『人生で必要なことはすべて幼稚園の砂場から学んだ』~ロバート・フルガム~
『人生で大切なことは、みんな“俺の母さん”から教わった』~キャンタロープ~
“砂場”であろうと、“俺の母さん”であろうと、“身近で大切な存在”のある人生は、それだけで豊かです。
無茶苦茶、ネタバレしまくってます。OKの方のみ、おすすみください。![]()
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『AChanceToLove(LBC2)』
【Ep.05】 (2/4)
~カフェ~
ビニールに入った携帯電話を差し出され、きょとん顔のCan。
Tin「おまえの電話だ・・・」
一目見て、天国に召されたということがわかるCan。
Can「はぁ?」
今朝までは、ピンピン元気で、一緒にいたよね?(笑)
Tin「お前、俺の車に忘れただろ。それに気づかず・・・ドアを開けたときに、落としてしまったんだ」
Can「車から、落ちただけなんだよな。なんで、こんなにボロボロになってんだ?」
Canにしては、するどい指摘(笑)
素知らぬ顔で、コーヒーを飲むTin。
Tin「十輪トラックがぶっつぶしていった」
Can「十輪トラック?!」
Canの反応の大きさに、適当にしては、ちょっと盛りすぎたか、と、焦るTin。
Can「ああ~、息子よ~。こんなにすぐ、お前と離れることになるなんて思ってもみなかったよ。8か月と10日と28時間しか一緒に過ごせないなんて・・・思ってもみなかった」
いきなり、壊れた電話を擬人化し、嘆き始めたCanを不思議そうに見つめるTin。
Tin「一日は、24時間しかないぞ・・・」
Can「黙れ!」
成仏を願うように、携帯を手に取るCanが面白くて、笑ってしまうTin。
さっと、テーブルの上に、紙袋を乗せる。
なるほど、さっきのお買い物は、携帯だったというわけね。
今回は、携帯会社が『LBC』の時みたいに、そこまでのスポンサーじゃないから、エピソードそのものが吹っ飛んだかと思ってたのに。。
Tin「おまえにだ・・・」
Tinの言葉など耳に入らないCan。
Can「邪魔するな・・。今、息子の喪に服してるんだ」
さすがに呆れるTin。
Tin「これは、おまえにだ・・・」
顔をあげるCan。
Tin「新しい携帯だ。お前のために買った」
それを聞き、憮然とするCan。
Can「おい、Tin!前にも言ったよな。お前は、俺を金では買えないって。持ち帰ってくれ。俺は、そんなの欲しくない。」
乱暴に、席を立つCan。
Tin「Can! 待てよ」
慌てて、後を追うTin。
~店の外~
Canの後を追って出て来たTin。
Tin「Can、待て!Can! Can!」
Canの腕を必死につかむTin。
Tin「俺、なにか悪いことしたか?」
Can「放してくれ」
Tin「いやだ。話をしよう。」
Can「俺は、他人に金を投げつけるような奴と話しなんかしたくない」
Tin「俺がいつ、おまえにそんなことをした?」
Can「お前が、新しい携帯を俺に買ったじゃないか!それが、お前の、問題を解決する方法なのか? はぁ? お前、俺にまったく、謝るつもりはないのか?なんでも、金で解決できると思ってるのか?」
Canの手首をつかんでいた手を放すTin。
とにかく、自分に対して明確に怒りをぶつけてくるCanに対して、自分の真意を伝えたいTin。
Tin「俺は、自分がしてしまったことを償いたかった」
Can「俺は、そんなことしてほしくない。」
Tin「俺がお前の携帯を壊したんだから、新しいもので、お前に償わなきゃならないだろ。」
Can「でも、お前は落とすつもりじゃなかっただろ。俺は、お前がどう育てられたかは知らない。でも、俺は、お前にただ、ごめんって言ってほしかっただけだ。そんなことも言えないのか? ただ、ごめんって言えよ!」
Tin「それだけか?」
Can「ああ、それだけだ。」
ちょっとだけ、躊躇って「ごめん・・・」と目をそらして謝るTin。
Can「もう一度だ」
ここ、自分の内面をさらけ出しても、なにも怖くないよって促すようなCanの目がすごくいいよね。
真実を口にすることは、恐怖を伴うことだってわかってるのかな。
Tin「俺が悪かった」
今度はちゃんと、Canの目を見て謝るTin。
Can「それでいいんだ。覚えておけ。お前がなにか悪いことをしたら、お前は、ごめんなさいって言わなきゃだめなんだ。俺の母さんが俺に教えてくれたことだ。俺の携帯を壊したことと、俺の顔を金で叩いたことは、これで許すよ。」
Canママ、あなたの教育がどんどん広がって、よそ様のお子さんを5歳から教育しなおしてますよ。。。
Tin「そんなつもりじゃなかった。」
Can「でも、お前は買っ・・・」
Canの言葉を遮るように、声をあげるTin。
Tin「俺は、お前の電話番号が欲しかったんだ」
ん?と思考停止するCan。
かっこつけしいのTinにしたら、ちょっと恥ずかしくて、言いづらいよね(苦笑)
Tin「俺は、お前の電話番号が欲しかったんだ。だから、お前の携帯を壊した」
Canちゃん、意味、わかる?
やっぱり、すぐにはピンと来てないCan。
Tin「お前の新しい携帯には、すでに、俺の番号が入ってる。(俺も)お前の新しい番号はもう登録した」
目をぱちくりするCan。
Can「お前・・・たかが、そんなことのために新しい携帯を俺に買ったのか?」
呆れたように、大声を出すCan。
Canなりに、じっと考えてたのね?
