これは、後半でーす。

 

前半をお読みでない方は、先に、

『BLIH 約・定~I do』EP.11前半 筋追い&雑感 ※ネタバレ こちらからどうぞ。

 

 

なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 

昨晩、夜中、誤って12話後半をアップしてしまったみたいです。

(たぶん午前1時半過ぎ~午前2時半頃まで)変だなと思われた方、申し訳ありません!

 

 Be Loved in House 約・定I do

 【Ep.11】規約第11:碎鑽 <メレダイヤ

後半

 

~工房近くの通り~

仕事帰り?

一人、ぶちぶち、独り言を言いながら、線路沿いの通りを歩いているレイ。

レイ「なんか、違うぞ。彼はいい奴だ。どうして、俺は、彼を嫌う必要があるんだ?」


これはね、単純に、相手に「嫉妬しているから」だと言えない部分もあるので、レイが混乱するのも無理はないかもね。

 

そこへ、電話がかかってきて、出ると、相手は、なんと、イー・ズートン。

ズートン「驚かせてしまったかな?」

レイ「いえ。でも、なぜ、私に電話なんか・・・・」

ズートン「特に理由はないよ。ただ、君が僕に話したい事があると言ったのは、どんなことだったのかな、と気になってね・・・」

 

~ バ ー~

結局、2人、飲むことになったのね。

(実は、この間(10話前半で)、シャオチェンと飲んだバーでもあります(笑)

ドラマとして、成立させるのであれば、「この周辺、よく知らないんだ。店はキミにまかせるよ」ってな会話があったと仮定します(笑) )

 

乾杯するズートンとレイ。

 

 

ズートン「ウィスキーは、リアルが飲めないものだ。一緒に住むのは、君たち2人にとって、かなり不便じゃないか?」

レイ「もう、慣れました・・・」

ズートン「私もだ・・・」 ← 過去形にして!

レイ「・・・・・・・・・」

ちょっとその言い方に、抵抗感を覚えるレイ。



本題を自ら切り出すレイ。
レイ「ジン・ユージェンは、まだ、あなたのことを忘れてないと思います」

 

レイ:その話がしたくて呼び出したんですよね?

 

ここで、お互いの視線が一度交差します。

 

ズートン「だから、私は、彼を探しに戻ってきたんだよ」

 

やはり・・・そうか、と、憂うレイ。

レイ「あなたはまだ彼を愛しているんですか?」

ここで、単刀直入に聞くしかない、と思うレイは、健全なのか、単純なのか、勇敢なのか、いろいろ考えてしまいます。

だって、そう訊ねても、相手の答えが本当かどうかは、こっちにゆだねられる問題だから。


ズートン「私が彼を愛しているかどうかは関係ないんだ。だが、彼がまだ私を愛しているかどうかを知りたいんだよ」

この言葉を、超良心的に取るならば、自分は、もう愛する資格などないけれど、ユージェンがまだ、先に進めないのが、自分とのせいなのか、それが知りたいってこと?


レイ「それを、どうやって確認するんですか? いや、それとももう、すでに確認されたとか?」

レイの言葉尻に、微かに恐れのニュアンスを感じ、ふっと、笑みを浮かべるズートン。

 

ユージェン「今の彼には、本心を率直に話すことはできないようだ。君もそれはわかっているだろ?」

この言い方、この人はそこまで、意地悪じゃないし、レイを困らせる気はないようです。

 

レイ「はい・・・・。頑固ですからね」


嫉妬だけじゃない、と言ったのは、レイが思った以上に、状況把握力がある人だからです。

 

ズートン「今のは・・正直な愚痴なのかな?」

レイ「いいえ・・・」

多くを語らないレイ。

 

それよりも、気になっている疑問を口にするレイ。
レイ「それで、7年前、あなたは本当に、彼のもとを去ったんですか?」

 

しっかりと、頷くズートン。

おそらく、今でも、アメリカに発ったことを後悔はしていないし、自分の行動に自信も責任も持ってるんでしょう。

 

だからこそ、レイを相手に、嘘をついたり、誤魔化したり、自分を正当化するつもりはないのがわかりますね。

 

ズートン「私の一族が、私にアメリカの子会社で経験を積ませるために、手配したんだ。それは、実にいい機会だった。」

 

レイ「でも、その件をまず、ユージェンと話し合わなかったんですか?」

多少、非難めいた口調なのは、ユージェンの側に立っているからよね。

 

