お庭は元気かなぁ。
唐辛子は実ったのかなぁ。
本作品は、主人公が検視官という職業柄、事件現場や解剖シーンが登場することもある『スイート💘クライムサスペンス』です。
苦手な方は、ご注意ください。
なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
(できるだけ配慮は致しますが、語彙力のなさをカバーするために、そのまま、画面キャプチャーを載せる場合もあります。)
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
4分割しています。
前半未読のかたは、こちらからどうぞ
พฤติการณ์ที่ตาย
【Ep.14】 (4/5)
~PCルーム~
国境付近で点滅していたRungの現在地表示が、国境を越えちゃったよ!
Tan「あれ、どうなってるんだ?」
Ae「彼女、逃げたぞ」
そう、常に思惑の上を行くのが、Runtiva。
Bun「信じられない、俺たち、こんなにいろいろやったのに・・・正義やJaneやPuedのために・・・。まったく無意味だった・・・」
失意を隠せないBun。
Tanも同様に、口惜しさに顔を歪める。
Tan「こんなに、証拠があるのに・・・こいつらを捕まえることすら出来ない!・・・どっちにしても、僕たちは逃亡者です。(本格的な)逃亡計画を立てたほうがいいように思います」
ひとまず、体勢を立て直す意味でも、Bunに、そう提案するTan。
~車中のTung署長~
電話に出る署長。
署長「見つけたか?・・・・全チームに待機するように命じておけ」
電話を切り、ほくそ笑む署長。
まったく、目先のことしか見えてない人は、これだから・・・・。
~PCルーム~
Bun「まさか、本気で国境を超えるつもりだとか、言わないでくれよ」
Tan「それ以外の方法は思いつきません。もし、彼らが本当に僕たちを捕まえたら、僕たちは死ぬんですよ」
もう・・・言葉を失うBun。
つい、数か月前までは、医師として、まっとうな人生を歩んできたのに、今や、国外に逃亡した指名手配犯になるか、殺されるか・・・の二択です。
固まってしまったBunに対して、なだめるように、自分の手を添えるTan。
背後で始まった、生きるの死ぬの、と悲観しまくった会話に、冷静に声をかけるAe。
Ae「おい、お前ら、まじかよ?」
呆れたようなAeの言葉に、注目するTanとBun。
Tan「どういう意味だ?」
Ae「少しは頭を使えよ。 もし、Janejiraが、本気で、あいつらを告発したかったのなら、SDカードの中身なんかより、もっと証拠を持ってたはずだ。お前ら、Janeが証拠を隠したかもしれない場所を検討するほうが先決だと思うけどな。」
おっお~!
Ae、いいこと言うじゃん。
こんな風に言ってますが、友達を助けたい気持ちは誰よりも強いんだと思います。
必死に考えるBun。
Bun「・・・・それって、クラウド上に上げておくとかはどうかな?」
Ae「おい! Bun、お前、賢いじゃん!」
名案だと、Bunを見上げるAe。
Ae「それで・・・JaneのEメールアドレス、覚えてるか?」
はい、フラグ回収、来ましたね(笑)
あまりに、あからさまだったので、ここぞ!っていう感じは、まったくなくて、盛り上がりには欠けますけどね。
~回想 【Ep.12】 (3/4)~
あらためて、大写しになる、Jane自筆のユーザーネームとパスワード。
Bun「これ、見ろよ。彼女、ちっとも変わってない。ホント、忘れっぽくってさ。こんな童話の本にまで、パスワード書いてるよ」
苦笑するTan。
(回想終わり)
Bun「これを試してみてくれ・・・」
Bunに教えられたメールアドレスと、パスワードを入力するAe。
開いたようですよ。
一応、Googleさんにも、お礼を言いましょうか。(笑)
~運転中のM~
私服もいいけど、やっぱり、制服姿は、格別よね。
でも、座ってると、パッツンが感じられなくて、ちょっと物足りん。。。
警察無線「35方面の全ユニットは、Viangpha Mork高校に集合せよ。容疑者が発見された」
急ぎ、UターンするM。
~Viangpha Mork高校~
先に、署長たちが到着している。
階段を上り始める署長。
~PCルーム~
ここって、学校のPCルームだったのね。
Janeのフォルダを見ていくAe。
《VIP 脅迫動画》を開くと、複数の動画ファイルが現れる。
顔を見合わせる3人。
まぁ、そうなるでしょうね。
・・・・とは言っても、署長たちが迫ってきてます。
PCルームの前に到着しました。
署長「おい、扉を開けろ」
部屋の外で、ガチャガチャと音がして、思わず正面に目を向けるAe、Bun、Tan。
署長「Bun先生、Tan先生! おとなしく降伏しなさい。警察の手を煩わせるな」
絶体絶命!
