『LBC』に出演されてるママたちって、三者三様だけど、みんな素敵♪
無茶苦茶、ネタバレしまくってます。OKの方のみ、おすすみください。
4分割しています。
前半未読のかたは、こちらからどうぞ
『Love by chance』
【Ep.08】 (3/4)
~Aeの寮の正面玄関~
少し緊張しながら、車の中で待っているPete。
出て来たAeが、助手席の窓をノックすると、ウィンドウを下げる。
Ae「どのくらい待ってたんだ? ショッピングモールで会おうって言ってたのに・・・」
Pete「平気です。どっちにしろ、この寮は通り道でしたから・・・」
そのまま、Aeを見て、意識してしまうPete。
自分の服装を見まわすAe。
Ae「何を見てるんだ?この服、お前からみたら、変なのかな?でも、これが俺の精一杯ってところだ。なにしろ、俺はイケメンでもないし、、そうだろ?」
Pete「僕は・・・Aeに知ってほしいです。今日のAe・・・すごくかっこいいって。」
そうなのよ、2年後のAeがどれだけ、化けてきたか・・・って思ったら、この時点で大元は形成されてるってことよ。
笑いながら、助手席のドアを開けるAe。
Aeを見るだけで、微笑み、うつむいてしまうPete。
Ae「自分で褒めたくせに、そんなふうに照れるなよ。」
Pete「はい・・・」
Ae「俺まで恥ずかしくなるだろ。さぁ、行こうか」
Pete「はい・・・」
Ae「N'Yimの誕生日のプレゼントを探しにいかないとな・・・」
※ 本来、年下の人を呼ぶ際には、こんな風に、名前の前に、N'を、同い年には、Aiを付けます。
すみません、P'以外、いつもはほとんど、省略してます。
~ショッピングモール~
ああ、お店の名前でした。
いい時代だなぁってつくづく思います。
海外のお店でも検索すれば、大抵、出てくるし・・・(笑)
サイアムスクエアにある、キャラクターのフィギュアやグッズが置いてある専門店っぽいです。。
棚に飾られた、様々なキャラクターのフィギュアを、かじりつくように熱心に見ているPete。
Pete「Ae、これなんかどうですか?」
Ae「これは、イムにはまだ早いよ。」
Pete「だったら、これは?」
Ae「お前に言うのを忘れてたけど、兄さんはもう、イムに、プレゼントとして自転車を買って用意してあるんだ。でも、お前が楽しそうに見てるから、止めたくなかったんだよ」
Pete「だったら、僕もプレゼントを買ってもいいですか?」
Ae「いや、お前には、金を使わせられないよ」
Pete「でも・・・僕も、イムちゃんになにかあげたいです」
Ae「だったら・・・お前が選んでくれないか、でも、それを二人で買おう。」
Pete「どうしてですか?」
Ae「だって、俺たちは恋人同士だろ。俺たちからって一つのプレゼントで十分だよ」
微笑みあう二人。
なぜに、こんなに可愛いことを言っちゃうの?