ズートン「私は、いつも一か所にじっと留まってはいられない性分なんでね。誰と付き合っていようと、どんな経歴であれ、現状に満足するということがないんだ。もちろん、リアルもそれを知っていた。だが・・・私は、彼がそんなに真剣に受け止めていた・・とは思っていなかったんだ」

 

その言い草に、ちょっとムカっとくるレイ。

レイ「だって、それは、あなたのことを愛していたからでしょう!」

ずっと、冷静でいようと努めているレイが、ここだけ、感情的になるところ、ぐっときます。ショボーン

 

ズートン「わかってるよ。だからこそ、彼は私が出発する日に空港に急いで向かったんだ。だが、彼は途中で、深刻な自動車事故に遭ってしまった」

 

驚いたレイの脳裏に、ジャオガンとの会話が蘇る。

 

~回想~

手をふれることすら、躊躇ってしまうほどの傷跡を見て、ジャオガンに詳細を訊ねたレイ。

ジャオガン「私が覚えている限り、大学時代に、君が言ったような傷はなかったよ。でも、のちに、彼が自動車事故にあったことは聞いた。」

レイ「交通事故?」

ジャオガン「タイミングとしては、あまりにも偶発的だった」

 

そうでした!

レイは、ユージェンがズートンを追いかけたその足で、事故に合ったということまでは教えてはもらえてなかったのでした!

 

ズートン「彼がどこから、その知らせを手に入れたのかはわからない。おそらく、麥会長からだったのかもしれない。結局のところ、私たちは、皆、お互い知り合いだからね。ただ、私だけが、彼が病院で半年も昏睡状態にあったことを、のちになって知らされたんだ」

この人も、決して、悲しみを背負ってないわけじゃないのです。

 

ジャオガンから聞いて、想像していた以上の事故だったことを、こうして、間接的に知るレイ。

 

ズートン「彼は目覚めたのち、しばらくはうつ状態だったそうだ」

 

レイ「それで・・・あの傷跡を負ったのか・・・」

呟くレイ。

ズートン「彼の傷跡はそんなにひどいのか?」


もしかして、ユージェンの傷跡を見ることができたのは、身内や医療スタッフ以外、レイが初めてなんじゃないの?

 

レイ「・・・・・・・・」

そこは無言よね。

事情を知った今、口にすらできないのが、愛そのものです。

 

そして、ズートンも、そのレイの想いに気づかない人じゃない。

 

ズートン「その後、彼は、必死にキャリアを積み、ネットワークを広げていったんだ。彼は、私に追いつくために、別の手段を用いたかったんだろう


レイ「それって、ジン・ユージェンがあなたについていくことを望んでいるということですか?」

少し、話の流れが変わりました。


ズートン「あまりにも明白じゃないかね?彼は、ニッケル・アレルギーという持病がありながら、うちの一族の家業である、金属や鉱物製品に関心を持ち始めた。しかも、今や、「精誠工藝坊」を引き継いだ。彼がしていることは、すべて、私のもとに来たがってることを示している。もし、彼が私のもとにくることを望んでいないとしたら、彼がしていることは、まったく、説明がいかない。」

 

ここ、説明としては理路整然としているけれど、実際、ズートンはけっして、自信があるわけじゃないと思います。

だから、こうして、確かめに来ないわけにはいかなかったんでしょう。

 

この人もまた、ユージェンのことを追いかけ、辿ることを止められなかった。

ただし、それは、罪悪感と呼ぶ感情に近く、できれば、解決を図りたい気持ちからきているものだと、多少、私の願望も入れちゃいます。

 

調査結果を見て、レイの存在も事前にわかっていたけれど、でも、どんなに多額の費用を払って、綿密に調査しても、あの日、レイが見せた笑顔に衝撃を受けたユージェンの心の底まではわからなかったでしょうからね。

 

そして、なによりも、あの“B612の香り”が放った完成度と完結感は、一気に、風向きを変えたんだと思います。

 

だからね、レイレイ、落ち込まないの!

