ドラマ的に言うと、視聴者を心配させるトピックが、一気に、押し寄せてきてる感じ。

 

本作品は、主人公が検視官という職業柄、事件現場や解剖シーンが登場することもある『スイート💘クライムサスペンス』です。

苦手な方は、ご注意ください。

 

なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

(できるだけ配慮は致しますが、語彙力のなさをカバーするために、そのまま、画面キャプチャーを載せる場合もあります。)

 

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い


4分割しています。

前半未読のかたは、こちらからどうぞ

【Ep.05 】 (1/4)

 

『Manner of death』

 พฤติการณ์ที่ตาย

【Ep.05】 (2/4)

 

~Sorawitたちの学校~

オープンスペースで、思い思いに勉強したり、話をしている生徒たち。

放課後かな?

 

ますます、目の下のクマがくっきり色濃くなってきたNamが、みんなから離れて一人で座っている。

そこに、通りがかったSorawit。。。

Sorn「Nam!腹減ったよ、市場になんか、食べに行こうよ」

ぼ~っとして、Sorawitが話しかけたことにも気づかないNam。

 

Namの肩をゆするSorawit。

Nam「なんなのよ?」

ようやく気づいたNam。

Sorn「大丈夫か?俺、市場になにか食べに行きたくないかって誘ったんだよ」

Nam「行かない。ちょっと用事あるの」

おかしい、とNamの様子を見るSorawit。

視線を下に向けると、見慣れないブレスレットをはめている。

Sorawitの視線に気づいたのか、さっと、袖口で隠すようにするNam。

Nam「あんた、ほかに行くところがあるんじゃないの?」

Sorn「ああ。急いでないけどね。なにがあったのか、話してみろよ。なんか、かなり変だぞ」

Namの言葉を待つSorawit。

少しだけ、躊躇うNam。 ← ここが最後の分岐点だったのかもね。。。

 

そこへ、静かに、例の黒いアル○ァードが停車する。

荷物を持つと、「またね、Sorn」と手を振り、車に乗り込んでいくNam。

 

手を振り返したものの、呼び止めるわけにもいかず。

Namを連れて走り去った車のナンバーをじっと目で追ったあとも、気になってたまらないSorawit。

 

~Viangpha Mork病院~

今日は、一人で訪れたM。

素敵な美尻!


入口で待ち構えていたようなBunが、封筒を手渡す。

ちらりと、中をのぞくM。

 

Bun「満足ですか?」

M「先生はどうなんですか?先生も満足されましたか? それで、私に報告書を渡せて、喜んでますか?」

Bun「検査結果に誤りがないかどうか、確認しなければならなかったんです」

小さく頷くM。

M「ご協力感謝します」

Bun「報告書は完成しましたから、事件捜査に使ってください。」

M「はい、では、これで失礼します」

Mの後ろ姿を見ながら、小さく溜息をつくBun。

この二人の冷戦も、まだまだ、終わってないね。

 

~Tanの塾~

すっかり夜です。

 

Tat「Bun医師は、俺のことを疑ってますよ」

Tanに、不安そうに、打ち明けるTat。

ああ、このラインもあったね。。。

 

Tan「とにかく、用心しろ。それから、お前に調査を頼んであったことはどうなってる?」

Tat「手がかりは全然ないんですよ、兄貴。探しだすのは相当大変です。この地域には、売人がいないんで、クスリをやってるような奴はいないんですよ。だれかが売ろうとしても、買うような奴もいないし・・・」

 

Tanを迎えにきたのか・・・Bunがその光景を外から、目撃。。。

あのふたりがなぜ・・・・?

疑問に思うのも当然よね。

 

Tat「たぶん、Jane先生は、そいつを、どこかほかで買ってたんじゃないんですか?」

Tan「Janeがそんなことをするような人間には思えない」

 

外で、腕を組んで様子を見ているBunには、話の内容までは・・・聞こえてないよね?

