笑顔を忘れた男Tinを微笑ませるCan。。。
TinCanの魅力がどんどん溢れてきて、嬉しいかぎり♪
無茶苦茶、ネタバレしまくってます。OKの方のみ、おすすみください。![]()
4分割しています。
前半未読のかたは、こちらからどうぞ
『AChanceToLove(LBC2)』
【Ep.03】 (2/4)
一人、サッカー場の近くにやってきたTin。
しかし、すぐに、首を振ると、引き返そうとする。
振り返ったところに立っていたのは・・・
Can「また、お前か?」
今のCanちゃん、ちょっとイラだってます。。。
Can「俺は、まだ、お前のしたことにカタをつけた覚えはないんだ。今、俺の生活がどんなにメチャクチャなことになってるか、知ってるか?妹には怒られるし、教授からは、授業を落とすって言われた。友達には、笑われるし・・・それも・・・(周囲を見回し、声を潜めると)お前がキスしたせいだ」
思わず、唇を手でさわってしまうCan。
相変わらずのマシンガントークが終わるまで、じっと待っていたTin。
顔には一切出さないけど、Canが、こんなにまで、心乱している様子に、内心、ゾクゾクしてるんだよ、この男(笑)
Tin「Aeとか言う奴はどこにいる?」
Can「お前、Aeの友達なの?」
急に話題が変わると、口調まで変わっちゃうCan。
Tin「いや」
ん?と不思議に思うCan。
Tin「・・・・俺には、タイ語コースの奴と友人になる理由などない」
やっぱり、Peteのメールが関係してるのかな。
Can「おい・・ お前、俺の友達をバカにする気か? もし、お前が Aeをバカにするつもりなら、俺、まず、お前の顔をぶん殴るぞ」
まっすぐに、Tinを非難するCan。
Tin「どうでもいい。。。お前ら、本当に惨めだよな」
Tinの腕を掴み、足をとめさせるCan。
Can「俺はな、自分の友達を侮辱されるのが我慢ならないんだ。お前がいくら、俺のことをバカだとか、まぬけだとか、汚いとか言おうと、それは構わない。好きにしろ。でも、俺の友達を侮辱する権利はお前にはない。
一体、なんの文句があるんだよ。なんで、そう、周りの人間に敵対するんだよ?誰が、一体、お前をこんな風にさせてるんだよ。お前がこんな風になるまで、そんなに、世の中がお前にひどい目に合わせたのかよ?!」
Canの必死の追求にも関わらず、言い争う気もないと言った様子で、両腕を払ってみせるTin。
Tin「お前が言ったとおりなのかもしれないな・・」
Can「お前にはいろいろ言ったけど、一体、どの言葉のことだ?」
Tin「愛されてない子供・・・」
それだけ言うと、引き返していくTin。
そのTinの後ろ姿をじっと見つめているCan。
その一言で、Canは、自分の言葉の過ちの重みに気づいたのね。。。
足早に、止めていた自分の車に乗り込むTin。
すぐさま、エンジンをかけ、発進しようとしたところに、急に、前にCanが飛び出し、行く手を塞ぐ。
さすがに、本気で轢くところだったTinが、かっとなって車から降りてくる。
Tin「お前、狂ったか!死にたいのか?こんなことしたらどうなるかわからないほど、お前はバカなのか?!」
Can「ごめん。。」
Tin「なにが?」
Can「ねぇ・・・悪かったよ。 うまく言えないけど、わかってるんだよ。愛されてない子だなんて言っちゃいけなかった。ごめん!ね、ね、ね、許してくれよ。」
この時の、こんなに無防備に自分をさらけ出すCanを見て、なんだ、こいつは・・・っていう世にも奇妙な生物をみるようなTinが素敵(笑)
なにより、自分の心臓が、いまだかつてないほど撥ね飛んでるんだよね。。。
Can「だけど、お前が先に始めたんだぞ。罵ったりしてさ。でも、俺、お前のことを責めるつもりじゃなかったんだ。俺が悪かったんだ。頼むから、俺のこと、怒らないでくれよ。でないと、今夜も眠れなくなっちゃう。絶対、怖い夢見るんだよ。俺、他人の気持ちを傷つけたままでいたくないんだ。ね?」
Tinが捕まれた手を解こうとしても、絶対に、放さないCan。
Tin「・・・・・・・」
なんとか、Tinの許してもらおうと、にっこり、わらいかけてくるCan。
Can「これで仲直りだよな」
ここ、Canがとびっきり、可愛い。。。!!
