さぁ、せっかくの4連休、涙は、究極のデトックスですよ♪

『HOPE』 いい曲なんですけど、あまり頼りすぎてもアカンよなぁ・・・。



本格的なネタバレをしてますので、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

4分割しています。

前半未読のかたは、こちらからどうぞ

【Ep.03】(1/4)

【Ep.03】(2/4)

 

『AChanceToLove(LBC2)』

【Ep.03】 (3/4)

 

~バー~

もうね、この間のバーのシーンと、一体、どこが違うのか、それすら、わからないですわ~~。

 

浴びるように、ウイスキーを飲み続けているAe。

今日は、Bowじゃなくて、Pondがついています。

Pon「Ae!!もうよせって!お前、死ぬまで飲み続けるつもりか?」

Ae「死ぬまで飲んでやろうか。いい考えだと思わないか?」

Pond「Peteは、こんなお前の姿を見ても、決して喜ばないぞ」

Ae「あいつは、俺のもとにいないじゃないか。あいつはここにいないんだぞ。おい、聞いてるのかよ?あいつは、もうここにはいないんだ」

また、グラスに手を伸ばそうとするAeを止めるPond。

Pond「よせって言っただろ」

Ae「ほっておいてくれ!」

Pond「くっそ~~、一体、どうすりゃいいんだよ!」

連日連夜、八方ふさがりのPond。

 

そこへ、Maiが姿を現す。

Pond「おい、Mai・・・。ここだよ」

Mai「どうしたんだよ?」

Pond「助けてくれよ。俺じゃ、こいつを止められないんだ」

第2話のファーストシーン、Pondが電話をかけた相手は、このMaiだったのね、きっと。

 

席に座るなり、「おい。どうしたんだよ、ちび」とAeを小突くMai。

ごめんね、Maiのキャラが突然出て来たので、よくわかんないんだけど。。。

とにかく、強気男子なのはわかった。。

 

Pond「いつから、こんなふうに飲んでるか、わかんないんだ・・・。いつもは、こんなに飲む奴じゃないのに。自分の健康管理には気を遣う奴だって言うのに。でも、今のこいつを見ろよ。」

じっと、Pondのいうことを聞いていたMai。

 

Mai「お前の言ってるのは、ただの説教じゃねぇか。今のこいつが聞き入れると思うか?酔っぱらってんだぞ」

Pond「じゃ、俺にどうしろって言うんだよ」

乱暴にグラスを置くAeを掴みあげるMai。

Pond「お、おい、こいつに何する気だよ、お前!」

慌てて、止めに入るPond。

Mai「俺と一緒に来い、ちび」

Pond「なにするんだ」

Mai「俺と一緒に来い」

Ae「放せよ!」

Pond「Mai!!」

Aeを引きずりだそうとするMaiの後を追いかけるPond。

 

~サッカー場~

Mai「こっち来い!」

そのまま、ゴールポストにむけて、Aeを放りだすMai。

いとも簡単に、芝生の上に、転がされ、倒れ込むAe。

 

Mai「ボール、持ってきてくれ、Pond。 いいから、早く・・・」

Pond「わかったよ。ちゃんと、こいつのこと、見ててくれよ。こいつとケンカすんなよ。今、こいつ、正気じゃないんだからな」

Mai「わかってるよ」

 