 

~Tanの家~

その日の夕食。。。

ソースをかけてあげたりして、いつもとなんら、変わりない様子のTanを、ちらちらと気にするBun。

ホント、この人に、隠し事は無理(笑)

 

Bun「夕方、Tatとかいう子と一緒にいるところを見たよ」

ああ、直接、確かめることにしたのね。

Tan「どうやって? 私の後をつけたんですか?」

Bun「ああ。君を探しに、塾に行ったんだ。でも、Tatと一緒にいるところを見て、それで、帰って来た。」

Tan「あの子は、僕の後輩です。なにか、問題でも?」

表情を固くするBun。

Bun「あの子とは距離をとったほうがいい。」

スプーンとフォークを置いてしまうTan。

Tan「どうしてです?」

Bun「知らないのか? Tatは、Damとか言う男の手下だ。それに、うちの家に入り込んで、私を襲ったのは彼じゃないかと、疑ってる」

Tan「う~ん、そんなふうには思えませんけど。Tatが? あいつらがしてるのは、一日中、バイクで走り回ることですよ。」

Bun「彼をずっと知ってる(君を含む)人たちは、真の姿を知らないのかもしれない。君のことを心配してるんだ。」

頷くしかないTan。

Tan「ありがとうございます。実は、Janeの体内から発見されたアイス(メタンフェタミン)の調査を、あいつに頼んだので、連絡を取り合っていたんです。もう会うことはないでしょう」

ん? それって、逆に変じゃない?

後輩なら会ったっていいじゃん。

Tan「心配する必要はありませんよ」

 

その言葉に、全然、納得してないBun。

そりゃ、そうでしょうね。

Bun「あの日、報告書について、話すんじゃなかった・・・」

Tan「心配しなくていいって言いましたよね。危険なことは、僕があなたの代わりに、負いますから」

結局、折れるしかないBun。

Bun「気をつけてくれよ。Puedみたいに、誰にも行方不明になんかなってほしくないんだ」

Tan「僕はなりません。約束します」

Bunを不安にさせないように、出来るだけ、自然に、微笑んで見せるTan。

 

Tanは、Bunの鋭さに、更に用心しないとならなくなったってことよね。

 

~学校~

Sorawitのクラスです。

Namは欠席?

授業中も、ずっと心配しているSorawit。

 

~Viangpha Morkの街角~

不気味な黒のアル○ァードが停車し、運転席から、強面の男が降り、車を離れる。

その隙に、誰かが車に近づき、さっと、発信機を取り付ける。

 

~空き教室?~

長いこと使われた形跡のない、人気(ひとけのない)教室にやってきたのは、Sorawitと、Tat?

ん? なんで、Tatがいるの?

 

Sorn「Namは、いつもここにいるんですよ、先輩」

探すのを手伝ってもらってるって感じ?

Tat「こんなとこにいるようには思えないけどな」

Sorn「一体、どこにいっちゃたんだろう?」

Tat「知るかよ」

 

その時、床に倒れているNamを発見するSorawit。

Sorn「Nam!」

慌てて、駆け寄り、Namの名を呼び続けるSorawitとTat。

Sorn「Nam! 彼女、どうしちゃたんですか?先輩?」

 

クスリを使っていた形跡がありあり・・・。

 

~Viangpha Mork病院~

すぐに、運び込まれてきたNam。

Fan「脈拍30、血圧75の40・・(血中)酸素濃度60%・・・お嬢さん、お嬢さん」

声をかけながら、意識の有無を確認するFan看護師。

Namの首元の脈をみていたFan。

Fan「心停止です!」

Bun「ちょっと失礼」

すぐさま、交代し、心臓マッサージを試みるBun。

Bun「除細動器ください」

Fan「わかりました」

心臓マッサージをし続けるBun。

 

Bun「警察が、こんなに露骨に真実を隠そうとするなんて、私には信じられない!」

激怒するBunの声が、病室の外廊下に響き渡る。

 

M「それはどういう意味ですか、先生?」

こっちも、負けずに言い返します。

 

Bun「薬物が、Viangpha Morkに蔓延している。あんたたちは知らなかったのか?」

M「ここでは、麻薬事件なんて、ほとんど起きてません。今のところ、たった2件です。これは蔓延しているとは言わないですよね?特に、アイス(メタンフェタミン)に関しては、今までここで発生したことすらありません」

Bun「あんたは、町中に広まってから、捜査をしはじめたいのか?納税者の税金の無駄遣いだな」

M「それは言い過ぎです、先生」

Mが掴みかかろうとするのを止めるGun。 

Gun「落ち着いてください、捜査官」

お互い、にらみ合うBunとM。

Gun「先生も落ち着いてください。とにかく、我々(警察)も、この事件を解決するために、最善を尽くしてるんです。他から、より関連性の高い情報が入ってくるまでは、この患者さんが目を覚ますのを待つしかありません。。。」

忌々しそうに、ネクタイを緩めると、バ~ンとMの肩にぶつかりながら、建物の奥に向かうBun。

 

~Viangpha Mork病院~

The チェンマイの雲海

翌朝?