ズートンから仕入れるのは、事実関係のみ。

人の言葉で、ユージェンの気持ちや深慮をはかったりしてはだめです。

 

・・・とは言え、落ち込んじゃうよね。

時系列的にみても、ユージェンの今までの動向からみても、ズートンの話、説得力あるもん。

 

ズートン「“単身公約”に関しては、申し訳なかった・・・。我々の、恋愛がらみの問題のせいで、君たちに迷惑をかけてしまった。」

もう、そのことは、レイの中での優先は下がってます。

 

 

レイ「“B612の香り”・・・」

 

 

~回想~

 

レイ「“星の王子様”、読んだことあるか?」

ユージェン「まぁな・・・彼(王子)は赤いバラを愛してたけど、赤いバラは彼を愛してたんだろうか?」

 

ムー・チーリャン「この作品のためのタイトルはありますか?」

ユージェン「はい・・・“B612の香り”です。」

 (回想おわり)

 

レイ「星の王子さまは、いまだに、そのバラのことを思い続けているんです。」

 

ズートン「スーパーマンにとって、もう戻ることができない破壊された惑星であるクリプトン星と比較すると、少なくとも、彼には、まだバラは残っている」

ちょっと悔しいからって、まだ、もがいてる相手に対して、なんてこと言うの!(苦笑)

 

ズートン「スーパーマンは、幼いころに、(故郷を)追われた。だが、王子は、彼の宇宙船を修理すれば、戻ることができる。もしくは、風船に結び付けるべきかな? シューって」

 

手振りも含めて、冗談めかすズートンを見て、微笑むレイ。

レイ「風船に結び付けるですって?」

想像して、笑い出すレイ。

 

レイ「ジン・ユージェンが当時、あなたを好きだったのも無理はないですね」

ズートン「当時だけだと思ってるのかい?」

ほら、また!

まったく、レイが可愛いからって、それ以上、意地悪言わないの!

 

レイ「・・・・・・・」

 

こうして、やり取りを見ていくと、根底は十分優しいのに、Sっ気を隠せない、そんなズートンの“人間性”が見えてきますよね。(笑)

 

ズートン「私は、君たちが、リアルと打ち解けるのに苦労しているらしい、と、麥会長から聞いたんだ」

レイ「確かに、当初は、彼とうまくやっていくのは大変でしたよ。でも、のちに、それが、彼なりの心配を示すやり方だって気づいたんです」

 

~回想~

ユージェン「君が、この案件の担当者だ」

レイ「ずいぶん、突然だな」
ユージェン「難しいか?」

 

麥会長「ミーティングの間中、彼は、君のことをとても心配していたよ」

 

ユージェン「これらが、関係する鉱物の資料だ」

 

レイママ「あなたの上司さんが、私に彼の部屋で寝るように言ってくれたのよ。私の荷物はもう運びこんじゃったの」

(回想 おわり)

 

自分だけではなく、他の人から聞くユージェンの様子や言動を思い出し、自然と笑顔になるレイ。

レイ「そうやって、だんまりを決め込んでいても、心配してることを示す、彼の常套手段なんですよ。まったく、相当な頑固者なんですよ」

 

~回想~

ユージェン「そんなに、わたしのことを嫌うなら、新しい上司を手に入れるほうがいいんじゃないのか?」

そんなふうに、拗ねていたユージェン。

離れようとしたレイにしがみついてきたユージェン。

寝ながら、悪夢に怯えていたユージェン。

(回想おわり)

 

ユージェンが、ほんとうは、誰よりも、人の愛情を求めていることに気づいているレイ。

 

レイ「自分からは何も言わないですけど、失うことをとても恐れてるんです。傷つくことをとても怖がってるんです」

100%好きな人のことだけを想って、語ってる表情です。

 

ズートン「君は、君がまさに今、彼を思い描いている時、君の目が星のようにきらめいていることに気づいているのかな?」

レイ「・・・・・・・・」

またしても、その問いには、答えないレイ。

 

レイをじっと見つめるズートン。

レイと話す機会がもてて、よかったね、ズートン。

 

~黑沃咖啡~

あらら、ユージェンは、レイがズートンと一緒にいるのを知らないのね。

もう、閉店みたいですよ。

ジャオガンが床をモップがけしてるもん。

 

ユージェンに近づき、隣に腰を掛けるジャオガン。

ジャオガン「ようやく、俺のよく知ってるお前に会えたようだな。 (必要以上に)強がってみせることもなく、怒るときは怒り、自分の考えを言う。そう、決定的なことは起こらなかった。だけど、大学の時のお前にすごく近かったよ」

