結論として、私は、このラブストーリーが好きなんだと思います。

今更、何を言う?(苦笑)

 

無茶苦茶、ネタバレしまくってます。OKの方のみ、おすすみください。お願い
 


4分割しています。

前半未読のかたは、こちらからどうぞ

【Ep.11】 (1/4)

【Ep.11】 (2/4)

 

『AChanceToLove(LBC2)』

【Ep.11】 (3/4)

 

***********

~Noの家~

Typeと電話をしながら、玄関に向かってきたNo。


しかし、今回、一切、出てこないのに、人々の会話に何度なく登場し、存在感は普通にあるType(笑)


No「どうした? Type? ああ、もう出るところだよ。そんなにかからねぇよ、もう切るぞ」

 

玄関ドアの下に挟まっているなにかを発見。

お手紙でした。


もう、この感じは、Klaしか思い当たりません。。

まるで、女の子のような筆跡と♡

そして、絶対、あのハートの付箋とか、可愛いものが好き(笑)

 

中から、手紙を取り出すNo。

すごい真剣な顔つき。。

 

P'No

僕の顔を見たくないってわかってます

僕の電話にも出たくないですよね

でも どうしても P'Noに伝えたいことがたくさんあるんです

酔ったP'Noにあんなことしちゃったのは悪かったって思ってます

でも 何年も前から 僕はP'Noのことが好きだったからなんです

何年も前からです

初めて会ったときから P'Noは僕の容姿のことなど全く気にしない数少ない人でした

僕の家のことも 全く気にしなかった

一緒にいるときはいつだって 僕の気分を良くしてくれるんです。

 

 

No「なんだよ・・・、俺に手紙なんか書いたのか? 俺がどれだけ恥ずかしいのか、わかってないのかな?いや、だめだ、今、甘い顔なんかしちゃだめなんだ。」

じゃ、いつならいいのよ?

 

ポケットに、手紙をつっこむNo。

ドアをあけると、そこには・・・Klaが立ってて。。。

No「・・・・・・」

Kla「P'No・・・」

No「・・・オレ・・・」

慌てて、扉を閉めるNo。

あら、これはちょっと・・・・やり過ぎじゃない?

 

さすがに、立ち尽くすしかないKla。

はい、この子の美しさは、贔屓目無しに、万民が認めるでしょ?

 

扉の内側では、ドアにもたれたままのNo。

No「なんてこった! 手紙を俺に書いて・・・・ずっとうちの前で待ってたのかよ。しかも・・・より一層、イケメンになってやがった!!

あはは、Noちゃんも気づいてたか(笑)

一瞬しか見てなかったくせに、そこは見逃さないNo。

 

もともと、Noには、Klaのいいところが見えてたのに、あの一件が、「嘘」で始まったことが受け入れがたいのでしょ。

しかもすでに、微妙に「恋のフィルター」が掛かっちゃったあとだから、余計にね。

Gayについても、Typeの件とかを通じて、いろいろわかってたつもりでいても、いざ、自分のこととなると、違ってたんでしょうが、それはなんとかなるよ。← 決めつけ!


No「あ~~、だめだ! 俺、もう、情けをかけたりしちゃだめなんだ」

 

でも、もう、そろそろ、いいんじゃないの?

タイミングって大事だよ~~。

 

~Tinの自宅~

黒い石を見つめているTul。

 

そこに、玄関から、ダイニングに入ってきたTin。

さすがに、素通りできず、すこしだけ、歩みを止めると、Tulもまた、Tinのほうを見る。

 

別の意味で、複雑な思いを抱く兄弟。

 

Tinの視線は、その黒い石。

Tul「いつまで、そこに突っ立てる気だ? こっちにきて、座ったらどうだ?」

Tin「いや・・・。Cantaloupeが、俺の事、待ってる・・・」

あら、ここでも、Cantaloupe呼びなんですね(笑)


メタナム家の使用人さんたちからは、「Cantaloupe様」ってよばれそうだね。


Tin「あいつ、たぶん今頃、腹減ったって叫びだしてるころだから・・・」

 

なんか、マンドレイクを思い出したよ。。。。(笑)

ハリポタの・・・鉢植えから引き抜かれると泣きわめく植物、ご存じ?

でもね、「呪いや魔法で姿を変えられてしまった人を元の姿に戻すのに使われ解毒剤に多く使われます」っていう説明文をみて、あながち外れでもないじゃんって思ってます。おねがい


Tul「お前ら、そんなにやってたのかよ?」

お兄ちゃん・・・その笑みは、Canにパスタを作ってあげた晩のことを思い出していたのかと思ったのに・・・。

 

そこは黙って、二階に上がろうとするTin。

 

Tul「結局、お前は幸せな奴なんだよな。俺が何をしようと、お前は幸せなんだよ。父さんから聞いただろ? 俺が離婚すること・・・」

かすかに頷くTin。

この家で、唯一、家族のように思える二人だって、VadeeさんとPhuのことを言ってたくらいだから、やっぱりショックは隠せないよね。

 

Tin「どうして?」

Tul「どうしてって・・・なにが?」

Tin「 成功が必要なあんたみたいな人が離婚を決めるなんて・・・」

Vadeeさんちは、お金持ちかなにかなのかな?

