劇的な告白をされようとも、思い悩むことがたくさんあろうとも、次の日がくれば、また、なにかが起こるんです。

 

【おことわり】

 

Youtube版を貼り付けておきますが、今回のUncut版は、Youtube版の+15分くらいの内容になってます。。。

 

全部の比較はしませんが、書きたいことが、Uncutに関わる場合は、ちょっとだけ補足するかもしれません。

 

ラストまでの完全ネタバレです。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『Love Sick 2024』

 ชุลมุนกางเกงน้ำเงิน

 2024年(Thailand)9/14~ 12/22, 2024

 44分×全15話  / Uncut版 75

 原作:Indrytimes(Original)

   制作:Channel 9

 演出:"Cheewin" Thanamin Wongskulphat

 対象年齢:13歳以上 ๑๓+  ※Uncut版 18歳以上 ๑๘+

 

Love Sick #3 

 

前記事を未読の方はこちらから #03−1

 

 

 

 

 

#3-2

 

部室で、まったりしてる時に、注目~~とばかりに、手を叩くFilm(音楽部副部長)。

 

隣にいるのはArt。

 

みんなが車座になって何してるかは不明。

 

Film「おい、みんな! 知らせたいニュースがある」

なんだ、なんだ?と Filmに視線集中。

約1名ソファで寝てるOhmを除いては。。

 

Film「本日、うちのクラブに、新人が入ることになった」

 

みんな不思議そうに顔を見合わせる。

 

Poom「それで?」

別に、ニュースでもなければ、なんの興味もない・・と言った感じです。

 

Film「なんだよ、興奮しないのか? 新人だぞ! おまえら!!」

Pao「だから、新人がどうしたんだよ? 俺が再び入部するとなったら、お前ら興奮するのか?」

Film「しないだろうな! この子は、おまえとは違うかもしれないだろ」

 

Filmの嫌味に、笑いをこらえようとするPer。

 

時間がもったいない、とばかりに、話を進めるArt。

Art「もう紹介しようぜ・・3,2,1!じゃ~~ん!!」

Silm「N’Mick、うちらの新しいメンバーだ。みんな、面倒みてやってくれよな」

 

・・・というわけで、音楽部に、新人のม.3(中3)Mickが入ることに。

 

すでに、1話(#1-4)で、登場済みですが、念のため。

 

Per「はい、僕、やります」

挙手して、指導係に立候補するPer。← Per役は、旧作のSingくんのキャラに影響されるところがありますが(笑)、基本、面倒見のいい、しっかりものなんです。

 

Film「待て! 俺はもう、オームに預けることにしてる」

そう、散々、引っ張ってきた新人指導係の件、Ngor事件の時に、ようやく、話しがついたんです。(笑)

 

そのまま、手を静かに降ろすPer。

 

Film「おい、Ohm! 新人を連れてきてやったぞ。 約束忘れんなよ!」

 

反応のないOhmを叩いて起こすFilm。

Film「おい、Ohm! 起きろよ!」

 

目をあけて、きょとんとなるOhm。

とりあえず、事態を把握したものの、やる気なしのOhm、すぐさま、先輩権限で、「おい、Ngor!! この新人に、部の案内をしてやれ」と細かい仕事を、Ngorに全振りする。

 

立ち上がったNgorが、Mickのもとに行き、案内をし始める。

 

Ohm「はい、一丁上がり!」

態度でかいな。🤣

 

あれ、Nohがいないなぁと思ってたら、ピアノのところに座ってました。

ずっと死角になってたというか、あえて抜いてなかった感じですね(笑)

 

事務的なことは、すべて、副部長におまかせな自由な部長さんです(笑)

 

Per「P’Noh、今の新人、見ました? 可愛いですよね」

Σ(゚Д゚) Perってそっちもありだったん?