ユージェン「でも、先輩、誰だって、変わるものなんじゃないんですか?」

ジャオガン「わかってる。ズートンのせいだろ。お前の問題は、明らかに彼のせいだから、俺はこうして、言ってるんじゃないか」

 

それを聞くと、ああ・・・と顔を手で覆うユージェン。

ユージェン「それよりも、もっと問題なのは、私なんですよ。」

ジャオガン「ん?」 ← わかるわ! 私もその場にいたら、同じ反応よ。

 

ユージェン「認めます。7年前、何も言わずに彼が去ったことをずっと気にしてました。確かに、もう一度、会いたいと思っていたのも事実です。でも、彼が突然、(本当に)現れるなんて、誰が考え付きますか?」

はぁ? あんた、まだ、そんなことを言ってる段階なの?

 

あ、あんた呼ばわりしちゃったよ。

m(__)m、ユージェン。

 

わかってます!

年数が、なんの役にも立たないことくらい、ちゃんと、理解してます!

 

揺れるな・・っていうのは酷かもしれないけど、それにしては、ユージェンは、自ら能動的に、レイを好きになってるじゃん。

 

(ドラマ的に見た)ユージェンとレイの関係の遅滞は、このユージェンの感情を正当化するためだったの?

・・と、疑いたくなってしまいます

 

~回想~

ズートン「ずいぶん、久しぶりだったな、ジン・ユージェン。それとも、リアル、と呼ぶべきかな」

(回想おわり)

 

ユージェン「あの日以降、ずっと最悪な気分でした。私には、彼が他の目的のために現れたように感じたんです

 

それを聞いて、イマイチ、合点がいかないようなジャオガン。

 

ジャオガン「だったら、お前は、彼が何のために現れたって考えてるんだ?」

 

目をとじて、首を横にふるユージェン。

ユージェン「本当にわからないんです」

ジャオガン「彼に聞かないのか?」

ユージェン「先輩、彼が私に(本当のことを)話すと思いますか?」

たしかに、それもそうだな、と、ユージェンの肩に手を置くジャオガン。

普通は、そう考えちゃうよね。

 

この二人は、知るよしもないかもしれませんが、ここがまさに、シー・レイが他の人と、決定的に違うところです。(笑)

レイは、麥会長と息子さんのときもそうでしたが、誠意をもって関係性を築きたい時に、相手の懐に入ることを恐れない人なんです。

 

前に、シャオチェンも「恋愛以外なら、どんなことにも果敢に挑む」って言ってたでしょ。

ユージェンという本物を見つけた今なら、なおのことです。

 

ジャオガン「ユージェン、お前は、問題を解決できる人間だ・・・」

そう言われて、下を向き、手で顔を覆ってしまうユージェン。

あのね、それ、シー・レイが不足してるんだよ(笑)

 

~回想~

レイ「ジン・ユージェン、なんで、こんなふうに、自分で自分を追い詰めるんだ? なにか問題があるなら、俺に言えよ!俺だって、力になるよ。それとも、まだ、俺の事、怒ってるのか?」

ユージェン「もうたくさんだ!」

激しく、レイを壁に押し当てたユージェン。

 

レイ「俺たちの関係について、今まで考えたことあるか?」

 

ほら、シー・レイは、どうすればいいのか、ちゃんと、答えをくれてたじゃん。

 

レイの言葉を思い出し、ぱっと、手を外すユージェン。

 

やっぱり、シー・レイが不足してたでしょ(笑)

ニッケルアレルギーで、いろんな栄養素、意識的に他で取る必要があるんだから、肝心な主成分を忘れちゃだめじゃん💓(笑)

 

ジャオガン「自分の気持ちをちゃんと考えろよ」

頷くと、黙って店を出ていくユージェン。

 

あと、もう一歩だなって、顔してるジャオガン。。。

 

~金石ハウス~

ちょうど、帰宅が重なった二人。

こんなに時間差ないなら、家の前あたりで気づきそうだけどね(笑)

 

レイ「・・・・・・」

ユージェン「・・・・・・・ああ、君も帰って来たところなのか?」

レイ「・・・うん」

ユージェン「イー・ズートンについて、話したいことがあるんだ」

振り返るレイ。

レイ「ああ・・・その・・彼は実際、すごく興味深い人だよな。それに、一緒に仕事をするのも、すごくやりやすいし・・・」

自然な口調で話すレイ。

 

