これで、3ブロックめです。

【Ep.08】 (1/5) 

【Ep.08】 (2/5) あっぷ済み。

 

どうも、今回の、U-Nextさんの英訳とは、相性が悪いみたいで、まったく、意味が解らないということではないんですけど、訳しながら、どうにもモヤモヤして、日本語にしたときに、おさまりが悪いというか・・・。

今回に限っては、WeTVさんの英訳のほうがストンと来ます。

 

皆さんが見てる英字幕と、若干、抜けがあったり、言い回しが、微妙に違ってると思いますが、そういう事情なんです。

でも、U-Nextさんのほうは、しばらくすると、日本語訳に変わってしまって、元の英字幕がわからなくなるので、もしかしたら、We-TV版を訳していったほうがいいのかな?

 

 

なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

4分割しています。

前半未読のかたは、こちらからどうぞ

【Ep.08】 (1/5) 

【Ep.08】 (2/5)

 

『Lovely Writer』

นับสิบจะจูบ

【Ep.8】 (3/5)

 

 

~Geneのコンド バルコニー~ 

コーヒーカップを片手に、バルコニーに出て来たGene。

推定、30階以上。

げっ、Geneの部屋が、こんなに高層階だったなんて、知らなかった!

(初見時、ドラマがらみで旅行にでもいって、ホテルに泊まったのかと思っちゃった(笑) )


しかも、Geneが、こんな柄物の濃色のシャツ着てるの、なんか珍しいね。

 

 

ぼ~っと、外を眺めていると、

 

「それだけで、お腹いっぱいになりますか?」

隣のベランダから、聞こえないはずのSibの声が聞こえてきて、驚くGene。

 

Gene「おい!Σ(゚Д゚)」

 

Sib「気を付けてください、Geneさん」

人間、信じられないものを見た時って、こんなに心細い顔になるんでしょうかね(笑)

 

ベランダの境まで、近づいてきたSib。

Gene「・・・・Nubsib」
Sib「はい、僕です」
Gene「な、なんで、お前がその部屋に?」
聞くまでもありません。でも、聞いちゃいます。

Sib「オーナーから買ったんです」
さらっと言うわね。
Gene「お前、バカか?」
Sib「Geneさんは、僕のお金のことなんて、心配する必要ないですよ」
Gene「だから、問題なんだろ、お前の金じゃないか!こんな無駄遣いして、なんとも思わないのか?」
Sib「これは、僕にとって、今まで行ったなかで、最高の投資ですよ」

言う事がもう、レベルが違いすぎる。。。

信じられない、と首を横に振るGene。
Gene「もし、お前が俺の部屋の隣を買おうとしているって知ったら、俺がこの部屋をお前に、転貸すればよかったよ。」
Sib「僕が、ここを貸しましょうか?」
Gene「バカか!」
 

なに、わけわかんないこと言ってんの、あんたたち?

Geneは、いますぐ、自分の部屋を引き払って、隣の角部屋で、Sibと住みなさい! 以上!(笑)

Sib「どうか怒らないでください。僕、ここをだいぶ前に購入してたんです」
Gene「いつだ?」
Sib「去年、本当は、引っ越してくる予定でした。でも、あなたの小説がドラマになるっていうのを見かけたんです」
Gene「・・・お前・・」
Sib「なんですか?」
 

もう、何も言ったり、聞いたりする気が失せて来たGene。

どれだけ、周到に用意されていた計画だったのか、骨身に染みましたか?(笑)

Sib「Geneさん、どうか、僕がここに引っ越してきたこと、怒らないでください。僕はただ、もっと安心したくて、近くにいたかっただけなんです」

Gene「実際、お前のこと、怒ったりはしてないよ。でも、どうして俺が、お前をこの部屋から出したのか、ちゃんと理解できてるのか?」


微かに頷くSib。


Sib「わかってます。例え、僕がここに住んだとしても、勝手に線を越えたりしないって、約束します。ちゃんと許可を求めて、行き来するようにします。いままでのこと、全部、謝ります」

それを聞き、小さく頷くGene。
Gene「わかってくれて、嬉しいよ」

Sib「だったら・・頬にキスしてもいいですか?」

まぁ、それならいいか・・・と、またまた、小さく頷き、少しだけ、Sibに歩み寄るGene。
やみくもに、Sibを拒絶しているのではなく、嘘をついたり、誤魔化したり、筋を曲げたりしなければ、ちゃんと受け入れるキャパはあるんだ、と言いたいみたいです。

ベランダの境を挟んで、向かい合わせに立つ二人。


少し、身を乗り出すように、Geneに近づくと、言葉どおり、頬にキスをするSib。


唇を離し、今度は、今、触れていた頬に手を添える。

そっか、ここは、頬でなきゃダメだったのか!