買い物を終え、店の外に出て来た二人。
初々しいデートって感じ、するねぇ。
Ae「お前も、イムに会いたいか?」
Pete「一緒に行ってもいいんですか?」
Ae「もちろんだよ、なんでダメなんだ?」
Pete「じゃ、行きたいです。写真でもすっごく可愛かったし、直接、イムちゃんに会ってみたかったんです。」
嬉しそうに、はしゃぐPete。
Ae「時々、お前って、すごく子供っぽく見えるな・・」
Pete「すみません。。こんな僕みたいな子供の面倒を見させてしまって・・・」
しょげるPete。
Ae「なんで、謝るんだよ。いいことじゃないか・・・。お前の別の面を俺に見せてくれてるってことだろ。」
Pete「こういう僕のことも、Aeに知ってほしいです」
Ae「俺に心を開いてくれてるって感じがしてうれしいよ」
ほんと、こういうところ、言うことがいちいちおじさんみたい老成してるよね、Aeって(笑)
Ae「気づいてるか?お前は、俺を嫉妬させた最初の人間なんだぞ」
Pete「僕が最初・・・?」
Ae「お前は、俺にとって、とってもたくさんの“はじめて”の相手だ」
そういって、少しだけ、Peteに近づくAe。
Ae「こんなふうに、他人の頬を触ったのもお前が初めてだし、こうして、髪を撫でたのもお前が最初だ。それに、お前は・・・・俺のファーストキスの相手だしな。」
Peteの顎に触れた手で、唇まで触ってる。。。
お店の前ですけど。。。
Ae「俺が誰かと付き合ったのも最初だ。。」
そして、Peteの耳元に、「それに、たぶん、俺の初めての相手も・・・おまえだよ」
そうなんです。先日も白状しましたが、ここで、この台詞にぶち当たるに至るまで、私、てっきり、この二人は、激情に駆られてロッカールームでやっ〇ゃったと思ってました。。。(苦笑)
ほんと、ごめんなさい。。
Ae「さ、イムに会いにいこうぜ」
Pete「はい・・」
~Aeの実家に到着~
場所はわからないですが、バンコクから1時間くらいのところらしいです。
静かに、お店兼自宅の前の道に車を止めるPete。
なかなか、車から降りないPeteに、声をかけるAe。
Ae「どうしたんだよ? 怖がるなって。俺の両親は怖くないぞ。。」
Pete「ちょっと・・・緊張しちゃって。。。」
Ae「いいから降りろ。心配するな。」
Pete「はい・・・」
恐る恐る車から降りるPete。
Ae「母さん、帰ったよ。」
Aeママ「ああ、Aeなの。ね、手伝って。ちょっと急いでるのよ。」
テーブルの上に野菜を置くママ。
そこに、「こんにちは」と挨拶しながら、Peteも近寄ってくる。
不思議そうなママ。
Aeママ「ああ・・・こんにちは・・・。あなたの友達?」
Aeに目で訊ねると、頷いてみせるAe。
ちゃんと、紹介してあげなきゃ・・・Aeったら。
Aeママ「へぇ~、あなたの友達はみんな、ハンサムさでは、あなたを圧倒的に上回るわよね。ねぇ・・・あなたよりイケメンじゃない子なんているの?」
お母さん・・・あなたの息子がどれほどイケメンなのか、気づかせてあげたい!
Ae「それって、母さんのせいだろ。母さんが俺に、ほとんど(ハンサム要素を)くれなかったってことじゃん。」
Aeママ「ふふ、それもそうね。さ、もういいから、手伝って。。。父さんはお寺に、あなたの姪を連れてったのよ。まだ、帰ってきてないわ。・・・あら、あんまりよくないわね。取り除かないと・・・。」
話をしながらも、野菜の状態を確認するママ。
Aeママ「ええっと、お名前は?」
Pete「Peteと言います」
Aeママ「Peteね・・・。じゃ、Pete、麺の分け方、知ってる?」
Pete「麺の分け方・・・?」
人生初ワードです。
困ったように、Aeを見たり、ママを見たりするPete。
Aeママ「私の代わりにお願いね」
ぽんと、袋ごと渡すママ。
Aeママ「(Aeに)あと、こっちの準備も手伝ってね。この野菜、悪い部分は捨てちゃって。私は、キッチンで、注文を受けた料理を作らないと・・・。お待たせしちゃってるのよ。わかったわね?」
Ae「わかったよ」
Pete「はい・・・」
麺の袋を手に持ち、じ~と見つめ、戸惑いを隠せないPete。
~Aeの部屋~
トレイに氷を乗せて、部屋に入ってくるAe。
Ae「悪いな。この部屋、エアコンがなくて・・・。今日は、くそ熱いな」
扇風機の前に、氷を置くAe。
ベッドに腰かけているPeteの隣に座るAe。
Pete「平気です。ちょうどいいです」
うん、長そで着てるもんね。暑かったら、まずそれを脱ぐのが先だと思う。。。
Ae「それから、すまなかったな。母さんがお前に仕事を押し付けて・・・。」
Pete「それも全然、平気です。ちょっと面白かったし・・・。麺を分けるなんて、はじめてやりました」
Ae「労働者みたいに働かされた可哀そうなお坊ちゃまだったよな」
Pete「いいえ、本当に面白かったですよ。それに、Aeのお母さんは、僕にとても親切にしてくれました」
Peteの手を取るAe。
Ae「お前の柔らかい手が、ここで手伝いをしたから、台無しになったな。俺が触るときは、いつでも、すごく柔らかいんだよな、俺みたいなガサガサの手とは違って。。」
Pete「でも・・・僕は、Aeの手が大好きです。この手で、家族を手伝い、この手で、ほかの人を助けて・・・この手は何でもできる手です」
Ae「ほめすぎだ。」
Pete「そんなことありません」
またまた、嬉し恥ずかし・・・な雰囲気になっちゃう二人。
Ae「Pete・・・」
徐々に、Peteに近寄るAe。
Pete「Ae、お母さんが下にいるんですよ」
何をされるか、おわかりなのね・・・(/ω\)
Ae「わかってる。でも、俺、お前を抱きたいんだ。どうすりゃいいんだよ?」
必殺必中、Peteの秘技:上目遣い。
そう言われても・・・やっぱり、自分もその気だとは言いづらいよね(笑)
ひゃん、ベッドにそのまま、Peteを押し倒したわ。。
まじで、する気?