本能に訴えかけてくる可愛らしさ。。。っていうのかな、こういうのって。。。
どんな猛獣も、赤ちゃんのことは襲わないっていうあれみたいな感じ?
Canの額に、手を置くようにみせて、払いのけるTin。
Can「ん! なにすんだよ?」
少し痛そうに、額をおさえてみせるCan。
こまったちゃんの顔を見て・・・
もう無理、限界(笑)
あまりのCanの無垢さに、つい、笑みが顔に浮かんでしまうTin。
ほっとするCan。
Can「もう、俺のこと、怒ってないよな?」
指切りをするように、小指をTinの前に、笑顔で、差し出すCan。
Tin、平気な素振りをしているけれど、心臓わしづかみされてるよ、きっと。
Tin「お前には怒っても無駄だ。 もう帰るからな。。。 Can」
そういうと、再び、車に乗り込むTin。
宙に浮いた小指・・・・。
ふてくされながら、小指をしまうと、思わず、笑いがこみ上げる。
Can「ようやく、俺の名前を覚えたな・・・」
CanはCanなりに、このTinとの、まだ名前のない関係を、ちゃんと受け入れたって感じ。。
クラクションを鳴らされ、驚いて、「うわ、仏様!」と叫び、車道からとびのくCan。
心臓を押さえ、数歩、下がると、Tinの車が音もなく走りだす。
Can「おーい、また、俺を怖がらせたな! くそったれ」
文句を言いつつ、見送るその顔は、とても晴れやかな笑顔です。
~Tinの自宅~
家に帰ると、甥っ子くんが飛び出してきました。
兄Tulの息子です。
「あ、Tinおじさん。どうして、こんなに遅くなったの?僕、ずっと、待ってたんだよ。会いたかったよ」
こんな優しい顔もできるじゃん。。
っていうか、これが、Tinの素なのよね。
Tin「俺も会いたかったよ。一人でいるのか?」
Phupha「うん。パパはいないんだ。まだ、お仕事なんだよ。ママはおばあちゃんに会いに行ったんだよ。僕一人で、すごく寂しかったんだ」
そこへ、家政婦さんがやってきました。
名前は後で出てきますがKlinさんです。
「Phupha様。ここにいらしたんですね。こんなふうに(家の中を)駆け出したりなさらないでください。私はもう年寄りなんですよ。一緒には、ついていけません。」
「だったら、ついてこないでよ。僕、頼んでないでしょ。(Tinに) 駆け出すってどういう意味?」
とTinに訊ねるPhupha。
Tin「お前が突然、部屋から走って飛び出すってことだ。。。(家政婦さんに) 家には誰も?」
家政婦「ええ、まだ、どなたもお帰りではありません。奥様は、先に別宅にお寄りになると言われました。Phupha坊ちゃまをお預けになってお出かけになられました。」
Phupha「みんな、すぐ、僕を一人にするんだよ」
苦笑するTin。
家政婦「そんなことおっしゃらないでください、Phupa様。さぁ、私と一緒に行きましょう」
Phu「行きたくないよ。Tin叔父さんと一緒にいたいんだ」
ちらりと、どうなさいますか?と、Tinを見る家政婦さん。
Tin「OK。僕が面倒をみるよ」
家政婦さん「わかりました。それでは」
甥っ子の肩を抱き、「さ、向こうにいって、遊ぼう」と言いながら、リビングに入っていく。
ソファに座って、おしゃべりをするPhuphaとTin。
Phu「Tinおじさん、ママと一緒に行っても全然、面白くないんだよ。だから、すぐに家に帰りたかったんだ。僕はパパが大好き。おじさんのことも好きだよ、Tin叔父さん。こっちのほうがかっこいいもん」
