Canの部屋の枕元の、時計つき卓上カレンダーが、4日(Wed)とだけ見えてます。

なんか、ふふふ。

 

無茶苦茶、ネタバレしまくってます。OKの方のみ、おすすみください。お願い

4分割しています。

前半未読のかたは、こちらからどうぞ

【Ep.10】 (1/4)

【Ep.10】 (3/4)


 

『AChanceToLove(LBC2)』

【Ep.10】 (4/4)

 

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またまた、雰囲気がガラリと変わるわね

 

~TulTin兄弟のパパの書斎~

メタナム様の書斎にしては・・・あんまり重厚感がないように思ったけど、ここは別宅?

 

向かい合って座る父と、Tul。

パパ「十分、考えたうえでのことなんだな?」

Tul「はい・・・決心しました。」

パパ「最後には、お前のもとに、誰も残らないとしてもか?」

小さく頷きながら、「はい」と答えるTul。

Tul「たとえ、誰もいなくなったとしても・・・です」

少し、遠くを見つめるパパ。

パパ「これが、お前の最終的な決断であるなら、それでいいだろう」

なにもかも、受け入れたっていう表情のパパ。

Tul「ありがとうございます」

立ち上がるTul。

パパ「Tul。」

呼び止められ、パパのほうに向きなおるTul。

パパ「いや、なんでもない。もう行っていい」

一礼して、部屋をあとにするTul。

 

Tulがいなくなったのち、大きなため息と・・・なんとも辛そうに、眉間に皴をよせるパパ。

パパ「Gonhin、すまなかった。誰を救うこともできなかった・・・」

パパが、Gonhinに謝ってる~~~!

 

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~Tulの寝室~

Phuphaを真ん中にして、家族川の字で眠る3人。

一人、虚空を見つめているTul。

Phuの髪をなで、額にキスをすると、静かに起きだす。

 

枕元に置いた、黒い石を手にすると、もう一度、眠っている二人を振り返る。

 

この石のこと、奥さんは絶対気づいてるよね。っていうか、いろいろ、わかってるんでしょ?

そういう気がしてなりません。

でも、わかってたら、それはそれできついなぁ。


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これが、Cantaloupe の綴りです。(笑)

 

~Canの部屋~

まだ、ベッドで横になっているCan。

・・・と言いつつ、恋人と電話中です。。。

Can「なんで、Bangna(เขตบางนา)なんかにいくの?」

Tin「親族の集まりだ・・。俺は出ない。」

微笑むCan。

Tin「連中は、すでに、うちの一族は兄貴のものだって考えてるからな。」

Can「ああ。 それでいいじゃん・・・。俺は、お前を恋しく思いながら、た~っぷり寝るからさ」

電話を切るCan。

 

Can「俺が、恋しいとか言ったら、今夜絶対、急いで会いにくるだろ・・・(笑)」

Canちゃんが・・・完璧に、彼女になってる。。。


Can「あ~、もうちょっと寝よ~うっと」

 

ふと、携帯が振動する。

手に取り、届いたメッセージを確認するCan。

Can「Tin?・・・・おい!」

飛び起きるCan。

目を閉じ、呼吸を整えようとする。

Can「落ち着け・・・Can、落ち着くんだ」

深呼吸しても・・・また、目を開いて、映像を見てしまうCan。

※画面は映されませんが、女性の喘ぎ声が視聴者には届いてます。。。

 

Can「くっそ~、これが落ち着いていられるか!」

ベッドから転がり降りるCan。

 

階段を駆け下りると、脇目もふらず、一目散に表に向かう。

やっぱり、CanというかPlanくんって、後ろ姿だと印象、違うよね。


リビングの掃除をしていたママが「どこにいくのよ、Can?」と声をかける。

 

Can「Tinの家に、あるやつをぶっ殺しに行く。今日は、家に戻らないよ。俺が警察に捕まったときのために、保釈金だけは用意しておいて!」

それだけ言うと、さっさと出ていってしまうCan。

 

目を白黒させるママ。

ママ「な、なんなの、あのバカ息子!」

ちらりと足元に座るGucciに声をかけるママ。

ママ「あんた、あの子に噛みついたりしたの? どっかおかしいんじゃないの?」

Gucci、濡れ衣を着せられる。。。(笑)

 

しばらくたって・・・Canの家の外に、Tinが立っている。

あれ、バンナーに行ったんじゃないの?