署長「もっと、力を入れろ」
ドアをこじ開けようとしている警官に命じる署長。
署長「壊して、開けろ」
そんな声が聞こえてきてはいるなかで、ギリギリまで、なにかを操作しているAe。
とうとう、PCルームの扉が開けられてしまいました。
手をあげる3人。
その時、一斉に、メール着信音が聞こえ、警官たちが思わず、それぞれ、携帯を見てしまう。
容疑者を目の前にしてるのに、それって、どうなの?(笑)
ま、この場合は大歓迎だけど。
署長、自分でも見ちゃってるじゃん。
あはは、赤い部屋での痴態がアップロードされちゃいました。
Aeのお手柄です。
一斉に、ビデオに写っているのが署長だと気づき、怪訝そうに見ている警官たち。
一瞬にして風向きが変わり・・・階段のほうからは、ライフルを構えた特殊部隊っぽい別部隊の警官たちと共に、現れたM。
ホントに、端正って言葉がぴったりよね~!
絶対、自分で考えてるより、はるかに美しいと思う、この人。
囲まれる署長。
署長「なんの真似だ?」
M「Tung署長。特別捜査チームが収集した証拠に基づき、法律のもとにあなたを逮捕します。あなたは人身売買と、15歳未満の少女に対する暴力を含む買春の罪で起訴されます。」
容疑内容を言い終えると、拳銃をしまい、「失礼します」と手錠をかけるM。
いつのまにか、ドアのところまで出てきていたTanたち。
(Tan以外、BunもAeも、手をあげ続けているところが、一般人です)
目を合わせたMが頷き、署長を連行していく。
同時に、(あっけなく)引き上げていく警官たち。
胸をなでおろすBun。
とりあえず、容疑は晴れた~~~~!
すぐさま、Tanに抱き着くBunと、笑顔でBunを抱きしめるTan。
その二人を見て、固まるAe。
え? 気づいてなかったってことはないよね?(笑)
ま、そんなことより、はい、今回の殊勲賞のAeも両手を広げ、ハグよ、ハグ・ハグ・・・。
~事件の顛末~
後日談として、Bunの言葉で概要が語られます。
Bun:その日以降、Janeのクラウド上に置かれていたすべての証拠が山火事のように広がっていった。
結局、それは全国的なニュースの見出しになったが、事前に、その知らせを受けたSongchai議員は密かに山の中を通り、国外に逃亡した。
裁判官とRuntivaについては・・・・
~判事室~
判事「私が、Jane先生の殺害に関与していたという証拠はないんだろう。したがって、ネット上での証拠に基づいて、私を逮捕することはできないはずだ」
この期に及んで、往生際の悪い判事。
そこへ、ドアが開き、Bunと・・・Namが入室してくる。
顔色が変わる判事。
緊張は示しながらも、Bunの隣に立っているNam。
右の肩に、まだ、生々しい噛みあとが残っている。
Bun「どうぞ・・・」
肩の噛み跡の写真を添えた報告書を提出するBun。
目を通す判事。
合わせるかのように、Mも書類を並べて、判事の前に置く。
M「裁判所の令状をお持ちしました。あなたの歯形の記録を押収する必要があります。判事・・・」
書面の罪状容疑には、署長と同様、「人身売買と、15歳未満の少女に対する暴力を含む買春の罪」となっているようですね。
もう言い逃れは無理です。
視線を落とすしかない判事。
そして、一方、ラスボスのRuntivaは・・・
国境付近の森を徒歩で逃亡中。
車で越えたものの、乗り捨てたのかな。
とりあえず、タイ側に戻ったのかも。
ああ、アミーゴスの一人が、その行く手に立ちはだかり、倒れこむRung。
もう一人が、強制的に0p、「さぁ!来い」と立ち上がらせようと腕を掴むと、「放して!」と暴れるまくる。
最後にゆっくりと、Tanの登場です。
ん? Tanでいいのよね? Damとしてきたわけじゃないわよね?