~Viangpha Mork病院 病棟~

Namの病室では、Fan看護師が、Namの身体の清拭を行っている。

意識を戻す様子のないNam。

 

病棟に向かっていたBunの元に、Oatが走り寄ってくる。

声を潜めて、王国するOat。

Oat「先輩・・・、噛み跡が発見されました」

Bun「そうか・・・。行こう」

 

病衣に着替えているってことは、すでにその時に、あざや噛み跡に気づいただろうに、なぜか、時間差発生?

 

BunとOatが、Namの病室に入ると、ベッドの傍らに男性が腰かけている。


さっと身体を動かし、立ち上がった男性。

 

校長「先生・・・」

校長先生が一人で? 

いまいち、時間的経過がよくわからないんだけど・・・なんか、変じゃない?!

 

Bun「ああ・・・おはようございます、校長。ずいぶん、お早いですね」

今は、翌朝ってこと?

校長「すぐに出ないとなりません。Namの様子はどうですか、先生?」

Bun「患者さんは、薬物の多量摂取です。幸いにも、すぐに病院に搬送されました。しかしながら、いつ、彼女が意識を取り戻すのか、わかりません」

小さく溜息をつく校長。

校長「もう先生がいらしたのですから、(学校に)戻ったほうがよさそうですね。それでは」

校長が出ていくまで、じっと目で追っているBunとOat。

見るからに、怪しいぞ~!

 

校長が廊下に出ると同時に、Sorawitが現れ、校長と挨拶を交わす。

校長「Namに会いにきたのかね、Sorawit?」

Sorn「はい、校長先生」

校長「君が来てくれて、安心だ」

Sorn「心配はいりません。僕、歌を聴かせたりするんで、寂しくなんかさせません」

校長「あまり、大声で歌わないようにな」

Sorn「はい、先生」

なんて、観点のズレてる同士の会話!(苦笑)

 

~Namの病室~

Fan看護師も入ってきました。

Fan「これらの跡も、ご覧になりましたか、先生?」

首元のあざを見せるFan看護師。

Bun「・・・みんな同じだな。」

 

のぞき込んでるSorawit。

ちょっと待った!

Sorawitって、ここにいていいの?

Oat「注射痕とあざですね」

Bun「ほかにもありましたか?」

Fan「肩にありました」

腕の上部に、まだ、生々しい噛み跡を見るBun。

Oat「まだ、そんなに経ってないようですね」

考え込むBun。

 

★【Ep 05】2/4 雑感★


ここでは、サスペンス部分が、進みました。

 

心配した通り、すでに、Namは、クスリの虜に・・・。

かなり顔にも出てたけど、短期間で中毒になりすぎじゃない?(苦笑)

怪しげな車で送られた先で打たれたりするんじゃなく、自分でも使用してたとはね。。。

 

本来、クスリにお金が必要になってくる頃なのに、お金をもっていた事や、高価そうなブレスレットなどは、クスリも含めて、別途、何らかの対価なんでしょうね。

 

私、Bunセンセーのことを、乙女だの、可愛いだの、彼の受けちゃん気質をピックアップして語ることが多いですが、これでも、結構、彼のことは好きなんですよ。

解剖だけじゃなく、(Tanの)喧嘩のあとの打撲の処置や、(Tatの)ケガの治療などなどの様子を見てると、なんでも診てくれそうなので、医師としても信頼してますし、今回も、Fan看護師と交代するところとか、単純に、かっこよかった。。。

たまには、ちゃんと褒めてあげたいなぁと思ってました。。。(笑)

 

とにかく、心根が複雑じゃないところが魅力です(笑)

 
ここに赴任してきた当初は、仲がよさそうな感じだった、BunとMを思い出すと、ここまで反発することに、ちょっと違和感があったのですが、Bunの、バンコクでの不正経験の経緯を聞いたあとだと、それくらい、BunはMに対して、失望しちゃったってことなんだろうな・・・と。
 
でも、肩バ~ンっして、プイッとか・・ホント憎めないなぁ。。(苦笑)
いや、雰囲気的には、かなりシビアで、おふざけ感はゼロなんですけどね。