倒れているAeのもとに、しゃがみこむMai。

Mai「うわ、これが俺のダチか?」

酔っぱらって、荒い息で横たわっているAe。

Mai「犬のほうがまだ、ましって感じだよな」

Ae「うるせぇ、ほっておけよ」

Mai「おれだって、口出しなんかしたくねぇよ、お前が俺の友達じゃなければな・・・」

Maiの強い叱咤にも、答えられないAe。

そこへ、Pondがサッカーボールを持ってやってくる。

Mai「かしてくれ。」

Pond「お前、これで、何する気だ?」

ゴールポストから少しずつ後ろに下がったMaiが芝生の上にボールを置き、構える。

Pond「おい、おい、おい、おい、待てよ! Mai、止せ」

容赦なく、倒れているAeに、ボールを蹴り当てるMai。

Pond「Mai!!」

一応、頭を守る姿勢はとっていたものの、痛さにうめくAe。

Mai「お前、サッカー好きだったよな?起きろよ!なんで、戻ってきて、お前の好きな運動をやろうとしないんだよ」

Pondが、Maiのほうを見たり、Aeの方をみたり、真ん中で、右往左往状態。。。

Mai「どれだけ、自分をボロボロにすれば気がすむんだよ?俺の友達のAeって奴はな、そんな弱い奴じゃねぇんだよ!」

そう言いながら、また、ボールを掴み、少し離れる。

Mai「前は、そんな負け犬みたいな奴じゃなかったぞ。」

今度は、ガチで、頭に当たる。。。

Pond、気が気じゃない。。。


Mai「お前の彼氏が、今のこんな惨めなお前を見て、喜ぶとでも思ってるのか?あ? 言ってみろよ。答えろよ!ちび! お前、いつまで、こんなふうにしてるつもりだ?」

Aeの側まで近寄り、言葉を続けるMai。

Mai「俺の友達のAeはな、こんな脆い男なんかじゃねぇぞ。は?」

Aeの肩を掴みあげるMai。

Mai「起きろよ!」

なんとか、Aeを立たせると、「お前の彼氏は、お前の元を去った。お前の元からいなくなった。お前を助けたかったからだ!お前、こんな風に自分を傷つけたりしたらだめだろ・・・。彼が喜ぶとでも思うのか?」

Ae「俺、もう、どうしていいのか、

わかんないんだよ。どうすればいいのか、わかんないんだ。どうなろうと構わないんだ。」

Mai「くそったれ!だったらな、お前がちゃんと目を覚ましたら、俺が死なせてやるよ」

ぐっと、Aeの身体を抱きしめるMai。

Pond「ああ、そうだよ。もう、自分を傷つけるのはやめてくれよ。もう、こんなお前の姿、見てられないよ」

後ろから、MaiとAeの両方を抱え込むように、抱き着くPond。

泣き続けるAeの頭をずっと撫で続けるMai・・・と、二人にしがみつき、大泣きしてるPond。

 

~翌朝~

目をこすりながら目を覚ますAe。

自分に、抱き着いて眠ってるPondに気づく。。。

 

(ね、この軽めな感じのBGMが流れると、ほっとするよね(笑))

 

うん、絵面的には、すっごく面白いんだけど、例え、この2人が全裸で寝てても、絶対に、何もおきてないって言い切れるわ(笑)

 

邪魔だと言わんばかりに、無言で、足でけり落とすAe。

 

Pond「なんだ?何が起こった?」

ねぼけ眼で振り向いたPond。

Pond「なんだよ、ちび!俺をベッドから蹴り落とすなんて・・・」

Ae「なんで、だめなんだよ? 一体、どういうわけで、俺のベッドで寝てたんだ?」

Aeの記憶が完璧にないことが判明。。

 

そして、謎のおっぱいTシャツを着てるPond(笑)

『LBC』の映画館のときには、貝殻ブラTシャツ着てた。

覚えてる私も私だ!

 

Ae「昨日の晩・・・」

Mai「おまえら二人、いくら言っても、抱き合うのをやめなかったんだよ」

一人、冷静に説明するMai。

Pond「ああ、そうだよ。お前が俺に抱き着いてきたんだ。。で、それ以上のこともな・・・。ああ、俺たち、おしまいだ!」

だからね、どんなにAeが正体をなくしてても、君のことは抱かないよ(笑)

 

Ae「なんで、お前がここにいるんだ?」

Maiに訊ねるAe。

Mai「こいつ・・・・。お前の嫁が、来るように俺を呼んだからだろ!」

嫁扱いのPond。。。

Ae「こいつは、俺の嫁じゃねぇ」

そこはしっかり否定するものの、まだ、全然、頭が働かないAe。

 

Mai「お前、制服どこだよ?」

Aeの首元を掴み、ベッドから立たせるMai。

Pond「おい、Mai。俺は、こいつを助けてくれって頼んだけど、傷つけろとは言ってないぞ」

あくまでも、暴力拒否派なPond。。。

それを聞き、そんなんじゃないとばかりに、Aeの首元から、手を離すMai。

Mai「俺だって、Pondが俺に、自分の代わりになんとかしてくれって、しつこく言ってこなかったら、こんなところに来ちゃいねぇ」

 

Ae「俺は、お前の助けなんて求めてない・・・」

まだ、言うか・・・って感じのMai。

Mai「おい、ちび。腹を割って話そう」

Ae「俺は、ちゃんと言っただろ。お前の助けなんか借りるつもりはない」

間に入るPond。

Pond「おいおい、二人とも落ち着けって。ともだちじゃん」

 

Mai「Ae。友達ってなんのためにいるんだ?」

Ae「・・・・・・・」

答えられないAe。

Mai「お前は、他人のことをよく面倒みてたよな?だったら、なんで、俺たちのことには気を配らないんだよ。俺たち、お前のことを、すっげぇ心配してる。Pondを見ろよ!

