これで、10話、終わりです。

 

【おことわり】

Youtube版を貼り付けておきますが、今回のUncut版は、Youtube版の+15分くらいの内容になってます。。。

全部の比較はしませんが、書きたいことが、Uncutに関わる場合は、ちょっとだけ補足するかもしれません。

 

ラストまでの完全ネタバレです。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『Love Sick 2024』

 ชุลมุนกางเกงน้ำเงิน

 2024年(Thailand)9/14~ 12/22, 2024

 44分×全15話  / Uncut版 75

 原作:Indrytimes(Original)

   制作:Channel 9

 演出:"Cheewin" Thanamin Wongskulphat

 対象年齢:13歳以上 ๑๓+  ※Uncut版 18歳以上 ๑๘+

 

Love Sick #10-4

 

分割しています。前記事を未読の方は、こちらから先にお読みください。

 

#10-1

#10-2

#10-3

 

 

#10-3の続きからです。

 

Youtube版、ここからないの? Σ(゚Д゚)

 

音楽室を出てきた面々、階段を降りていくと、スマホを構えた女子たちが花道を作ってます。

ちょっとしたスター気分です。

Ohm、舞い上がりすぎ。

 

純情Boysなフライデーバンドの面々がにこやかに降りてきます。

それぞれ、個性出るなぁ(笑)

全部載せなくてごめん!

 

そして、階段の上から、下を覗いてるNoh。

人がいなくなった隙に、降りていこうという算段のようです。

・・・っていうか、Phunはどうした?

一緒だったんじゃないの?

まさか、はぐれたの?

 

その時、背後から、腕を取られました。

 

Jeedです。

 

Jeed「Noh! わたしが連れてってあげる」

しかたなく、頷いたところに、下から、必死な顔をしたYuriが到着。

ギリ間に合った!

 

Yuri「Noh! こっちにきて! (Jeedに)私の友達だもの、私が面倒をみるわ」

Jeed「でも、彼は、うちのお客様なのよ。私が面倒を見るわ」

Yuri「イベントなら、もう終わったでしょ! やりすぎは止めて!」

Jeed「Yuri!!」

 

ほら、これが『Love Sick2』の、伝説の引っ張り合いシーンよ(笑)

たしかに、このシーンのためには、Jeedを登場させないわけにはいかなかったんだろう、と理解していたんだけど。

 

10年後も、ほぼ変わらず。

でも、やっぱり、ギャラリーの前じゃない。

この間の体育館の告白もそうだけど、“不特定多数の前で晒さない”もコンセプトなんでしょうかね。

 

その時、すかさず、階段を駆け上がってきたPhunが、Nohの手を握り、

ぎゅっと掴むと、まっすぐに、Nohを見つめる。

Phun「(Nohには)俺と来るんだ。(Jeedに)彼の面倒なら僕がみる」

と言い置いて、Nohをかっさらっていきました(笑)

 

残されたYuriとJeed。

 

Yuri「あなたのせいだからね!」

Jeed「・・・・・・」

言いたいことが、ごまんとありそう。

 

 

~礼拝堂~

拗ねてるYuriの、ネクタイを直してあげてるAim。

 

Yuri「私、Nohを取り返したい!!」

Aim「大丈夫よ、Yuri。」

大丈夫じゃないことは、Aimが一番知ってると思うんだけどな。。

Yuri「ううん、そんなことないもん」

 

Aimが、すっかり、憑き物が落ちたみたいに、穏やかな表情になってる。

 

そこに、白ワンピのお姉さまズが再登場。

 

Theeros「あら、あなたたち、まだ、家に帰ってなかったの?」

Yuri「ちょうど帰ろうとしたところで・・・」

Theeros「誰かさんを待ってるとか?」

Plai「特別な誰かのことを考えてたとか?」

 

Yuri「P’たちには、わかっちゃいますか?」

Theeros「あの頃は、私たちも同じだったのよ。私たちが若かったころよね?」

Plai「うん」

Yuri「P’たちも、フライデーの子を追いかけてたんですか? うまくいきました? どうやったんですか?」

Yuri、必死(笑)

 

Theeros「どう言えばいいかな・・・私は別に何もしなかったけど、彼のほうから来てくれたの」

Plai「でも、そうじゃなくても、全然平気よ。だって、可愛い男の子は、世の中、たくさんいるんだもん」

Theeros「その通り。フライデーカレッジだけが全てじゃないって忘れないでね」

Plai「あんまり、追いすがったりしないのよ」

なんと、先輩たちにこれを言わせたか!