ユージェン「・・・そうなのか?」

すでに、元カレと、今カノ(今カレでもいいですけどニヤリ)が話をつけてきたことを知らないユージェンは、ここで、完全に、戸惑います。

 

この人はいつもそうなのよね。

あの、イー・ズートン相手に、ぶれなかったあなたの彼女(彼氏・・・どっちでもいいです)は、自慢していいですよ!って、ユージェンに教えてあげたいなぁ。

 

レイ「うん。それに、シャオチェンや他のみんなも、彼のこと、すごく気に入ってるし・・・」

 

ピキピキむかっむかっむかっむかっ

ユージェン「どうして、彼について、いいことばかり言い続けるんだ?」

平静を装ってますけど、この人は、今、ものすごくネガティブで、全てにおいて、悪い方にしか取らないダークモードなんです。

ユージェン:すでに、(ズートンに)手を回されたのか?

 

不思議そうに聞き返すレイ。

レイ「どうかしたのか?」

完全に、気勢をそがれたユージェン。

ユージェン「私は・・・・」

ユージェンの言葉を待っているレイ。

ユージェン「私は・・・・」

レイ「ほかにないなら、俺、上に行くよ」

 

え、また、停滞させるの?

もう、あんまり、残り時間ないんだけど。。。

あ~、ラス前で、視聴者を冷静にさせちゃだめなのに・・・・。

 

黙って立ち尽くすユージェン。

 

脳裏では、さきほどのジャオガンの言葉がこだましてます。

 

ジャオガン:今、お前は、自分から動こうとする意思表示をまったく見せていないだろ。自分の気持ちをちゃんと考えろよ

 

そして、思いは、ズートンと付き合ってた頃へ・・・・

 

ズートン「また、なにか新しいものを手にいれたのか?」

ユージェン「うん、見てよ。これ、主石に、ブラックオニキスを使ってるんだよ」

ズートン「うん」

ユージェン「あと、これ・・・琥珀と、ウルグアイ産のアメジストを使ってる」

ズートン「うん」

ズートン、ユージェンの話を、ずっと流してる・・・。

ユージェン「最後に、これは・・・・」

そう言って、ズートンを見て、「ねぇ、僕のいう事、聞いてないの?」

ズートン「うん・・・」

拗ねるユージェンを見て、ようやく立ち上がると、バックハグするズートン。

ズートン「これらの鉱石が、神の血と涙だって言われてるのを知ってるか?」

ユージェン「こんなに巨大なのに?」

簡単には、ご機嫌なおりません。

 

ズートン「だって、神が巨大だからさ。別の神の涙は、それぞれ、違う種類の宝石で出来てるんだ。そして、血が固まったあと、それらが鉱物になる・・・。人間がそれらを収集し、血や涙を取り出し、愛を忘れないように記念すべく、アクセサリーに使う理由だ」

ユージェン「本当に?」

ズートン「嘘にきまってる」

ユージェン「イー・ズートン!」

ズートン「ここにいるだろ・・・」

そのまま、ユージェンの首筋に、キスを這わせるズートン。

くすぐったそうに、ズートンを一旦、引きはがすと、

ユージェン「変な人・・・」

ズートン「ニッケルアレルギーのくせに、金属のアクセサリーが好きなキミと比べれば、私なんて、はるかにノーマルだよ」

ユージェン「だから、十分注意して、これらのアクセサリーを選んでるんだから、いいでしょ?」

ズートン「私を選んだように?」

ユージェン「僕を追いかけたのは、あなたのほうじゃなかったでしたっけ?」

ズートン「ある意味、君は本当にわかりやす人だからね。私は、それに応えただけだよ」

 

ユージェン「それなら、なんで・・・・」

 

ふと、見回すと、ズートンの姿はどこになく・・・、ゆっくりと立ち上がるユージェン。

 

ユージェン「・・・僕を捨てたの?」

そんな風に、再び、闇に引きずり込まれそうになっているユージェンのもとに、「はい、星の王子様・・・」と現れた、光をまとったレイ。

 

ああ、こっちも、夢なのね・・・。

ユージェン「あまりにも、生々しかったな・・・」

そう呟き、また、目を閉じて、眠ろうとするユージェン。

 

がばっ!!