ちなみに、Perは、Nohの忠実な僕(しもべ)です。

 

Noh「やめとけ。あの子は、もう、Filmが目をつけてる。」

訳ありな様子で、にやつくNoh。

 

でもねぇ、こうしてみると、いつもArtと一緒にいるし、仲いいし、今だってほぼバックハグだし・・(笑)、タイの男子たちの親密度は、一筋縄では計れんのよ(笑)

 

Noh「あいつらに、練習するぞって伝えてこい」

 

Per「練習? どうやってですか? ドラムはひどいことになってますよ。あ、そうだ、P’、P’Phunから、お金はもらえたんですか?」

 

ああ、そもそも、遡れば、それが原因で、しかも、まだ、なんとも進展なし。

逆に、Phunとの仲もおかしなことになってしまってるわけで・・・。

 

Noh「あれは、生徒会の金で、Phunの金じゃない」

話題が、Phunのことになり、自然と、不機嫌になってしまうNoh。

 

Per「ええ、それはそうですけど、でも、まだでしょ。P’Phunは、うちらのためにまわしてくれるんですよね? 幸いなことに、P’Nohは、P’Phunとすごく親しいからいいですけど、そうでなければ、うちの部、完全に破滅してましたよ」

 

NohはPhunと親しい。

ああ、他の人はそういうふうに、NohとPhunのことを見てるんだ。。

 

イラつくNoh。

Noh「お前、何言ってんだ!」

急に怒られて、「・・・・」なPer。

Noh「生徒会は、なにかトラブルがあったら、解決すべきだろ」

Per「急にどうしたんです? P’Phunに怒ってるんですか? 喧嘩でもしたんですか? よしてくださいよ。俺たち、金をゲットしないわけにはいかないんですからね」

仕事のできる、しっかり者の部下みたいな言い回しだ(笑)

 

立ち上がるNoh。

Noh「金は保障されてないけどな、お前は、俺からケツを蹴っ飛ばされるのは間違いないぞ」

くすっと笑うPer。

Per「俺、なんかしました?」

 

その時、YuriからLineが来て、目を通すNoh。

 

Yuri<Noh、今、時間ある? 私、学校の外にいるんだけど・・・。話したいことがあるのよ>

Noh「(Perに)ああ、俺、ちょっと出てくるわ」

Per「はい、わかりました」

 

部室の入口のところで、PerをたずねてきたWinと鉢合わせ。

 

「お、」と声をかけ、そのまま、出ていくNoh。

Winが、Perのところに来るのは、いつものことって感じですね。

 

ドアをあけて、部室の中を覗き込むWin。

 

顔を覗かせたこの子、Perの幼馴染、同い年のWinです。

 

Win「Per!」

Per「ん?」

Win「帰らないの?」

Per「うせろ!」

バッサリ!!

 

それを聞いて、ずっとソファに寝っ転がっていたOhmが起き上がる。

Ohm「あれあれあれあれ~?」

実は、こういう下世話な香ばしいネタも大好きなのよね、この人。

 

~正門の近くの外通路~

あら、学校の敷地内に入ってるじゃん。

校舎から、わかりやすい位置に立って待っているYuri。

 

ちょうど、下校時にぶつかり、男子たちの注目の的になってます。

 

ああ、旧作だと、最初、露骨にYuriに声をかけてくる男子たちを追い払ったのは、Peteだったんだよね、思い出した!

そうじゃん、中に案内しようか、って言ったのを断られたんだけど、最後まで、心配そうにYuriを見てた。

これが出会いだったんだ。なるほどねぇ。

もともと、Yuriのことはタイプだったんだ。。

2024版では、EarnとPeteの事情は、ほぼ取り上げられないに等しかったけど(最後にちょろっとだけね)、Peteの揺れ具合もかなり、ドラマティックだったよね。

 

興味津々に、Yuriに声をかけようと、近寄ろうとする男子たちを見て、遠くから走ってくるNoh。

Noh「お前たち、なにしてる! 行けよ。俺の友達だ!」

なんでもないですよ、と、立ち去る後輩かな?