 

Yuri「うわ~~」

思わず、吹き出すYuri。

Aimも、微笑みながら、噛みしめてるかもね。

 

Theeros「さぁ、急いで、おうちに帰りなさい。自分を大事にしてね。自分の人生をしっかり生きてね、わかった?」

 

頷くYuri。

 

じゃあね、と、二人手をつないで、去っていきました。

 

微笑みあうYuriとAim。

すこしでも、気分が軽くなればいいけどね。

 

ここも、Yutube版で見てもらえないの、残念ショボーン

 

 

そして、Youtube版は、ここから、また、開始かな?

 

~ムーガタ屋~

打ち上げね。

 

Knotのおじさんの店らしいです。

 

必然的に、Knotが動き回ってます。

 

Phum「おい、これ、なんだよ! 誰が、この肉をグリルに置いたんだ?」

Art「Ohm、おまえだよな、俺、見てた」

Ohm「何言ってんだ、これはな、肉じゃなくて、朝顔だ、バ~カ!」

一同「嘘つき!!」

 

Ohm「ただの肉片だろ。観音様は気にしないさ」← これは、タイ独特な言い回し?

 

Ngorが、Ohmの肩をずっともんでるの。。

 

ムーガタ鍋を替えてくれ、と言われたKnot。

 

Per「なにか問題なんですか?」

Phum「肉が臭いんだよ。俺、肉が好きじゃないんだ」

じゃ、ムーガタ屋に来るなよ!と、なぜ、誰もつっこまない?(笑)

 

Per「おお、オーナー自ら、俺らにサービスしてくれてんの?」

Knot「うちの店じゃなくて、おじさんの店だよ」

Film「え、じゃ、今夜、ライブとかやるの?」

Knot「いいえ、今日は、歌手の人が病気だそうです」

 

それを聞くや否や、「Ngor、どけ! 俺がやるぞ」と、Ngorを振り払うOhm。

マイクを握り、即席ライブの始まりです。

 

騒がれたら困るKnotや、Filmが焦って止めようとしてるけど、お構いなし。。

 

部長さんは、好きな人の隣で、ただ笑ってるだけです。爆弾

 

Phun「Noh、食べてる?」

Noh「うん、食べてるよ。ただ、ひたすら食べ続けるんだ。ほら、コラーゲンのために、豚バラ肉あげる」

 

Paoも、コラーゲンにはこれも大事、と、ニンニク(?)をパクリ。

見た感じ、あのコロンとしたフォルムは、ニンニク片だと思うけど、違ったらごめんね。

一同「おい、落ち着けよ。Pao。お前、死んじゃうぞ」

Pao「うまいよ。準備が出来たら、もう一皿、持ってきてよ」

他の鍋にまで出張してる(笑)

 

その時、Nohのスマホに、Yuriから電話が入る。

ひらがなで、「ゆり」だって照れ

 

Noh「すぐ戻る」

席を立ったNohのことを、気にするPhun。

 

#10-4

 

~引き続き、打ち上げのムーガタ屋~

 

席を外し、Yuriからの電話に出るNoh。

 

Yuri「もしもし、Noh~~! どこにいるの? すごくにぎやかだね」

 

Noh「ムーガタ屋に来てるんだよ。もう、家についた?」

Yuri「うん、着いたよ。これから、ごはんで、お皿を洗ったら、宿題をして~、猫砂を掃除して~、ええっとそれから。シャワーを浴びるようかな」

Noh「OK、今夜は忙しいみたいだね。じゃ、またあとで話そうね」

あっさり切ろうとするNoh。

 