 

チャイムを鳴らすTin。

ママ「ちょっと待ってね~。まぁ、Tin!」

ママが通用門を開ける。

Tin「こんにちは」

ママ「こんにちは。あら、Canはあなたが来るって知ってたのかしら?」

Tin「いえ、違うんです。ちょうど通りかかったので、ちょっとお菓子でもと思って、寄ったんです」

感激するママ。

ママ「まぁ~どうもありがとう。Tin、あなたは本当にいつも素敵だわ!でも、今度からは、何も持ってこなくてもいいのよ。」

Tin「はい・・・。で、Canは家にいます?」

ママ「ああ、そうだったわ。そう言えば、あなたがうちにくる1時間ほど前だったかしら、あなたの家に行くって言って出ていったのよ。会わなかった? ここに来る途中で、すれ違ったんじゃないかしら。あと、こんなことも言ってたわ。・・・そうよ、あなたの家に行って、誰かを殺してくるとかなんとか。はっ、うちの子ったら、どんどんバカになってくみたいに思わない?友達に、こんなあなたみたいな素敵な人がいるっていうのに、どうして、殺したいなんて、物騒なこと・・・あはは」

ママの陽気な笑い声を聞きながら、嫌な予感しかしないTin。

Tin「すみません、これで失礼します」

手を合わせて、すぐさま、車に向かってしまう。

ママ「え? あら、Tin。もう帰っちゃうの?え? どういう・・・、今日は一体全体、みんな、どうしちゃったのかしら?」

Tinの車を見送るしかないママ。

 

*********

さて・・・

~Tinの自宅~

 

Tulと、Klinさんが玄関から出てきました。

Klin「さ、ジャケットをどうぞ」

ジャケットを、Tulに着せるKlinさん。

Tul「今日は、帰りが遅くなります。おばさんは、先に休んでいてください。僕が戻ったら、戸締りをしますから」

Klin「お気遣いなく。お戻りをお待ちしてますから・・・」

笑顔のKlinさん。

 

その時、背後から、「Tul!」と声をかけるCan。

 

Tul「Can、Tinなら、今日は家にいないぞ」


問答無用で、Tulを殴りつけるCan。

慌てて、とめに入るKlinさん。


Klin「Tul様!」

さらに、Tulに挑もうとするCan。

Can「くそ野郎! なんで、こんなことしやがった! おい、自分がどんなに最低野郎か、わかってるのか?」


もう、制御不能に陥ってるCanを、後ろで必死にとどめるKlinさん。

Can「放してください」

暴れまくりながら、「こんなんで、俺がお前を信じるとでも思ったか!」と絶叫するCan。


Tul「俺がなにをしたって?」


Can「全部だ! もう、Tinには構うな! くそ野郎!」

Klin「Can様、おやめください」

Can「放して!」

Klin「お願いします・・・」

 

パパ「ここで何をしてる!」

騒ぎを聞きつけて、パパが玄関から出てきました。

パパ「何をしているのか、説明しなさい!」

 

父親とCanの両方を見るTul。

そのまま、自分を睨みつけているCanを見つめる。

 

いたたまれず、後ろに控えているKlinさん。

ただひたすら、まっすぐ、Tulを見据えているCan。

 

★【Ep 10】4/4 雑感★

届いた~~~!って、Canのリーチです。

Canの身長で、Tulを殴れるのか、と、話題になってましたが、高さ的には、顎というか、口元でしたので、無事、Hitしましたね。

これは、先に、映像やら画像やらが制作サイドからも、ネタバレ放出されていたので、みんな、楽しみにしていたと思います。(笑)

 

みんな、喧嘩好きだなぁ(笑)

 

パパとお兄ちゃんの会話の詳細は、次回Ep.11でたっぷり描かれるので、ここはさらっと。


Canの迫力、表情だけでもすごかったですね。

Tinに言われた「言っちゃダメなワード」しか口から出てこない状態!(苦笑)

まさに、突破口というか、風穴(かざあな)をあける存在なんだなぁと感じます!


あまり意識はしてませんでしたが、私は、Typeといい、Canといい、彼を守りたい一心で、闘いをいどむヒロインが好きなのかな?

おそらく、そういう嫁の向こう側で、どーんと構えているようで、常にハラハラしてる旦那をターゲットに見ているせいでしょうか。(笑)


 

★【Ep 11】1/4に続く★