でも、状況がわかっただけで、Tinの真意はわかってない?
Tin「言っただろ?」
Can「俺に何を言ったんだよ?覚えてられないよ。バカだから。もう一度言ってくれよ」
少しだけ、Canに近づくTin。
Tin「お前を口説くって・・。だから、お前の番号が欲しかったんだ」
Can「・・・・・・・」
キャパオーバーを起こしかけてます。
Can「お前みたいな傲慢な男が・・・俺に携帯を買ったのは・・・俺の番号が欲しかったから、だと?」
Tin「俺が考え付いた唯一の方法だったんだ・・・」
Tinの切実な目をみて・・・言い返そうとした言葉を飲み込んだCan。
これができる子だから、私は、多少幼かろうが、Canのことを評価しているのだ。
Can「ああ・・・受け取るよ。」
手を差し出すCan。
一瞬、Canの言葉の意味がわからないTin。
Can「くれるの? くれないの? いいから渡せよ」
ショッピングバッグをCanに渡すTin。
Can「でも・・・ちゃんと金は返すからな。どんなことでも、お前に借りを作りたくない。」
相変わらずのCanに笑ってしまうTin。
Can「なに、わらってんだよ。カフェに戻るぞ。俺、まだ、アイスココア、飲み終わってないもん」
なんだかんだで、Canになんとか、わかってもらえたみたいで、安堵の溜息をつくTin。
この溜息の付き方が・・・もう、Tinが最初のころとは完全なる別人(笑)
~帰り道?~
あら、珍しい取り合わせだよね。
P'NoとJobです。。
歩きながら、電話をかけているNoと、ゲームしているJob。。。
途中まで帰るにしても、一緒にいる意味あるのか(笑)
No「なんで、あいつは電話に出ない?」
隣で、ゲームに夢中のJobが抱えているお菓子をとりあげ、「ちょっともらうぞ」と食べるNo。
Job「先輩・・・。食べてもいいですけど、ゲーム用のコードは盗らないでくださいよ」
ああ、この間、Maiが言ってたお菓子ね。
Bentoだっけ。。。
パッケージを確かめるNo。
Job「トレイの裏ですよ」
「俺、やらない」と、Jobに戻すNo。
それよりも、電話のことが気になる様子。
Job「どうかしたんですか?そんなに深刻な顔して。。。」
No「Canが電話に出ないんだ・・・」
Job「ああ!Canは携帯を変えたばかりですよ」
No「ああ~!そうだった。あいつ、新しい携帯に変えたいって言ってたな。でも、あいつに、そんな金なんかないだろ。臨時収入でもあったのか?それに、なんで、番号も変えなきゃならなかったんだ?」
Job「たしかに先輩の言う通りですね。誰かが、あいつのために新しい携帯を買ったのかも・・・。俺みたいに・・・。俺、あの可愛い~看護師さんに新しい携帯を買ったばっかりなんですよ」
あの・・・が、どの看護師さんなのかは、わかりませんが(笑)、もしかしたら、そういうエピがあって、カットになっちゃったのかも。
『LBC』を訳してて、看護学部が人気が高いのは、なんとなくわかった(笑)
スポーツ科学部は、基本、運動部所属だろうから、ケガはつきものだしね。。。
でも、Jobってそういうキャラだったんだ(笑)
No「そうかよ・・・」
Job「あ、P'No!」
No「ん?」
Job「あの時の話・・・、先輩のことを欲しがってるって奴、誰なんですか?」
いきなり、話題が変わり、不思議がるNo。
No「俺たち、Canの話をしてたんだよな。なんで、急に俺の話を?」
Job「うわ~、先輩は、この件を俺に話さなきゃ!教えてくださいよ!」
ぐいぐい、迫るJob。
No「あ~~~~」
Jobが小脇に挟んでいたお菓子を取ると、口に入れ、「話せないよ。今、噛んでるところだ。全然、話すの無理~」と逃げ出すNo。
逃げ出すのは得意って・・・Nicも言ってたね。
Job「ほぉ~、なんで、俺と秘密を分け合ってくれないんだ?」
っていうか、なぜ、分け合わないといけないの?
「あ、しまった、ゲームのアイテムが足りなくなっちゃった」
お菓子のパッケージからゲームコードを入力して、アイテムをゲットするらしいです。。。
★【Ep 05】2/4 雑感★
Canは「おともだち」のことを、盲目的に信じる。
Canの「おともだち」になれば、自分を信じてもらえる。
それこそ、Tinが渇望しているものだから、なんとしてでも、Canを手に入れたい。
この三段論法が、突然、TinがCanにしがみつくことになった大きな柱かもしれませんが、やっぱり、好きになる相手は、どこかで心を大きく動かす、他の人にはない何かを持ってるんですよね。
紙一重なのに、明らかに違う。
そして、必要以上に、Canが幼く描かれてきた理由が、Tinに欠落していた「小さなときに身近な人から教わる大切なこと」を習得しなおさせるためだったとは・・・。
やっぱり、うまくできてますね。
そういえば、このドラマとは関係ありませんが、幼稚園の頃の“初恋”って、大抵、思春期以降になって話すと、それは本当の恋愛じゃないみたいに馬鹿にされることが多いかもしれませんが、案外、「お腹にトンボ」って感覚の源は同じなのかもしれないです。。。
それを明確に表すべき、語彙力がなく、感情と記憶が薄れてしまっているだけで・・・。



