Yuri「え、ちょっと待って! 今日、ちょっとしかNohと喋れなかったでしょ、せっかくうちの学校に来たっていうのに・・」

Noh「ああ、君は、たこ焼きを売るのに忙しかったからね」

Yuri「別に、売りたかったんじゃなくて、私は、Nohに会いたかったの! なのに、Jeedばっかり目立ってた・・!!」

 

突然のフレームイン(笑)

 

Phun「Noh!・・・あ~ん」

 

 

ほら、来た!!😂

 

わざわざ、焼けた肉を運んで、食べさせに来たPhun。

妬けた肉かもしれません。

 

Yuri「あ、Phun!」

呑気に、手なんか振っちゃうYuri。

 

Phun「ああ、Yuri! もう、ごはん食べた?」

Yuri「ううん、まだよ。用事をすませたら、なにか買いに行くつもり。あなたたち、これから、どこか行くの? Nohのお世話、よろしくね?」

Phun「いつもしてるよ」

Nohがずっと真顔です。。。

 

その時、画面の外で・・・PhunがNohの手をつなぐのよ。

 

Phunは有言実行型だからね。

Yuriの前で(直接、見せたわけじゃないけど)こういうことをしちゃうようになったら、限界は近いよ。

 

Phunをちら見するNoh。

 

知らぬは、Yuriばかりなり・・なのが、ちょっと、いや、かなり辛いかも。ショボーン

彼女が、Nohの気持ちが自分に向いてないことを自覚してるのだけが、今となっては、悲しいけれど、まだ、ましだよね。

 

うわ、ここもカットか!!

 

~店のトイレ~

 

外から、ノックするOhm。

Ohm「おい、Mick。お前、大丈夫か? ずっとそこに入ったままじゃないか・・」

 

Mick「ちょっと待ってください、お腹痛い絶望

Ohm「急げよ」

 

お腹を押さえながら、とりあえず、出てきたMick。

Ohm「どうした?」

Mick「下痢になっちゃった、P’・・」

 

Ohm「ほらな? 俺に、お前の分を焼かせなかったからだろ。その上、どうせ、生焼けだったんだな」

 

俺が焼いていたら、そんな目に合わなかったのに・・と言っております(笑)

年上の貫禄です。

 

Mick「だって、P’Ohmのために、焼いてあげたかったんです」

あ、やっぱり。。

さっきのお菓子騒動からして、もしかして、最近のMickは、Ohmのお世話になりっぱなしじゃなくて、してあげるほうに回りたいのか(笑)

 

Ohm「俺まで下痢にならなくて、よかったよ。世話が必要なのは、お前のほうだ」

Mick「ごめんなさい」

しゅん・・・となるMick。

でも、すぐに、立ち直り(笑)

Mick「でも、P’Ohmが病気になったら、すぐ教えてください。僕が薬をあげますから」

 

Ohm「お前、俺の世話を焼きたいのか?」

そんなの、100年早い、くらいのOhm。

 

おもしろくなさそうなMick。

 

Ohm「まぁ・・お前が大人になるまでは、俺に面倒を見させろ」

この、なんてことない風を装って、大事なこと言うところがOhmだよね。

 

Mick「はぁ?」

声がひっくり返りました。

 

Mick「それって・・・今から、P’Ohmが、僕の彼氏になるってこと?」

 

慌てて、Mickの口を押えるOhm。

(一応、まだ、みんないるんだもんね。)

 

でも、すぐに、二人の世界。

Mickの暖かな肌に触れてることには変わらないわけで、Ohmの目は、Mickが愛しくてたまらないと言ってます。

 

ああ、時間よ、止まれ~!

 

止めたりしません!!

ぐっと、Ohmの手首を掴み、外すと、「そうなんですよね?」と、ぐいぐいMickちゃん。

 

Ohm「・・・・・お前が聞いたとおりだ。もし、また、聞き返したりしたら、気が変わるかもな」

くぅ〜〜〜ラブ

やはり、こういうところが、一々、私のツボを押しまくる(笑)

 

ポンポン、と、Mickの肩を叩き、歩き始めたOhm。

すべてを受け入れたような微笑みは、後ろのMickに見えません。

 

でも、Ohmにも、この虎視眈々たたんたん♬な、Mickの眼差しも見えてません(爆笑)

 

やったね!!