飛び起きました。

 

目を閉じて、しばらく、深呼吸をし、もう一度、横になるユージェン。

ユージェン「シー・レイ、シー・レイ、シー・レイ・・・」

ずっと、レイの名を呟き続けているユージェン。

 

シー・レイが1匹🐑、シー・レイが2匹🐑🐑、シー・レイが3匹🐑🐑🐑・・・・。

ねぇ、ユージェン、今まで、一人で眠れない時、そうやって寝てたの?

(´;ω;`)ウッ…

 

レイレイ・・・なにも言わず、なにも聞かず、ユージェンと一緒に寝てやって・・・。

 

~「精誠工藝坊」~

朝になったってことは、🐑、🐑、🐑は有効なのかな?

 

すっかり、ズートンと、レイは打ち解け合って、仕事に取り組んでます。

そんな二人を、気にしてるのは、シャオ姉。

シャオ姉「イー・ズートンはここにいるわよね。なんで、ジン・ユージェンはまだ、来ないの?」

ワン・ジン「イー・ズートン・・・」

シャオチェンの「イー・ズートン」に反応しちゃうワン・ジン!

え? まだ、気にしてんの?

 

スーチー「ジン哥、嫉妬?」

まさか、と目を見開くシャオチェン。

ワン・ジン「なんで、また、イー・ズートンなんだよ・・・・」

この程度のヤキモチは、面倒ですが、かわいいもんです。

 

その時、噂のユージェン出社。

まっすぐ、2人で打ち合わせ中のズートンとレイに視線を向けます。

 

ユージェン「あの二人、いつのまに、あんなに親しくなったんだ?」

心の声が、言葉に出てます。。。

 

ズートン、すぐにそれに気づき、わざとユージェンに微笑みかけると

レイの耳元にささやきかけてみせてます。

あ~、なんて、姑息な、いや、安直でわかりやすい手を使うのかしら(笑)

 

そして、今は、心理的に躱すすべのないユージェン。

ど~ん!⚡

 

おそらく、今のユージェンは、ズートンが、自分に近づいてきた目的は、レイにダメージを与えようとしている・・・くらいのこと、考えていそうよね~と、すっかり受けの顔をしてないことを喜ばしく思えばいいのか・・・ちょっと迷うくらい、実は、受けのユージェンのことがお気に入りな、11話視聴後のびびなのでした(笑)

 

 

 

★【Ep 11 後半】 雑感★

ここは、バーでのシーンが、最高に好きですね。

 

ここのシーンの、レイの質問や語る言葉が、ひたすら、ユージェンを軸において、ユージェンの気持ちを第一優先に考えないと、出てこないものばかりだからです。

そして、なによりも、雄弁な「沈黙」。

 

本当に「一途な想い」でその場にいるし、なにより、レイが初めて見せる顔・・・って感じかな。


今までは、ジャオガンから情報を得ようとしてきましたが、全ての答えてもらえたわけじゃないし、どことなく、遠慮があったけれど、ズートンに対しては、本当にストレートだし、内容も「好きな相手を守るために知っておきたい(おかなければならない)こと」ばかりをチョイスしているし、その答えを一つ一つ理解しようとしています。

 

さて、ここで、比較対象となるのは、ズートンではなく、ユージェンでしょう(笑)

 

単純に、語ることはできないですけど、つい「男って・・・・」と呟いたことは否定できません。(苦笑)

しょうがないな。。。

レイレイ不足状態なのは、わかってるんで、これでも、手加減してるんです。

 

すみません。

レイレイばっかり、詳しめに持ち上げました(笑)

もちろん、ズートンも、手の内を曝さないこともできるのに、レイに対して、ちゃんと向き合ってるところとか、評価高いんですよ。(笑)

 

さて、11話・・・実際、石シリーズとしては、ラストですね。

 

碎鑽 

碎=砕けた

鑽石=ダイヤモンド

0.1ct以下の小さなダイヤモンド

 

ただ、本編中では、ハーキマーダイアモンドのことを取り上げてました。

実際、ハーキマーには、”夢見の石(ドリームクリスタル)”という石言葉というか、別称があるというサイトもあるので、本来の章題はこっちだったのかもしれません。

でも、ハーキマーは正確には水晶なので、碎鑽という章題とはちょっと合わないのかな?


個人的には、派手派手しい装飾品の類が苦手なので、メレダイヤ仕様のアクセサリーとか、デザインにもよりますが、基本好きです。

 

★【Ep 12 前半】に続く★