Tulが結婚するしかなかった理由は、当然妊娠が大きかっただろうけれど、Gonhinのことを考えなかったら、結婚相手の条件としては、それなりにつり合いが取れてたって感じ?

頻繁に実家に行ってたし、後ろ盾ってニュアンスもありそう。

 

Tul「数か月前に、Vadee とPhuphaがフランスに言った時、Vadee はそこで、新しい男に出会ったらしい。だが、俺は彼女を責めたりしない。俺は、彼女とまともに一緒に過ごしたりしたことがなかったからな。だが、Vadee と俺は、ようやくそのことで話をしたんだ。お互いを開放する時期が来たんだよ。」

Tin「Phuはどうなるんだ?」

Tul「Phuphaはここに残るだろう。俺たちが離婚したらすぐに、Vadeeはフランスに立つんだ。俺の事、あざ笑うんだろうな。結局、お前の兄は、ただの負け犬ってことだ。最終的には、みんな俺から離れていくのさ、俺の実母ですらな。」

 

じっと、見つめているTinが、首を振る。

今となっては、そんなことない・・・と伝えたいんでしょう。

 

Tul「結局、父さんが言ったように、お前は、こんなふうにいい子なんだよな。絶対に、人の失敗をあざ笑ったりすることもないだろ。たとえ、俺みたいな奴のことでも・・・」


Tin「なぜ、今になって、やめたんだ?あんたなら、まだまだ、(俺への嫌がらせを)やろうと思えばやれただろ?」

じっと、Tinを見つめるTul。

Tin「Canに俺を嫌わせることだってできたはずだ。なのに、どうして、動画一つ送っただけで止めたんだ? バカげたガキのゲームみたいに・・・」

 

Tinは、まるで、もっとひどいことが起きるかもしれないって予見していたみたいな口ぶりだね。

 

Tul「もう(あいつと)約束したからな、俺はただ、あの子が本当におまえのことを愛しているのかどうか、知りたかっただけだ。でも、もうやめたよ。俺の負けだ・・・」

 

それだけ聞くと、今度は本当に2階にあがっていくTin。

Tul「大事にしてやるんだな。俺みたいな失敗をするなよ」

に゛い゛ち゛ゃ゛~~ん゛。。。

 

 

~Tinの部屋~

ソファに足をのばして座っているCan。

このすら~~~っとした生足。

 

Can「お前、どんだけ待たせんだよ!俺が傷ついてなかったら・・・」

さっと、Tinから、飲むゼリーを渡されるCan。

え、わざわざ、それ買いに行ったの? ← っていう設定(笑)

 

待ちきれない、とばかりに、さっと受け取ると、キャップをあけるCan。

まぁ、まぁ、まぁ、もう、いいや。。。

仕方ない。。。スポンサー優先だもん。

 

ちゅうちゅう吸ってるCanの隣に座ると、思わず、吹き出してしまうTin。

Can「なに笑ってんだよ」

Tin「ようやくわかったよ、なんで、お前のほっぺたがそんなに柔らかいのかってな・・。こういうのを食べるのが好きなせいなのか・・・」

ついでに、ほっぺをぐりぐり。。(笑)

 

Can「Tin!いくら、俺の頬っぺたが柔らかくてもな、痛いものは痛いんだぞ」

それを聞きながら、うんうん、と頷いているTin。

ただ、Canを見ていられればいい、だけなんで・・・。

Can「なんだよ、欲しいのか? ん・・・」


Canに差し出されたゼリーをその手の上から掴み、メーカーから「うちの商品、そういうんじゃないんで・・・」とやんわりご注意を受けるんじゃないかっていうくらい、えろっぽく口に含み、吸い始めるTin。

Can「全部、飲む気かよ?もう一個、買って来いよ!」

Canちゃん!