Mick「P’Ohm~~」

あとを追おうとして、やった~、いや~ん、と身体をひねっちゃうMick。

 

直後に、刺すようなお腹の痛み、再来。

トイレに駆け込むMick。

 

トイレほど、人類の命を救った発明はない

だそうです。(笑)

 

~お店の駐車場?~

 

すっかり暗くなりました。

 

Noh「Knot、こいつを家まで運んでくれ」

車、呼んでやってくれ、って意味でしょうね。

 

Knot「ええ、問題ありません。まかせてください。みなさん、次もまた、来てくださってかまわないんですけど、でも・・・P’Ohmだけは連れてこないでくださいね!

 

一人で立っていられないOhm、出禁です(笑)

さすがに、Mickじゃ支えられないので、こういう時は、Ngorの出番だよね(笑)

 

バイバイ・・またな、とみんな、帰っていきます。

なんか、Knot、エプロンが板についてます(笑)

 

最後に残ったのは、PerとWin。

 

Knot「あれ、お前たち、帰らないの? 帰ったほうがいいぞ。気をつけてな」

 

Knotも、店に戻っていきました。

 

TaoTohMooKata

169バーツで食べ放題だって(笑)

 実際はすごくローカルなお店なんじゃないかな。

 

みんな、帰ってしまったあと・・WinとPerが残ってます。

 

Win「まだ、痛い?」

包帯をまいた手を見るPer。

 

Per「もう痛みはないよ。もうほとんど治ってる」

Win「ホント?」

手を取ろうとすると、「痛っ!」と慌てて手をひっこめるPer。

 

Win「え、もう治ったって言わなかったっけ?」

 

やせ我慢かな、と思ったら、Winの肩に、痛めた手を乗せるPer。

Per「冗談だよ。お前に心配かけたくなかったんだ」

 

Mick「もう、Perったら!」

見つめあったのが恥ずかしくなったのか、肩から、手を払いのけるMick。

 

Per「今のは、ホントに痛かったな・・」

 

その時、停車していた車の中から、「Marwin!」と、お姉さまの声がしましたよ。

 

え・・いたの?

いつから?

見られてた?

 

二人の顔に、いろんな想いが浮かんでます。

 

そして・・・

 

Winを外して、一人、詰められるPer。

 

姉「それで、あなたとうちの弟の関係はどうなってるの?」

Per「・・・・・」

 

離れたところにいるWin。

Winは、あなたは、そこにいなさい、とでも言われたんだろうね。


Per「つきあってます」

ゴチャゴチャ言い訳せず、認めるPer。

そうです、Perはそういう子です。

 

すぐには、言葉が出てこない姉さん。

 

Per「僕は・・Winの面倒を見ようと思います」

 

姉「こんなことになるんじゃないかって思ってたわ」

 

別に、お姉さん自身は、強く反対というより、お父さんとMickのことを心配してるだけって感じなのかな。

 

姉「でも、絶対、誰にも知られてはだめよ。特に、うちの父にはね。あなた、命はないわ」

やっぱり、物騒なことを言う姉。

Winの家は、どういう関係筋のおうちなんでしょうか。

 

頷くPer。

Per「わかりました。 Winのことは、ちゃんと大事にします」

 頷く姉。

不思議な構図だ。

弟と同い年なのに、Perのことは、大人として話をし、対応する姉。

 

二人揃って、Winのことはまだまだ、子供扱いしてるみたいで、ちょっと違和感。

 

 

画面変わって、

 

~Nohの自宅~

 

部屋に戻ってきた二人。

朝、出て行ったまんま・・散らかってるね。

 

Noh「ちょっと、片づけさせて」

 

毛布やら、枕やら、元にもどしていくNoh。

 

Noh「お前の両親は、息子がいることを忘れちゃったんじゃないか?」

それくらいずっと、Nohの家に入り浸ってるってことですか?(笑)

