本作品は、主人公が検視官という職業柄、事件現場や解剖シーンが登場することもある『スイート💘クライムサスペンス』です。
苦手な方は、ご注意ください。
なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
(できるだけ配慮は致しますが、語彙力のなさをカバーするために、そのまま、画面キャプチャーを載せる場合もあります。)
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
4分割しています。
前半未読のかたは、こちらからどうぞ
『Manner of death』
พฤติการณ์ที่ตาย
【Ep.14】 (2/5)
~コテージ~
本格的な交渉開始です。
携帯を手に取り、スピーカーフォンに切り替えるBun。
慌てて、Bunの隣に座るTan。
Bun「話し合いの準備はできましたか?」
Rung「ええ・・・」
Bun「我々への疑惑が解消されたら、この動画は直ちに削除しますよ」
頷きながら、一緒に聞いているTan。
Rung「でも、それだと、あなた方が本当に削除するという保証はないわ。コピーがあるかもしれないでしょ。どうやってわかるの?」
Bun「こちらも、あなたがこれ以上、我々を面倒に巻き込まないかどうか、確信持てません」
Rung「交換条件だったらどうかしら」
Bun「何を交換するんです?」
Rung「その動画を、Porの命と交換で、引き渡して」
電話で告げながら、捕らえられているPorをちらりと見るRung。
Por「動画を公開しろ! 俺のことはかまうな!」
あんちゃ~~~~~ん!(涙)
どうよ、この男気!
でもね、Yordにピストルを突き付けられたあの時のSorawitだって、心根は一緒だったよね(涙)
Porの声が、電話越しに聞こえると、思わず「兄さん!」と声をあげてしまうTan。
幻聴でも、空耳でもいいから、今の必死なTanの声が届いていてほしい。。。(涙)
後ろから、Rungの手下から、拳銃で後頭部を殴られるPor。
Por「おい!」
縛られてても、あくまでも強気な態度を見せるPor。
Rung「自分たちで考えて、決めなさい」
電話を切るRung。
振り返ると、そこには、署長とGunの姿が・・・。
~隠れ家~
悔しそうに、窓の外を見ていたBunが
意を決したように、振り返る。
Bun「動画を公開しよう」
Tan「できません」
即答するTan。
Bun「動画のコピーを作っておいて、携帯を奴らに渡して、君の兄貴と交換すればいいだろう?」
Tan「そんなことをしたら、戻ってきて動画を公開するチャンスがなくなります。彼らは、(その場で)僕たちを殺すつもりで、わざわざ誘い込んでるんですから・・・」
Bun「だったら、これもわかってるんだろうな? 我々には、二つの選択肢しか残されてないんだ。もし、今、動画を公開しなければ、もう二度とチャンスはない。」
Tan「だったら、兄さんの命はどうなるんですか?」
Bun「・・・・・・・」
そりゃ、答えられないよ。
Tanもまた、口をひらく事すらできません。
部屋の中を歩き回り、「くそーっ!」とイライラと大声をあげるBun。
あ~、ここも言わずもがな、予想、外しております(苦笑)
敵の姿は、はっきりと見えているはずなのに、まるで、自分たちが言い争い合うように、仕向けられてるような感じになってます。。。
そうそう、これこそ、魔女の所業にふさわしい。
Tan「兄を殺させるわけにはいきません」
もう、脳みそが沸騰しまくってるBun。
Bun「だったら、どうするつもりなんだよ?!」
別に、Tanを責めたいわけじゃないのよ。。。(涙)
立ち上がるTan。
Tan「兄さんを助けに行きます」
Tanに近づくBun。
Bun「さっき、俺たちを殺そうとして、そこに誘い込もうとしているって、俺に言わなかったか?」
ただ、策もなく、出かけていっても、みすみす、殺されに行くようなものだと、主張しているのです。
Tan「・・・・・・・」
Bun「このビデオを公開しなければ、JaneとPuedの死は無駄になるんだぞ!」
Tan「でも、僕は、兄を死なせるわけにいかないんです!」
Tanの眼をしっかり見据えるBun。
Bun「・・・お前を行かせるわけにはいかない。」
この一言を絞りだすまでの、Bunの葛藤。(涙)
Tan「でも、僕は行きます」
Bun「一生に一度の(俺の)頼みでも止められないのか? 俺を危険には晒さないって言ったんじゃなかったのかよ! どうすれば、自ら、そんなところに行くなんてことが出来んだよ!」
Bunの言葉が、私の脳と心に突き刺さります!(号泣)
Bunの言葉の裏にある、自分が悪者になっても、Tanの命だけは守りたいという必死なBunの想いがわかるだけに、本当に苦しそうなTan。
でも、もう誰かが犠牲になるのは耐えられない。。。
ましてや、自分の兄なのです。
Tan「もう一度だけ、僕を信じてほしいと言ったらどうしますか?」
実際には、一度、目を伏せ、再び、顔をあげたあたりから、Bunの顔つき、変わってます。。。
それだけ、Tanの性格をよくわかってるってことです。
最後にもう一度、確認するBun。
Bun「・・・・・・・もし、俺が嫌だと言ったら?」
しばらく、考えるTan。
Tan「その時は・・・自分だけで行きます」
Bun「・・・・・・・」
~森の中の資材置き場?~
結局、雑草をかき分け、かき分け、指定された場所に向かう二人。
後ろからついてきているBunを、心配そうに振り返りながら進むTan。。
そんな緊迫感いっぱいの二人の先回りをしていたのは・・・Tat。
・・・・とSorawitもいるね。↓
何してんの?君たち、ここで。
しかも、Sornは、枯れ葉を両手いっぱいに抱えてるよ?