 

こうしてみると、普通に、彼女が彼氏を迎えにきたみたいに見えるよなぁ。。。

 

~喫茶室~

緊張した面持ちで、Yuriの前に座っているNoh・・かと思ったら、どうやら、頼んだスイーツをバクバク食べるYuriを見て、唖然となってるだけでした(笑)

こころなしか、Nohを睨んでるような気もしないでもない。

バクバク食べるあまり、ぽろっと、こぼしたりして・・・。

 

Noh「落ち着きなよ! 誰も盗ったりしないよ」

Nohって、本当に、声色というか、言い方全般、優しいよね。

 

Yuri「Nohは食べないの?」

いらない、と首を振るNoh。

 

Noh「それで、今日は、どうして呼び出したの?」

Yuri「・・・・・・」

Noh「まさか、スイーツを一緒に食べる相手が必要だっただけ、とか、言わないよね?」

首を横に振るYuri。

 

Noh「カフェで会えばよかったのに・・・。学校で会う必要なかったじゃん」

若干のうしろめたさからか、変に笑顔になるNoh。

 

ん? ああ、ここって、学校のサロン兼喫茶室みたいなところ?

 

スプーンを置くYuri。

Yuri「今日、Nohに会いに来たのはね、聞きたいことがあったからなの」

 

そんなふうに、改まって言われて、戸惑うNoh。

 

Yuri「でも、約束して。私が聞いたことには、真実を答えてね」

かなり真剣モードです。

小指を差し出されたので、「ああ」と言いながら、Nohも小指を絡ませる。

こういうの、男子としては、怖いよねぇ(笑)

 

Yuri「Phunには、他に誰かいるの?」

 

いきなり、Yuriの口から、Phunの名前が出てきて、Noh、時が止まりました。

よりによって、Nohに対して、直球ズド~~ン!!

 

伏し目がちになるその反応が、すでにPhunには誰かいる、と言ってるようなものだと、気づく余裕すらないNoh。

Yuriの表情は、一気に、不機嫌に。

 

Noh「・・・・・・・」

指切りしていた指もゆっくりと離すNoh。

 

 

Noh「知らないよ。そんなに親しくないから・・」

 

愕然とするYuri。

親しくないなんて、そんなわけないでしょ!!

 

すでに、あの魔の食事会で、NohがPhunの家に泊まりに行ってる仲だと暴露されてることがここで効いてくるんですね。


Yuri「親しくないですって? それとも、私には言えないってことなの?」

すでに、疑惑モードに入っているYuri。

 

Yuri「なんで、男って、いつも、お互いをかばい合うの?」

いや・・・かばい合ってるわけじゃなく、当事者なんです。

 

Yuri「PhunとAimがどうやって、付き合い始めたのか、知ってる? Phunのほうからアプローチしてきたの、最初、Aimは興味なかったのに、私たち(友人)が、試してみたら?って勧めたのよ」

 

これ、Aimが最初、興味なかった・・っていうのが、ポイントなのかも。。

Phun=男性という意味であれば。。。

 

Noh「だって、Phunのこと、Aimを傷つけたりしない、いい人だと思ったからよ。・・でも、今となったら、私たちがいいことをしたのかどうか、確信もてなくなってきた」

 

いたたまれないNoh。

 

それでも、Yuriがそう思う理由は聞かなくちゃ。。

 

Noh「どうして?」

 

Yuri「最近、Phunと連絡を取るのが大変になってて・・スマホはいつもオフだったり、彼が取らなかったり・・・。Aimは、ずっとPhunに電話しようとしてて・・今や、かなりストレスが溜まってきてるわ」

Yuriは、そんなAimのことが心配で、見かねて、今日、ここにきた、と言いたいのね。

 

Noh「最近、Phunはあんまり具合がよくないみたいなんだ。今日だって、学校に来てないくらいだよ」

Yuri「本当に?」

疑ってます。

うん、と頷くNoh。

Yuri「・・・・」

Noh「ほんとだよ」

 

Yuri「つまり・・・それって、なんでもないってことよね?」

Noh「ないよ・・」

 

ようやく安心したようなYuri。

Yuri「やっぱり、思ったとおりだった。私の友達は、キレイだし、人気はあるし、他に、これほど、Phunにお似合いの人なんている? でしょ?」

 

ちょっとだけ(いや、内心ではかなり)引っかかるNoh。

 

「お似合いって? なにに基づいて?」って問いかけちゃうNohに、胸が締め付けられるよ。

 

Yuri「Jeen曰く、“美人にはイケメン、金持ちには金持ち・・”、なんか、そういうことなんじゃないの?」

Jeenの受け売りを口真似しつつ、実はあまりよくわかってないYuri。

ああ、男談義の時の、“完璧に一致(お似合い、ふさわしい)”の話がここにつながったんだ。

 