 

Phun「君の家では、新しい息子を受け入れてくれてるのかな?」

すごい返しだ(笑)

もうすぐ、シャレじゃなくなる世の中がくるんだね(笑)

 

Noh「・・・・・」

首をひねり、ふっと、一笑に付すNoh。

 

Phunの視線をじっと感じつつ、ちょっと真面目な顔で、Phunをみつめてしまう。

 

Noh「・・・Phun?」

Phun「ん?」

Noh「今日、Aimに会った?」

 

そうか、その話か・・・と、少し考えるPhun。

 

Nohの表情は・・・いたって真面目なままです。

きっと、礼拝堂で、みんなが噂をしているのを聞いてから、ずっと、心の奥に巣くっていたんだろうね。

 

立ち上がり、近づいてくるPhun。

 

Phun「うん、会ったよ。なんとかうまくやってるみたいだった。」

そう言いながら、床の上のクッションをベッドに戻していくPhun。

ここ、Phunにしては珍しく、放り投げる感じで、乱暴な仕草だなって思った。。。

 

Phun「元気そうだったよ」

 

本を拾い上げ、Nohに渡すPhun。

 

Phun「どうした? ヤキモチか?」

 

Noh「ヤキモチ? まさか・・」

笑ってみせるものの、全然、元気ないじゃん。

 

ベッドに腰掛けるPhun。

 

Phun「妬いたんじゃなかったの?」

Noh「なんで・・・」

 

背中をむけたままのNohを、後ろから抱きかかえ、自分の隣に座らせるPhun。

Noh「おい、先に片付けちゃおうよ・・」

ベッドサイドに、アストロノーツのスピーカーなんじゃないか、と気になってしょうがない子がいます(笑)

 

その言葉を遮るように、「なんでもないよ、本当に。ぼくらはただの友達だ・・・」と言い聞かせるPhun。

片付けなんかより、こっちのほうが何百倍も大事だってわかってるの。

 

Phun「でも、君は・・・(自分が)ヤキモチやいてるって認めてよ」

Noh「なにをバカなことを・・・」

 

Phun「バカなこと? 僕は、時々、君にヤキモチをやくけどね」

時々じゃないような気もしますが・・・。(笑)

 

(Phunから直接聞けて)ほっと安心して、小さく微笑むNoh。

 

Phun「今日なんて、ミスター人気者だっただろ? みんなが、君のこと、ねらってた」

(本来、女子高に降臨して、もみくちゃにされるのは、Phunが圧倒的なはずだと思うんですが、さすが、修道院学院の皆さんは、友達の元カレに対しては義理堅いんでございましょうか。)

 

まぁね、と、小さく頷き、また、片付けを再開するNoh。

 

だから、片付けなんかよりも、大事なことがある・・と、Phunの目が、いえ、全身が物申しておりますよ。

 

改めて、Nohの腰に手を回し、抱きかかえるようにして、今度は、自分の膝の上に乗せましたよ。

 

Noh「だめだって、片づけるんだよ」

 

わかる。

なんか、言葉じゃなくて、空気が怖いの。

感じるんだよね。

黙ったりしたら、なにかが起こりそうで、全然、関係ないことしはじめちゃったり、全然、ムードにならないようなマシンガントークしちゃったりするのよ。

 

私、気づいてません!!ってオーラ、出しちゃうのよ。

 

でも・・・相手が本当に本気の時はね、いつまでも、その手は通じないの。

 

じっと、Nohを見つめるPhun。

 

Phun「Noh・・・」

Noh「・・・・・・」

 

Phun「君は僕が好きで、僕も君のことが好きなわけだし・・だから・・・つきあってみない?」

 

しばらく、見つめあっていた二人。

 

Noh「なんだよ、いつ、お前が好きだなんて言ったっけ? 勝手に話作っちゃって・・!」

Phun「・・・・・・・」

 

そんなわけないのは、自分が一番わかってます。

 

Noh「なに? ・・・・・」

普通に、いつもみたいに、冗談でながせよ・・・って感じなのに、そのあとの言葉が続きません。

 

だって、今日は、なにかが違うんです。

 

Phun「そんな、長い間、黙らないでよ」

今日は、Phunが、顎乗せの番ですよ。

Phun「恥ずかしすぎるだろ・・・」

 

バックハグしながら、揺らすとか、もう、見てるほうが、ワクテカワクテカ ← こら!物申す

 

ちらっと、Phunの破壊力ある顔を見ちゃうNoh。

お前の色気に、引きずり込まれそうなのを、必死に耐えてるのがわからない?