Ae「お前のことばっかり考え続けてて、ごめん。」
それは、もう、妄想の中で、いろんなことをしちゃってるっていうお詫び?
Ae「我慢できないんだ・・・。もう、どうしたらいいのかわからない。。」
Pete「僕も・・・Aeのことが恋しくてたまりません」
ほとんど、同意の表情(笑)
Peteのシャツの裾に手を入れるAe。
その時・・「Aeおじちゃん、Aeおじちゃ~ん」
イムの声が聞こえるや否や、ギクッとして、ベッドから、飛び起きる二人。
イムが入室してきました。。。
イム「Aeおじちゃ~ん」
ベッドの上に座っているPeteを見て、びっくりするイム。
イム「おじちゃん、この人だれ?」
Ae「Peteおじさんだよ。」
動揺して、声が若干震え気味なのをごまかしながら、イムを抱っこするAe(笑)
Ae「Aeおじさんの友達だよ。覚えてないか?イムがほっぺにキスさせてくれないなら、代わりに、こいつのほっぺにキスするぞって言ったこと・・・」
イム「そんなことしたら、だめだよ」
思わず、笑ってしまうPete。
Ae「さぁ、彼になんて言うんだっけ?」
イム「こんにちは」 ← イムはまだ、小さいので、「トゥ~カ~ เธอ ค่ะ」って言ってるみたいです。
Pete「こんにちは」
Ae「ところで、何しにきたんだ?なんで、この部屋にずっといるんだ?」
イム「一緒に来てよ、おじちゃん」
Ae「あとで行ってもいいかな? イムは先に行ってて」
イム「Peteおじちゃんもね?」
誘うのを忘れないイム、おりこうさん。
Pete「ええ」
※ Peteが、イムちゃんに女性言葉でお返事をしたのは、まだ、小さなイムちゃんを相手に、やさしく親しみやすいように、合わせてあげたってことのようです。
Ae「おじさんは、Peteおじさんと一緒に降りていくよ、いいね?」
言われたとおり、部屋を出ようとするイムちゃんを呼び止めるAe。
Ae「ちょっと待って。 まず、おじさんにチュ~させて。もう一回・・・」
イムが部屋のドアを閉めると同時に、深く息を吐くAe。
ギリギリセーフ(笑)
思わず、笑ってしまう二人。
照れ隠しに、氷食べるか?と、進めちゃうAe。
Pete「いえ、大丈夫ですよ、Ae」
氷のしずくが、Peteの服に落ちてしまい、慌てて、拭こうとするAe。
Ae「お前のところに、落ちちゃったよ」
Pete「平気ですって」
ごまかすように、氷を飲み込むAeを、こんな一面もあるのか、と楽しそうに見ているPete。
こういう何気ない一コマが、実は、どんなラブシーンよりも、ぐっときちゃうことって、よくあります。。
~イムのお誕生日会~
といっても、とうぜん 、家族のお祝いですけど。(笑)
「ハッピバースディトゥユ~・・・ハッピバースディトゥユ~・・・♪」
確かに、バースディソングなんだけど、日本の節回しより、ゆったりしてるんですよね♪
家族みんなでお祝いの歌を歌う中、ろうそくをともしたケーキを持って入ってくるAeと、プレゼントのぬいぐるみを持ったPeteがあとに続く。
なんとか、火を突き消せたイムちゃんに、みんな拍手。
ろうそく7本あるけど、7歳?