そうなのねびっくり
ああ、ここにいるのは、あの日、仲直りのほっぺキスができなくて、さよならが言えなくて、ずっと泣いてたチビSibなのね。

 

最初から、やり直すって・・・そこから?← ああ、失礼、チャチャを入れてる場合じゃないんでした。

本当に、素敵なシーンなんです、ここ。


触れているSibの表情が、どことなく厳(おごそ)かで、

じっとしたまま、受け入れているGeneの表情が、とても清らかで、

本当に、神々しさすら感じます。

 

Sib「あまり、寝ていませんね? 目が疲れてるみたいです。」
ちゃんと、Geneの様子を気遣うSib。

うん、と頷くGeneの目は、とろりんとしていて、それでも、眉毛がひくっと誘うような動きを見せて、それはそれで、別の意味で、刺激的(笑)


Sib「だったら、少し寝てください」
Gene「ああ、そうするよ。じゃ・・・おやすみ」
Sib「おやすみなさい」

部屋の中に入っていくGeneを、その場でじっと見送っているSib。

あの・・・その境、あなたなら、普通に乗り越えられそうな気もしますが、外側の手すりが同じ高さで、なにもないのと等しいので、マジでやめてくださいね。
 

 

~コンドの正面玄関~

買い物をして、戻ってきた二人。

さすが、買ったものは、Sibが全部持ってます(笑)

 

Gene「次は、俺が食費、払うからな」
Sib「そんなのだめです。あなたの食事を買うべきなのは、この僕です!」

出ました、スパダリ発言(笑)


Gene「冗談も大概にしろよ。あのな、俺のほうがこんなに年上なんだぞ。それに、ちゃんと働いてるし、ちゃんと自分の面倒くらい見れる」

このカップル、Geneが可愛いんだけど、変な嫁感がないのが、結構、気に入ってます。


Sib「でも、本当に嬉しいんですよラブラブ

Gene「なにが、そんなに嬉しいんだよ?」
Sib「デートに誘ってくれたでしょラブラブ

Gene「バカ言うなよ。なにがデートだ。そんなんじゃない。」
むくれて、頬を膨らませるGene。
Sib「あ、また、やってる。また、頬っぺたをふくらませてますね。可愛いラブラブ!」

膨らんだままの、Geneの頬を指さすSib。


Gene「ほっとけ!」
Sib「恥ずかしいの?」
Gene「なにが恥ずかしいだ、ば~か!」

もう一回言っていいですか?
つべこべ言ってないで、さっさと

Geneは自分の部屋を引き払って、隣の角部屋で、Sibと住みなさい! 以上!(笑)

(資産価値と差益を考えたら、ここを貸して、他に住むでもいいけど(笑))

Sib「あ、ほら、またです。また、頬っぺたをぷ~って膨らませてる!」
Gene「もうよせったら」
揶揄い続けるSib。

そんなこんなで、コンドのロビーに入ると・・・・。
おお、P’Nueng(Sibの兄)が立ってました。



Nueng「おお、Sib? Geneか?」
Gene「P’Nueng・・・」

Gene、明らかに固まってるし、隣のSibは、それを見て、なんだかおもしろがってるし。ニヤリ


Nueng「どこに行ってたんだ? お前、俺の電話にも出ないで・・」
Sib「なにかあったの?」
Nueng「違うよ。母さんが、お前がここに引っ越して、大丈夫かどうか、知りたがってるんだ。それで、俺が様子を見に来たってわけ。あ・・で、Geneはどうしたんだ?なんで、Sibと一緒にきたんだ?お前たち、お互い、連絡取り合うようになったのか?俺、そんなの聞いてないけど?」

質問連発!


ちらっと、Geneを見るSib。
Gene「あ・・・ああ、実は、僕の部屋もこのコンドなんです」
Nueng「このコンド・・・? それって、どういうこと?」
P’Nueng、本当にわかってないの?

