。

Keng「ああ、そうでもしないと、70%なんて取れないぞ」

 

夏休みの、道路掃除も補講も、みんなでやれば、そう悪くないよビックリマーク

 

その時、退屈そうに窓の外を見ていたOhmが、またしても、Ngorが上級生にいじめられているところを発見。

 

Ohm「おい、またかよ?」

呆れるOhm。

Ohm「おい!! なにしてんだ!! 下級生から、カツアゲなんかすんなよ!!」

教室から見下ろしながら、今度は、ストレートに助けてあげるOhm。

 

その声に、一斉に、窓際に駆け付けるクラスメイトたち。

Ohm「お前ら、母ちゃんからいくらもらってんだ? なんで、それで足りないんだよ?俺から借りたいか? 低金利ローンだぞ!!」

 

さすがに、上からの声に気づいた上級生。

上級生「この野郎!! お前、ただじゃおかねえぞ」

ぶちぶち言ってますが、所詮、強い者には、強く出られないのです。

Ngorを置いて、離れていく上級生たち。

 

Ohm「おい、逃げんなよ!臆病もの!!」

状況がつかめたクラスメイトたちも、窓際に立ち、一緒になって、声をあげると、

完全に上級生たちの姿は消えたみたいです。

 

Ngor「ありがとうございました」

 

自分がやっつけたわけでもないのに、とびあがって喜ぶNgor。

 

で、ここからが、3話のエンディングですね。

Nohの独白が流れます。

 

Noh<これが、この数日で起きたことだけど、なんだか、何年も経ったみたいに感じるよ。>

この時のNoh、みんなの輪に交じらず、ずっと一人だけ席にいたんだよね。(涙)

 

そこに、一度家に帰って制服を着てきたPhunが登場。

Noh<感情ってやつは、不合理で、制御するのが大変なものだと・・思い知らされた。だけど、行動は、じぶんたちで制御できるものなんだ>

 

 

Noh「いつ来たんだ?」

Phun「ちょっと前。家でシャワー浴びてきた」

Noh「へぇ、そいつは良かったな」

Phun「シャツ、着替えたの?」

Noh「ううん。別に構わないよ」

 

くすっと笑うPhun。


同じ学校に通うんだもの。

もう二度と、話をしない、とか、そういう決別の仕方はできない。

違う意味での覚悟が必要になるよね。

 

Noh<実際、俺の高校生活は、しなければならないことがたくさんある。だから、いつか、今、この感じてる気持ちを忘れられるだろう>

 

Nohの言葉は、なんだか随分、冷静に聞こえちゃう。

いや、そうじゃない。

これでも、必死で、自分に言い聞かせてるんだよね。

 

そこに、Kengが「(勉強会の)続きやるよ」と呼びに来て、中断するよりほかなくて。。。

 

意志の力を最大限使って、断ち切るNoh。

 

Noh<Phunと俺は、まだ、友達でいられる。もう少しだけ距離を置くだけで・・・、彼が言ってたみたいに・・・>

 

 

Noh「ほかに、なにかある?」

じっと無言で、未練たっぷりに、Nohを見つめていたPhunが、

小さく、首を振ったの。

 

Noh「もしなければ、行くよ」

 

Phunに背を向けた瞬間の、笑顔の消えたNohが、本当のNoh。

 

Noh<恋愛って、たとえ、もし、それが本物だとしたら、適切なタイミングでやってくるべきものなんだろうな>

 

この恋は、適切なタイミングじゃないって、思おうとしてるんだね。

 

またしても、回想シーン。。


〜Nohの回想〜

バイクを洗ったり、薬を付けたり、一緒に眠ったり、キス未遂もあったし、告白もされて、デートもした。

本気で好きだった。

 

Noh<でも、こんなふうにして(無理やり)終わらせたとしても、今まで起きたことは、すべていい思い出だ>

 

一瞬だけ、ふりかえるNoh。

 

Noh<俺にとって・・・(奴は)新しい友達、Phunだ>

 

 

だけどね、この人の顔には、

そんなの無理・・って書いてあります。

 

たぶん、いい意味で、Phunの頑固なまでの率直さが、Nohの、他者との関係を重んじる部分よりも、勝りそうな予感がします。← 予感じゃなくて、すでに、4話・5話を見てしまっているので、そう書いちゃうんですけれども。(爆)

 

ここで、黒バック!!