あなたって人は・・・すでに、熟年嫁の気質になってるね(笑)

 Can🤝びび


つたわらない奴、っとパッケージ毎、取り上げるTin。

普通、ここは、この間の、くるくるBentoを思い出すわよね~~~♪

Tin「まったく、恥ずかしくないのか?」

Can「恥ずかしいって、なにがだよ? 飲み口の間接キスだから? おれたち、そんなのとっくにしてんじゃん!」


はっ、と呆れ気味に、嗤うTin。

 

あのときは、Canが恥ずかしがって逃げたんじゃん。。(笑)

スポンサーが違うから、細かく言及はできないだろうけど、あれから、さほど、経ってないと思うよ(笑)

 

Tin「お前ってやつは・・・」

気持ちわかるわ~~(笑)

 

Can「なんだよ? わかったよ、すきなだけ飲めよ。お前にやるよ」

拗ねるCan。

Tin「本当か?」

Can「うん・・・」

Tin「 お前は・・・可愛いな、本当に・・・」

それは、認めるよ。。。

 

Canの鼻をちょんちょんと小突くTin。

Can「可愛いってなにが?」

また、鼻を小突かれて、ひったくるように、ゼリーを取り返すと、またまた、おいしそうに飲みはじめるCan。


 

Tin「ゆっくり飲めよ」

ふふん、この顔。。というか、飲み方!(笑)

 

ちょっと時間経過して・・・・

 

説明いらないと思いますが、ここで、私、息を飲みました。

だめだ・・・。ど~しよう。

誰、この構図を思いついた人!

強烈な何かが、私にむかってくる~~~!

 

ああ・・・いったん、この、すっとこどっこいなBGMをとめてもらってもいいですかぁ~~~!プンプン

 

私は、このシーンを崇高な、最上位ラブシーンにしたいくらいなんです。。。

 

あ~~~、これ見てたら、何時間でも経ってしまう。。

現実逃避にはもってこい。。。

 

終わらないので、強制的に、進めます。ショボーンショボーンショボーン

 

Canの目を閉じた表情をみているうちに、Phuphaの言葉を思い出したTin。

 

~回想 声のみ~

Phupah:僕ね、パパが大好き。僕の名前も大好き。だって、僕の名前の意味はね・・・

Tul:誰かに与えた愛だ

※『LBC』では、父が与えた愛だ となってました。

 

Tulが手にしていた黒い石を、思い起こすTin。

 

自分の導き出した答えに、首を振るTin。

Tin「なんで、今になってわかったんだ。・・・・」

それは、あなたが本気で人を愛せたから・・・ですよ。

 

Tin「・・Gonhin」


~Gonhinの部屋~

パソコンで、お仕事中?

ファイルをめくっている途中で、グラスに手が触れ、床に落としてしまう。

 

ガラスが飛び散る。。。

ひざまずき、片付けている最中に、破片で指から血が・・・。

それを見ながら、昔のことを思いだすHin。

 

~回想~

Tinパパと バルコニーで話をするGonhin。

パパ「よく考えたのかね?この結論について・・・」

Hin「はい。恩知らずなことだとは十分承知していますが・・・でも、私は」

パパ「いや、そんなことはない。私が、君の家族を雇って、我が家のために働いてもらうことにしたとき、君から、なにか恩を得ようなどと思ってもみなかったよ。

君の家族は私を長年にわたり、助けてくれた人たちだ。

しかし、君がすでに決めているのなら、私が君を非難することなどはない。」

 

Hin「ありがとうございます。もう、決心したことです。」

パパ「もう、Tulは知ってるのかね?」

言い淀むGonhin。

Hin「Tulには、すでに、Vadeeと、もうすぐ生まれてくる彼らの赤ちゃんがいます」

パパ「だったら、君はどうなんだ? 君には誰がいる?」

Hin「私には・・・ここでの10年にわたる想いでがあります。」

そっと、息を吐くパパ。

パパの前に膝まづき、きちんと手を合わせて、お辞儀をするGonhin。

Hin「申し訳ありません。もうこれ以上、ここにとどまり、Tul様をお守りできず、申し訳ありません。もう、とてもできそうもありません」

Gonhinを立ち上がらせるパパ。

Hin「私は、ずっとTul様をお守りしていたかったです。ですが、もう、ここにはいられません。Tul様がずっと長い間待ち望んでいた家族を、壊すことなどできません」

パパ「Hin・・・、まず、落ち着きなさい。」

Hin「この家から、出ていかなければなりません」

パパ「いいね、君はいつでも、この家に戻ってきてもいいんだよ。わかってるだろう?Tulはいつでも、君を必要としていることを・・・。」

Hin「はい・・・でも、今はだめです。今は・・だめなんです」

大きく溜息をつくパパ。

パパ「私は、自分の息子のために、なにもしてやれない・・・」

目を閉じるGonhin。

 

年齢も境遇も何一つ共通点はないけれど、決して、人のせいにせず、ただ、あるがままを飲み込んで生きて来た人たちです。


それぞれが、それぞれの立場で、辛い想いを噛みしめてる。。。

 

このときの想いが、前回、パパに「すまない、Gonhin」と言わしめたのね。

 

パパはこんなに物の道理がわかる人なのに、どうして、長年、誤解されてきたのかな?