何と答えようか、固まっているGene。 ← 嘘は嫌いだから(笑)

Sibが、眉をひそめて、その話はするな、とサインを送る(笑)


Nueng「・・(あっ!)あ~~、わかったぞ。ずるがしこい奴め。お前、とうとう、Geneをゲットしたんだな!」

P’Nueng・・・。
昔は、あんなに、利発そうだったのに・・・。


じろり、と、Sibを睨むGene。

Gene「・・・(P’Jabだけじゃなく、どこまで筒抜けなんだよ!?)

Nueng「Geneのご両親にも、ちゃんと話をするのを忘れるなよ」
P’Nuengは、底抜けにいい人なんですね。

ピキ~ン!

Nuengの「Geneの両親」という言葉に、Geneが硬直した。。。

心配そうに、見てる隣のSib。

Sib「(P’Nuengは)そんな心配する必要ないよ。俺が日にちを見つけて、Geneを家に連れて帰るから・・」
Gene「・・・!」
さらに、Sibをキッと睨みつけるGene。


Gene「あ・・・えっと、大丈夫です。P’Nueng。自分で帰れますから・・。その時、OrnおばさんやWatおじさんを訊ねてみますから・・」

なんか、帰省の話にすり替わってる?(笑)

Nueng「あ~あ~あ~、ま、それより、さ、上に上がろうぜ。ほかにも話があるんだよ」

え?っと、あからさまに、迷惑そうな顔をするSib。


Gene「あの・・P’Nueng、泊まっていくんですか?」
Nueng「違うよ、飯を食いたいんだ。俺、腹ペコなんだよ! おまえたち、飯を買いに行ったんだろ?たくさん、買ったじゃないか!」
もう、袋はチェック済み(笑)

Gene「俺たち、トッポッキを作るつもりだったんですけど・・・」
Nueng「ああ、そいつはいいや」

マイペースで空気を読まないNuengに、あ~と目をつぶるSib。
Sib「兄さんがここに来たいって言ったら、出ていけって言いにくいじゃないですか。ああ、しょうがないから、少しくらいなら、いてもいいよ」
さすがに、Geneも、そんなこと言うもんじゃない、と、Sibに目で注意する。



Nueng「こら、Sib。口の聞き方に気をつけろよ! ここにいるのは俺だけなんだぞ。別に邪魔するつもりなんかない。食事が終わったら帰るよ」
Gene「そんなことないですよ、P’Nueng。邪魔なんかじゃありません。誰も追い払うような人間はいませんよ。どうか、一緒に食事をしていってください」

Nueng「ほらな。こういうところだぞ。お前は、Geneを見習えよ!」
不服そうなSib。


Geneが上に向かって歩き始め、それに続く、NuengNubsib兄弟。

兄ちゃんって・・・独身?(笑)

 

 

~Sibの部屋 リビング~

まるで、お店みたいにきれいにセッティングされてる~(笑)


(ま、料理も気になるけど、Sibの部屋の間取りとかも気になるわ・・)
 

それとなく、二人の様子を見ているP’Nueng。


エビの殻を、器用にスプーンとお箸で剥くと、Geneのスプーンに入れてあげるSib。


いつもは、当たり前の行動ですが、今日は、P’Nuengがいます。

Gene「P’Nuengの分も剝いてやれよ」

Sib「なんでですか? 自分の手があるのに・・・
Gene「いいから、やれよ」

ふてくされて、鍋から、エビをとると、そのまま、お皿にボン、ボン、ボンと乗せるのみ。

あはは(大爆笑)


Gene「Sib! 剥いてやれって!」
Sib「なんで?」

なんか、こういうところは、弟キャラって感じ(笑)

Gene「P’Nueng、トック(おもち)をよそいましょうか」
甲斐甲斐しく、お世話するGene。
じ~っと、それをみているSib。

この目で追っていくところ、大好き(大爆笑Part2)


Sib「あぅ・・。なんで、僕にはトックを入れてくれないんですか?」
Gene「なんでだ? お前にも、自分の手があるだろ

Sib「えこひいきだ・・」
Gene「は? 誰がえこひいきだって?」

咳払いするP’Nueng。

P’Nueng「もういいじゃないか。自分の分は自分で食べよう。・・・お前たち、俺に居づらくさせようとしてるんだろ?」
Gene「え? そんなことありませんよ P’?」