タイは、本数はあまり関係ないのかな?
Pete「イムちゃん、これはプレゼントですよ」
くまのぬいぐるみを渡すPete。
イムパパ「わ~、まず、お礼を言おうね」
イムちゃん「ありがとう」
イムパパ「抱っこして、抱っこして、抱っこして。」
みんな口々に、イムちゃんに声をかける。
お菓子を食べさせあったり、Peteのほっぺにチュウするイムちゃん。
イムちゃんって、絶対、Peteが好きだわ(笑)
抱っこされてる感じがAeの時より、自然だもん。
ほとんど、イムちゃんと扱いが同じ(笑)
楽しそうなPete。
このはしゃいだ感じが、こうやって、3世代家族での食事とか、家族内のパーティとか初めてってことを強調しているのかな?
夜、家の前に出て来たAeとPete。
Ae「今日はありがとうな。こんなに遅くに家に戻すことになって、悪かったよ。イムがお前が帰るのを嫌がって、泣きすがったからな。。」
Pete「僕のほうこそ、お礼を言わないと・・・。Aeの家族に紹介してくれたこと、本当に幸せでした」
Ae「でも、俺の事、怒ってないのか? 俺たちのこと、話さなかっただろ」
Pete「全然そんなことありません。このことを家族に話すことは、そう簡単なことじゃありません。僕は、よくわかってます」
そのことを乗り越えたのも、Aeとの出会いがあったからだものね。
Ae「でも、俺はお前がそうしてほしいのなら、家族に話すよ」
Pete「ありがとうございます、Ae。その言葉だけで、十分幸せです」
このAeとPeteの会話を、どれほど多くの人たちが、交わしているのかな、と思ってしまいます。
Ae「運転、気をつけろよ」
Pete「はい・・・」
運転席のドアをあけてあげるAe。
Ae「本当に、今日はありがとう。引っ越しの日は、手伝うよ」
Pete「はい、Ae」
運転席に乗り込むPete。
微笑みながら見送るAe。
~Peteの自室~
お休み前の日記のお時間です。
タイ文字は全くわかりませんが、この筆跡を見て、男の子が書いた文字だと言い当てる自信はありません(笑)
知ってますか?Ae。
さっき、Aeが僕たちのことを家族に話すと言ったこと・・・驚くと同時に、とても幸せになりました。
いつも僕の気持ちを気にかけてくれて・・・ありがとう、Ae。
満面の笑顔を浮かべるPete。
★【Ep 08】3/4 雑感★
とにかく、双方、肝心なところでは、Shyに転ずる二人ですが、お互い、恋人だと言い聞かせるかの如く、自覚していく様が初々しい。
単なる仲のよい男の子の“ともだち同士”とは言えない、ちゃんと恋愛風味を含んだ空気感を、この二人は、本当にナチュラルに見せてくれます。
二人でいることがどんどん当たり前になって、馴染んできてる感じが出てきましたよね。
本当に、“はじめてづくし”の初恋って感じを醸し出しつつ、突如、抑えがきかなくなったと言い出したAe。(苦笑)
やっぱり、自分の部屋って、テリトリーなのかな。。。
BLドラマに限ったことではないと思いますが、ベッドインしてからも、攻め受け共に、セクシーな体を見せ続けるというお仕事があるので、通常のラブシーンのように行為そのものに移っていかないケースも多いのだとか。
片手だけで、不安定なベッドの上で、長時間、会話を続けたりすることも多くて、この体勢を保つのが大変なんだって。。。
プルプルするわけにいかないって、P'Mewが、鍛えに鍛えまくってた(笑)
今回は、肌色シーンではありませんが、Aeの力をこめた握りこぶしを見て、ふと、そんなことを思い出しました。。。