家長としても、父親としても、やっぱり、見て見ぬふり、放置してきた罪は、それほど重いものだってことなのか。。。

 

~ダイニング~

一人、お酒を飲んでいるTul。

下に降りて来たGonhinが立ち止まる。

Hin「Tul様」

Tul「聞きたくない」

Hinが、なにも言う前から、否定するTul。

Hin「私には、お話しなければならないことがあるんです」

Tul「聞きたくないって言っただろむかっむかっ

Hin「お願いです。私のいう事を聞いてください。

Tul「聞きたくなんかない。俺は聞かないぞ」

グラスを飲み干すTul。

Hin「明日の朝、ここを出ていきます」

思い切り、グラスを床にたたきつけるTul。

Tul「出ていかせないって言っただろ」

Hin「・・・ですが、行かなければなりません」

床に座りこみ、顔を覆い、泣き始めるTul。

同じように、膝をつき、Tulの腕に手をかけるGonhin。

Hin「Tul様。私たちには、これ以上の解決策がないことをわかっていますよね。Vadeeさんは、あなたの子供を身ごもってます。」

Tul「赤ん坊なんてほしくない」

Hin「もちろん、あなたはそうでしょう。でも、あなたは、(心の中では)その子を欲しがってます。あなたは、いつも自分の家族を望んでいたから・・・。あなたのことだけを愛してくれる誰かを・・・。そして、Vadeeさんは、あなたに、その誰かを、生んで授けようとしているんです。私が・・・決して、あなたに与えてあげられない・・・その誰かを。

お願いですから、彼女の事が必要ないなんて、言わないでください。あなたは、自分のなすべき最善の道を知っているから・・・。」

Tul「嫌だ。俺が必要なのは、お前だ・・・」

涙の滲んだ目で、Gonhinを見るTul。

Hin「それでも、私は、あなたのそばにいるわけにはいきません。行かなければなりません。そうすれば、あなたの世界は、完成するんです」

Gonhinの手を握るTul。

Tul「お前が、俺の世界なんだぞ」

俯き、ポケットから、何かを取り出すと、Tulの手に握らせるGonhin。

ああ、あの黒い石ね。


Hin「私など、こんな、ただの石ころです。どうか、どこにでも、投げ捨ててください。私には、あなたの大きな世界になる価値などありません。」

Tul「でも、お前は、俺から決して離れないって約束したじゃないか!」

Hin「今後は・・・私のことなど、必要としなくなるはずです。」

Tul「愛してる・・・Hin。愛してるんだ・・・」

Hin「でも、子供には、父親が必要です。その子を・・どうか、その子にたくさんの愛を与えてあげてください。決して、あなたや、Tin様のようにしてはいけません。もし、あなたに、生きていく理由がないと言うのなら、これが、私からのお願いだと思ってくれませんか。どうか、あなたの子供のために生き続けてください。これが、私の最後のお願いです。」

立ち上がるGonhin。

Hin「約束してくださいますか?幸せになると・・・」

Tul「できるわけないだろ・・・」

溜息をつくGonhin。

Hin「幸せを祈ってます」

無理やり、その場をあとにするGonhin。

Tul「Hin! Hin!」

(回想終わり)

 

あの時から、時間がとまったかのように生きているGonhinと、

Gonhinの言葉だけを必死にまもり、Phupahの父親として、Phupah(とHin)に愛情を注ぐ日々。

 

Gonhinの残した黒い石をじっと見つめるTul。

 

自分を石ころだと言って残していったこの石をGonhinだと思って、ずっと手の中で感じ続けてきたのね。

やっぱり、口元が痛々しいな。。Tulの孤独が身にしみる。

 

Tul「俺はいまも、自分の罪を悔やみ続けているんだよな、Gonhin? 結局、みんな俺のもとを去っていく・・・。」

 

 

★【Ep 11】3/4 雑感★

TulHinの話まで、広げてしまうと、1シリーズでは無理でしょう。

作りこむ系のドラマなので、各方面の調整とか難しいと思うけど、これもやってほしいなぁ。

愛は奥深い。。。

そのすべてを理解できなくても、そういう愛のカタチもあると知ることが、もしかしたら、別の角度でのヒントになるかもしれない。

恋愛ドラマだけでなく、いろんなドラマを見ていると、そんな風に思う事があります。。


親が子に捧げる愛

子が親を慕う愛

思いを共有する相手への慈しみ

共に道を進める幸福

相手の幸せを遠くで想う秘匿


いろいろな愛のカタチがあるなかで、あるがまま、愛する人に身を委ねることができるCanと、その信頼と温もりを一身に抱き止めるTinを見て、これもまた、一つの理想だと思ってしまいました。


 

★【Ep 11】4/4に続く★