対応に困ってるGeneを見て、面白そうに笑っているSib。

P’Nueng「ああ、もういい、いいから食え。俺は腹が減ってるんだ。 いいから、少しの間、俺がいないと思って、自分たち二人のつもりで食べればいいだろ。俺は黙って一人で食ってるからさ。さ、どうぞ・・・」

そんなん、一番困るじゃん。(笑)
おまえのせいだぞ、とSibを睨むGene。

 

 

~キッチン~

食事が終わったところです。
一人、キッチンで電話をしているNueng。


Nueng「ああ、母さん。大丈夫だよ。そう、ちょうど、夕食を食べたところだ。・・・うん」

その時、Geneが冷蔵庫に物を取りに来る。

ちょっと待ってて、とジェスチャーで伝えるNueng。

言われたとおり、おとなしく待ってるGene。


Nueng「Sibは、ちゃんとやってるよ。ああ、じゃあね」

電話を切ったP’Nueng。

Nueng「で、お前たち、付き合ってんの?」

どっか~ん!!(笑)
いきなり、爆弾投下!

Gene「え・・・違いますよ、P’」(^_^ゞ
Nueng「なるべく早めに、アイツに折れてやってくれないか。アイツ、本当に長い間、待ってたんだ」
恥ずかしそうに、下を向いちゃうGene。


Nueng「お前たちがちゃんと付き合ったら、家に帰って、うちの両親にも報告してやってくれ。うちの母さんは、お前のことが本当に大好きだからな。きっと、なにも言わないよ。大喜びだろうな。」

なかなか、言葉が出てこないGene。

Nueng「おい、Gene。あんまり、考えすぎるなよ。うちの両親は、物事をちゃんとわかってる大人だ。それに、うちの父さんも、家族の名誉やプライドを優先的に考える人だけど、別に、考えが古い人間ってわけでもない。でなきゃ、SibがBLドラマに出るのを許可したりするはずないだろ?」
ようやく、微笑んでみせるGene。


Nueng「でもな、うちの父さんが、これを(お前たちからじゃなく、他から聞かされて)自分で知ったりしたら、ちょっと面倒なことになると思う。確かに、お前たちは、もう大人になっているとはいえ、お前にだって、まだ、ご両親もいらっしゃるんだ。ここまできたのなら、彼らにちゃんと言うべきだと思うよ」

兄ちゃん、やっぱり、いうべきことはちゃんと言ってくれるね。

Gene「待ってくださいよ、P’。僕とNubsibは、そういう関係じゃありません。」
Nueng「う~ん、今はまだでも、遅かれ早かれそうなるだろう。俺は、Sibの兄貴だぞ。そんなの、わからないとでも思ってるのか?・・・お前は、奴からは逃げられない

ぽんぽん、とGeneの肩を叩き、キッチンを出ていくNueng。


きゃ~~「お前は、奴からは逃げられない」ってすごくない?(笑)
 

おそるべし・・。

 

 

★【Ep 08】 3/5の雑感 ★

Geneも、Sibがいない空虚さを経験したことで、だいぶ、思うところもあったみたいね。

結局、Sibが恋しいと、身に染みてわかっちゃったみたいでなによりです。

 

Sibもきちんと謝ったし。。。

隣に住むことに関しては、全然、OKだし、買い物も一緒だし、食事だってしちゃうし。

 

だけど、長年、用意周到に固めてきたから、たぶん、これからも、折に触れて、発覚するんじゃないのかな?

その都度、Geneが苦虫をかみつぶすんですね。。(笑)

まぁ、Nueng兄ちゃん、超鈍感さんなのかと思ったけど、いい人でよかった。

 

はやく、付き合っちゃえばいいのに・・・と言いたいところだけど、

今まで、長い時間かけて、用意周到に準備してきたNubsibと違って、Geneは、まだ、始まったばかりだからね。

もうちょっと時間がほしいでしょ。

 

みんなして、「遅かれ早かれ」って追い込むし・・(笑)

 

でもね、この状況、実際に付き合っていようといまいと、客観的に見たら、今をときめくBL作家と俳優が、バンコク都心部のタワマン高層階の隣同士に部屋を持って、同棲をカムフラージュしてるってことにならない?

 

兄ちゃんのアドバイス、結構、タイムリミットというか、タイミングの大切さに関しても、言及してるような気がします。

 

★【Ep 08】4/5に続く ★