Tatの頭上で、モタモタ、アタフタ。。。(笑)
Tat「なにしてんだよ?」
Sorn「すみません・・・」
Tat「誰かに聞こえるだろ!」
うん、Sornが動くたびに、カサカサ枯れ葉がうるさいです(笑)
ふと、回りを見回すSorn。
Sorn「ねぇ・・ねぇ・・・」
視線は、Tanたちのほうに向けたまま、返事をするTat。
Tat「ん?」
Sorn「これ、ここに置いてもいい?」
Tat「ああ・・・」
Sorawitがどんなに精一杯、静かに置こうとしても、カサカサうるさい枯れ葉(笑)
Tat「隠れてろ・・・」
いつまでも、枯れ葉と格闘しているSornを制して、下がらせるTat。
すぐさま、枯れ葉にライターで、火をつけるTat。
なるほど、これ、Tanの陽動作戦の一部なのね?
Bunを三歩下がらせたまま、自分は見張りに近づくTan。
もちろん、Bunの鋭い視線は、中にいるRungに向けられています。
(いまだ)未読なので、原作では、どんな感じの二人なのかわかってないんですけど、このドラマにおいては、二人のヒロイズムは明確にわけられてますもんね。
そして、BLモードになっても、それが決して、破綻しない二人のキャラクター作りの的確さ。
初回からずっと通して視聴してきた最終回だからこそ、賞賛できます。
見張りに止められるTan。
後ろのいるRungを振り返ると、顎で「通しな」と合図する完全な、極妻モードのRung姐。。
通されると、まっすぐに、縛られているPorのほうに向かうTan。
なぜ、俺なんかを助けにきた、と言わんばかりに、少しだけ目を見張るPor。
もう、わかってるでしょ、肉親は見捨てられないって。。。
Tan「兄さん・・・」
Rungの前で、立ち止まるTanとBun。
この刺すような視線。
「なにかあったら、いつでも言ってね」と手を握ってきていた頃のRungは、もうどこにもいません。
自分を心底、非難し、軽蔑しているであろうTanBunの視線を、「あんたらみたいな若造に私のなにがわかる」と撥ね返してみせる、この人の精神力を、他のことに活かせなかったのがホント残念よ。
Bunを振り返り、携帯を渡すよう、目で合図するTan。
仕方なく、ポケットからPuedの携帯を取り出すと、無言で、Rungに突き出すBun。
受け取ると、画面に目を向けるRung。
その時、なにかに気づいた署長。
署長「おい、あの煙はなんだ? 確認してこい!」
はっと、顔をあげるRung。
Porの傍にいた見張りたちがいなくなると、見計らっていたかのように、拳銃を取り出し、Rungに銃口を向けるTan。
署長がピストルに手をかけると・・・首を横にふって、視線で制してみせる。
ふふふ、人差し指をチッ、チッ、チッ、を振って見せる、あの感じです。
手を降ろすしかない署長。
Tanから、ナイフを渡されると、すぐさま、Porのもとに向かうBun。
Bun「動かないでくださいね」
Porを縛っているロープを切り、椅子から助け起こすBun。
すっ、と手を添える仕草が自然なのは、医療関係者だからかなぁ(笑) ← 違うでしょうねぇ。
目で合図しあうRungと署長。
Tan「もう、ビデオは手に入っただろ。俺は、兄貴と一緒に帰らせてもらう・・・」
・・・と言いかけたその時、この世の終わりみたいな顔をしたSorawitと、後ろでGunを睨みつけてるTatの二人が連れてこられたところで、何が起きたのか確定です。
形勢逆転!
あちゃ~~!↷
ここ、タイの方角から悲鳴が聞こえたような気がしました。。。(笑)
Tatの首元に、銃口を突き付けているのは、Gun。
Gun「Tan先生、どうか、銃をおろしてください」
丁寧な口調が、余計ムカつくわ!