実は、この言葉がずっと気になってまして、もしかしたら、これも同じような慣用句なのかな、というのを探したりしています(笑)

ขนมพอสมน้ำยา

そうめんがちょうどよく足りてかけ汁にふさわしい(二種類が調和よく一緒になってこそ、美味しくあるべきだ)

 

そんな薄っぺらい理由かよ、と、思ってても言えないよね。。

 

Yuri「でも、それ、本当のことだと思うもん。もし、彼らがお似合いじゃないのなら、いままでどうしてきたの?Nohも、そう思わない?」

 

かたまったまま、真一文字に唇にぎゅっと力をこめながら、ん・・と、しぼりだし、

無理やり笑顔を作るNoh。

 

 

Yuri「NohとYu(私)もお似合いよね。なんて理想的!!」

明るく言われたNoh、伏し目になってしまった表情がこれ。

 

今、否定したくなってるその気持ちが、君の本心なんだよ。

 

前記事で、旧作では、NohとPhunの関係が進んでいるネタバレをしたのは、その翌日に、Yuriから「昨日、Phunがなにをしていたのか知らない?」「昨日の夜、Phunが誰を家に連れて帰ったのか、教えてくれない?」「なにがあったのか、私に教えてくれなくてもいいけど、Phunに、どうしてAimを傷つけるのか?そんなことは止めてって伝えてくれない?」と追及されたNohの苦悩の深さが、本来ならば、2024版で描かれているよりも、ずっとシビアだったことを説明しておいたほうがいいんじゃないかな、という理由もありました。

 

あと、昨晩の、Nohの矛盾は、このYuriの言葉を聞いたあとだったら、すごく納得がいったかもしれないなぁ・・とも思ったこともあります。

 

当然のことながら、Nohは、Yuriには、とても本当のことは言えない。

もちろん、自分の本当の気持ちなんて、二の次三の次。

AimのこともYuriのことも、できれば、Phunのことも、誰のことも傷つけたくないのです。

Nohのことだから、責めるべきは、自分だ、と考えているのかもしれません。

昨日、Phunが自分に対して、どういう気持ちでいるかを打ち明けた時、「自分の気持ちだけに集中してみろよ!」と、Phunの心の鍵を開けさせたのは、自分だったのだから。

 

途中ですけど、一旦、切ります。

 

★『Love Sick 2024』Ep.03-2 雑感★ 

 

Yuriが、Nohのところに、直談判。

Phunの気持ちをきいてしまった昨日の今日です。

Nohだって、気持ちの整理がついてるとは言い難いところに、あらためて、YuriからAimのことを言われると、キツイよね。

 

そりゃ、彼女たちへの罪悪感もあるだろうし、こんなことはいけないんだ・・と自制する気持ちもあるでしょう。

でも、Nohの心の中では、どこかで否定したい気持ちも沸き上がってきていたんじゃないか、と思うんです。

そうでなきゃ、何に基づいて、PhunとAimがお似合いだなんて言うんだ、って疑問を投げかけたりしないはず。

 

Noh:Phunが好きなのは、本当は、俺なんだぞ!

 

状況は全然、違うんですけど、このフレーズで、ついつい、思い出してしまいました。

『Love by Chance』13話(#13-2/4)で、PeteとTinを結び付けようと盛り上がる腐女子妹に対して、否定したくても言うに言えなくて、そっとドアの前で「お前は、まったくわかってないけどな・・・実際、Tinは、お前の兄ちゃん(つまり俺)のことが好きなんだぞ」と呟くCanちゃんを・・・。

 

なんだか、脱線につぐ脱線状態ですけど、これも懐かしい!

 

そんなふうに、否定したいのは、すでに、NohもPhunが好きだから。

Nohも、岐路に立たされました。

 

あとは、Mick入部の件。

指導係になることを了承したものの、Mickにそっけない態度のOhm。

逆に、Mickには、これがよかったのね。

というか、椅子運び事件の時からして、MickはOhmに興味をむけてるわけだし。


 

★『Love Sick 2024』Ep.03-3 に続く★