Tin「どうして?向こうには友達がいないのか?」
Phu「いないよ。僕、友達なんて全然ほしくない。僕、パパと一緒にいたいだけなんだ・・・」
こんなに、小さくても、Phuphaもそれなりに抱えてるんだね。
Tin「そんなに寂しいのか?」
Phu「おじさんは?」
Tin「・・・・・寂しがるべきなのかな?」
Phu「もちろんだよ。もし、誰も一緒にいない時は、僕のことを考えてね?わかった?」
Tinが頭を撫でる。
Phu「あ~、髪がくちゃくちゃになっちゃったよ」
Tin「そうか?」
Phu「パパ、いつ帰ってくるかな?」
Tin「なぜ?」
Phu「だって、僕、会いたいもん」
Tin「そんなに好きなのか?」
Phu「うん、パパ、大好き。すご~く大好き。僕、パパのことが、これくらい大好き!」
手を広げて見せるPhupha。。。
Phu「僕ね、自分の名前も好き。だって、Phuphaって・・・」
Tul「・・・誰かのために抱く愛・・・その愛は強く永遠だ」
Phu「パパ!」
戻ってきたTulに抱きつくPhupha。
Phu「会いたかったよ。。。」
Tul「パパもだよ・・」
父子のハグを黙ってみていたTinが立ち上がり、リビングを出ていこうとする。
Tul「ありがとうな、Tin」
Tin「なんのこと?」
Tul「俺の愛する息子の面倒をみてくれてた・・・」
なにも応えず、2階にあがっていくTin。
兄ちゃん、なにか、あるよね。。。絶対。
Phuphaに、「もう、なにか食べたのか?」と優しく訊ねるTul。
「うん」と頷くPhupha。
~Tinの部屋~
入ってくるなり、ソファに座り、脱力するTin。
手で顔を覆う。。。
兄との確執に加え、あんなふうに、愛し愛される親子の姿をまともに見て・・・自分との違いを思い知ってるって感じね。
ゆっくりと目を開き、ふと、脳裏に浮かんだのは・・・・
車の前に飛び出してきたCanの姿。
Tin「なんで、突然、アイツのことを考えたんだ?・・・・・」
Tin「そうか、わかったぞ。あいつ、5歳児みたいなんだな」
この笑顔。
家族の中で、唯一、甥っ子のPhuphaの存在に心が癒されてるTinは、Canの中に、同じものを見いだしたのね。。。
携帯を取り出すTin。
Tin「もしもし、調べてもらいことがある・・・・」
なにを思いついたのかな・・・?
★【Ep 03】2/4 雑感★
今までは、こうして家の中で、兄と葛藤しても、ただひたすら、イライラと自分をもて余していたTinだったのに、Canの存在が確実にその不快感を消し去り、自分を癒すことに気づいちゃったね。
強いように見えて、コンプレックスの塊なTinにとって、このあたりから、次第に、そして、確実に、Canのことがなくてはならない存在になっていくのです。
やっぱり、時間をかけて、心理を丁寧に追う方がこの辺の心の動きは分かりやすいと思ったのかな?>制作陣
ま、『LBC』でも十分伝わってたけどね。。
でもね、Canは、Tinの心の闇を放っておけなかったり、自分の過ちをゆるしてほしいと、あんなに必死になるのに、Tinがなぜ自分にキスしたのかは、面と向かっては追及しなかったよね。。。
気になってないはずないのにな・・・(笑)
かわいい奴・・・(笑)



