 

ああ、だめだ・・・私、ボロ泣きだ。

 

Mai「こいつが、お前のことをどれだけ心配してると思ってんだ!」

Ae「・・・・・」

顔をあげられないAe。

Mai「俺たちのこと、少しでも考えたか?俺たちは、みんな、お前が苦しんでるのを知ってるよ。お前は、あいつらのこと、どう思ってんだ?あいつらの気持ちなんて、どうでもいいのか? は?」

Ae「・・・・・・・・」

ここまで言われても、黙ったままのAe。

そっと、Aeの肩に手を置くPond。

Pond「俺たち、すっごく心配してるんだ」

Pondのほうに視線をむけるAe。

Mai「ちび。俺はな、お前に、悲しむのをやめろって言ってるんじゃない。でもさ、俺たちを頼ってくれよ。わかるか?

それでも、Aeは首を縦にふらないの。

 

Mai「俺がお前に一番、怒ってることはなにか教えてやろうか。お前が俺に、一緒に飲もうって誘わないことだよ!」

そして、Pondにむかって、「まったくよぉ、もったいないじゃん。せっかく(飲める)機会なのに。お前も、俺を誘いやしねぇ。俺、どうすりゃいいんだよ。」

Pondだけでなく、さすがのAeも笑ってしまう。

 

Ae「お前って、いっつもこうだよな・・・くそったれ」

Mai「自分の心は、自分で癒すしかないんだ。でも、なんで、俺を一緒に誘わないんだ?畜生」

Maiっていい奴だね。。。

 

~大学に向かうPondとMai ~

Pond「しっかし、あんな風に、Aeにめがけて、ボールを蹴飛ばすなんて、信じられない奴だよな」

Mai「あいつは、サッカーには目がないからな。だから、それを利用して、目を覚まさせようとしただけだ」

Pond「お前・・・、もうあいつがちゃんとすると思うか?」

Mai「さぁな・・・」

Pond「なんだよ、助けてくれって頼んだじゃん」

Mai「知るかよ。俺の役目は、あいつをバーから連れ出すことだ。あいつ、あんなに酒を無駄飲みしやがって・・・。あいつは、酒の楽しさを全然わかってねぇ」

Pond「たしかにな・・・。」

うわ~ん、やっと、Pondらしい笑顔が見れたよ(涙)

ありがとう、Mai!!

 

Pond「お前みたいな酒飲み、他に誰がいるんだよ。大抵、バーからお前を連れて帰るのがAeだったからな。だから、あいつに仕返ししたかったんだろ?俺が知らないとでも思ってるのか?俺を誰だと思ってんだよ。俺は、全てを知る男、Pond様だぞ」

 

~AeとPondの寮の部屋~

PondとMaiが大学に出掛けていっても、まだ、部屋の中にいるAe。

携帯の画面をじっと見つめている。

ベッドにもたれ、じっと目を閉じ、考えている。

本当は、Pondの心配も、Maiの言葉も、そして自分が何をすべきなのかも、わかってるんだよね。。


少しずつ、少しずつでいいから、前を向いて。。。

 

ぱっと、目を開け、一瞬だけ、携帯の画面に目をむけ、まっすぐ前を向く。

 

おもむろに、ベッドから、起き上がるAe。

 

★【Ep 03】3/4 雑感★

Maiの株、急上昇でしたね。

正論ぶった正義漢ってわけじゃなくて、友達思いで、荒療治が必要な時には、自分が悪者になってでもやる。

普段は強面みたいに思われてるかもしれないですけどね。

突如、出て来たキャラですが、評価高いです。

 

Maiの口から、Pondの名前を出された時には、耐え切れずに、泣きました。。。

今は、その実態も理由も必然もわからないAeの悲しみよりも、それを見守るPondのほうに感情移入してしまうことが多かったので・・・。

誰でもいいから、この、あまりにも不憫で無力なPondのことを、どれだけ優しくて、友情に厚い奴なのか、言及してほしかったから。。。

 

「お前の元からいなくなった。お前を助けたかったからだ!」

このMaiの言葉の意図する状況はなんでしょう?


原作を含め、いろんな解釈が提示されてますが、正直、どれもストレートに受け止めきれず。

いやいや、そんな理由じゃ、もっと他の方法を見いだすでしょう、と否定したり、悪いけど結構、勝手にハードルあげてます。(苦笑)


 

★【Ep 03】4/4に続く★