 

Phun「で、僕たち、どうするの?」

 

Noh「あ~、もう! いいよ」

 降参だよ。

 

Phun「いいよ、って何? 俺、真面目なんだけど」

 

Noh「そ・・そんなこと・・・なんで、聞くんだよ」

 

(。>﹏<。)

 

 

これはね、Phunが、ちゃんと言わなきゃだめだよね。

Nohに任せてたら、永遠に、のらりくらりかもよ。

すみません。。← 私が代わりにあやまりたくなってきた。

 

Nohの手をそっと握り、

 

「つまり、僕たち、付き合うんだよね?」

 

念押しするPhun。

 

それから、「ああ・・(イエスの意)」と、身をよじりながら一言。

Phun「つまり、恋人としてってことだよね?」

 

Noh「あ~~~(一回言えばわかるっしょ!)」

 

Phun「Nohは僕の恋人だよね?」

Noh「ああ(そうだってば!)」

Phun「それで、君は、僕の彼氏だよね?」

 

Noh「Phun! もう、なんで、しつこく言うの!」

 

感極まってるPhun。

Phun「ありがとう・・・」

 

~回想 ~

Noh「生徒会室で、お前、何て言った?」

Phun「俺の恋人になってくれよ、Noh」

 

あの日から、短期間とは言え、本当にいろんなことがあって、

ただ、見ているだけの存在だったNohに、どんどん惹かれ、Nohもまた、抗えないくらい、Phunに惹かれ、

無くてはならない存在になった二人。


 

急に、Nohの背中に、顔を押し付けるPhun。

 

Noh「おい、どうしたんだよ、Phun?」

 

黙って、首を横に振り続けるだけのPhun。

 

Noh「泣いてるのか? 見せてみろよ」

このときは、まだ余裕ありのNohちゃん。

 

ぐっと、背中をまわし、Phunの身体を前にもってくるNoh。

 

Noh「泣いてるの?」

そう言いながら、Phunの頭を胸にかき抱くNoh。

 

耐えきれず、泣き始めたPhun。

 

その額に、自分の額を押し当てるNoh。

自然と、Phunの涙をぬぐい始める。

 

ああ、私もPhunを抱きしめてあげたい!

 

後から後からこぼれ出るPhunの涙をぬぐいながら、

自分も、どんどん感極まっていくNoh。

 

 

とうとう、二人で、泣きじゃくるしかなくて・・・

 

 

まるで、そんな二人に呼応するかのように、

 

手をつなぎながら、なにか、一緒に口ずさんでいるような、OhmとMick。

これも、ムーガタ屋の帰り?

Ohm、復活したの?(笑)

 

Perの自宅まで、車で送ってきたWinが、軽く投げキッスをして、

去っていく様子が映り込み・・・

 

今宵の月は、恋する二人を照らすためにあるみたいです。

 

 

そして、この構図。。。

これ、この二人に、すっごくぴったり合ってて・・・見てるだけで、胸がいっぱいです。

 

 

★『Love Sick 2024』Ep.10-4 雑感★ 

 

大袈裟でもなんでもなくて、これは、もらい泣きしました。

もらい泣きのレベルを超えていたかもしれません。

 

なんだろう、言葉にしなくても、全身で、愛しいって訴えかけてる。

 

向かい合わせになっていても、一つになったって感じするよね。

 

実際、彼らには、これから、まだまだ、乗り越えなければならない問題が山積しているけれど、迷ったら、ここに立ち返ればいい・・・。

そんな想いで見ています。

 


★『Love Sick 2024』Ep.11 に続く★