Tan「あんた、Janeがどんなにあんたを愛していたのか、知ってるか?」
目を合わさないRung。
Tan「彼女がファイルを隠してたクラウドのパスワードがなんだったのか、知ってるのか?」
キッ、とTanを睨みつけるRung。
Tan「“My Dear Sis”に あんたの誕生日をつづけたものだったよ。Janeはそれほど、あんたのことを大切に想ってたんだ・・・」
そこまで言われて、ようやく、身体を折り、泣き始めるRung。
泣いているRungから、視線を外すTan。
~Porの館~
連れてこられ、Porの前に引きずり出されたRung。
まさに、仁王立ちのPor。
はっきり言って、Tanなんかとは比べ物にならないほど、この人は甘くないです。
Rung「どうやって、私を見つけたのよ?」
まだ、Porに喰ってかかる気力が残っているRung。
ある意味、こっちもさすがだよね。
Rungに会わせて、腰を落とし、顎をくいっと持ち上げるPor。
Por「俺から逃げられると思ってたのか、Rungtiva? はん?」
悔しそうに、膝と手をつき、なにかを考えてるRung。
横にいた配下から、青い布にくるまれていた拳銃を受け取るPor。
Rung「あんた・・・一体、何する気なの?」
何する気って、拳銃ですることなんて、一つくらいしか思い浮かびませんが・・・。
【・・・ということで、これより先、具体的なビジュアルでは撮さなくても、十分、残酷だと想定できるシーンだと思われます。一応、色帯をつけますので、もし、犯罪シーンは苦手だという方は、ご注意のうえ、なんだったら、すっとばしてもくださいね】
Rungの顔のすぐ前で、銃を持ったまま、話を始めるPor。
目を見張るRung。
Por「前に言ったよな? 俺は弟の敵を取るつもりだと・・・。お前、陰謀を企むのが得意だよな。お前は、自分の妹を殺し、そして、俺の弟も殺した。さぁ、このすべての“落とし前”をどうつけるつもりなのか、俺に見せてみろ」
さっと、手だけを配下に差し出すと、さっと青い布を渡されるPor。
拳銃についた自分の指紋を拭きとると、「手を貸せ!」と、強制的にRungに銃を握らせる。
Rung「嫌! 嫌!」
泣きわめくものの、着実に、引き金に指までかけられてしまう。
この恐怖に歪んだ顔・・・。
含み笑いをするPor。
Por「お前がどうなるのか見たいんだよ、俺は・・・」
引き金に賭けたRungの指に、自分の指を上から重ね、そのまま、力を込めるPor。
夜の闇の中に浮かび上がった、Porの館に、銃声が一発、鳴り響く。
★【Ep 14】4/5 雑感★
最後の、Rungへの処遇は賛否あるでしょうね。
順当に逮捕起訴された署長や判事は、法治国家の流儀で裁かれるでしょう。大勢いる実害を受けた被害者への具体的な償いも含めてね。
国外に逃亡した議員が、この先、悠々自適な生活を送れるとは思えないけれど、実際、お金とルートさえあれば、そうやって罪を逃れてしまう人たちが、ある一定数いることもまた、現実問題なので、そこも描いた、ということなのかもしれません。
ある意味、Rungは公の権力者と繋がってはいたけれど、饗応する方ですからね。
立ち位置は裏社会側よね。
何度も触れてますが、私は、Rungの人物像に関しては、想定していた前提が変わってしまったので、もはや、組み立てなおすのは難しいのですが、実は、Janと二人で撮った写真を見て、泣いていたあの晩・・・あの時、自分の罪の大きさに気づいて、自殺を選択させるんじゃないかな・・・って思ってたんです。実際に、完遂できるか否かは別としてもね。
自分可愛さの塊のような妖女であっても、あの時が、人間に戻れる最後の分岐点だったように思うからです。
でも、その選択をしなかった。。。
それどころか、Bunに、自分の犯罪の証拠となる動画を突きつけられて、結局、稚拙な戦闘モードに入ってしまった。。。
Porは、あくまでも、弟の敵を取る私刑の形をとっていたけれど、マフィアの流儀を通して制裁をくわえたともいえるし、任侠の精神で、これ以上、事件や家族を周囲の好奇な目で晒さないためにも、自殺という形で決着させたとも言えるし。
世の中、いろいろな「落とし前の付け方」があるということでしょうか。
最初のほうから、思わせぶりに、間口を大きく広げてみせていた犯罪だったので、尻つぼみ感がなきにしもあらず。
そう、どんどん、稚拙なほうへと流れていってしまったのが、ちょっと残念でした。
Viangpha Morkという町に関して言えば、どうせなら、Mが人身売買局の人たちと、女の子たちを救ったときのように、もう1話前くらいから、中央官庁の介入で、どんどんメッキが剥がれて・・・っていうのも面白かったと思うけど、急にそんな本格的な社会派ドラマみたいになったら、みんなびっくりしちゃうかも。。(笑)
やっぱり、BL物で、主人公カップルの邪魔になる女性は、痛い目にあうんだな(爆) ← え、そんな結論でいいの?!