 

Noh<でも、だれしも恋に堕ちるのに、時間はいらないのに、それでも、別れの時がきたら、どうして、こんなに胸が痛いのかな>

 

★『Love Sick 2024』Ep.03 雑感★ 

 

3話は、『LoveSick2024』の中でも、結構、上位に入る好きな回というか、場面です。

 

私が「悲しい色やね」を引き合いにだしたせいか、DMとかでも、このシーンを見るたびに「悲しい色やね」が流れる気がしてきました、というお声を何人かにいただきました。

ちょっとインパクトありすぎた(笑)

まさか、これほど、どんぴしゃハマるとは。。

このあとの回でも、けっこう出てくるんですよね、"悲しみを捨てた海" てへぺろえへへ

 

実際には、歌詞の如く

 

俺のこと好きか あんた聞くけど

そんなことさえ わからんようになったんか

 

と言えるまでの、Nohには、Phunとの蓄積はなかったものの、あのような形で、Nohが自分の気持ちを開放したところ、あれが良かった。うん。

 

そして、全然、納得できてないのに、Nohの気持ちを推し量るPhunの切なさ。。

これもよかった。。

 

そして、ある意味、海辺での"悲しみを捨てる儀式"よりも、よっぽど、二人の切なさを募らせる演出だった車の中の場面。

本音を言えば、別れたくない二人・・・。

でも、昨日、自分たちで誓ったんだから・・・と、心の中で、自分を鼓舞しながら、Phunを思いとどまらせようとしてるNoh。

そう、厳密には、Phunはまだ、納得しきれてない。

ひっくり返したい。

でも、Nohの瞳が、それを拒否してる。

あの、"流され侍"のNohが・・・! ← コメントでいただいた、このネーミングをどこかで使いたかったんです。(笑)

 

これはもう、どちらがどうとか、比較することはできないけれど、愛を駄々洩れさせるより、背を向けるほうが辛いこともある。。

 

最後の数分間、Nohの独白で〆ていくのは変わらないんだけど、

Youtube版は、車での別れのシーンに、その独白をのせていて、そこで終わらせているの。

なんとなく、今回は、Youtube版のほうがいいな、と思ってしまいました。

それほど、この車での別れのシーンは、エモーショナルでした。

 

ええ、びびは、エモーショナル、大好物です。

 

でも、彼らには、Nohの独白どおり、これからがあるんです。

否が応でも、ぶった切れない日常というものがやってきます(笑)

 

これがなかなかの曲者でして・・・ほんと、ままならないし、思ったようには運ばない(笑)

 

今は、彼らの心情を思うと・・・ちょっと、ハンカチとか、タオルが必要かもしれませんが、そこまで、どっぷり浸からなくても、彼らは、私が思っているよりも、何倍もたくましい。

 

それが、若さでもあり、

Nohが言ってたとおり、

 

恋愛って、たとえ、もし、それが本物だとしたら、適切なタイミングでやってくるべきものなんだろうな

 

タイミングもそうですが、断捨離と一緒で、苦渋の決断で一度捨てても、捨てきれず、復活させるもの、もしくは、また、手に入れなおすものは本物です(笑)

そういうことだよね(笑)

 

さて、ここからは、通常のというか、すでに、アップしている4話以降の筋追いに戻そうと思います。

未読の方、せっかくなので、読み返してみようと思われる方は、一番下のリンクより、お進みください。

 

 

あ、その前に!!

 

大切なことを忘れておりました。

 

もう一つだけ、筋追いをしようと思うエピソードが残っていました。

(英訳版が手に入りましたので、遅ればせながら、筋追いします)

 

整い次第、アップしますので、アップ次第、この↓のリンクにも貼りますので、そこからお進みいただければ、と思います。もう少しお待ちくださいませ。

 

★『Love Sick 2024』Special EPに続く★ 


 

完走記念の1~3話、お読みいただきありがとうございました!!

厳密にいえば、4話~7話も、倍量くらい増やそうと思えば増やせるんですが、一応、網羅はしてるはずですので・・・。

どんなドラマも、永遠に、Never Ending とはいきませんからね。。

上記のスペシャルが、本当の本当の最後になると思います。
 

★『Love Sick 2024』Ep.04(前半)に戻る★