よくやったわ、とでも褒めるように、微笑むRung姐。
お前らは、本当に、ツメが甘い・・・と首を横に振るPor兄。
その隣で、どうする?と不安そうにTanを見つめるBun。
どうするもこうするも、銃を降ろすしかありません。
悪い奴らが一斉に、ここぞとばかりに、TanやPorにピストルを向けはじめ、全体からみると、こんな感じ。
でも、ここで、一番注目なのは、誰よりも、乙女なBun子ちゃんの立ち方・・・・(笑)。 ← 笑うとこじゃないんだけど、やっぱりポイントは、Por兄に添えた手と、左足にかけられた重心、そして、右肩右膝の角度よね(笑)
悠然と、携帯の中身を確認し始めるRung。
映像を確認したRungが、署長に合図を送ると、ピストルを腰に収める署長。
~少し離れた森の中~
移動してきました。
手下「膝をつけ」
無抵抗を示し、手をあげているBunを押し付けるように、拳銃で脅す。
ゆっくりと膝立ちをするBun。
処刑前のように、横並びにされたTanたち。
腕をくんでるPor兄の、ひときわ漢な出で立ちも素晴らしいですけど、ずっと手を合わせて祈ってるSorawitの存在の無垢さも効いてます。
Bun「だから、言っただろ・・・」
Tan「ごめんなさい」
こんな切迫してるのに、どことなく夫婦コントっぽい会話してるよ、この人たち。
署長が銃を構えて、ねらいをつけたのは、必死にお祈りをしているSorawit。
まさか、こんな子供を・・・という目つきで睨むPor。
こっちは、もっとはっきりした憎悪の眼を向けるTat。
署長「今となっては、神もお前らを助けることは無理だな・・・」
今にもとびかかろうとするように、署長に身体を向けるTan。。。
目を閉じて祈ってても、狙われてる気配はわかっちゃうSornが、自然とTatの方に顔を寄せる。。
Tat「まず、俺から殺せ」
構わず、Sorawitに銃口を向ける署長。
ますます、怯えて、祈る手に力を込めるSorn。
ほんとうは怯え切っているSornを抱きしめたいくらいのTat・・・。
Tat「俺から先に殺せ、って言ってるだろ!」
もう、この二人の様子というか、Tatの気持ちが、胸に迫って迫って・・・尊すぎるわ。。
自分のことなんかよりも、1分1秒でも長く、Sornを生かしたい、としか考えてないTat。
Bunも一番はずれた場所から、その様子を耐え切れない様子で見続けている。。。
それでも、容赦なく銃口を向ける、非人間の署長。
その時、先に、別の方角から銃声が何発も!
あれ?
なんだ、署長、撃たれてないじゃん。。 ← 不服そうだな。。不服だよ!(笑)
Tan「僕には、次の手があるんです! さ、行きましょう」
鳴り響いた銃声に、思わず、身体をすくめたBunの腕を取り、立ち上がらせるTan。
この時、Por兄の腕も一緒にとって、両脇に抱えるようにして、その場をあとにするTan!!
再度、形勢逆転。🌤
★【Ep 14】2/4 雑感★
最初から、助かるだろうと思ってみていたので、実は、Sorawitの必死なお祈りも、ちょっとユーモラスに見てたんです。
でも、筋追いしてるうちに、浪花節好きな血が騒ぎ始め、なんか、ドラマティック仕立てにしてみました。
子犬カップルが回を追う毎に、存在感が大きくなってきて、嬉しい限りです。
遡って、コテージでの、TanBunの会話。。。
最初のころから比べると、Bunは、無鉄砲さが消えうせ、検視官という職業ベースからも離れた、ただの心配性の奥さんになってしまいました。
私のフォーカスの当てかたも若干、意識的なのは認めます。
女性的な感性むき出しで情に訴えたりさせてしまい、ちょっと反省してます。
でも、Bunの仕草を観察していると、もう、軌道修正が効かない。。。(笑)
言葉遣いを男性っぽくするのが関の山でした。
脳内では、ほとんど、私の口調(男性寄りの女性言葉)でしゃべってます。。。
あ、これ、もしかして、統一がとれてないことを気にしてる方がいるかもしれませんが、基本、Bunの言葉遣いに関して、親しくなっても、通常モードの会話のときは「お前」「俺」にはせず、自分のことを「私」、Tanのことは「君」もしくは、「キミ」と呼ぶようにしてきました。
お育ちのいい感じを出したかったんです(笑)
というのは冗談ですけど、実際は、TanがBunとしゃべる時に「僕(ผม)」と自称するのがとっても心地よくて、ワタシのなかでは、しっくりきてたんです。なので、それにあわせて・・・って感じでしょうか。
つまり、Bunが「俺」「お前」を使ってるときは、それだけ感情的になっている・・・とのを示すという、ちょっと姑息な手を使ってます(笑)